2017/07/01 - 2017/07/01
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mirilinさん
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アール・ヌーヴォー建築にハマって以来、歴史を感じる建物を見るのが大好きになってしまった私と相方。台湾でも一眼とコンデジを1台ずつ抱えて台北と台南を東奔西走。灼熱の地で人間小龍包となりながら日本統治時代の重厚な建物や、明朝の頃からの優美な建物などにレンズを向けまくったのでありました。
なわけで、今回は台南編 Part2
台北から新幹線で日帰りの駆け足でしたが、灼熱の台南を目眩がしながら歩き回った後半です。
【台北編はこちら】
Part1 台北駅西側(北門⇒西門あたり)の建物たち
http://4travel.jp/travelogue/11258410
Part2 台北駅南側(二二八公園一帯の官庁街)の建物たち
http://4travel.jp/travelogue/11259105
Part3 台北駅北西の迪化街の建物たち
http://4travel.jp/travelogue/11260056
【台南編 Part1はこちら】 https://4travel.jp/travelogue/11261395
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
-
台南中心部巡りの前に、腹ごしらえをすることにしました。
立ち寄ったのは、事前にチェックしていた蟹おこわで有名な「阿霞飯店」
台湾のレストランにしては、豪華な店構えと、横柄な店員の態度に、ちょっと引き気味になったものの、炎天下を歩き続けるのも疲れていたので、そのまま席に着くことにしました。
大きな丸テーブルに相席です。
味は、ま、普通です。絶賛するほどのものではないかなと思いましたが、高級風な作りなのに、ぞんざいな態度の店員と、騒がしい客層で、味も何割か減に感じてしまったかもしれませんが…。 -
そうそう、このドデカイ不思議なあんみつ風スィーツは、サービスとのことでした。
半分以上残しちゃいましたけど。 -
この「阿霞飯店」の斜向かいには「天壇」という大きなお寺があります。
道教の最高神"玉皇上帝"を祀る廟で、鄭政権が天のお告げを聞くため、祭壇を設置したのが、天壇の起源といわれています。1854年に建立されたそうですから、それほど古いものではないですね。 -
好き嫌いがはっきり分かれそうな塔?もあります。
煙が出ていましが、お香でも炊いているのでしょうか? -
華麗な門をくぐってみます。
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中では、熱心な信者さんがお参り中です。
失礼にならないよう、そっと遠くから覗いておきます。 -
道教のお坊さんは、とても華やかな衣をまとっていますね。
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林百貨店までの道筋に、「鄭成功祖廟」があります。
鄭成功は、台湾からりオランダ人を駆逐し、台湾で初めての漢民族政権を樹立。台湾を開墾し、貿易を活発にするなど、台湾発展の基礎を築いたとして、台湾ではとても尊敬されていますが、母は日本人女性という日本とのハーフ。幼名は福松というそうです。
入口には、その日本人のお母さんと福松くんの像があります。(写真左側の石の像です) -
途中でランチ休憩は取りましたが、神農街から炎天下を歩くこと15分、今回の台南訪問の一番の目的「林百貨店」に到着です。
林百貨店は、山口県出身の経営者「林 方一」によって、1932年の日本統治時代に創立した百貨店で、設計者は、当時台南州地方技師兼台湾建築会台南州支部長だった梅沢捨次郎でした。
当時の台南では唯一近代的エレベーターを備えていた建物ということで、とても注目されていたそうです。 -
ビルの中央、一番上に掲げられた「林」のロゴマーク。可愛いですよね!
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日本統治時代に台湾建築規則で義務化した「亭仔脚」もとても重厚です。
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入店待ちの行列ができることもあるそうで、入口横の通路には並ぶラインがはられていました。
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開業当時は、エレベーターは人気の乗り物で、「林百貨店のエレベータに乗る」というのが、最先端の遊びだったとのことです。
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アナログでレトロ感いっぱいのエレベーターの階数表示板が、タイムトラベルに誘います。
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5階には創業当時のエレベーターの扉(たぶん…)が、展示されていました。
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階段壁に丸い穴が開いているのは、エレベーターの空気穴だそうです。
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天井のライトもレトロな雰囲気で可愛い!
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壁には時代を感じる掛け時計や、窓があります。
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6階の屋根から突き出たこの棒、避雷針かと思ったら、なんと戦後防空軍備用として使われていた時の銃の射撃台だそうです。
誇らかにはためく「林」マークの旗とのコラボ…不思議な感じです。
写真を撮り忘れたのですが、屋上には第二次世界大戦時の空爆の後も残っています。 -
屋上には、神社「末広社」があります。
祭られていたのは商売繁盛の神様であるお稲荷様だったそうで、百貨店オープンの半年後にできたそうです。
当時6階は一般客への開放はしておらず、関係者のみがこの神社へ参ることができたそうです。
鳥居などはリニューアルしていますが、足元の石などは当時のままだそうです。 -
日本の古いポストと似たデザインのポストもあります。
しっかり「林」ロゴ入りですが、実際投函できるそうです。 -
ここは入れなかったのですが、屋上から数段階段を上がったところにあるエレベーターの塔屋です。
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屋上から見たお向かいに建つ台湾土地銀行の建物
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林百貨店の建つ大きな交差点には、やはり日本統治時代の建物「台湾土地銀行」もあります。
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台北の台湾土地銀行と同様に、ギリシャ神殿を思わせる重厚な風情です。
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林百貨店の南に3分程度歩き、友愛街と中正路五巷とが交差する角にある、この美しいレンガ造りの建物は、旧「原山林事務所」
日本統治時代の1925年?45年に林業の育成・振興のために設立された機関の事務所として建設されたそうです。
横浜でもありそうなレンガ造りですが、瓦屋根というのは珍しい気がします。 -
こちらは、「原山林事務所」の向かいにある「原台南武徳殿」
日本統治時代の1910年、日本は「武士道」を台湾でも提唱し、柔道や剣道などの武道の練習場、すなわち演武場としてこの建物を建設したそうです。 -
そしてこの2つの建物が建つ友愛街の歩道には、台湾の第1級古蹟「孔子廟」が近いことを知らせてくれる表示があります。
足元見ないと気がつきませんが… -
「原台南武徳殿」の横の道を入っていくと、真っ赤な壁が続いています。
これが孔子廟の壁です。 -
後から気がついたのですが、この「原台南武徳殿」側(西側)は裏口だったみたいです(笑)
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門を抜けると、あれ?また門がありあます。
でもこの門、ここを通らなくても両横空いてますが…(笑) -
前庭にある門の前は、世界各国の観光客や、ぼーっと座っている地元のご老人などで大混雑です。
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台湾で最古の孔子を祭った廟で、1665年の創建とのことですが、孔廟建設の基本とされる、南北軸線、左学右廟に忠実に則って建てられた建築物の多くは、戦火で焼けてしまったために日本統治時代に再建されたものらしいです。
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建物の内部には、位牌などがあるだけですが、壁や屋根などの装飾はとても綺麗です。
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昔の楽器なども展示されていました。
これは虎の形をした楽器らしいです。 -
孔子廟の正門側、道を挟んだ向かい側にも、石造りの門がありあます。
これは、一級史跡「?濡宮石坊」牌楼(ゲート)で、ここから石畳の道が200メートルほど続いています。
府中街の歴史は1720年の清代康熙帝年間に遡るそうで、かつては木材を売る商店が軒を連ねていたそうです。 -
孔子廟を背に友愛街を渡ると、ドーンと壮麗な建物が目に入ります。
7つの道路が交わる民生緑園ロータリーの南側敷地を占拠するこの建物は、1916年落成の日本統治時代の代表的建築物「旧台南州庁舎」で、建築家森山松之助氏作とのことです。
残念ながら、第2次世界大戦で大きな被害を受けてしまったそうですが、その後修復されて、今は「国立台湾文学館」として使われています。 -
正面のデザイン、窓まわりの装飾、レンガと石のバランスなど、素晴らしいですね!
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同じく民生緑園ロータリーと西側の民生路との交差点にあるのは「旧台南合同庁舎」で、残念ながら修復中の塔は、1930年(昭和5)年、に台南州政府が建てた火の見櫓の役割を果たす塔です。
日本統治時代の様式が今なお美しく保たれているとのことだったのですが、修復中で残念でした。 -
さて、この日本統治時代の建物オンパレードの民生緑園ロータリー界隈に、ひときわ目を引くユニークな建物は、「旧台南測候所」
正十八角形の建物の中心から白色の塔が伸びており、その形から「胡椒管」とも呼ばれているそうです。
日本統治時代初期の1898年に落成し、台湾における現代気象観測の普及の地となったそうです。 -
「旧台南測候所」から3分程度歩いた民権路二段には、またまた壮麗な建物が現れます。
これは、日本統治時代の1911年に竣工した「旧台南公会堂」
台湾初の公共集会所だったところだそうです。 -
建物正面上部の美しいデザイン・細工がとても気に入りました。
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この公会堂と同じ敷地内、公会堂の隣には、木造の「柳屋食堂」があります。
見るからに昭和の香り漂う建物ですが、昭和4年、日本人の柳下勇三氏によって造られ、当初は「柳下屋」或いは「柳下食堂」と呼ばれていたものが、後に「柳屋」となったそうです。
台南公会堂に集まる人たちが食事をする場所として、「柳屋」ができたらしいです。 -
正面から見ると2階建てのようですが、横から見ると、木造3階建てで、1階(地下)部分はトイレになっていました。
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滅多にこういう有名な場所でお茶とかしないのですが、あまりの暑さに逃げ込むように店内に入ったのですが、内部もシックな感じで、とても落ちつく雰囲気でした。
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地方の官吏であった?尚新により1829年に造られ「台湾四大名園」のひとつ「呉園」の敷地内に、台南公会堂と柳屋が建てられました。
台南公会堂の裏には、今も広々とした庭がありますが、子供たちがボール蹴って遊んでいたりして、正直「四大名園」って感じはありませんでした。 -
ちなみに、公会堂の前の歩道には、こんなレリーフが埋め込まれていました。
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台南駅に戻る道すがら、こんな雰囲気のあるお店がありました。
フォトジェニック~ -
さて、台南日帰りの旅もこれにて終了。
台鐵から高鐵(新幹線)に乗り換えです。数時間前に来た道ですから、スムーズに移動できました。
新幹線で台北に戻ります。歩行距離28000歩でした。ひぇ~ -
あ!新幹線駅のコンコースには、駅弁屋さんもありました。
ちょっと油っぽそうだったので、覗くだけで買いませんでしが…
今度買ってみよ~・・・てまた行くのか?
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