猫探し【新潟（妙高山の紅葉 2017年・Mt. Myoko)編】

2017/09/30 - 2017/10/01

　10月最初の日曜日は信越地方が快晴に恵まれたため，燕温泉から妙高山に登ってきました．北アルプスや南アルプスは既に雪に覆われており，妙高山も頂上には氷が張っていましたが，東北や北海道に比べると秋の訪れはずっと遅いです．また，東北の2000m未満の山に比べても森林限界が高く，なかなか景色を堪能できないのが残念です．

　それでも頂上の天候は快晴で，アルプスから富士山まで綺麗に見ることができました．また，燕温泉は泉質も素晴らしく，いつまでも入っていたい温泉の一つでした．

エリア 妙高・池の平(新潟)

• 旅行の満足度: 4.0

• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車

燕温泉からの妙高山登山口．燕温泉からの周回ルートは①称明滝・光明滝の左端を通る時計回りのルート，②麻平分岐から登って途中で①と合流し，時計回りに回るルート，③麻平分岐から大倉池・長助池方面に向かって反時計回りに回るルートの3つがありますが，①が最も簡単で，殆どの登山客はこのルートを選んでいました．①は③より勾配がキツイですが，滝近くの赤倉温泉源泉まではコンクリートで舗装されており，歩きやすいです．逆に③は登山道の整備状況も悪く，小さなアップダウンが続くので，登りに選ぶのはかなり大変だと思います．

燕温泉を振り返ります．

登山道入口

赤倉温泉の源泉．湯気が出ているのが源泉ですが，コップが置いてあるのは「水」でした．

称明滝と光明滝が見えてきました．この辺りまでは舗装されていて，歩きやすいです．

滝もそうですが，硫黄成分を含んでおり，水は白濁しています．牛乳が流れているみたいです．

湯道分岐．麻平から直登コースを選ぶと，ここで合流します．

胸突き八丁．勾配で見るとここから先，天狗堂までの間がかなり大変な登りです．

天狗堂．この辺りでまだ5合目（ただし，標高や距離とは余り関係ないみたいです）．妙高高原のロープウェーを使う人達とはここで合流します．

光善寺池．天狗堂を過ぎると，暫くは勾配が緩く，歩きやすくなります．

8合目にある風穴．標高は2120mとのことですが，まだ森林限界を抜けません．東北や北海道ならとっくに抜けている標高なのですが・・・．

それでも風穴を過ぎたあたりから，所々景色を楽しめる場所が出てきます．この日は野尻湖が綺麗に見えました．

頂上まであと少しのところにある鎖場．トレッキングポールをしまって鎖に取り付きます．

鎖場の岩は足場が削ってあるので，特に危険なことはありません．

最後の岩場を登ります．

妙高山山頂（2454m）．頂上でもまだ結構「木」がありました．

頂上からの眺めは素晴らしく，北アルプスの山々や

中央アルプス，南アルプスも見えます．

はるか先には富士山も見えました．

妙高山から火打山，焼山，雨飾山に続く縦走コースも見えます．

東北・北海道の山に比べると周辺の紅葉はかなり遅いです．

妙高山は火山で，頂上の岩はこんな感じ．溶岩が冷えて固まった跡でしょうか？

頂上は所々氷が張っていました．

火打山方面に向かって下っていきます．

登山道は余り良くありませんでしたが，長助池まで降りてきました．

黄金水．美味しかったです．

大倉谷．このずっと下流に惣滝がありますが，滝の入口が崩れているとかで，立ち入り禁止になっていました．

二合目の直登コースの分岐まで降りてきました．

河原の湯に架かる橋．ここまで来れば燕温泉まであと僅か．

橋の脇を降りて行くと，河原の湯に到着します．ここは完全な混浴で，男性の方が5-6名入浴されていました．

そこで，もう一つの露天風呂である黄金の湯へ．こちらは男女が別々です．ただし，仕切りの岩が小さいので，覗こうと思えば覗けますが，入浴客も多く，そういう不謹慎な方はいらっしゃいませんでした．

入口から見えるのは男性用のみです．燕温泉の泉質は最高でした．

燕温泉を後にします．ここまでの所要時間は約9時間，歩行距離は12kmでした．燕温泉は高速の入口にも近いので，マイカーでも簡単に行けます．流石に東京から日帰りは難しいと思いますが，前日の夜に燕温泉駐車場に宿泊すれば，土日で行くことができます．ただし，駐車場は日曜の朝には既に満車状態になっていました．