2017/09/20 - 2017/09/20
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cocokunさん
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2017年秋。開業1周年を迎えた『星のや東京』のディナーに誘われ夫婦で行ってきました。
ならば、その前に芸術でもたしなもう!と、上野で開催中(9/24迄)の『アルチンボルド展』にも寄り道しました。
詳細は旅行記を読んで頂きたいのですが、この日はイタリア人画家であるジュゼッペ・アルチンボルド氏と星のや東京・料理長の浜田統之氏の2人に魅せられた1日になりました。
【付記】2017年11月、トランプ大統領補佐官であり娘のイヴァンカさんが来日した際に、安部総理大臣が「星のや東京」のNippon Cuisine でおもてなしをして話題になりました。何だか嬉しいです^ ^
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
-
平日午後の上野。
上野駅から一番近いのが、こちらの国立西洋美術館。
世界遺産に登録された ル・コルビュジエ設計の建物も良いですが、こちらの常設展では、宗教画から印象派のルノワール、モネなどの有名どころもあるので、企画展と一緒に見ごたえのあるものになります。
この日は『アルチンボルド展』が企画展として開催されていました。国立西洋美術館 美術館・博物館
-
前庭には、ロダンの彫刻が無造作に置かれています。
『 カレーの市民 』 -
実は、運慶展を観るつもりだったのですが、勘違いでまだやっておらず、急遽観ることになったのがアルチンボルド展でした。
だって… 個性があり過ぎる作風ですから^^;; -
ジュゼッペ・アルチンボルド(Giuseppe Arcimboldo、1526-1593年)は、イタリア出身でハプスブルク王室お抱えの画家。
インパクトはありますが、正直私の好みでは無いと思ってました。
だって…癒し系ではないでしょ?
ところが、このお方、、、なかなかの凄腕でした!
この絵は、四季シリーズの『冬』という作品です。 -
もちろん宮廷画家ですから、皇族の肖像画などもかなりの腕前でノーマルに描かれていて展示されてました。
ただ、その普通さに物足りなさを感じたのか『寄せ絵』という世界を開拓していったようです。
絵にはそれぞれテーマがあり、人の横顔をモチーフに、統一性のある素材を使って、巧みな描写力でエネルギーを発しています。
例えば、コレ。
有名な四季シリーズからの絵葉書ですが、
『春』(1563年)
16世紀のウイーンで、これ程多くの花を見ることが出来たのか分かりませんが、生き生きと描かれています。また、首から上と下の葉っぱの対比もユニークで笑ちゃいます。
それでも、コレはまだ見た目に許容範囲内。 -
『夏』(1572年)
こうなると、人とはかけ離れていて、チョット怖いし、大丈夫?
ってことに。。。
それでも、やはり腕は良いようで、藁製の服のキメの細かさは秀逸です。
襟元には、チャッカリ自身の名前が入ってました。
今回は、『秋』と『冬』も揃って展示されていました。 -
四季シリーズの前の1566年頃には、四大元素シリーズの『大気』『火』『大地』『水』が世に出たようで、展覧会で四季シリーズと四大元素シリーズが揃ったのは凄い事らしいです。
『大気』(1566)
鳥の目が怖いくらい鳥だらけ。
鳥図鑑のようです。
大空を飛べる鳥が羨ましかったのかなぁ。。。
ちなみに『水』は魚介類系でまとめられており、真珠のネックレス&イヤリングまで付けている徹底ぶりで、かなりヤバイです。興味のある方は是非ググってみて下さいね(笑) -
『大地』(1566)
この流れで来ましたから、大地はやはり納得の動物ということになります。
毛の一本一本まで丁寧に描かれているのに感心しつつも、全体的に見る不気味さのアンバランス。
最初は戸惑い、そのうち誰もがクスクスと笑いながら彼の絵を鑑賞して周り、最後の方は段々慣れてきて、彼の意図にウンウンとうなずいてしまう不思議な画家です。笑
この大地の動物の中には創造上の動物もいますよ。
どれだか分かりますか? -
最後の絵葉書は『肉』(製作年不詳)
だまし絵の一つで、上下ひっくり返して見ると、やっぱり人でした。
しかもコチラを見て、ほくそ笑んでますよー!
こんなお茶目な一面もあるんですね。 -
展覧会を観る前は、彼のことをかなりの変人だと思ってましたが、展覧会を見終わった時には、彼の才能にブラボーと言いたくなりました。
チケットの半券を見ると「さぁ、謎解きの世界へ」とあり、正にいろんな意味で楽しい展覧会でした。 -
その後は、閉館の17:30まで常設展を観て周りました。
西洋美術館の常設展は充実していて、宗教画に始まり、印象派、キュビズムに至るまで私好みです。ここだけでも1時間以上かかりますので、企画展と一緒に周る際は、2時間以上みていた方がお得です。
閉館後、外に出た頃はライトアップされていました。
前庭のロダンの作品『地獄に門』『弓を引くヘラクレス』などがまた違って見え素敵でした。 -
のんびり閉館まで上野にいたため、タクシーで慌てて大手町まで行きました。
18時にこちらの『星のや』さんで待ち合わせ。
ところが、車で乗りつけるエントランスが運転手さんも分からず(後で車は地下からと知りました)、徒歩で建物の周りを回って入り口を探しました。
裏口?と思うような北側に、通用口のような小さい入り口を発見!
ちょっと分かり難い。。。
しかも、和装の男性が立っていてこちらを見ているので、写真も撮りづらい雰囲気でした。
慌てて撮った写真が、このブレブレ写真w
ここまで動揺しなくても良いのですが、初めてで気後れしちゃって^^;
更に、この撮影直後にこの方と目が合ってしまって、オドオドしながら「ここが入り口であってますか?」なんて質問をした小心者の私。宿泊者以外も限定で Nippon Cuisine を予約出来るようになりました @星の屋東京 by cocokunさん星のや東京 宿・ホテル
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イチオシ
この男性に名前を告げ、リストチェックを受けてから中に案内されました。
ですから、本当に許された者しか建物内に入れないシステムのようです。
そして大きな木の扉を入って最初に目にするのが、この玄関ホールです。
いきなりのお出迎えで、面食らっていたところに、、、
更に、ここで靴を脱ぐように言われます(笑)
そっか! ホテルではなく、旅館をコンセプトとしているのだったな、、、と、改めて思い出しました。
ちなみに、左側は靴入れだそうです。宿泊者以外も限定で Nippon Cuisine を予約出来るようになりました @星の屋東京 by cocokunさん星のや東京 宿・ホテル
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一番奥に、季節のお飾りがありました。
完全、和テイストです。 -
皆が揃うまで2階のロビーに案内されました。
エレベーターの床も畳です。スリッパは敢えてなく、何処でも家のように裸足で歩き回る感じです。悪くはないです。(ただ、お友達には予期せぬことだったようで、素足にパンプス用靴下を履いていたので恥ずかしかったと言ってました)
フロントは小さく、大型宿泊施設ではないことを物語ってました。
そしてフロアも、細長く広いとは言えませんが、居心地の良い狭い空間でした。
丁度、英語で日本のジャグリングみたいなショーをやっていて、海外からの宿泊客が浴衣(甚平さん?)のまま、日本酒やノンアルを飲みながらくつろいでいました。(飲み放題のようです) -
皆が揃ったので、いざ!地下の食事空間へ。
そこは、先ほどまでの皆に誰?って見られるような雰囲気とは違って、急に静寂漂う空間でした。
壁は地層をイメージしていて、ある意味、心地の良い閉鎖感があります。
更に個室に分かれているため、完全なプライベート空間です。
事実、満席の筈ですが、この後は誰にも遭遇しませんでした。宿泊者以外も限定で Nippon Cuisine を予約出来るようになりました @星の屋東京 by cocokunさん星のや東京 宿・ホテル
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さあ!いよいよ、、、
星のや東京の料理長である浜田統之シェフによる Nippon Cuisine の始まりです!
お品書きも一風変わっていて、料理を想像しながら待ちますwww -
先ずは、軽井沢ビールで乾杯♪
付き出しには、炭のチーズクッキーみたいなのが出て来て、イキナリ戸惑う。。。
円盤みたいな木製器に、海老しんじょを揚げたようなオツマミと一緒に刺さってました。
最初、焼き海苔かと思った(笑)
とにかく大判で、意外にお腹が膨れました。 -
次もまだ、メニューが始まる前の「付き出しその2」です。
細かい説明があったのですが、すでに記憶に薄く、料理とお酒を楽しめば楽しむ程に、細かい事はどうでも良くなってしまう性格なので、この後は写真中心で解説はザックリですので御了承下さいませ(≧∀≦)
お茶ではなくスープですよ。 -
イチオシ
アミューズのタイトルは「 石 」
5つの意思 と書き添えられていました。
これは、浜田シェフが軽井沢のユカワタンで腕を振るっていらっしゃった時からのスタイルのようです。
冷たい石や、温かい石の上に繊細な一品一品が乗っています。
ざっくりですが、左から、キス(冷)、ミニトマトガスパッチョ(冷)、鮎(冷)、鰹(温)、秋鮭(温)のお料理だったと思います。宿泊者以外も限定で Nippon Cuisine を予約出来るようになりました @星の屋東京 by cocokunさん星のや東京 宿・ホテル
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1つ拡大すると、こんな風。
花付きのマイクロ胡瓜が可愛い ^^
これは、鮎のポーピエットと言われました。
分からない用語がこの後も飛び交い、記憶力の弱い上に酔っ払ってきて、何度も聞いてしまいすみません >o< -
イチオシ
次に「新鮮な〇〇のお魚が入荷しましたのでサービスです。」と言われて出てきたのが、こちらの一皿です。
〇〇は覚えてないのですが^^; 大変美味しく頂いた味は忘れていないのでお許しを。白いフリルのようなものはキノコです。
実は、浜田シェフは、キノコは自ら採りに行くほどのこだわりぶりだそうで、この後のお料理の引き立て役として随所に登場します。
秋はキノコが美味しいですものね。 -
タイトル「 汕 」鰹料理
-
タイトル「 温 」鰯料理
Not at all とも書かれていました。 -
次は「 養 」すっぽん
Energy source とありました。 -
良いすっぽん出汁の中に、ラビオリが入ってました。
-
タイトル「 旨 」穴子料理
カリカリの揚げ茄子と一緒に。
本当にウマウマでした♪ -
タイトル「 鮮 」サメガレイのポアレ
ザラザラ&カリカリの皮がこれまた旨い! -
タイトル「 改 」桃とトマト
デザートのようでデザートじゃない。
桃の香りがスッキリ、白玉団子の中身がどおしても思い出せませんが、甘くない物でした。。。(汗) -
ここまで、料理に合わせてくれて6種類ものグラスワインをお任せで出して頂きました。4人ですからボトルも有りでしたが、グラスで6~7杯1万円からのこちらはワクワク感もあって、いろいろ飲めるので良かったです。
-
デザートです。
タイトルは「 豊 」落花生とメロン
バナーヌとピーナツのアイスクリームの香りが絶妙に美味しかったです。
甘すぎない大人の味です。 -
イチオシ
最後のタイトルは「 果 」おたのし実
果実を使ったプティフールも芸術品でした。
特注している流木の台にもかなりのこだわりを感じ、最後まで驚かされることばかりでした。
お料理の余韻に浸りながら、お抹茶と一緒に頂きました。宿泊者以外も限定で Nippon Cuisine を予約出来るようになりました @星の屋東京 by cocokunさん星のや東京 宿・ホテル
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帰りはタクシーを呼んで貰い案内されたのが地下でした。
なるほど、これでは、知らないタクシーの運転手さんは辿り着けない訳です。 -
お願いしたのは、MKタクシーのアルファード。
初乗り410円で一般のタクシーと料金変わらないのに、この広さ!
リクライニングシートでオットマンまでついてます。
今回は、ご近所さんで、もう20年以上も家族ぐるみで付き合っているご夫婦と4人での会食でした。
お互いの子供達も仲良いのですが、今夜は留守番です。
子供抜きで4人で食事をしたのは初めてで、お互い「もうそんな歳になったんだねー」なんて感慨深けに話したりしました。
子供には、ちょっと贅沢な今夜のお料理の数々、、、
また、大人のための食事会を企画するとしましょう(*^^*)
ーおしまいー
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この旅行記へのコメント (4)
-
- chieko2014さん 2017/10/06 18:25:10
- おっ久~です!
お元気様ですか?美魔女っぷりは健在ですね~。
アルチンボルド、趣味じゃないと敬遠してました・・ブラボー!な、感じなんですか^^
それより、贅沢なお食事にブラボーよ。
予約のキャンセルを発見^^したお友達もブラボーですね~。
そして摩訶不思議な演出のお料理のお味の方はブラボーでしたか?
それにしても拝見していて垂涎もののいい旅ばかりですね・・野宿が悲しくなりました(笑)
では、またです。 C-2
- cocokunさん からの返信 2017/10/06 22:14:58
- Re: おっ久~です!
- chieco2014さん、お久です^ ^
何をそんな野宿だなんて~笑
私はchieco2014さん達の長旅が羨ましくって仕方がありません!
丁度、これから2014年のギリシャ旅の続きを読ませて頂こうと思っていたところです。1990年に3日だけ立ち寄ったアテネを思い出しながら読ませて頂きますね♪
最後になりましたが、私のブログに訪問&投票有難うございました!
また、沢山のブラボーw感謝ですw
cocokun
-
- ゆのっち26さん 2017/10/05 21:58:22
- お料理は芸術ですね!
- cocokunさんへ
こんばんは!
アルチンボルドって名前初めて聞きましたがとてもユニークで興味が湧く絵ですね!
4トラの旅行記はこうやって自分の知らない世界を見る事が出来るから好きなんですよね(o^^o)
そして星のやでのディナー。目でも楽しめるお料理でお友達ご夫婦と一緒に素敵な時間を過ごされたんですね(*^^*) 私も行ってみたいです!
ゆのっち26より
- cocokunさん からの返信 2017/10/06 21:55:57
- Re: お料理は芸術ですね!
- ゆのっち26さん、訪問&投票有難うございました!
私もアルチンボルドに全く興味がなかったのですが、意外に楽しかった。食わず嫌いじゃないですが、何事も経験ですね。
今回ご一緒したママ友とは、子供がお腹にいる時から一緒に産科検診に通った仲。実は来月の韓国は彼女と行く予定です。
子供はなかなか付き合ってくれないので、これからは夫や友達との時間が長くなるのかなぁ(*^^*)
コメント有難うございました♪
cocokun
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