2017/08/25 - 2017/08/25
215位(同エリア5129件中)
Islanderさん
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JR全線乗り放題の青春18きっぷ。本当の青春時代にやっていた1日中ひたすら乗る旅は、今となってはちょっときついかなぁ。でも、好奇心と喰い気は若いころより旺盛かも。だから乗るより降りる旅。
今回の旅は岡山から鳥取へ時計回りで鉄路を日帰りでたどりました。あいにく天気に恵まれませんでしたが、鳥取の夏の名物、いわがきと白いかを堪能しました。
【旅程】
○2017年8月25日(金)
岡山駅5:16(山陽本線)5:31倉敷駅5:43(伯備線)8:53米子駅9:25(山陰本線)10:07赤碕駅13:10(山陰本線)13:32倉吉駅(バス)白壁土蔵群(バス)倉吉駅15:11(山陰本線)15:49浜村駅16:58(山陰本線)17:21鳥取駅17:53(因美線)18:40智頭駅19:24(因美線)20:35津山駅21:39(津山線)23:03岡山駅
【乗車メモ】
○列車乗車距離 383.9km
○青春18きっぷお得額 普通運賃6,860円-1日分2,370円=4,490円
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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岡山駅から始発の電車で倉敷駅へ。倉敷駅から西出雲駅までロングランする普通列車に乗り込みます。
倉敷駅 駅
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高梁川に沿って走ります。
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伯備線は備中高梁駅から北は単線。列車の待ち合わせが度々あります。米子方面から来た貨物列車が通過してゆきます。
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倉敷駅から3時間10分で米子駅に到着。しばらくすると後続のサンライス出雲が東京からはるばるやって来ました。
米子駅 駅
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駅ナカの店で梨ソフトをいただきます。
米子駅 駅
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山陰本線の上り普通列車に乗り込みます。
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米子駅から約1時間で赤崎駅に到着。赤碕駅周辺を散策します。
赤碕駅 駅
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駅から海に向かって歩くこと10分ほど、海岸に突き当たります。雨雲がこっちに向かって来てます。
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しばらく歩くと「鳴り石の浜」がありました。浜にある丸石は波によって「カラコロ」と音をたてるそうですが、今日の海は穏やかで音は聞こえません。
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浜の下を流れる伏流水の流れが聞こえる場所があります。確かにせせらぎの音が聞こえました。
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石に願い事を書き、海に投げ込むと願いが叶うらしい。やってみました。
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鳴り石の浜の陸側にはひまわり畑があります。見頃は過ぎていました。
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花見潟墓地へ。韓国ドラマ「アテナ」のロケ地になっているとのころでハングルの案内板がありました。
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花見潟墓地は約2万基の墓石が立ち並ぶ、国内最大の自然発生墓地とのことです。
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赤碕は北前船の寄港地として栄えた港町。古い町並みが残っています。代々回船問屋を営んでいた塩谷家へ。
塩谷定好写真記念館 美術館・博物館
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塩谷家は芸術写真の草分け的存在として活躍した塩谷定好の生家であり、塩谷定好写真記念館として公開されています(入館料300円)。
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館内には定好の作品が展示されています。写真の場所はスタジオとして使われていた場所。
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江戸時代、赤碕の本港であった菊港の突堤には石像「波しぐれ三度笠」があります。
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菊港を見下ろす高台にある神崎神社へ。
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拝殿向拝天井には大きな龍の彫刻。彫刻は躍動感あふれ、圧倒されます。
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古い建物が残る赤碕の街を歩きます。
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昼食は赤碕港で揚がる魚介類が食べられる「ふじ」へ。
活魚 ふじ グルメ・レストラン
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夏の鳥取名物、岩ガキをいただきます。鳥取県での岩ガキの漁期は6~8月。普通のカキなら5個分はあろう特大物。大きいですがカキの旨みは濃く絶品です。
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夏が最盛期の白イカ(ケンサキイカ)の刺身定食。刺身も美味いが、小鉢の煮付けも美味かった。味噌汁にはモサエビが入っていました。
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満腹になったところで、赤碕駅で山陰本線の下り普通列車に乗り込み、倉吉駅を目指します。
赤碕駅 駅
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山陰エリアは広いですね。実は8月に三江線と木次線に乗る1泊2日の旅をしましたが、トラブルがあまりにも多い旅(列車の遅延、運休、財布の紛失、時刻表の見間違えなどなど)になってしまったことから旅行記の作成は控えました。ご要望が多数あればアップするかも知れません。
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赤碕駅から20分少々で倉吉駅に到着。
倉吉駅 駅
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赤瓦土蔵群がある倉吉の中心街は駅から離れているので路線バスに乗り込みます。倉吉駅から赤瓦・白壁土蔵まではバスで12分、運賃は230円。
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倉吉市内吹地区の白壁土蔵群。
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街中を流れる玉川には梅花藻の花が咲いていました。
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高田酒造でお土産に「此君純米黒」ラベルを購入。
高田酒造 名所・史跡
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倉吉駅に戻り、鳥取方面へ向かいます。
倉吉駅 駅
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倉吉駅から約40分、浜村駅に到着。レトロな看板が迎えてくれます。
浜村駅 駅
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駅近くの観光案内所で日帰り入浴できる場所を聞きます。以前は共同浴場もあったようですが、現在は廃業。駅から歩いて行けて、この時間入れる場所は1軒のみとのことです。
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その1軒、「魚と屋」で入浴。近年リノベーションしたばかりで、浴場はとてもきれいでした。湯温はかなり熱め。
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駅近くの店でビールと「とうふちくわ」を調達。駅待合室で風呂上がりのビール。
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浜村駅から鳥取駅に向かいます。
浜村駅 駅
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浜村駅から約20分で鳥取駅に到着。駅前には梨の木があり、梨が実っています。駅前の「すなば珈琲」に寄りたいところですが、乗り継ぎ時間が短く断念。
鳥取駅 駅
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因美線のディーゼルカーに乗り込みます。
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車窓には夕暮れの田園風景が広がります。
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鳥取駅から約50分で智頭駅に到着。この駅から智頭急行線に乗り換えた方が岡山には早く着きますが、18きっぷ旅なのでJR以外の経路は別運賃となることからやめておきます。
智頭駅 駅
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乗り継ぎ時間があるので駅周辺を歩いてみます。旧街道の町並みは風情があります。
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津山行きの快速列車に乗り込みます。乗客が乗ってくる見込みのない「秘境駅」を通過します。
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それでも始発駅から終着駅まで乗客はほとんど乗ってきません。
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智頭駅から約1時間10分で終点、津山駅に到着。
津山駅 駅
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津山駅前の居酒屋で遅い夕食とします。
いっぱい茶屋 東宝 グルメ・レストラン
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居酒屋の定番、冷やしトマトにビール。
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津山名物のホルモンうどん。店によって味や具材に違いがありますが、ここのホルモンうどんは居酒屋らしくビールに合うようやや濃いめの味付け。
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津山の地酒もいただきました。
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ほろ酔い加減で津山線「下り」岡山行きの最終列車で帰途につきます。津山線は山陽本線に接続する岡山駅に向かう方向がどうして「下り」なのか考えていたら眠れなくなってしまいました。(おわり)
津山駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- ねんきん老人さん 2023/11/18 09:24:42
- マイナーな場所を共有できて、嬉しい限りです。
- Islander さん、おはようございます。 いつも私の駄文にお目を通してくださって、ありがとうございます。
常々Islander さんの行動力に敬服しているところですが、同時にさり気ないユーモアにも感服しております。 たとえば「降りる旅」というような視点や、岡山に向かうのにどうして「下り」なのかを考えていたら眠れなくなってしまったという懐かしいフレーズで旅行記を締めくくるというような展開などです。
さて、菊港の突堤ですが、去年の5月にたまたまそばを通りかかり、寄ってみました。 何の予備知識もない、ただの寄り道ですが、あの「浪しぐれ三度笠」には強い印象を受け、今も鮮やかに思い出します。 Islander さんの行かれたのは2017 年だそうで、その5年度に私が行ったことになりますが、突堤は両側が石積みになっており、Islander さんの写真のような芝地はありませんでした。
そこからほど近い「鳴り石の浜」にも行き、その景観に驚きましたが、これまた何の知識もないまま行き、カタコトと鳴る石を楽しんで行ったり来たり歩き回りましたが、Islander さんのように伏流水の音を聞いたり、石に願い事を書いて海に投げ込むというような遊びもしていません。 そもそもそういう立て札にも気づいておらず、ただ稀有の自然景観だと思っただけです。
いつもそうですが、せっかくその場所に行っていながら浅い見聞ばかりで、同じ旅行をしてもIslander さんのように多くの収穫を得ていない自分の薄っぺらさにがっかりします。
年齢的に、もう一度鳥取まで行くことはないと思いますが、自分なりの貴重な体験を思い出すことができました。 ありがとうございました。
ねんきん老人
- Islanderさん からの返信 2023/11/18 11:48:58
- Re: マイナーな場所を共有できて、嬉しい限りです。
- ねんきん老人さん
拙い旅行記をご覧くださり、また、お褒めのコメントまでいただき大変喜んでおります。ありがとうございます。
赤碕、菊港に行かれたのですね。2017年の旅行で記憶が曖昧になってしまっていたので自分で書いた旅行記でしたが改めて読み直してみました。
鳴り浜の石の上を歩いた不思議な感覚が蘇りました。「波しぐれ三度笠」の突堤は今は景色が変っているのですね。最近は全国の至るところで、巨大化する台風による高潮対策や津波対策で海岸線の景色が大きく変っているような気がします。
小生は文才もなく旅行記の執筆は未だに苦手です。なぜか酒が入ると筆がいや、キーボードのタイピングが進みます。
ねんきん老人さんの高岡山瑞龍寺の旅行記拝見しました。是非拝観したい名刹ですね。おっしゃるとおり、領民の評価は歴史的な評価と異なることは現代に至るまで散見されますね。歴史を探求する上で、このような場所を歴史を勉強して訪問したいものです。
Islander
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