2017/09/09 - 2017/09/09
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tono202さん
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少し涼しくなったので、早明浦ダム下からの川下りに出かける。すると寺家の瀬は大勢の人。愛媛国体のカヌースラロームが行われていた。飛び入り参加もできないので、その技のイメージだけを学んで山ダム下からの出航に変更。
競技のために早明浦ダムからの放水量はいつもより多めで、快適な川下りとなった。
その様子を報告します。
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早明浦ダムまでやってきた。
いつもは、ここから出航するのだが・・・
駐車場が車で埋まっている。
カヌー国体競技が行われているのだ。早明浦ダム 名所・史跡
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さてどうするか。
私のお気に入りポイントである吉野小学校前の橋の上で思案する。
ここは吉野川の支流 汗見川が流れている。 -
何十年か前に初めてここを訪れたときに、その水の透明度に驚かされた。
そして、子ども達が何十人もプール代わりに川遊びをしていた。 -
それを飽かず眺め、最後には水に入って遊んだことを思い出す。
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今も、透明度は昔のままだ。
でも、夏も終わったのか子どもの声は聞こえない。 -
やってきたのは寺家の瀬。
競技開始は11時。
そのための最後の準備が整えられている。 -
いつもの寺地(じげ)の河原とは雰囲気がちがう。
東四国国体以来、20年ぶりの国体開催。
久しぶりの晴れ舞台に「化粧」されている。 -
私が苦戦する岩やウエーブを難なくクリアしていく。
見ていて飽きない。 -
なるほどな ああいう風に体を使うのか
感心することばかりだが真似ることはできない。
だから私は万年初心者なのだ。 -
下流の本山橋にかけては選手達が、本番に備えて体慣らしのために艇を漕いでいる。
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さて、見ることよりもDO!!
山崎ダム下に移動して出航することにする。 -
山崎ダムの下手から出航。
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最初の葛原第2公民館下の瀬を通過して振り返る。
水量が多くパワーがあり、ボイルが至る所から湧いてくる。
艇が不安定になる。
ここから津家集落のドッグレックカーブまでは、手ごわい瀬が連続して現れる。
心して行かねば・・・ -
しかし、中洲終わりの合流点の瀬で沈脱。
大きな波にどかんとやられ「見事な一本」という沈ではない。
瀬の出口で、ボイルにもまれバランスを崩しての「粗沈」。
エスキモーロールもいつのまにか忘れてしまった。 -
この瀬で川に流したもの
かぶっていた愛用のカヌー帽子。
エスキモーロールのやり方。
しかし、一度沈するとい開き直る。
ワハハと笑い飛ばして、さあ次行ってみようという気持ちになってくる。
教訓その1 「沈は気持ちを野生に返してくれる」 -
気を取り直して、再出港。
かなたに津家集落のむこうに高知道が見えてくる。 -
老人ホーム大豊壮の下辺りの瀬を通過。
瀬の下のエデイーに入って振り返る。
緑の岸辺と青い川面が美しい。 -
津家集落で流れは大きく左(北東へ)にカーブする。
この辺りは瀞場で味のある巨石が川面から頭を出して迎えてくれる。
しかし、この瀞場の終わりの瀬が曲者。
右手の岩場がおいでおいでと艇が引っ張られていく。 -
瀬を抜けると今度は、このコースで一番長い瀞場が現れる。
そして本村とを結ぶ大杉橋をくぐる。
この橋を越えて、ヘアピンカーブの手前には、川口の葬祭場へ上がっていく上陸地点がある。川船が舫われているところがそうだ。
ここも上陸地点。スーパーマーケットもあるので、何かの際には活用できる。 -
そして、川口で大きく流れは左(北西)にカーブ。
そこに現れるのがこの風景。 -
緩やかな流れに巨石がにょきにょきと頭を出している。
名付けて「石庭」 -
巨石の間を、ゆっくりと艇を流す。
心が溶けていく。 -
ひとつひとつの石にも表情と個性があるように思えてくるようになった。
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青い空には秋を感じさせる雲が流れ行く
雲は空を
艇は川を流れる -
最後に待ち受けるのがこの石。
戦艦を正面からみたような・・・
ナウシカのオームにも見えてきたことあった。 -
瀞場の終わりは瀬となるのが川下りのお決まり
瀞場が長ければ長いほど、その下の瀬は大きく長い。
正面の民家の下辺りが、本コースで2級クラスの最も長い瀬が待ち構えている。
しかし、ここはストレートな素直な瀬で悪意がないので、安心して艇を勧めることが出来る。出口のボイルだけに注意して突入。
なお「全国リバーツーリング」(山渓社)には、この瀬は記入されていない。
私は「大瀬」と呼んでいる。 -
しかし、瀬に入って見ると、いつもより水量が大きく出口の右カーブ先の大石にぶつかる流れになっている。流れは強くおいでおいでの引力に抗うことは出来ない。岩の上に艇左半分を乗り上げて通過。沈を覚悟した瞬間だった。
下のエデイーから振り返り
「ようやった。よかったな」ともう一人の自分を褒めてやる -
大瀬を右岸河原より見た光景。
大瀬を越せば流れに身を任してのんびりと下れる。
寝ていても艇は下っていく。 -
そして間もなく2つの橋が見えてくる。
赤い橋が川口大橋。
高い方が高速高知道の橋。 -
夫婦のようで愛らしく感じる。
人工物がほとんど見えないこのエリアでは、
橋さえが何かしら愛おしく感じてしまう。 -
振り返り下流から上流を見て、二つの川にさよなら。
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ここからはザラ瀬は時々現れるが、基本的に難しい瀬はない。
流れが快適に艇を運んでくれる。
両岸に人工物もほとんど見えない。
静かなツーリングが楽しめる。 -
式岩の瀬を越えると吊り橋が見えてくる。
流れは自転車をゆっくりとこぐほどのスピードで快適だ。 -
吊り橋からは、ロープが下ろされその下には、駕籠のようなものが結ばれ川に沈められている。
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川がにを獲るためのものなのか?
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熱くなってきたので
河童の川流れ
自然とひとつになったような気分がしてきます。 -
尾生集落下のやっかいな最後の瀬を抜けると遠くに、二つの橋が見えて来た。
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穴井川合流点手前にかかる新旧の吉野川橋だ。
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手前が旧吉野川橋。
煉瓦造りの赤い橋脚が美しい。
そして橋脚の左右が非対称で面白い。 -
旧橋をくぐって右岸に旧川湊の階段が上に続いている。
ここが上陸地点。
階段を上がると穴内のガソリンスタンドの横にでる。
そこに大杉タクシーに迎えに来て貰い、山﨑ダムまで帰り車にのり、再度ここまでやってきて艇回収という段取りになる。 -
橋から眺める川と
川面から見上げる風景と
見る視点で見えてくる物が大きく変わる川下りです
いい川下りができたことに感謝
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