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30年以上前、ミラノに赴任していたことがあり、退職後センチメンタルジャーニーを計画。<br />夫婦でゆったりイタリア旅行に出かけました。<br />赴任当時は小さな子供が2人一緒でした。帰国後3人目の子供が誕生したため、その子は4人のイタリア話についてこれず、いつか行ってみたいと言っていたので、今回一緒にいくことになりました。<br />正確には都合3人の家族旅行です。<br /><br />旅行全体は、大手旅行社のちょっと豪華版ツアー。<br />フライトはLHのビジネスクラス。フランクフルトで乗り継ぎの往復です。<br /><br />ツアーでは、住んでいたミラノ、ベネチア、フィレンツェ、そしてローマと定番都市をバスや高速特急列車(フレッチャロッサ)で回り、きわめて完成度の高い満足の行く旅行となりました。<br />イタリアに住んでいたころは、日本からの来客にあちこち随行し、クルマやガイドさんやレストランの手配をする日々でしたから、こんなに楽な気持ちで回ったのは初めて。<br /><br />ミラノでは、かつて住んでいたところを訪問。全く変わっていないマンションの前で写真を撮り、子供が通っていたミラノ市立の幼稚園の前でも記念写真を撮ることができ、まさにセンチメンタルジャーニーが実現しました。<br />団全体がミラノの市内観光をしている間、タクシーを拾い、遠い思い出を訪ねての夢のような時間でした。<br /><br />旅行を計画してしばらくしたころ、せっかくイタリアに行くのだから、赴任当時行けなかったトリエステに行ってみようと奥さんのシモーナさんが言い出しました。実は、シモーナさんは、ミラノに住んでいた時にイタリア語を習っており、使っていた教科書がトリエステや、かつてイタリア領土で現在はスロベニアになっているコーペル周辺を舞台にしたものだったので、一度行ってみたいと思っていたらしいのです。<br /><br />そこで、昔取った杵柄ではありませんが、今回の旅行でトリエステに一番近いベネチアで車を借り、軽くドライブしようと思い立ったのです。旅行社は、70歳に近い老夫婦が外国で車を運転することに反対のようでしたが、規定上断ることもできず、ベネチアのハーツでレンタカーを予約してくれました。外国で運転するための国際運転免許証も警察で入手し、なんだか少しわくわくしたものです。ただ、旅行社の担当の方はずっと心配そうで、旅行が終わって帰ってきたその日に、シモーナさんにいかがでしたかと電話をくれるほどでした。<br /><br />パオロ君(私)は、イタリアが右側運転であること、大型だとマニュアル車しかなさそうだということ、スロベニアの高速道路事情がよく分からないことなど、旅行社の心配ももっともだとは思いながら、かつてブリュッセルからミラノまで1500キロを1日で走ったことや、バルセロナでクルマの窓ガラスを粉みじんにされた後1200キロを走破してミラノへ帰ったことなど、あんまり役に立たない独りよがり勲章を掲げて、まぁどーってことないと軽い気持ちでいたのです。<br /><br />ベネチアで車を借りた当日は土曜日で、ハーツの担当者はわずか2人。<br />そこへ各国の観光客が押し寄せて朝からハーツ前には行列ができています。<br />いきなりゆったり気分からイタリア人と交渉する外人気分にスイッチ。なかなか通じないイタリア語でなんとかコミュニケーションしながら、ようやく車が用意される段取りになりましたが、待てど暮らせどクルマが来ない。そりゃ2人しかいないのだから、10階建ての駐車場に取りに行くだけでも時間がかかります。<br />近くのバールでコーヒーを飲んでトイレに行き、ハーツに戻ったころ、やっと車が来ました。<br /><br />なお、ベネチアはご存じのように、クルマは街に入れません。<br />ホテルから車の入れるローマ広場までは船で行くことになります。<br />パオロ君ご一行は、朝から疲れたくないので、ホテルからボートタクシーを利用しました。<br />サンマルコ広場からローマ広場まで約10分、65ユーロでした。<br /><br />クルマを借りる段になったのですが、ハーツからは、クルマについて何の説明もない。まぁそんなところだろうとは予想していましたが、今思えば、これが躓きの一歩でした。<br />今のクルマは、カギを持っていればボタンを押すだけでスタートするスマートさですが、何しろ初めて乗る車なのでその程度のこともよく勝手がわからない。車種は、日本でも時々走っているフィアット500X。いわゆるチンクエチェントの大型版です。マニュアル車なのに、あれこれ電子化されていてかえってドライバーを混乱させます。<br />今日一日、この車で約200キロはあろうかというスロベニアまで往復できるのでしょうか?<br />ローにギアを入れ、いよいよ30年ぶりの半クラッチスタートです。(続く)

ベネチア~トリエステ~スロベニア・イーゾラ アブナイ日帰りドライブ(その1)

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2017/10/07 - 2017/10/07

82位(同エリア118件中)

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パオロ

パオロさん

30年以上前、ミラノに赴任していたことがあり、退職後センチメンタルジャーニーを計画。
夫婦でゆったりイタリア旅行に出かけました。
赴任当時は小さな子供が2人一緒でした。帰国後3人目の子供が誕生したため、その子は4人のイタリア話についてこれず、いつか行ってみたいと言っていたので、今回一緒にいくことになりました。
正確には都合3人の家族旅行です。

旅行全体は、大手旅行社のちょっと豪華版ツアー。
フライトはLHのビジネスクラス。フランクフルトで乗り継ぎの往復です。

ツアーでは、住んでいたミラノ、ベネチア、フィレンツェ、そしてローマと定番都市をバスや高速特急列車(フレッチャロッサ)で回り、きわめて完成度の高い満足の行く旅行となりました。
イタリアに住んでいたころは、日本からの来客にあちこち随行し、クルマやガイドさんやレストランの手配をする日々でしたから、こんなに楽な気持ちで回ったのは初めて。

ミラノでは、かつて住んでいたところを訪問。全く変わっていないマンションの前で写真を撮り、子供が通っていたミラノ市立の幼稚園の前でも記念写真を撮ることができ、まさにセンチメンタルジャーニーが実現しました。
団全体がミラノの市内観光をしている間、タクシーを拾い、遠い思い出を訪ねての夢のような時間でした。

旅行を計画してしばらくしたころ、せっかくイタリアに行くのだから、赴任当時行けなかったトリエステに行ってみようと奥さんのシモーナさんが言い出しました。実は、シモーナさんは、ミラノに住んでいた時にイタリア語を習っており、使っていた教科書がトリエステや、かつてイタリア領土で現在はスロベニアになっているコーペル周辺を舞台にしたものだったので、一度行ってみたいと思っていたらしいのです。

そこで、昔取った杵柄ではありませんが、今回の旅行でトリエステに一番近いベネチアで車を借り、軽くドライブしようと思い立ったのです。旅行社は、70歳に近い老夫婦が外国で車を運転することに反対のようでしたが、規定上断ることもできず、ベネチアのハーツでレンタカーを予約してくれました。外国で運転するための国際運転免許証も警察で入手し、なんだか少しわくわくしたものです。ただ、旅行社の担当の方はずっと心配そうで、旅行が終わって帰ってきたその日に、シモーナさんにいかがでしたかと電話をくれるほどでした。

パオロ君(私)は、イタリアが右側運転であること、大型だとマニュアル車しかなさそうだということ、スロベニアの高速道路事情がよく分からないことなど、旅行社の心配ももっともだとは思いながら、かつてブリュッセルからミラノまで1500キロを1日で走ったことや、バルセロナでクルマの窓ガラスを粉みじんにされた後1200キロを走破してミラノへ帰ったことなど、あんまり役に立たない独りよがり勲章を掲げて、まぁどーってことないと軽い気持ちでいたのです。

ベネチアで車を借りた当日は土曜日で、ハーツの担当者はわずか2人。
そこへ各国の観光客が押し寄せて朝からハーツ前には行列ができています。
いきなりゆったり気分からイタリア人と交渉する外人気分にスイッチ。なかなか通じないイタリア語でなんとかコミュニケーションしながら、ようやく車が用意される段取りになりましたが、待てど暮らせどクルマが来ない。そりゃ2人しかいないのだから、10階建ての駐車場に取りに行くだけでも時間がかかります。
近くのバールでコーヒーを飲んでトイレに行き、ハーツに戻ったころ、やっと車が来ました。

なお、ベネチアはご存じのように、クルマは街に入れません。
ホテルから車の入れるローマ広場までは船で行くことになります。
パオロ君ご一行は、朝から疲れたくないので、ホテルからボートタクシーを利用しました。
サンマルコ広場からローマ広場まで約10分、65ユーロでした。

クルマを借りる段になったのですが、ハーツからは、クルマについて何の説明もない。まぁそんなところだろうとは予想していましたが、今思えば、これが躓きの一歩でした。
今のクルマは、カギを持っていればボタンを押すだけでスタートするスマートさですが、何しろ初めて乗る車なのでその程度のこともよく勝手がわからない。車種は、日本でも時々走っているフィアット500X。いわゆるチンクエチェントの大型版です。マニュアル車なのに、あれこれ電子化されていてかえってドライバーを混乱させます。
今日一日、この車で約200キロはあろうかというスロベニアまで往復できるのでしょうか?
ローにギアを入れ、いよいよ30年ぶりの半クラッチスタートです。(続く)

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
4.0
グルメ
4.5
ショッピング
5.0
交通
4.5
同行者
家族旅行
一人あたり費用
50万円 - 100万円
交通手段
鉄道 高速・路線バス 観光バス レンタカー
航空会社
ルフトハンザドイツ航空
旅行の手配内容
ツアー(添乗員同行あり)
  • 黄昏のミラノ・リナーテ空港<br />フランクフルトからアルプスを越えて約1時間で到着

    黄昏のミラノ・リナーテ空港
    フランクフルトからアルプスを越えて約1時間で到着

  • パオロ君が30年前に家族とともに暮したマンション。ミラノ中心部から車で約10分の便利なところでした。外観も玄関先のエレベータなども全く変わっていない。

    パオロ君が30年前に家族とともに暮したマンション。ミラノ中心部から車で約10分の便利なところでした。外観も玄関先のエレベータなども全く変わっていない。

  • パオロ君の娘が通っていたミラノ市立幼稚園。ここも全く変わりなし。<br />パオロ君と奥さんのシモーナさんが思い出話。<br />シモーナさんも毎日娘を送って、授業が終わるまでそばで待機させられました。<br />その間、給食や掃除のおばさんらと話をして、少しずつイタリア語を覚えたそうです。<br />

    パオロ君の娘が通っていたミラノ市立幼稚園。ここも全く変わりなし。
    パオロ君と奥さんのシモーナさんが思い出話。
    シモーナさんも毎日娘を送って、授業が終わるまでそばで待機させられました。
    その間、給食や掃除のおばさんらと話をして、少しずつイタリア語を覚えたそうです。

  • シモーナさんが毎日買物に行っていたマンション近くのスーパー。<br />外装は変わったものの、店の名前は同じ。<br />内部の配置もほとんど変わっていなかった。

    シモーナさんが毎日買物に行っていたマンション近くのスーパー。
    外装は変わったものの、店の名前は同じ。
    内部の配置もほとんど変わっていなかった。

  • ミラノ大聖堂屋上から俯瞰するドゥオモ広場。<br />お向かいのビル壁面いっぱいにあった日本企業の広告が一切なくなっていて、ここでは時代の移り変わりを感じる。

    ミラノ大聖堂屋上から俯瞰するドゥオモ広場。
    お向かいのビル壁面いっぱいにあった日本企業の広告が一切なくなっていて、ここでは時代の移り変わりを感じる。

  • パオロ君のかつての勤務先のビル。<br />外装はやり替えているが、窓の配置など基本的には全く変わりなし。<br />1階のバールも名称は変わったが、あいかわらずのんびりバールとして営業。

    パオロ君のかつての勤務先のビル。
    外装はやり替えているが、窓の配置など基本的には全く変わりなし。
    1階のバールも名称は変わったが、あいかわらずのんびりバールとして営業。

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