2017/09/09 - 2017/09/13
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慎太郎パパさん
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上記の写真は旧拓銀豊原支店 内部は美術館
以前から行きたかったサハリン(樺太)に行ってきました。
そこには、日本と殆ど交流のない(韓国、台湾に比べ)異人達の地がありました、そして、それは正しくヨーロッパでした。
キリル文字をちょこっと分かればサハリン、ロシア?も怖くなない。
十分個人旅行できます。
今回は、航空券、ホテルのみセットのフリープランの旅でした。
ホルムスク(旧真岡)、コルサコフ(旧大泊)も路線バスにて日帰り、
いとも簡単に行って来れました。
これまで、台湾、韓国 中国と近隣国には数回行きましたが、サハリン程日本とかけ離れた処はない、
というのが一番強く残った印象です。
第一は日本の遺構以外、日本人の面影が全くない
上記の国々では日本人観光客が多く訪れている為、お土産屋さん、観光地では「こんにちは」「何欲しいか?」 街中でも日本語で話し掛けられるが通常です。
それが、サハリンでは全くない。(尤も、お土産屋さん自体がない。)
日本人らしき人は偶にホテルで見掛けましたが、街中では日本語で話し掛けられたことは一度もなく、日本語をカタコトすら話す人も全くいない、送迎ガイドのみ。
本当に、日本、サハリンと交流は薄いのです。
観光客も少ない、いや殆どいませんでした。
*一番困ったのは、ロシア料理のレストランです。
メニューはロシア語表記のみ、英語表記(一軒あった)もない、勿論、日本語表記なんて影も形もない、単語集片手に注文、何が出て来るかお楽しみ です。
第二は、こんなに日本と近い地であるのに、日本人と全く異なる容姿の人々が全く異なる生活習慣で、言葉で、文化で暮らしていることへの驚きです。
米国国境からメキシコティファナに入ったときの驚きと同じです(25年前ですが)。上記の国々ですと、似たような容姿、似たような生活習慣、文化ですが、ここはやはりヨーロッパです。文字もキリル文字(案外、難しくない)、日本語と全くとなる言葉、日本語は全く通じない。もちろん、箸は使わない、料理も全く違う。異なることだらけです。
ロシアの女性(スラブ系)は本当に綺麗に着飾っています。若い女性なんて皆モデルと思うような容姿、ファッションです。
翻って、ユジノサハリンスク以外の2都市の汚さ、清掃が行き届いてないですね、この対照がロシアなのでしょう。
フリープランで現地滞在3日半でした。
ホテルはガガーリン公園前のガガーリンホテル。
駅周辺のダウンタウンよりちょっと離れたところにあるので少々不便。
安いツアーなので我慢、我慢、滞在で不満はありませんでした、
朝食もまぁまぁの水準、中国の北京以北のホテルよりずっと美味しい。
フロントの彼女達は英語はOK、何を聞いても親切に教えてくれました。
始まりは、8月26日出発の船の旅なんです、それが24日に天候により欠航決定、旅行社から連絡入りました。
本当は船で行きたかったんです、先人はみな稚泊連絡船(一部小樽、函館より)で行ったんですから。季節柄仕方なく飛行機に変更。
ビザの取り直し、当初のビザは旅行社に頼んだんですが、高いし経験してみたく、自分ですることに決意、札幌のロシア領事館に行って来ました。
ネットで申し込んで、難しくはありません。
9月9日、18:20 千歳よりオーロラ航空
現地ガイド送迎により現地時間22時半頃ホテル到着
完全にスムーズ
10日、ユジノサハリンスク市内観光、ホテルよりブラブラ歩きながら、ロシア正教会(日曜日なので開いていた)、旧拓銀豊原支店、サハリンデパート、市場、ユジノサハリンスク駅、チエホフ文学館、有名なサハリン郷土博物館、見学。
ユジノサハリンスクの記念日らしく、駅前でフェスティバル、大変な賑わい。
昼食は宮西豊さん(お会いしました、気さくなお人柄のよう)の「ふる里」、2日目からもう日本食食べちゃった。疲れていたら、ロシアレストラン入るの面倒。
11日、路線バスでホルムスク(旧真岡)へ
ユジノサハリンスク駅に向かって駅前左側にバス乗り場があります、あまり表示がないので分かり難いですが。
分からなければ、賢そうな若い男性に英語で聞けば結構通じると思います。
あまり、英語は通じないと言われていましたが、今回ある程度は話す若者がいることが分かりました、でも、数字も分からいの人も多いですね。
バスは「地球の歩き方」記載通りの516番350ルーブル。
バスが来てれば、運転手に料金払えばいいです。
超オンボロ、マイクロバスです、2時間弱の時間ですが、道程は殆ど何もないところひたすら80km以上で飛ばします、見事に何もない、畑、牧草地すらたま~に、人家はたま~に、たま~に見掛るだけ、予想通りといいますか、予想以上か、道東以上の以上、北海道人の当方にもあっけにとられる風景が1時間以上続く、斜里、清里のストレート道路なんて足元にも及びません。
路線バスなので有名な熊笹峠の戦勝記念碑に行けなかったのは残念。
ホルムスクでは市立博物館(超小さい、客誰もいない)、有名な郵便局、旧真岡神社、旧真岡駅見学。
真岡神社では、近くにいたロシア人が日本人が来たを思われた為、神社の石に刻まれた漢字案内してくれました、親切です。
昼食はバスターミナルより5分ほど南の立派なレストラン「ウチョース」。
ホテルに帰着は駅前よりタクシー、大変少ないですがあります。
ホテルカード見せて、ハウマッチで200ルーブル、駅に行くのより50ルーブル安い、送迎料金掛ったか?
行くときはホテルで呼んでもらいましたが、トラブルの元になるからと、ガイドブックにもそう書いてありますが、じゃ帰る時はどうしろと?
でも乗る時聞いて先にルーブル払っちゃえば問題なし、確かにメーターないみたい、タブレット付けています。
12日 路線バスでコルサコフ(大泊)へ
昨日と同じバス乗り場より、こちらも「地球の歩き方」記載通りの115番135ルーブル 安い。
「地球の歩き方」結構正確じゃん、感謝、別名「地球の迷い方」返上?
どうもこちらコルサコフは何もない街のようで、亜庭神社跡(これも石段だけ)、歴史郷土博物館、旧拓銀大泊支店、稚内公園でおしまい。
旧拓銀大泊支店は老朽化の為か全面シートが掛かっており実物見れず仕舞い。しかし。このシート凝っていて実際の建物のデザインが描いてあるんです。
こちらでの一番の収穫は毛ガニ買ったんです、道端の露店のおばちゃんから。中くらいの物、300円で、日本ですと2000円以上はしそうな物。食中毒怖かったのですが、覚悟を決めて。バスで帰り即完食、超美味。
13日 最終日 雨
どうしようかと考えていましたが、空港近くのショッピングセンターCITY MOLL行くことに。ただ、トランクどうしよう、14時にはガイド迎えに来てくれる。そうだ、悪い気がしたが、トランクはHOTELに預けておいてガイドに空港まで持ってきてもらおう、SCに一時預かり所あるか分からないし、ロシア語も通じない。フロントの彼女に英語で書き事情説明、OK。
当方たちはタクシーでSCに、このSCは本当に近代的でロシアらしくない処でした。
さて、空港に着き、約束の14:30になってもトランク、ガイドは現れない、どうしたものか?考えてみるとどうもおかしい、空港内に日本人誰もいないのだ、チェックインカウンター聞いてみると隣だと、ビル左のドアより入るとトランク、ガイドいた、安心、今回の旅行唯一のあせりだった。
無事、千歳に着きました。
一つ、悪口?
この大SCで本屋さんに行ってみたく、若者に聞いたんです、ないとの事、こんな大きなSCにないなんて。
延べ10時間以上の3都市街歩きでもそういえば本屋さん一軒も見掛けていない。
ネットサーフィンしていたらこんな論文が。
日露戦争時、ロシア人捕虜に文字を教えたそうです。
http://www.for.aichi-pu.ac.jp/~kshiro/orosia13-4.html
3都市訪問中でも、新聞、週刊誌(若干ある)、書籍の面影があまりないことに気付きました。20年程前の中国の本屋さんでは学生が床に座り本を書写しいていましたが。中国では新聞紙のゴミが散乱。
どうなんですかね、この国。
もう一つ気付いた点、ホテルの前に小さな食料品があるんですが、夕方入って買おうとした時、その店は半分位がお酒です。
もう来るは来るはオジサン達が、皆お酒買っていくんです、中にはもう出来上がっている人もいて、ロシア人の酒好きが実証された瞬間でした。
(本当は、当方も完全な同類項でした。)
ビールの容量サイズの豊富な事!
日本では見たことないでかいサイズのビールも売っています。
人々にはアジア系の顔が20%位、コリアン系でしょうか、
終戦時時いわゆる置き去りにしてきた人々+終戦後スターリンが連れてきた人々とその子孫なのでしょうか。
蛇足、
今回のサハリン旅行は久しぶりに完全海外旅行の雰囲気です。
というのは、全く言葉が通じない世界に20年ぶり位に放り出されたんです。英語、韓国語、中国語は若干できますのでかの国に行っても完全に不自由することはないんです。中国語勉強する前の台湾一人歩き、タイ旅行以来ですね。これが、一番の海外旅行と思うんですが。それも、タイと同じく文字も分からない、最高ですね。
実は、今回の旅行で一番悩んだのはたばこの事なんです、当方ヘビースモーカー。
でも、粗心配無用でした、屋外では皆スパスパ、
HOTELの部屋は?バスルームには換気扇付いていますよね。
以下の写真はありふれた一般的な写真は掲載していません。
あまり無いような写真を主にアップしました。
下記写真時刻は全て日本時間なんです、変更し忘れっちゃった。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- オーロラ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
オーロラ航空 ボンバルディアのプロペラ飛行機です。
ビル内から歩いて飛行機に乗るなんてあまり経験ありません。
離島くらい?趣あっていいですね。
半分位の搭乗率、そのうち日本人半分位
以前、新潟に行くとき乗ったボンバルディアほど機内はうるさく無かった。
快適でした。 -
ガガーリン公園(旧豊原公園)内陸上グランドです。
旧豊原中央野球場があったあたりと思われます。
豊原は札幌を模して設計された、碁盤の目区画
つまり、豊原公園=中島公園 駅から2km位
旧豊原中央野球場=旧中島球場
樺太の代表的野球大会はこちらの開催されていたのですね。
下記参照
http://www.geocities.jp/baseball_ticket_museum/k/karafuto.htm
http://blog.goo.ne.jp/maruo5278/e/20b26606c7aa1291b68907762b8330e4
でも、実業団(社会人)野球が盛んだったことはwebにて散見されますが、旧制中学(今の高校)野球が樺太ではどうだったかは調べ付かずです。旧外地、台湾、朝鮮、満州の学校は甲子園に出場しているのですが、樺太の学校 甲子園出場校なし。
予想、樺太庁 旧制中学5校 旧制実業校11校 総人口約40万人
旧制中学野球のレベルはそれ程高くなかった、その為甲子園出場できず?
でも、樺太の学校と台湾嘉義農林の試合なんてあったら、
いやパラオの中学との試合なんて、
当時の日本の最南端と最北端、ロマンがありますね。 -
ガガーリンホテル朝食会場レストラン
結構美味しかった
ホテルのお客はガラガラに近い -
朝食会場レストランの椅子に付けているリボン
おしゃれですね、ヨーロッパですね。 -
ガガーリンホテル近くのロシア正教会
日曜の朝なので、正装した神父?がミサをしていて沢山の人々がお祈り
覗いちゃった、すみません -
チエホフ劇場駐車場にあったロシア製?巨大ジープ
隣の普通乗用車と比べて大きさがお分かり頂けるのでないですが
チエホフ劇場でジュース買おうと思ったんですが、売店ないとのこと。
まだ、資本主義には完全になっていない?
ペレストロイカは不完全?
このコニュ二スト通りに全くジュース売っていないです。
店がない。 -
駅前広場の記念のフェスティバル会場の様子
-
駅前の日本料理店「ふる里」の店内の様子
日本の和食店と全く同じ 味も同じ
違いはウエートレスがロシア人
メニュー価格表示がルーブルだけ
オーナー宮西豊さんは「函館ブルース」作曲者
ガガーリン公園に桜並木寄贈されたようで、顕彰碑立っています。
市場方面より駅に歩い来て、本格的レストランなかったんです。
後日、分かりましたが、ロシアはレストラン少ないとの事。
見掛けたら、食べておく、なんて言われているそうです(下川裕治著書より)。
中国なんて、街中に立って360°見回すと食堂は必ず見掛けます。
中国と正反対の国、中国は家であまり食事取らない、ロシアは部屋食は殆ど。 -
ユジノサハリンスク駅前です
-
ユジノサハリンスク駅内のようす。
トイレ借りたんです、グジェ、トワリァート?
分かり難い処に。
日本の常識、世界の非常識。 -
イチオシ
チエホフ記念文学館前の「サハリン島」出版本モニュメント
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チエホフ記念文学館 モニュメント
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チエホフ記念文学館 モニュメント
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チエホフ記念文学館内
チエホフが現地の人を診察しているのでしょう -
チエホフ記念文学館内 当時の暮らし?
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チエホフ記念文学館内 当時の流刑囚のようす?
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ホルムスク市立博物館 建物2F
バスターミナルより右へ坂の上
客誰もいません、小さい小さな博物館 -
旧真岡神社石段 突き当りサハリン船舶会社
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旧真岡神社 石碑?
薄っすら漢字が読み取れると思います。
近くのロシア人が案内して頂き、ワザワザ水を持ってきてくれ見えやすくしてくれました 感謝、感謝。 -
旧真岡神社手水場
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ホルムスク市内 バスターミナル隣
マウカ(ホルムスク 旧地名) ロシア人上陸の碑?
彼らには彼らの歴史がありますね。 -
ホルムスクで昼食をとったレストラン 「ウチョース」
バスターミナルより左 7分ほど
ウエートレスの彼女、注文間違って一杯料理出てきた。
こんなに沢山、二人で食べられるか!
ネコブルこそ、旅のいい思い出。 -
ホルムスクよりユジノサハリンスクに帰る時のバス
ヒュンダイのオンボロマイクロバス 中古?
今回 計4回路線バスに乗りましたが
4台ともこの程度のオンボロマイクロバスです。 -
コルサコフ行のフィアットのオンボロマイクロバス
車内のようす
コルサコフよりの帰りのみ車掌のボリュームたっぷりロシア人おばちゃんいました。
このおばちゃんの明るいこと、明るいこと、ひとりで色々喋って、笑っていました。
世界のおばちゃんは全て同じ、同じ人間です。 -
旧拓銀大泊支店
なんか変ですよね、そうなんです、これ建物にシート被せているんです。
老朽化の為、崩れているのでしょう。
そのシートに建物のデザインをしてあるんです。
こんな事初めて見ました。
戦前は拓銀がある位ですから賑わっていた中心街だったと思われますが、
今や、閑散としたところです。
北洋銀行(拓銀継承銀行)が歴史的遺産として保存の資金出さないのででしょうかね。
是非、お願いしたいところですが。 -
旧亜庭神社跡石段
ここは真岡神社と違って全く何も痕跡がないところでした。
上に上がっても何もない -
コルサコフ港近くのレンガ造り倉庫
日本時代の物と思われる 数棟ありました -
13日 サハリン最大の大ショッピングセンターCITY MOLL
ガガーリンホテルよりTAXI 300 ルーブル -
13日 CITY MOLL内スーパーマーケット 中規模 800坪位
今や、ロシアにもこんなに物が溢れています。
ペレストロイカ 成功? -
13日 CITY MOLL内 フードコート 十数店
米国系、日本系チェーン店なし (サハリンでは全く見掛けなかった)
殆どの料理がありました
当方、ラーメン(いま ニ)と寿司
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