空も海も教会も。絶景が広がる島、長崎・五島（福江）。

2017/09/29 - 2017/10/01

友人が五島に興味を持ったらしい。

「旦那と行きなよ」と言うと「五島？…（なぜ五島？、という顔をされたらしい）」で話が終わったとのことで「一緒に行きましょうよ。インスタ映えする写真が撮れますよ」と美しい写真とともにお誘いを受けた。

金曜深夜に福岡を出発して日曜には帰ってくるから有給取る必要もないし、確かにインスタ映えもしそうだし、行ってみようかな。

そんな軽い気持ちで行った下五島には、想像以上の絶景が広がってました。

エリア 五島列島(長崎)

• 旅行の満足度: 5.0

行きはフェリー太古で。
ベイサイドプレイス横から23時45分出港、途中色々な島に寄港して、福江港に着くのは翌朝8時15分。

4,840円にグリーン寝台（女性専用）2,100円をプラスして片道6,940円。

会社から帰宅して、大濠公園ランしてからの乗船だったので、24時には就寝。
心地よく波の揺れを感じなら結構熟睡、7時頃起床して外に出ると、あまり天気は良くなさそう。
昨日はいわゆる「雲ひとつない晴天」だったのにな…。

追記。途中の島に寄港するたびに館内放送があるので、否が応でも起こされます。
特に福江まで乗船される場合には耳栓等を利用した方がいいかもしれません。

予約していたレンタカーをピックアップして、「お腹すいたよね」。
レンタカー屋さんに聞くと、この時間に開いてるのはターミナル2階のお店くらい、とのことなので、一度ターミナルに戻って朝ごはん。

600円？（記憶が曖昧…）で、ご飯、味噌汁、サラダ、魚の和朝食。
これが、かなり美味しかった。
アイスコーヒーを持ち帰りにして、下五島巡り、開始。

最初に向かったのは、堂崎天主堂。
海に面した美しい教会。

気がつくと、雲が切れ始めた！

堂崎天主堂 キリシタン資料館 寺・神社・教会

魚津ヶ崎公園でコスモスを見る…はずだったのに、コスモスが咲いてない。
今からカラオケ大会が始まるらしく地元の方が集まっていたので、咲いているはずのコスモスについて聞いてみると、「今年は手入れしてないから、咲きが悪い」とのこと。
彼岸花には少し遅く、コスモスもちらほらしか見れず。

でも、公園から見下ろす海の美しさにテンション上がる！
何だ、この海の色！！

魚津ヶ崎公園 公園・植物園

国道沿いにある水ノ浦教会。
白い外観が青い空に美しく映える。

水ノ浦教会 寺・神社・教会

ちょうど今日は結婚式。

関係者の方に「きっとあなたにもいいことがある」と笑顔で言われて、嬉しくなる。
私にもいいことあるといいな。

気がつくと、雲ひとつない快晴。
どうぞ末永くお幸せに。

次は、楠原教会。

福江島だけで教会の数10以上。
どの教会も、こんな辺鄙なところに、こんな立派な教会が…というのが正直な感想。
地元の人が長い時間、時に命を懸けて、大事に大事に守ってきたんだろう。
世界遺産に、という地元の人の熱い思いも何となく分かる。

楠原教会 寺・神社・教会

道の駅「遣唐使ふるさと館」でお昼食べる？ってなったんだけど、そのときはあまりお腹が空いてなかったのと、バイキングの気分じゃない、という理由でパス。

五島では、環境に配慮してか、電気自動車の利用を推奨している様子。
島内には普通充電器はもちろん急速充電器も複数台設置されていて（道の駅「遣唐使ふるさと館」には急速充電器が4基！）、地図にも充電器の設置場所や設置数をしっかり記載。
実際、電気自動車に乗っている人、充電器を利用している人も目にしました。
今後はここに限らず、増えて行くんだろうな。


次は、海沿いの道を三井楽教会まで行く。
道沿いに見える海も絶景。

そろそろお昼食べたいけど、お店、ないよね……。
福岡に慣れすぎて、ランチはどっかやってるでしょ！ということが妄想でしかない、ということをお腹が空き始めてから認識する。

友人がスマホで検索（私は今だにガラケー）して、何軒か電話して、ようやく見つけた「弁天」。
三井楽教会から少しあと戻り。

冷やし五島うどんに水イカのバター炒めを付けてみる。
うまい～。

お店の目の前は白浜ヶ浜海水浴場。

ここも十分綺麗な海。
でも、弁天の大将曰く「生活排水が流れて来るから、特○（丸）ではない」んだそう。
今から高浜海水浴場に行く、と言うと「あそこは特○（丸）」と太鼓判。

貝津教会は、ステンドグラスがとても素敵。

貝津教会 寺・神社・教会

高浜海水浴場、到着。
奥の入り江が頓泊海水浴場。

高浜海水浴場 ビーチ

「こんな綺麗な海、初めて見たかも」と友人。
分かります。
分かりますとも。

何と表現すればいいのか分からない、この海の色。この海の色の美しさ。

更衣室やシャワーも完備されているらしい。
夏は賑わうんだろうな。

近くで見ても、本当に綺麗だった高浜ビーチ。

日が沈む前に、最後の教会・井持浦教会ルルドへ。
宣教師らしき像の「いらっしゃい」という言葉がツボ。

そうだ、本当の最後の教会は玉之浦教会だったけど、ここは本当に民家。
屋根の十字架が唯一教会であることを主張している、小さな小さな教会でした。

井持浦教会 寺・神社・教会

五島に来たもう一つの大きな目的！大瀬崎灯台で夕日を見ること！！
日の入りは18時11分なので、17時30分くらいから待機。

灯台まで歩くか悩んで、帰りは暗くなって足元が悪いだろう、ということまで考えて（事務所から）懐中電灯まで持ち出したけど、灯台まで入れた写真が欲しいから展望台で待機。

歩いたら片道20～30分くらいかかるらしい。

大瀬崎灯台 名所・史跡

「ただ夕日が落ちるのを待ってるなんて、贅沢ですよね～」と友人。

日々の生活は何かに追われるばっかりで、夕日が落ちるのなんて気に留めることないもんなあ。

展望台は他にもあるらしい。

次は灯台まで歩いてみよう。

あっという間に夕日は地平線へ。

話は変わって。
私の担当美容師さんが五島出身で、五島の海の幸を堪能するにはどこがいいかを尋ねたところ、わざわざお母様に電話をしてくれた答えが「いけす割烹　心誠」。
ということで、夜はそこに決定。

五島の海の幸、最高。
それと、「豆腐」の美味しさに感動。

鬼岳温泉で疲れた体を癒して、一日目終了。

二日目は、13時30分発の高速船に乗らないといけないから、実質午前中だけ。
天気もあまりよくなくて、昨日の快晴に感謝。

朝ごはんを食べたら、鬼岳へ。

11時にレンタカーを返却して、最後に街歩き。

鬼岳 自然・景勝地

街は小さいので、1時間もあれば一通り回れる感じ。

もちろんお土産も購入。
五島の名産は？…五島うどんやかんころ餅。先述した豆腐も美味しかった。
それと、JAで見つけたトマトとパプリカも！

そんなこんなしているうちにお昼ごはんの時間。

先の担当美容師さんが五島に帰省したら必ず行くのが「うま亭」。
その「うま亭」で食べるのは、「皿うどん」。

「五島うどんは食べないの？」
「それは家で食べる感じです」
「ちゃんぽんじゃなくて、皿うどんなんだ…」
「ちゃんぽんは福岡でも食べられるけど、皿うどんってあんまり食べないような気がして…」

私は彼女に習って皿うどんを選択。
友人は散々悩んで肉うどん。

正直、今まで食べた皿うどんの中でもかなり上位で美味しかった。

うま亭 グルメ・レストラン

帰りは佐世保経由で博多へ。
福江から佐世保までは高速船で約2時間。

結構、揺れます。
いや、かなり、揺れます。
横を見ると、ビニール袋に顔を突っ込んでいる人が。
それを見るとこちらまで気分が……見ない、見ない。寝る。

で、その人、そのビニール袋を船内に置いたまま下船した！！！！！！。
嘘だろ～。信じられない行動と光景に唖然。

佐世保港から佐世保駅は徒歩ですぐ。
友人は、夕飯にする、と言って佐世保バーガーを購入。

天気に恵まれたせいもあって、正直、期待以上だった下五島。
海も空も教会も最高。
何より、人が最高。
また来たいです。

次は、五島うどんの本場・上五島かな。