2017/09/26 - 2017/09/26
4692位(同エリア11045件中)
ペコちゃんさん
- ペコちゃんさんTOP
- 旅行記445冊
- クチコミ111件
- Q&A回答1件
- 729,007アクセス
- フォロワー24人
福島県中部にある「安達太良山」は、数万年前まではマグマ噴出を繰り返していましたが、現在は沈静化している活火山です。
高村光太郎の『知恵子抄』で “ ほんとの空 ” と詠われた日本百名山の安達太良山は、標高1,700mとあまり高い山ではありませんが、四季折々の花々や紅葉、スキーなど一年中楽しめる山でもあります。
9月下旬に7名で紅葉山行に出かけました。
紅葉の最盛期には少し早かったのですが、逆にあまり混雑していなく、快晴の下、色づき始めた安達太良山をゆっくりと楽しむことが出来ました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
車2台で5時に地元を出発しましたが、圏央道の開通により、30分で羽生PAに到着。
-
丁度、朝日が出て、今日も好天が期待できそうです。
-
7時に那須高原SAで小休止。
-
東北道のSA・PAには、元禄時代の俳人・松尾芭蕉の『おくのほそ道』ゆかりの句碑が置かれています。
西行が那須・芦野で詠んだ歌の柳を主題にして、謡曲「遊行柳」が創られましたが、芭蕉は、那須湯泉神社の参道脇にある西行ゆかりの遊行柳に心を寄せ、元禄2年(1689年)ここに立ち寄り、この句を詠みました。
” 田一枚 植て立去る 柳かな ” -
福島県に入ると濃霧で、周りは何も見えない中を暫く走りましたが、郡山を過ぎると徐々に秋晴れの空に変わりました。
二本松ICで東北道を下りて、あだたら高原に向かうと、見えてきました「安達太良山」。 -
あだたら高原駐車場に、8時半に到着。
-
駐車場から、あだたら山ロープウェイ山麓駅に向かいます。
-
あだたら山ロープウェイ山麓駅の標高は950m・・・片道1,000円の切符を買ってロープウェイに乗ります。
-
6人乗りゴンドラに乗り、わずか6分で頂上駅へ。
-
ロープウェイからの眺め・・・紅葉が始まっています。
-
山頂駅の標高は1,350m。
-
9時5分に登山開始。
1996年4月に、皇太子と雅子様も安達太良山に登山されました。 -
まずは、薬師岳の展望台へ・・・ここからは、安達太良山・牛ノ背・鉄山がよく見えます。
そして、高村光太郎も智恵子も納得するだろうと思われるような素晴らしい “ ほんとの空 ” が広がっていました。 -
” この上の空がほんとの空です ”
現在の二本松市で生まれた高村智恵子(明治19年~昭和13年)は、女性洋画家の道に進み、高村光太郎と出会いますが、52歳の時に肺結核で亡くなります。
『智恵子抄』は、詩人の高村光太郎が昭和16年に出版した詩集で、その中の「あどけない話」に安達太良山が登場します。
” 智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空が見たいといふ。私は驚いて空を見る。桜若葉の間に在るのは、 切つても切れない むかしなじみのきれいな空だ。どんよりけむる地平のぼかしは うすもも色の朝のしめりだ。智恵子は遠くを見ながら言ふ。阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に 毎日出てゐる青い空が 智恵子のほんとの空だといふ。あどけない空の話である。 ” -
ちょこんと飛び出た安達太良山のピークを見ると、安達太良山が「乳首山」と呼ばれる理由がわかります。
祠の横にある鐘を二人で鳴らすと、智恵子・光太郎の純愛にあやかって幸せになれるそうな。 -
安達太良山への登山道の木々は、徐々に色づき始めています。
-
歩き始めて約30分、仙女平分岐で小休止。
-
仙女平分岐からは安達太良山のピークが望め、赤・黄・緑の紅葉コントラストが目を楽しませてくれます。
-
ここからは、ゴツゴツした岩道が続きます。
-
-
秋を告げるオヤマリンドウ。
-
この時期の安達太良山は、至る所にオヤマリンドウが咲いています。
-
オヤマリンドウと紅葉の岩道を登って行きます。
-
高齢のカップルも頑張って登って来ました。
-
青空と紅葉のグラデーションが素晴らしい!
-
1時間ほどで、見晴らしの良い斜面に出ました・・・さすが、噂にたがわぬ安達太良山の紅葉です。
-
眺望を楽しみながら登って行きます。
-
赤いナナカマドと・・・
-
シラタマノキ。
-
ここから山頂まで、あと少し。
-
頂上が見えてきました。
-
何人もの人が「乳首」に登っています。
-
10時半に頂上直下(1,700m)に到着。
-
多くの人で賑わっています。
-
左側には和尚山・・・
-
右側には、牛ノ背、鉄山が見えます。
-
頂上は岩の塊なので、クサリ場もあります。
-
順番に岩をよじ登り、頂上へ。
-
祠の後ろの石碑には、「八紘一宇」の文字が刻まれています。
八紘一宇とは、『日本書紀』にある「八紘(あめのした)を掩(おお)ひて宇(いえ)にせむ」、つまり、全世界を一つの家のようにするということです。 -
山頂からは磐梯山(1,816m)が見えます。
-
右側に見える安達太良山の火口。
-
頂上を下りて、牛ノ背へ。
-
振り返って見た安達太良山の頂上。
-
いくつも積み上げられたケルン。
-
明治21年の磐梯山(左側)噴火で出来た秋元湖(右側)が見えます。
現在はダムや発電所が設けられています。 -
荒々しい矢筈森(1,673m)。
-
まるで、ピラミッド。
-
1996年9月に噴火があった「沼ノ平」・・・別世界です。
-
以前はこの火口原の真ん中に登山道があったのですが、1997年に悪天候の中、ここを歩いて安達太良山を目指した登山者14名のうち、4名が火山ガスによる硫化水素中毒で死亡した事故があり、それ以来、立ち入り禁止となっています。
-
沼ノ平分岐点から「峰ノ辻」に向かう途中、矢筈森の下で昼食をとりました。
-
矢筈森を見上げる。
-
秋のイワカガミ。
-
オトギリソウ。
-
12時過ぎに峰ノ辻に到着・・・山頂部の「乳首」がよく見えます。
-
標柱の先は、篭山(1,548m)。
-
左側は鉄山(1,709m)。
-
くろがね小屋への下山道・・・鉄山の下は、紅葉が始まっています。
-
矢筈森を見上げる。
-
ナナカマドの赤い実と青空のコントラストが美しい。
-
篭山の辺りも紅葉が始まっています。
-
鉄山の斜面の白い部分(左側)は硫黄で、この辺から下部にかけて温泉が出ており、岳温泉に供給されています。
中央の斜面を見ると、岩陵部分から崩落した跡がくっきりと見えて、えぐられている崩落の凄さを感じます・・・2011年9月5日(大震災の約6ケ月後)、大雨の後に大崩落した傷跡です。 -
鉄山の下は、紅葉の最盛期には燃えるような赤になります。
-
鉄山の切れ落ちた岩壁をズームアップ。
-
14時、くろがね小屋に到着。
-
くろがね小屋から勢至平を下って駐車場に向かいます。
途中の道には、アキノキリンソウや・・・ -
ゴマナが花を付けていました。
-
駐車場に近づくと、綺麗な清流が流れています。
-
ここは「あだたら渓谷自然遊歩道」・・・安達太良山から流れ出し、二本松市を北から南に流れる原瀬川上流の烏川(からすがわ)に沿った、全長約1キロメートル の自然探勝路です。
-
途中には二階滝・魚止滝・昇竜滝などもあり、歩いてみたかったのですが、帰りの時間が気になるのでパス。
帰りの道路も混雑していなくて、18時半には家に着き、” ほんとの空 ” を楽しめた安達太良山の一日でした。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
福島 の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
69