2017/10/08 - 2017/10/08
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Tam-Kさん
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兵庫県姫路市から北に延びる国道29号線、姫路から北に進むと播州平野から徐々に山間部へと入っていきます。そして、鳥取県との県境戸倉峠を越え、急な下り坂を下ってようやく道がなだらかになり始めた辺り、ここに鳥取県若桜町があります。今回の旅の目的地若桜鉄道は、ここ若桜町にある若桜駅がその終着駅です。
若桜鉄道は、いわゆる3セクのローカル鉄道、若桜町や鳥取県によって運営されている地方鉄道です。この鉄道は、岡山県の美作と鳥取を結ぶJR西日本の因美線郡家駅から出発し、途中7つの駅を通って終点の若桜駅まで、全長19.2Kmを結んでいます。ここを走る列車は、だいたい1両編成の気動車、田舎の田園風景の中をコトコトのんびりと走っています。
この若桜鉄道、今年の夏頃まで一般の公募社長が在籍し、観光など新たな視点での集客の取組みを展開している、いわゆる地方にありながら元気なローカル鉄道でもあります。実はこの夏、兵庫県加西市にあるローカル鉄道、北条鉄道の鉄道シンポジュウムが開催され、ここに若桜鉄道の前社長山田さんがお越しになられました。この時、山田さんからは、若狭鉄道でのユニークな取り組みについて、お話を聞く機会に恵まれました。その中で若桜鉄道には、昭和の時代に当時の国鉄北条線を走っていたというSL、C12167号があます。しかもこのC12167号、今も走行することが可能ということを聞きました。そんなこともあって、是非このSL、C12187号を見てみたい、ということで今回、若狭鉄道を訪ねてみました。
まずは終着駅である若桜駅を訪ね、ここでは構内へ入ってのC12167号を目の前で見たり、C12167号が引くトロッコに乗るなど、C12167に触れたり、乗ったりと、楽しんできました。また、若桜鉄道の途中駅にもより、若桜鉄道で行われている面白い取り組みなどについても拝見させて頂きました。
元気なローカル鉄道、若桜鉄道を一日、ゆっくりと巡ってみました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 自家用車
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C12167
これは、かつての国鉄時代、兵庫県の加古川線や北条線を走っていた蒸気機関車です。退役後は、長らく兵庫県の多可町にて保存されいいましたが、その後若桜鉄道が取得し、今はここにあります。
小ぶりの車体がなかなかかわいい、けど精悍な面持ちのヤツとでも言いましょうか、小さいSLと侮ってきたのですが、いざ目前でその姿を眺めると、なかなかの存在感を持っていました。若桜鉄道 乗り物
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若桜駅
若狭鉄道の終着駅、今日はこの駅の構内にて、C12機関車をじっくりと見てみたいと思います。
木造の平屋建ての駅舎、なかなかローカル鉄道にいい味を感じさせてくれる建物ですね。若桜駅 駅
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駅のホームへ入場券を買って入りました。
かつて、貨物輸送がはなやかざりし頃の名残りともいうべきはかりが、ドント存在感を示しつつ、ホームに置かれていました。
はかりの隣には、かかしが列車町のお客さんのように佇んでいます。 -
駅の構内には目的のSL、C12167号がいます。赤いディーゼル機関車DD16と共に、並んで待機しています。
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ホームの向かいには、列車が何台か止まっていました。
待機中の客車と、その後ろにはブルーの客車があります。 -
この、ブルーの客車、かつてJR四国で走っていた12系客車です。
これは、若桜鉄道のSL、C12167号が若狭鉄道を走る「SL走行社会実験」にて、C12167号に連結される客車です。 -
「SL走行社会実験」というのは、若桜鉄道の営業区間をC12167号が走るために行われる取り組みです。実は、このC12167号は通常のSLのように石炭を焚いて蒸気を発生させて走るのではなく、コンプレッサーから供給される圧縮空気によって走る仕組みになっています。
長年放置されていたSLの窯を焚いて蒸気を発生させて走らせるためには、蒸気を発生させる窯の構造の健全性や安全性について、満たさなければならい多くの規制があります。このため、これらの規制に完全に適合したものに仕上げるためには、高い技術と多大な労力が求められ、多額の費用がかさむことになります。
このようなことをなすだけの体力は、一介のローカル鉄道には当然ながら有りません。そこで、採用されたのが圧縮空気方式、これはエアコンプレッサーから供給される圧縮空気を蒸気の代わりに動力源とて利用してSLを走らせるものです。この方式は、群馬県川場村に保存されていたD51にて採用され、実際にこのD51を走らせたという実績があるものです。
この方式によるC12167号の再生には、若桜鉄道のひとりの社員を中心に取組まれたということだそうです。山田さんの著書「希望のレール」によれば、「おい君、このSLを動かせ」と突然上から指示されたということのようです。再生にあたっては、D52での再生を手掛けた経験を持つ方のもとを訪れ、直接話を聞くいたり、細かな部分は独学で勉強するなど、大変なご苦労の末になし得られたようです。このように困難な仕事に対し、途中で放り投げることなくやり遂げる。こういったプロ意識を持っ社員がいるというのが、企業にとって非常に大きな価値となるものです。 -
「圧縮空気方式」によって走行が可能となったC12167号、ただこれだけでは若桜鉄道の路線を走ることができません。営業区間を走行するためにはさらに多くの規制を満たさなければなりません。これは自動車でいうところの車検のようなものです。当然若桜鉄道にとって、これは非常に厳しいハードルであったことは想像できます。そこで考えられたアイデア、というよりは奇策、それは客車に乗客を乗せず、更に走行する区間を閉鎖する、これは「線路閉鎖」と呼ぶそうで、この処置を行うことでこの路線は営業区間ではなくなります。つまり、自動車でいうところの一般道を走るのではなく、個人の道、私道を走るようなもので、これなら車検切れでも走ることが可能です。
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SL走行社会実験では、C12167号に3両の客車が連結されます。ただ、この「圧縮空気方式」では、3両の客車を引くには動力が不足していました。この足りない動力を補うため、ディーゼル機関車が最後尾に連結され、後ろから押す、C12167号と共に若桜駅にあるDD16は、C12167号を補佐するための大切な存在でもあるのです。
3両の客車には、人の代わりに満席のかかしの乗客が乗せられます。若桜駅のホームのベンチに腰掛けるかかしは、この名残りでもあります。
たくさんのアイデアを盛り込み、地元の人びとも巻き込んだこの取り組み、実現までには大変な苦労の連続だったのではないでしょうか。何事も最後までやり抜くという信念が当事者に自覚としてあってこそ、完遂という2文字に行きつくことができるのではないでしょうか。 -
そうのこうので、駅構内をうろうろしていると、鳥取方面から1両の列車が帰ってきました。
隼号
若桜鉄道途中駅の隼駅、そして、オートバイメーカ スズキ のビックバイク、隼をコラボさせてしまった列車、地方の鉄道がバイクメーカを動かしてしまったというのはとても興味深いですね。 -
では、そろそろ駅構内の見学へ、入場券に加え、構内への入場券を購入し、駅構内へ入ることができます。
構内へは、駅のホームの端からさらに進み、線路わたってSL、C12が止まっているところまで行くことができます。 -
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DD16 いい面構えですね、ディーゼル機関車というのもみてて、力強さを感じkます。
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今もここには給水塔が残っています。SLには必需品の設備ですね。
ただ、今のC12には直接必要かといえば、、、
これも歴史の名残ということで、是非長く保存されることを望みます。 -
若桜鉄道のシンボル的存在、C12167号
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この日は、C12167号の走行日、トロッコを引いて若桜駅構内の専用路線を走ります。
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間もなく走行が始まります、走行に向け入念に整備が行われています。
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SLといえばやはり、転車台!
若桜駅には、転車台が今も現役です。
SLが無くなって長い年月の末、この転車台は土に埋もれてしまってそうです。それを掘り起こし、再生した、これが若桜鉄道でSLを再び走らせようという取り組みへの原点だったとも聞きました。 -
円形のくぼみの中に敷かれた1本のレール、このレールの上を鉄橋のような転車台が転がり、回転する仕組みですね。
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走行開始、まずは転車台に載るC12167号
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転車台の回転は、来場者も一緒にバーを押して回すことができました。
こういう体験ができるのもここのいいところですね。 -
連結するよろっこです。
©12167号に連結したこのトロッコに載せてもらえます。 -
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C12167号がトロッコをつないで走行する専用路線、この端に道の駅があります。
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トロッコを押して走るC12167号の勇姿です。
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走行が終わった後、C12167号の運転台に上がることができました。
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SLの運転台、武骨なボイラーの構造がいい味を出しています。
また、汽笛を鳴らすこともできました。 -
徳丸駅の先にある鉄橋、徳丸ドント
この河川敷は、C12167の「SL走行社会実験」の際は、ここが一番の撮影ポイントとなる場所でもあります。
「SL走行社会実験」では、ここを有料とし、撮り鉄の人たちがたくさん予約し、ここからの撮影を楽しんだそうです。徳丸駅 駅
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八東駅
八東駅 駅
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八東駅には本線の脇に、かつての引き込み線に貨車が医療保存されていました。貨物取扱の上屋と共に、貨物輸送花や飾りし当時の雰囲気を醸し出しています。
こういうちょっとした演出がいいですね。 -
安部駅
駅舎が美容院になっていました。安部駅 駅
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安部駅で再び隼号に出会うことができました。
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隼駅にある電気機関車と客車、特急隼の客車です。
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隼駅
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バイクの聖地的な駅でもある隼駅、駅の前の通りの突き当りには、バイカーズカフェもあり、SUZUKIのみならず、ハーレーなどのビックバイクもたくさんここを訪れていました。
隼駅 駅
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木造の造りがしっかり残っている駅、いつまでもこのように昔ながらの雰囲気が残されている。とてもいいことですね。
ここでは、地元の人とおしゃべりしたり、遠くから来た人のお話を聞いたりと、色んなふれあいの場ともなっています。 -
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中は、お座敷になっていました。
宴会ができそうな雰囲気の車内でした。 -
長崎駅行ですね。
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お昼ご飯は、若桜駅前のとおりにある食堂に行ってみました。
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看板メニューのカツ丼を注文してみました。
おじさんとおばさんがやっている、いかにも町の食堂という雰囲気のお店、レトロな雰囲気の中、ふんわり卵のカツ丼、美味しく頂きました。
ごちそうさまでした。 -
若桜鉄道、ここは終着駅の若桜駅では、構内への入場やC12167号の見学やトロッコ列車搭乗などいろんな楽しみがありました。また、ここでは機関車の体験運転も定期的にやっているとのこと、これは子供の頃、多くの少年が持ったSLの機関士という夢をかなえることができる。とても面白い取り組みですね。
また、若桜駅以外の駅にもそれぞれ特色を持たせた取り組みがり、色んな意味で興味が引かれ、また来てみたいという気にさせてくれる場所ですね。
今後若桜鉄道がどのように進化していくか、とても気になりますね。
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