2017.秋_バルト三国巡ってきました（２）ビリニュスに秋がきた

2017/09/13 - 2017/09/15

フィンランドのヘルシンキ経由で最初に入ったのはリトアニアの首都ビリニュス。ここからエストニアのタリンまで北上していきます。

隣接するポーランドやロシア、そして第1/2次世界大戦時はドイツと領土問題など複雑な歴史を経てリトアニアとして独立したのは1990年3月。EUに加盟したのは2004年だそうです。

ところで、到着前日くらいで夏は終わりの週間天気予報だったので、衣類は長袖と羽織は革ジャンにしましたが、正解でした。天気は変わりやすく、折り畳み傘も手放せない天候でした。もう秋なんですね。ビリニュスでは旧市街にあるアパートに2泊します。

エリア ビリニュス(リトアニア)

前日楽しく飲みすぎました。重い頭と体のままタラップを上がって搭乗。ほとんど寝て過ごしたので機内の写真はありません。

ヘルシンキで乗り換えたビジネスクラスは前方１列でお客さんは私だけ。短い飛行時間に機内食も私だけで、CAさんの手厚いサービスを受けました。

ヘルシンキヴァンター国際空港 (HEL) 空港

ビリニュスから北東100kmあたりのモレタイ上空からの眺め。
この辺り、緑の中に湖がたくさん見えるなと思っていたら、アウクシュタイティアという国立公園の周辺だったようです。

駅舎のような外観の小さなこの建物がビリニュス空港。

すぐ外にあるバス停から発車する路線バスを途中市街地で乗り継いで、アパートに向かいます。
旧市街内はバスが乗り入れていないので、ガタゴト荷物を引いて10分。アパートのオーナー夫妻との待ち合わせ場所に到着して、一安心。長旅でした。

ビリニュス空港 (VNO) 空港

翌朝、気持ちよく晴れています。旦那さんがお昼頃合流予定なので、朝の散歩に。気持ちの良い公園を抜けて、丘を目指します。

ゲディミナス塔。まだリフトも動いていないし、体を動かしたかったので、急坂を登りました。

ところで、山道もビリニュスの旧市街の道もかなり足元が悪いです。石畳ではなく、いろんな大きさの石が隙間を大きく開けてゴロゴロと敷かれていて、足元要注意！

城壁越しに丘からの眺めは最高です。市内が一望できるので、天気がよければ、まずここに登ってみることをお勧めします。

塔の上の国旗が冷たい風にあおられています。前日までは最高気温が20度を超えていましたが、この後の予報では、そんな日はなさそうです。

丘の上の城博物館 (ゲディミナス塔) 博物館・美術館・ギャラリー

反対側のネリス川向こうには高層ビル。

戻って旧市街方面。眼下には王宮。2002年に再建され、今は博物館だそうです。

南西方面。右側にビリニュス大学とその中に立つ聖ヨハネ教会が見えます。
左方面の緑の中をヴィリニャ川が流れています。紅葉はこれからですね。

丘を降りて、大聖堂の鐘楼

カテドゥロス広場 広場・公園

そして、大聖堂。

18世紀に大改装されたキリスト教会は、こんなに大きいのです。

大聖堂 (アルキカテドゥラ) 寺院・教会

旦那さんを迎えるため、一度アパートに戻ります。アパートの裏側のリテラトゥ通りの土塀にはこんなアートが。
アパートは、ピリエス通りという門前町として栄えた通りに入り口があって、とても便利な場所ですが、古い建物をリノベした部屋は静かで快適でした。

合流した旦那さんとランチをして歩き始めると、この天気。ゴシック様式の聖アンナ教会の後ろに写っているのはベルナルディン教会。いよいよ雨が落ちてきたので、退散します。

雨の中、夕飯を取りにビリニアウス通りを歩いているときに見かけた雰囲気のある建物。演劇と音楽と映画の博物館だそうです。
ゲディミノ大通りに向かってこの通りを北上すると、新しくて大きめのバーやレストランが並び、地元の人たちで大にぎわい。まだ夏を惜しんでいるのか、オープンエアの席で遅くまで盛り上がっていて、旧市街とは趣が違うエネルギーを感じました。

やっぱり郷土料理も食べたいな、ということで旧市街に戻り、Alinė "Leičiai"　というビアホールへ
http://www.bambalyne.lt/en/en-leiciu-bravoras

ビーツの冷たいスープ

ツェペリナイというひき肉を包んだじゃがいものお団子。事前情報を踏まえて、二人で一皿かつ小ポーション。正解でした。

翌朝。旧市庁舎広場を抜け、夜明けの門へ。９つあった城門のうち、この１つだけが残っているそうです。

夜明けの門 史跡・遺跡

聖母のイコンは下から拝見しました。

朝ごはんはすぐ近くのGustoへ。

グヤーシュ。温まります。

暖かいリコッタチーズを巻いたクレープにOP.でいちごソースを。
甘いものはあまり食べないのですが、なんとも優しく美味しくて感動。

目玉焼きを乗せたシンプルポテトパンケーキにOP.でサワークリーム。
これも美味しい。ファミレスの風情ですが、朝早くからやっていて、安心して満足できる美味しさでした。

さて、アパートの鍵を返して、トロリーバスでネリス川向こうの街にあるレンタカー事務所に向かいます。
この辺り、名の通った企業の事務所が通り沿いの雑居ビルに入り、後方にはポーランドやブルガリアと同じようなグレーのロシア風のビル（集団住宅）が立ち並んでいます。トロリーバスには歴史を感じますね。

親切なEuropcarのお姉さんに３国の見どころを教えてもらって、まずはトラカイ城に向かいます。雨止まないかなー。