内モンゴル包頭から秦直道をたずねて　　ここが最終地点

2017/09/03 - 2017/09/07

始皇帝DVDを見て、蒙てんが指揮した直道に興味を持ち始めました。北の遊牧民匈奴から防衛するために蒙てんが始皇帝を説得し、たいした道具もない時代に山を削って谷を埋めてほぼ真っすぐな道を作るスケールの大きさにワクワクです。

前回たずねた西安から2時間強いった所の甘泉宮が直道の始まり、終わりはここ内モンゴル包頭市九原郡の麻池古城です。
おばちゃん一人で行ってきましたわ。

エリア 包頭(中国)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

ホテルにチェックインし、時刻は15：00となっていたので、急いで麻池古城を見ようと思いホテルフロントでタクシーをお願いしたら、外でひろってのジェスチャー。
流しのタクシーはやだなぁ、と思いつつも時間がないので来たタクシーの助手席に乗り込みます。

住所を描いたメモを見せて、我去ここっ、で説明。
ドライバーさん、悩んでいたけど出発しました。

やや田舎風な所を走ります。百度ストリートビューではこの辺は載っていなかったので、少し不安でした。

九原郡の文字にワクワクです。

着くまで語訳変換イリ―を使って、歴史を見に来ました、あれは何？などと会話をするが、相手の言ってる事が全くわからないままドライブしました。

ラクダが道の草を食べてました。個人で飼っているのでしょうか。
運搬用でしょうか。

ドライバーさんが没有、没有。ないよのジェスチャーをします。

えーそんな事はないよ、あるんだって、と思わず日本語で話すも没有と言い返される。

事前に調べて、スマホで保存していた画像を見せると首をかしげ、没有…。ないよ。

もぅ、歴史をもっと勉強しなさいよねーとか日本語がわからないと思ってブツブツ文句言いましたわ。公安に訪ねようと思いノートに公安の文字を書いて指をさすが又もや没有。この人アカンと思い明日、違うタクシーで出直そうとホテル名を言いシュンとしたら公安に行ってくれる事になりました。

行く途中に区役所みたいな所があり、ここっ、のジャスチャーでタクシーを停めてもらい区役所の中で誰かに聞いてみようと思いました。ドライバーさんにも一緒に着いてきてもらいました。

建物の受付におじさまがいて写真の画面を見せてここに行きたい、と言うと違うおじさまが登場して3階に案内されました。
研究室みたいな感じのお部屋で、パソコンで麻池古城の画像を見せてくれると行きたいジェスチャーをします。しゃあない、車で行こうのジェスチャーをしてくれます。送ってくれるのかな、と思い不安でしたが着いていきました。若い女性は着いていかないで下さいね。

タクシーに3人で乗り、おじさまの案内で着きました。区役所みたいな所から5分ぐらい走った所でした。

石碑がありました。中は金網で囲っており入れないようでしたが、おじさまが入る？のジェスチャー。入る、入ると大げさにジェスチャーして金網の中に入りました。

何もないのですが、土を触って秦時代の跡に感動。

途中は穴も空いてました。土を叩いて固めたんですね。

秦時代ではすばらしい宮があったのかな、と思いをよせます。

すぐ横には汚い民家がありました。

歴史遺産なのにもう少し手厚くしてほしい、と思いました。
だからドライバーさんも知らないはずよね。

麻池古城と書かれた石碑がありました。

大きさがややわかる写真です。

真ん中の畑に建物があったのでしょうか。遺跡がたくさん見つかったそうです。

始皇帝が亡くなった後、咸陽に戻る時にこの辺を通っていたと思うとブルブル感動です。くさい魚の塩漬けがすごかったんだろうなとか歴史に浸りました。

おじさまがいなかったら麻池古城にたどり着くことができなかったと思います。本当に謝謝。
変な日本人がきたと思われたでしょうね。
帰りにご飯は？のジェスチャーをしてくれて、一緒にご飯を食べるか的な事を伝えていると思いましたが、面倒くさくなるのがいやなので、わからないフリをしましたわ。

帰りには、三国志に出てくる呂布の像がありました。
この辺が出生地らしいです。

呂布のまわりには、たくさんの大型トラックのたまり場。
もっと観光地を大事にしてほしいですよね。

鉱山の街という感じで、この辺はトラックが多かったです。
街には大型車は走っていなかったですね。

段々と街に近づいてきます。
車はレクサスも走ってるしベンツ、トヨタも色々。ランクル系も多かったです。もちろん三輪も走ってました。

ドライバーさんは、若くてまつげがラクダみたいにふさふさしていて、人がよさそうだし、今日も最初は没有ないよーの連続でしたが、おじさまには説明してくれたし、いい人と思い明日もこの人にドライバーしてもらおうと予約をしました。

明天8時OK？　オルドスの方にある秦道城と響沙湾に行くメモを見せます。明天うん、うんという返事。よかったー。
18：30にホテルに到着。約2時間利用してタクシー115元。

ホテルの部屋に戻り、一休憩をしてから食事に行きました。
ホテルの前に包頭賓館バス停があります。
4つ目の銀河広場まで行きました。
バス2元。

銀河広場バス停降りた所です。

ストリートビューで事前に確認していたので、横断歩道を渡りました。

万達広場の上にレストラン街があるらしいので、そこで食べようと思ってましたが、行く途中によさげなお店を発見。
メニューも写真があるし、注文も大丈夫かなと思い、入りました。
レジ上にあるメニュー写真を指さしながら注文しました。

阿三生煎というお店。

そんなにくせもなく食べやすかったです。

阿三生煎8元。
上海小混沌10元。

来たばかりなのにお土産調べに万達広場の地下にある超市に行きました。モンゴルコーナーもありました。

干し肉だったと思います。

主婦としては野菜も気になるところ。レンコンが立派でしたわ。

疲れてきたので、帰る事にしました。
外はライトがきらびやかでした。

中国はネオン好きですよね。派手好きという事でしょうか。
おばちゃんとしては、電気代が気になるのですがね。

今日は十分満足した一日でした。