乗鞍高原紅葉狩り02 乗鞍岳登山

2017/10/01 - 2017/10/01

乗鞍高原の紅葉は、フォートラベラーの方々の旅行記から気になっていて、今年の紅葉狩りはまずここに行こうと決めていました。

三連休は混雑するので避けて、土日でだいたい9末くらい・・と読み、温泉も入りたく乗鞍から近い白骨温泉に宿泊を決め、乗鞍高原のSNSも追いかけてちょうど見頃にあたることができたようです。

紅葉狩りといっても登山がメインなのですが、眼下に高原に広がるハイマツの常緑が黄葉を映えさせているのが印象的でした。

エリア 乗鞍(長野)

前日宿泊した宿の朝食は7:30から。ちょっとこれだと山登りには遅すぎる。

事前にお弁当作ってくれないか問い合わせたところ、6:30に渡せるとのことだったのでお願いしました。

起床してお風呂に入って、バタバタ準備して出発!

白骨温泉 湯元齋藤旅館 宿・ホテル

7:00。乗鞍観光センター到着。バス停には7時発のバスを待つ行列が。
でもすでに7時過ぎても次々にバスが来て、バス停に並ぶ方 全員乗せていきました。バスに乗れないから次のを待つということはないようです。

乗鞍観光センターから出るバスは1時間に1本で、10/1からは7:00から発車してます。
私たちは8:00のバスに乗る予定。準備する前に、畳平行きのバス往復券一人2500円を購入。

乗鞍観光センター 名所・史跡

宿で作ってもらったお弁当を車の中で食べます。おいしそー!

前日の夜の食事は味付けが全部同じでがっかりしたけど、このお弁当は美味しくてペロリでした。

こんなに天気がよくてもここはすでに標高1500mなので、日陰に入るとすごく寒い。
あまり考えずにスポーツタイツと短パンで登ろうとしてましたが、山頂の畳平ターミナルは2700m越え。結構厳しいのでレインウェアを上に装備しました。

準備を終えてバス停に並ぶと、アルピコ交通のスタッフさんがバスの用意のために人数を確認していました。さすが手際がよいです。

バスには自転車やスキーを載せる方も。雪渓があるのでスキーをする方や、自転車で高原を降りる方が多かったです。

日本一標高が高いバスターミナルの畳平までは、観光センターから50分ほど。
冷泉小屋というところから「これから紅葉が綺麗にみえます」と運転手さん。

観光センターからはずっとこんな感じに緑ばかりだったので、山頂付近は本当に紅葉してるのかと思っていたところ…

おおおおーー!

ちょっとバスのガラス越しなので青緑ががってますが…

いいではないですか!

相方は1ヶ月ほど前の社員旅行で屋久島登山して膝が痛くなったらしく、これからの登山に消極的。

あまり寝てないわー…とか言ってる。
すまんね! 私ひゃっはーでやる気満々だから!

ここは常緑のハイマツが紅葉をひきたててるんですね。

そのため緑の中に点在するカラフルな紅葉が、もこもこのフェルト手芸のよう。

女子が好きそな色合いです。

9:00。日本一標高の高いバスターミナルに到着。ここは標高2700メートル。
こんなに天気がいいけど、やはりさすがに寒い。

トイレなどをすませていざ乗鞍岳へ。

乗鞍岳 畳平バスターミナル 乗り物

乗鞍岳に登るには木道に囲まれるお花畑からスタートもできるのですが
夏だといいでしょうね。もう霜も降りるような季節なのでここはまっすぐ登山口を目指します。

鶴ヶ池を横目にテクテク歩きます。

しかしこんな天気。贅沢すぎる!

畳平のバスターミナルからの登山は乗鞍岳の他にも、15分程で登れる魔王岳や富士見岳、大黒岳などの小さな山があります。

小さな山ならスニーカーでさくっと登れそうでした。この天気では、どれに登ってもながめが良かろう。

乗鞍岳の登山口 肩の小屋というところまではちょっと歩きます。

途中、眼下に乗鞍エコーラインに広がる紅葉。

エコーラインを歩いて景色を楽しむ方も結構いらっしゃいました。

こんな景色を眺めながら。

肩の小屋の登山口までは勾配のゆるい砂利道。

ひゃっはー!!　いい天気だわ。

一面の黄色い紅葉。

左 里見岳　右 恵比寿岳

前方に乗鞍岳最高峰の剣ヶ峰。この日はあそこを目指します。

くねくねの乗鞍エコーラインに点在する黄葉。

雪渓。

登ってますね。結構キツそうに見えます。

ここを曲がると…

肩の小屋が見えてきました。

右手に摩利支天岳。名前が山岳信仰からきてますね。
山頂にドームがあります。東大の宇宙線研究所。

乗鞍岳の方にズームインすると…割とここまで人少ないなーと思ったけど、
あそこにたくさん登ってらっしゃる。

10:00。肩の小屋到着。

ここからは登山になるのでストックなどの装備を準備。

肩の小屋 宿・ホテル

10:15。では乗鞍岳の最高峰 剣が峰へ向けて出発。

去年の紅葉狩り安達太良山以来の1年ぶりの登山。
ハァハァで登ります…

ときどき休みながら振り返り撮影。

ぽこぽことダケカンバと思われる黄色い紅葉。

さっき通ってきた道が見えます。
頂上はまだまだだけど。随分来たわー(まだ1/5くらい)

乗鞍岳の上部はザレ場なのでゆっくりゆっくりいきます。

振り返ると景色はいいですが、

上りの足下は大きな岩ばかりで歩きにくい。これは下りは膝痛くなりそう。。
足を着く位置を選びながら行きます。

11:00。前方の剣が峰頂上が見えたところで。
「えー?ここが頂上じゃないの?もうここでよくない?」と相方。

せっかく来たんだし、上で参拝して行こうよ! と鼓舞。

んじゃ 一服させてと相方。
んじゃ 私はその間にいろいろ撮影。

左手白い線の氷河の浸食が目印のお山。ほんとよく見るのでわかります。
上高地の写真でよく見る穂高連峰。こうやってみると近いですね。
乗鞍に行ったあとに上高地に行くというのも可能なのがわかる。

乗鞍岳は岐阜と長野の県境に位置してるんですよね。
こちらは長野県ですが

剣が峰を前方にして右手の日本海側。こちらもすごい眺め。
岐阜県の高山市を見下ろせます。

稜線に立つと風が強い!!

ラストスパートの剣が峰頂上へ。
しかしここの岩場が泣きそうでした。山頂直前では崩れ落ちそうな岩を登っていきます。
ほんと落ちそうだったので引き返したかった…

乗鞍岳 自然・景勝地

11:30。標高3000メートルの剣ケ峰頂上到着。肩の小屋の登山口からここまで1時間半ほどでした。

頂上の写真は人の混雑がすごくてまったく撮ってません笑。これは山頂で一服してるときに撮った写真です。
山頂標識には写真撮影のための行列ができていました。
一瞬並ぼうとしたけど、並ぶのもめんどくさいくらいの長さだったので諦めました。

白い切れ込みが見える奥穂高の左側に槍ケ岳も見えます。
形が名前の通りだからわかりやすい。その向こうは白馬岳。

だんだん空が白くなってきました。
ほんと山は午前中勝負。

霞んできたなぁ。

11:30。乗鞍岳の頂上小屋で。
ドリップコーヒーが500円で飲めるというのでここでも一服。

背中の曲がったおばあさんが上ってきて感心しきりでした。本当に健脚。私ら40台というのにこのへこたれよう。。

12:30。肩の小屋に戻ってきました。登山自体は2時間強の往復でした。
下りはかなり気をつけて降りたけど、ザレ場で足滑らせて転びましたわ。
なんだかんだ言って無事降りて来ると、楽な登山だったと相方。

さてお昼のごちそう　カレーうどんをいただきます!
体動かした後だとビールがめっちゃうまいです。

肩の小屋 宿・ホテル

13:00。ご飯を食べ終えて外で一服。
空が霞んできちゃいましたが、最後にこの景色を拝んでおこう。

もう13時を過ぎてるので、帰るバスが並んで進んで行きます。

撮り鉄ならぬ撮りバス。
アルピコのバスのデザインはこういう景色にも合いますね。

今年はここに来たおかげで早めに紅葉を見ることができました。
もう一カ所ぐらい行けそう。今度は紅い紅葉がみたい。

肩の小屋からバスターミナルへ。
こちらは富士見岳。この頂上でも2800mです。30分で頂上につけるお気軽登山コース。

雲海が見えます。ここは今雲の上です。

面白い写真が撮れました。

雲に向って歩いてる感じ。

木道に囲まれたお花畑は下に降りていきます。バスターミナルから乗鞍岳に行くとなると下から登らないといけないのだよね。ちとこれが面倒くさい。

お花畑は枯れてるみたいですが…下に降りて行く人がいますね。

夏には小さなクロユリやハクサンイチゲが見られるそうで。写真検索したら素敵だった。

バスターミナルが見えてきました。

いろいろ造成してますね。お花畑の木道も新しくしてるようでした。
あの大きさはホテルでも作るんでしょうか?
槍が奥に尖ってます。

自転車で降りて行く人たち。

13:40。最初のスタート地点に戻ってきました。
この時間だと観光センターに戻るバスは14時発のに乗ります。
すでに行列ができてましたが、バスが遅れてるとのことで14時過ぎてもなかなか来ません。
この間、ものすごく寒くって。もうお日様もでてないし日陰だし。

14:20。やっとバスに乗り込み発車。
バスの中暖かくて眠気を誘う。

またバスのガラス越しなので色が悪いですが
このエコーラインと黄葉のコラボはやっぱり撮ってしまいます。

ハイマツの中に低木のナナカマドが点在。

ダケカンバ。ここは黄色い紅葉がいいですね。
このあとは私含めバスの中のお客さん全員寝落ちしておりました。

そしていつものようにスーパー銭湯でゆっくりしてから家に帰りました。

今回の旅のお土産は諏訪のお酒。こちらは白骨温泉のお土産屋で購入したもの。
談合坂SAで買ったほうとうと一緒に。

今年は早めに見ることができた紅葉。次は近場でもう一度見たいです。

この旅行記へのコメント （6）

• ねもさん 2017/10/30 08:43:08

  こちらもはしゃぎたくなりますね(笑)

  picotabiさん　あちらへのご返信＆私へのご投票ありがとうございます。
  お気持ちよく分かります。もう何百回も山を歩いていますが、予想以上のことがあると、いまだにはしゃいでいますよ。
  この乗鞍岳の紅葉も素晴らしい(^o^)　興奮ぶりが伝わってきます。５年前の同時期に歩きました。紅葉はきれいでしたが、曇っていたので、ここまでの鮮やかさはなかったように記憶しています。
  それからpicotabiさんの画像にもありますが、真南から見る北アルプスが初めてで新鮮でした。
  
  共感していただきありがとうございます。picotabiさんのようなお話はよく聞きます。目標が高すぎるのではないでしょうか？　私たちは層雲峡(１泊)から黒岳往復＆銀泉台から赤岳往復という、今なら完全に物足りないコースでした。
  これで山の魔力に取りつかれたのは私だけではなく、50年近くたった今も、同窓生のひとりとは年に何回か山を歩いています。
  
  ほぼ30年間、静岡市民です。市内の南アルプス南部がホームグラウンドです。

  picotabiさん からの返信 2017/10/31 20:33:20

  RE: こちらもはしゃぎたくなりますね(笑)

  ねもさん　こちらもご覧頂きありがとうございます(・∀・)
  
  私は基本　根は怠け者、だけど絶景がすきなのでほぼ初心者向けの登山ばかりです。まだそんなに詳しくないので、みなさんの旅行記を参考に楽して行けるところばかりを選んでいます。絶景はやはり天気次第なので、晴れているとはしゃいでしまいますね笑。
  
  大雪山の物足りないコース、、そうなんですか。スノーボードでしか行ったことがなく(20年ほど前に3年ほど札幌市民でした)あまりぴんときませんが、そうですよね…　最初からあまりハードルが高くなければ、もしかしたら感動できたかも?たぶんあのころ一緒に小中高をすごした同級生はほとんどが苦行と思っていたと思います。今は日本アルプスが好きでそっちばかり行ってますが、苦行と思っていた八甲田登山、いつかもう一度登ってみたいです。できればやはり!紅葉の頃。

• 琉球熱さん 2017/10/10 00:00:14

  黄葉！

  picotabiさん、こんにちは
  登山で紅葉狩りの良い所は、上から眺められるところですね。
  私も先日新潟の方へ行ってきたんですが、いやもう滅法キレイで･･･
  picotabiさんの「もこもこのフェルト手芸のよう」という例え、思わず膝をポン！
  「女子が好きそうな」にもひとつポン！(笑)
  
  登山道からの紅葉に、かみさんがえらく感動してまして、picotabiさんのこのフレーズに深～く納得した次第です。（カミさんは「女子」じゃないけど(笑)）
  
  それにしても、山の紅葉は早い。もう一つ「紅い」方はどちらへ？
  
  -----------琉球熱----------
  
  

  picotabiさん からの返信 2017/10/11 09:56:58

  RE: 黄葉！

  琉球熱さん ご覧いただきありがとうございます^ ^
  
  今回は登山に消極的な相方の気持ち尊重して登山だけにしましたが、本音は下に降りて下から紅葉した高原もじっくり見たかったです。でも天気に恵まれたことで上から楽しむことができました。
  
  この緑のフェルトに点在するような紅葉は私には新しいものでした。いろいろな紅葉の姿があるものですね。
  ここ最近は他の方の紅葉の記事を楽しんでます。
  琉球熱さんは新潟行ってきたんですね！記事が楽しみです。
  
  紅い紅葉は多分近場です^^;
  

• satobuさん 2017/10/08 09:45:57

  温泉に登山♪

  picotabiさま。
  
  紅葉狩り旅行記、０１、０２、続けて読みました。
  
  picotabiさんといえば、温泉に登山！です。
  
  白骨温泉、いい所ですね。
  picotabiさんの行く温泉、いつも行ってみたくなります。
  ０１から読んだので、アレ？山は・・？
  と思ったのですが、期待通り、登ってくれました♪
  
  お天気にも恵まれ、サイコーの登山日和でしたね。
  お宿で作ってもらったお弁当、、美味しそうです。
  なんか、塩むすびに玉子焼き、のイメージなのでテンション上がりそう～
  
  わたしは最近、山からは遠ざかっているので、picotabiさんが次に行くところも楽しみです。
  
  satobu

  picotabiさん からの返信 2017/10/09 11:11:46

  RE: 温泉に登山♪

  satobuさん　ご覧いただきありがとうございます(・∀・)
  
  登山は積極的に登るつもりはないので1年に1回行けばいいや〜ぐらいのものです。温泉は何回行ってもいいのですが。今年はこれで登山は終了です。その登山が天気に恵まれて、よかったです。この季節はカラッとしてますよね。
  
  satobuさんは松本城に行かれてましたね。恐らく以前は今のように混まなかったんでは。私も外からみたのが15年前、そのときに中に入ってみればよかったと後悔してます。あの急な階段は混みそう。現存する天守閣だから仕方ありませんね。機会があれば朝一で行ってみたいです。
  
  あとえきねっとのとくだね割引が松本まででもあると知りませんでした。平日だからあったのでしょうね。一人でまた行ってみようかなぁと思いました。