初秋のレッサーパンダ紀行【２】 ひらかたパーク　散々だった国際レッサーパンダデーの週末・・・でも、ソラ君に会えたのでオールオーケー！！

2017/09/17 - 2017/09/18

国際レッサーパンダデー・・・ご存知ですか？
毎年9月の第３土曜日はRedpanda Networkが提唱する国際レッサーパンダデー、世界各地の動物園で絶滅危惧種であるレッサーパンダへの理解を深めてもらうためのイベントなどが行われます。
今年は９月１６日・・・もちろん、世界のレッサーパンダ飼育数を半数以上を担う日本でも各園で様々なイベントが催される予定でしたが、九州から西日本に掛けて台風が直撃・・・イベントが中止や延期になった園も多かったようです。

僕個人的には突発的仕事関連と台風に翻弄された週末となりましたが、３連休最終日にひらかたパークでソラ君に会えたのでトータルOKでした。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 寝屋川・枚方・交野(大阪)

９月１６日の国際レッサーパンダデー当日は会社の急用でどこにも行けず。
そこで、心機一転、翌１７日はレッサーパンダの特別展を見に神戸市立王子動物園へ行ってみました。

特別展が１３時からなので１２時２０分頃に到着してみると・・・なんか様子が変・・・。
入り口が閉鎖されて、お客さんがぞろぞろと出口に向かって来ています。




１３時からのレッサーパンダ特別展目当てで、１２時２０分頃に着いたのですが・・・なんだか様子が変・・・、

この日は台風の接近が予想されており、神戸市地方に暴風警報が発令された場合は休園になるとの告知があったのですが、なんと１２時の段階で強風注意報が暴風警報に格上げ・・・その時点で以降の休園が決まったとのことでした。

翌１８日、昨日王子動物園で見ることが出来なかった特別展は今日ではなく翌週２４日に順延になったので、３連休最終日の今日はひらかたパークに行く事にしました。

今日は比較的暑いのでお昼のど真ん中に行ってもレッサーが出ていない可能性があるので、大阪城でポケモンGOしながら時間調整。

京阪電車でひらパーに行くなら、ひらパーGO！GO！チケットがお得です。

通常ですと入園料だけで大人１４００円のところ、このチケットなら京阪線全線乗り放題＋ひらパーの入園券付きで１４００円！！
ひらパーの後に京都に行ってご飯なんてことも出来ますよ。

京阪電車枚方公園駅から歩いて５分くらいでひらパーに到着です。

園内はすでにハロウィンの飾り付けがされていました。

動物達のいるワンダーガーデンもハロウィン仕様に。

こちらがレッサーパンダ舎です。
以前は屋外放飼場と屋内展示室があったひらパーのレッサー舎ですが、屋内舎をリスザルに譲ったために現在は屋外放飼場のみとなっています。

バックヤードへの扉は開いていますがソラ君はやはり出ていないですね・・・まだちょっと暑いから仕方ないですね。

今日はソラ君に会えない可能性も十分にありますので念のためにレッサー紹介札を撮影・・・最悪の場合でもなんとか旅行記を作るための苦肉の策も取っておきます（苦笑）

もうちょっと涼しくなるまで他の子達に会っておきましょう。

先ほども書きましたが元レッサー屋内展示場はリスザル舎になっています。
ここはさすがに活発に動く子が多いので面白いです。

そして、プレーリーさん。

仲良くお食事中でした。

コッツーはお昼寝。

ひらパーのコツメカワウソと言えばレッサー共々業界（？）の一大勢力だった頃もあったと聞いていますが、これまたレッサー同様で現在はちょっと細々と言う感じで勢いを感じないですね、ちなみにコッツーは園内のどうぶつハグハグたうんにもいるようですね。

元のアライグマ舎はアカハナグマ舎になっています。

ワンダーガーデンの仲間はこれが全て・・・やはり少し寂しいですね。
正直、ひらパー自体も今後の動物展示について迷っているんだと思います、日本動物園水族館協会にも加盟してませんしね。
直接に利益を産まない動物展示の今後に遊園地が主体であるひらパーが迷うのは当然だと思いますが、その迷いがしわ寄せとなって飼育動物達に降りかからないことを祈っています。

レッサー舎に戻ると。

バックヤードの扉越しに毛繕いをするソラ君をなんとか見ることが出来ました。

ソラ君は２００６年８月１日広島市安佐動物公園生まれ。

最盛期は５匹以上の仲間とここひらパーで暮らしていましたが現在ここに残るのはソラ君一匹だけになってしました。

過去には繁殖で日本のレッサー界に大貢献したひらパーだけに１匹飼育と言う現状には寂しさを感じてしまいます。

本当のひらパー側の考えはもちろん僕には分かりませんが、おそらくはこのソラ君が天寿を全うした時、あるいは可能性は少なそうですが他園に移動した時がひらパーのレッサー飼育の終焉になるように思えてなりません。
僕自身はひらパーの飼育技術が他園より劣るとは考えてはいないので残念ではあるのですが、出来ればソラ君は元気なうちに他園に移動した方がいいのではないかと思っています。
日本平、甲府、楽寿園・・・引き取り可能な園は結構あると思います、あるいは、新規にレッサー飼育を予定している東山動物園やレッサー飼育を検討していると言われている岡崎市東公園に１期生として赴任して後見役を任じるのも素敵かも。

１４時１５分、何とソラ君が外に出て来てくれました！！

どうやらおトイレタイムだったようです。

ちょっと毛並は乱れていますが、相変わらずの可愛らしい顔立ちに均整の取れた体躯・・・元気そうでなによりです。

おトイレを済ました後はアスレチックに登ってくれました。

そして、トコトコとバックヤードへの扉に向かうソラ君・・・。

１４時１８分　再びバックヤードへ。

この日ひらパーに１時間半ほど滞在しましたが、ソラ君を屋外で見れたのはこの時の３分間だけ・・・。
でも、元気な姿が見れただけで大満足なのです。

ありがとう、ソラ君。
また、会いに来るね。