富士山トレインごてんば号と富士登山電車

2017/10/09 - 2017/10/09

10/9(祝)、三連休最終日の今日、御殿場駅周辺で開催されている「御殿場線祭り」と「さわやかウォーキング」に合わせて小田急電鉄とJR東海が共同運行した「富士山トレインごてんば号」に乗車し、御殿場へ。
その後、富士山駅を経て富士急行に乗車、更に数少ない国鉄型特急に乗車するといった乗り鉄三昧の1日となりました。

エリア 富士吉田(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JR特急 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

おはようございます！
今日も朝から日帰り旅行に行ってきます！

日野駅 駅

一気に新宿駅までやってきました。
久々に小田急ロマンスカーに乗ります。

次に乗るのは、8:40発の御殿場行きです。
「臨時特急」という表示になっていますが、「富士山トレインごてんば」という立派な名前がついています。

新宿駅 駅

一本前に発車する「はこね71号」となるLSEが入線してきました。
このロマンスカーは本厚木を7:36に発車した「さがみ66号」です。

やっぱりLSEはカッコいいネ！

新宿駅 駅

ほぼ満席の状態で「はこね71号」が新宿を出発していきました。
乗車位置のディスプレイには「富士山トレインごてんば号」の乗車位置が表示されています。

新宿駅 駅

発車5分ほど前に「富士山トレインごてんば号」が入線してきました。
小田急ロマンスカー60000系MSEの6両編成です。

小田急線内の運用はもちろん、「あさぎり号」としてJR御殿場線に乗り入れ御殿場に行ったり、東京メトロ千代田線への乗り入れ運用もこなすオールマイティーな車両です。

新宿駅 駅

所定の位置に停車しました。
それでは乗り込みます。
ちなみにMSEは初乗車です！

新宿駅 駅

席はこんな感じです。
間に肘掛けはありません。
電源コンセントもありません。
（※御殿場駅降車時にサッと撮影）

小田急ロマンスカー 乗り物

前の席の背もたれ部分です。
背面テーブルはありませんが、肘掛けの中に折り畳みテーブルが隠されています。

小田急ロマンスカー 乗り物

前の席との間隔もゆったりしています。

小田急ロマンスカー 乗り物

秦野駅で御殿場駅を9時ちょうどに出た「あさぎり2号」とすれ違います。

秦野駅 駅

少し見づらいですが、60000系MSEは2009年ブルーリボン賞を受賞しています。

小田急ロマンスカー 乗り物

新松田駅手前でJR御殿場線への短絡線を使い、JR松田駅に到着しました。
ここで7分ほどの停車時間があります。

松田駅 駅

停車時間にサクッと撮影開始。
行き先表示のところは、LEDタイプの強みを生かし「☆富士山ごてんば☆」と表示されています。
「臨時」という表示より全然いいですね。

松田駅 駅

それでは先頭車両を改めて撮影。
やはり人だかりはスゴい…

松田駅 駅

別の角度からもう一枚。
この駅で小田急からJR東海の乗務員と交代になります。

松田駅 駅

松田駅を発車してすぐ、記念乗車証が配布されました。
表側は新宿を出発し、富士山のふもと御殿場にMSEが向かう中々良いデザインです。

裏面は停車駅になっています。
この記念乗車証は、松田駅までに下車される人には配布されません。

少し見づらいですが、富士山らしき姿を捉えました。

新宿駅から約1時間46分、御殿場駅に到着しました。

御殿場駅 駅

側線にはこの日に合わせてJR東海で運転された「快速さわやかウォーキング号」が一足先に休んでいました。

御殿場駅 駅

ヘッドマークを拡大。。拡大しきれていない。。。

御殿場駅 駅

隣のホームには、10:30発沼津行きが停車中。
「富士山トレインごてんば号」から乗り継いだ人はいたのでしょうか？

御殿場駅 駅

「富士山トレインごてんば号」を共同運行した小田急電鉄とJR東海の乗務員さん達が一堂に揃った状態で撮影会になりました。

普段、小田急電鉄の乗務員が御殿場駅まで来ることはありません。

御殿場駅 駅

かなりはしょりました。
一気に富士急行の下吉田駅です。

実は…
御殿場駅から河口湖駅行きの路線バスに乗ったんですが、途中で交通渋滞にはまり、定刻より20分程度の遅れとなってしまい…。
富士急行の富士山駅に着いたのが、乗車予定列車の発車2分前ということで、ゆっくり撮影どころではありませんでした。。

下吉田駅 駅

大急ぎで乗った大月行きを撮影。
元JR東日本の205系を水戸岡マジックで改造した6000系でした。

下吉田駅 駅

この後、ある場所に行きますがその前に駅舎の撮影と、次に乗る列車の切符を引き取ります。

下吉田駅 駅

次に乗るのは、「富士登山電車4号」です。
富士急行には「フジサン特急」「富士山ビュー特急」と人気列車もあるのですが、時間が合わないため、以前から気になっていた「富士登山電車」に乗車します。

富士急行 富士登山電車 乗り物

下吉田駅で下車した理由の一つは、ブルートレインや初代フジサン特急が保存されているのを見学できるからです。

これから「富士登山電車」に乗るので、ブルートレインテラスは無料で入れます。
乗車券がない方は100円で入場できます。
ただし、ブルートレインの車内は土休日しか入れません。
あと、毎月第一月曜日はお休みです。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

ブルートレインテラスの入場証は、硬券になっています。

まず出迎えてくれたのは、「スハネフ14-20」。
B寝台車です。
ヘッドマークは「富士」になっています。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

以前は「寝台特急 北陸」で使用されていましたが、下吉田ブルートレインテラスで保存が決まり、ヘッドマークを「富士」にして保存されることになりました。

ちなみに自分は、現役時代の「富士」には乗車したことがありません。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

B寝台の入口です。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

行き先表示が「特急富士 西鹿児島(日豊線経由)」となっています。
西鹿児島という駅名は、九州新幹線開業時に「鹿児島中央」に改められたので、現存していません。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

「スハネフ14 20」のロゴをアップ。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

貫通扉から外を撮影。
夜とかは後ろに流れていく景色が良かったのでしょうね。
今は、この場所から動くことはありません。
少し寂しいですね。。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

B寝台車の中に入りました。
空調が全く効いていないので、車内は暑いです。。
駅員さんにも言われましたが。。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

撮影の向きを縦向きにしてみました。
2段ベッドになっています。
これがブルートレインのB寝台！

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

上段に上がるハシゴがセットされた状態の寝台もあります。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

撮影してよいか迷いましたが、トイレは和式です。
この部分は古さを感じます。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

こちらは洗面台。
2つついているので、2人で同時に使うことができます。
当然、今は使えません。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

先ほどの和式トレイの横にはもう一つトイレがついています。
こちらも和式です。
当然、現在は使用禁止です。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

昔、新幹線の0系にもあった冷水器です。
繰り返しですが、現在は使えません。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

この時間は自分以外にブルートレインには誰もいなかったので、通路にある折り畳み椅子を出して撮影してみました。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

上段部分を撮影。
電気がついていないので、暗いです。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

下段から外を撮影。
動いていないので、目の前の建物はそのままです。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

ブルートレインの横には、元JR169系のカットモデルが湘南色に塗り替えられて保存されています。
初代フジサン特急の部品取り用として三鷹電車区から導入されましたが、初代フジサン特急の引退と一緒に保存されることになりました。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

初代フジサン特急2000系と再会です。

大学時代、河口湖のセミナーハウスに行く時に大月から河口湖まで乗りました。
それ以降乗る機会がないまま、引退してしまいましたが、綺麗な姿で保存されていて良かったです。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

フジサン特急のロゴをアップ。

下吉田駅 ブルートレインテラス 名所・史跡

ちょうどお昼時なので、下吉田駅に併設された「下吉田倶楽部」というカフェでお昼にします。

下吉田駅 駅

冷たい下吉田そばです。
10月なのに今日は結構暑かったです。

下吉田駅 駅

冷たい下吉田そばと合わせて、「フジヤマサイダー」も注文しました。

下吉田駅 駅

お昼を食べ終えた頃、河口湖方面から列車がやってきました。
2016（平成28）年8月に登場した、マッターホルン・ゴッタルド鉄道をイメージしたラッピング車両です。
富士急行とスイスのマッターホルン・ゴッタルド鉄道が姉妹鉄道提携を結んで25周年になることを記念した車両になります。

下吉田駅 駅

大月方面からは、2代目フジサン特急がやってきました。
元小田急20000系RSEです。
午前中に乗車してきた「富士山トレインごてんば号」で使用されたMSEの兄貴分になります。

下吉田駅 駅

富士登山電車に乗車するので、ホームにやってきました。
ちなみに富士登山電車に乗るのは自分だけでした。

改めてホームからブルートレインを撮影。

下吉田駅 駅

待合室も他の駅とは違って、凝ったデザインになっています。

下吉田駅 駅

いよいよ富士登山電車に乗ります。
（これは車内に置かれていたパンフレットです）

富士急行 富士登山電車 乗り物

懐かしの再会第二弾です。
色は赤っぽくなったけど、昔よく乗っていたアイツだ！

富士急行 富士登山電車 乗り物

元京王5000系です。
自分の中で一番馴染みのある名車です。
これも6000系と同様、水戸岡マジックで華麗に変身しました。

富士急行 富士登山電車 乗り物

富士登山電車は2両編成で、乗車には先述した乗車整理券が必要です。
乗車整理券なので、好きな席に座ってOKです。
先頭車両（2号車 青富士）はやはり混んでいたので、後ろの車両（1号車 赤富士）に移動。
写真のソファ席を独り占めすることに成功！

京王5000系の時には2人掛けの座席がありました。

富士急行 富士登山電車 乗り物

客室と乗務員室を仕切る窓には素敵なロゴが！

富士急行 富士登山電車 乗り物

下吉田駅を発車し、三つ峠駅へ向かいます。

自分が座っていたソファ席の目の前には、丸窓から富士山や景色を見るための富士見窓です。
富士登山電車にはお子さんも多く乗車していましたが、富士見窓には全く興味がなかったようです。

富士登山電車は、1000系1205編成を改造しています。

富士急行 富士登山電車 乗り物

三つ峠駅でトーマスランド号と行き違いをしました。
先頭車両には、子供用のミニ運転台が設置されていて自由に遊べます。

富士登山電車トーマスランド号 乗り物

改めて富士登山電車を撮影。
富士登山電車は、停車駅で数分程度停車するので、撮影タイムにはピッタリです。

三つ峠駅 駅

車内に記念スタンプが設置してあるので、押してきました。

富士急行 富士登山電車 乗り物

都留市駅で6000系と行き違い。

富士登山電車の車内には木のつり革が付いています。
富士登山電車以外に通常の普通列車として運用されることもあります。

富士急行 富士登山電車 乗り物

大月まであと少し。
田野倉駅で先ほど下吉田駅で撮影したマッターホルン・ゴッタルド鉄道をイメージしたラッピング車両とすれ違いました。

下吉田から45分で大月に到着。
留置線には6000系、隣には富士山ビュー特急が出発準備中でした。

大月駅 駅

別角度からもう一枚。

大月駅 駅

大月駅の富士急行線改札口は鳥居になっています。

大月駅 駅

駅を出て踏切の方に回って撮影。

大月まで乗ってきた富士登山電車は一旦引き上げ線に入って、15:30発の富士登山電車3号として再び河口湖に向かいます。
先に発車する「富士山ビュー特急」が発車してホームが空くまでしばし休憩です。

あとはこのまま帰るだけですが、少し小腹が空いたのでうどんを食べます。
「冷やし茄子明太おろしうどん」です。

いろり庵きらく 大月店 グルメ・レストラン

JRのホームから富士急行線のホームに停車中の1000系を撮影。

元京王5000系のリバイバルカラーを纏った車両もいるはずですが、今回は見かけませんでした。

大月駅 駅

15:02発、特急かいじ114号新宿行きが発車していきました。
指定席は満席、自由席も混雑していました。

大月駅 駅

土休日限定で成田エクスプレスが河口湖まで乗り入れています。
富士山駅から6000系に乗車した際、成田空港から来たこの列車を見かけました。

大月駅 駅

特急かいじ188号新宿行きです。
一般型車両で運転されることを知り、急いで予約しました。
189系M52編成、グレードアップあずさ色でした。

途中、色々なところで撮影している鉄道ファンを多く見かけました。

このまま新宿まで行き、西武線を使って自宅まで帰りました。

大月駅 駅