緑深い甲斐の国...早川渓谷の仙郷・西山温泉と信仰のお山・身延山

2016/07/31 - 2016/08/01

以前、風水害で道路が不通となって実現しなかった西山温泉の女将さんから心のこもった挨拶状が届き いつか行こうと引き出しに仕舞っていたのが出てきました。日蓮さんの伝記を読んだのも何かのご縁だし身延山にお参りしてから横浜へ。
日本３大港の一つ「みなとみらい」の夜景を眺めたり、宿願の三渓園を訪ねようと思い立ちました。新幹線の静岡でＪＲ身延線に乗り換え身延で降りて
送迎車で宿に直行。一晩寛ぎます。
翌日はゆっくりとお山の久遠寺に参り、ひかりで新横浜へ出て港のホテルにチェックイン。最終日はみなとみらいを観光し中華街から根岸線で三渓園へ、夕方新横浜からひかりで帰阪するという行程です。

エリア 身延(山梨)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 新幹線 JR特急
• 旅行の手配内容: 個別手配

8:40　新幹線 ひかり４６０に乗車、１０：３２静岡着

１１：４０ＪＲ身延線ワイドビュー・ふじかわ５号に乗り換え

１３：０６身延着　身延で降りて送迎車で宿に直行。

（15人乗り専用バス。。約1時間）

緑滴る山々を縫っての走行は快適です

　山道を登って１４：４０着いたお宿は　西山温泉「慶雲館」。

景雲2年（AD 705年)創建で１３００年の歴史を有するとて

緑の山懐に抱かれて幽玄の趣。

スタッフさん達が整列してお出迎え。

山梨県南巨摩郡早川町西山温泉　　（３５部屋１３０名）
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ロビーで一服、

伸び伸びしたゆとりのロビー。

階段を上ります。「慶」と掲げられた宿の印が.風格あり..。

希望通り和室に招じ入れられて

窓外には緑が一杯、こじんまりと落ち着いた部屋です。

額も気に入りました。

部屋係さんが去った後コンセントの場所などチェック。

充電などもぬかりなく...

サイズに見合った浴衣と足袋が用意され一通りの館内利用案内を傾聴。

出されたお茶請けは夕食に響くかも...と控えめにして

楽しみの温泉へ向かいます。

清潔そうなのが嬉しくて

１６３０/分 の湧出量日本一の掘削を自負するに相応しい

湯量と温度でした。

高齢者に優しいお湯のようです。

眼下には川が流れています。湯上り休憩に まさに渓を望む場所。

川の勢いは良く清冽で気分爽快です。

花梨酒で乾杯！　蓬豆腐が良い香りですし

ジュンサイ、冬瓜、アマゴ、枝豆、などがそれぞれの味付けで

煮込んであり、川ガニが愛らしくて暫く箸をつけないでいました。

茜鱒重ね造り、青大豆湯葉

トマト皮牛筋射込み、パプリカ、アスパラ、蕪

山女魚幽庵焼きとクルミ土佐和え

甲州牛ハンバーグ溶岩焼き、季節の野菜添え

レンコンご飯、赤出汁、べったら、らっきょう、胡瓜の香の物

（ご飯は宮城県産の契約農家の国産米）

デザートは日向夏のゼリー

お腹がいっぱいになりましたが美味しくてほぼ完食しました

食後の運動に館内を散歩しました。

売店は豊富な品ぞろえです。

部屋にもどって明日の下調べをしました。

身延町について...、久遠寺の門前町として栄えてきた。
　　　　　　　　特産は和紙、竹炭、あけぼの大豆など。

久遠寺の地図、ロープウェイで頂上まで行けるかどうか？

三門...「空」「無相」「無願」の三解説を表すことから

「三門」と称される。

三門から本堂へと続く２８７段の石段「菩提梯」高さ１０４ｍ。

悟りに至る階段のことで登り切れば悟り（本堂）に至る。

「本堂」...火災焼失後１９８５年に再建された。（2500人収容可）

「五重塔」..2009年５月に復元建立された。（明治の大火で焼失した）

「本堂内陣」

身延山久遠寺は日蓮上人が度々幕府の迫害に会いながらも信徒の一人・

甲斐の国の領主南部公の招きでこの地に草庵を結んだのが５３歳の時。

大堂建設された後、身延山妙法華院久遠寺と命名、以来法灯が絶えない。

１１５３ｍの山頂には上人の親を思う心が込められた奥の院

「思親閣」が建っていて下界の眺望がすばらしい。