2017/08/25 - 2017/08/26
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2017年8月、北イタリア6都市周遊個人旅行の旅行記です。
日程は、
1. 17-19日:ミラノ
2. 19-21日:ベネチア
3. 21-22日:パドヴァ
4. 22-26日:フィレンツエ
5. 24日:シエナ・サンジャミニーノ(日帰り)
旅行するに当たって留意した点は、
1. 往復の飛行機はプチ贅沢する(エアフランス、プレミア・エコノミー)
2. ホテルは各都市中央駅から徒歩(数分)圏内の四ツ星
3. できるだけ日本人ガイドをお願いし、美術館や教会の説明を受ける
の3点です。
6回目は、フィレンツェ編(後半)をお届けします。写真は、サン・マルコ美術館(修道院)の受胎告知(フラ・アンジェリコ)です。しみじみした作品です。
なお、私の旅行記は毎回そうですが、個人旅行を今後計画される方の参考になるように組み立てています。
写真(特に絵画)は、スマホで撮っているので他の方の旅行記のように綺麗ではなく、多くを掲載していません。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 3.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
8月25日
ホテルでmakiさんと待ち合わせ。観光最終日です。寝る前はクタクタですが、朝になると一定復活、観光モードになるのは不思議。 -
まず、メディチ家礼拝堂へ。徒歩10分。その名の通り、一家の墓地ですが一部の遺体は他の教会に埋葬されています。
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メディチ家の家系図。家系図が下から上になっているのに違和感。
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君主堂の贅を尽くした八角形の天井と天井画。
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床の紋章。正面が君主の礼拝堂。
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聖母子(ミケランジェロ作)と両横のメディチ家の守護聖人。
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「黄昏」と「曙」。ミケランジェロ作、ロレンツオ・デ・メディチの墓碑。
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「昼」と「夜」。やはりミケランジェロ作、ジュリアーノ・デ・メディチの墓碑。
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この礼拝堂は資金不足から未完成。本来入るべき彫像が作れず、空間だけになっています。
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サン・マルコ美術館。正面に、フラ・アンジェリコの名前がある。修道院はドメニコ派の拠点。
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「聖アントニーノの回廊」。観光客は少なく静かです。
ポイント1:この美術館はそのQualityの割に観光客が少ないですね。日本のツアーでもほとんど組み込まれていません。素晴らしい美術館をゆっくり見学できたのは個人旅行の醍醐味。 -
フラ・アンジェリコ「磔刑のキリストを礼拝する聖ドメニコ」。
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フラ・アンジェリコ「キリスト磔刑と聖人たち」。結構不思議な絵。十字架のキリストを取り囲み多くの聖人(後世の人)が描かれている。
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「キリストの降架」。フラ・アンジェリコの板絵の最高傑作とされている。上の三角の3つの絵は、ロレンツオ・モナコが描いた。
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修道女が生活する部屋に描かれたフレスコ画。フラ・アンジェリコの作もあるが、その弟子のものも多い。
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上に同じ。
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ギルランダイオ「最後の晩餐」。オンニッサンティー教会の同名の絵の姉妹作。背景の庭園の構図が面白い。
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第一廊下の天井、木製。ルネサンス様式。
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サヴォナローラが座ったとされる椅子。
ポイント2:もう一人この修道院に深く関係するのが、サヴォナローラ。メディチ家を中心とする貴族の瀟洒な生活に反旗を翻した。「宗教改革」の走りのような存在。一時、民衆の熱烈な支持を得るが失脚してシニヨーリア広場で火刑に処される。
ポイント3:この辺の事情は、塩野氏の「わが友マキアヴェリ」に詳しい。なお、もっと詳しいフィレンツエの美術史は、講談社学芸文庫「フィレンツエ」若桑みどり著を参照。 -
近年、調べてみると地下にこのような部屋が見つかりました。傷んでいますが、フレスコ画も。
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makiさんのガイド最後は、サンタ・クローチェ教会。フィレンツエにおけるフランチェスコ派の拠点として設立された。
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サンタ・クローチェ教会の前に立つダンテの像。1865年フィレンツエがイタリア統一国家の首都になったとき、建立された。
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サンタ・クローチェ教会には、イタリア歴史上の偉人の墓や記念碑が多くあります。これは「ダンテの記念碑」で墓ではありません。彼の遺体はラヴェンナ(没した土地)にあります。
ポイント4:統一されるまで多くの都市国家が覇権を競っていたイタリア。それらの都市は結構仲が悪く、不仲は今でも続いているそうです。鬱憤晴らしは「サッカーリーグ」。偉人の遺体の取り合い(例えば、首だけ持ち帰った)などの話を随分聞きました。 -
ミケランジェロの墓。ヴァザーリの回廊やルネサンス芸術家伝で有名なヴァザーリの設計。
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遥か向こう、ステンドグラスの前にドナッテロ作の磔刑彫刻があります。信者でない我々は手前のラインから向こうには行けません。
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サンタ・クローチェ教会の隣りパッツイ家の礼拝堂。テラコッタのメダイヨンが美しい。パッツイ家は、メディチ家に滅ぼされた。
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ガイド紹介のピザ店。教会に近く、市民の市場の前です。Trip advisorにやはり載っています。(2116中184位)12時30分に開店するとすぐ一杯に。絶対予約がお勧めです。
ポイント5:イタリアのレストランは予約が必要とガイドブックにあります。カフェレストランは別ですが、有名店は開店と同時(大抵7時)に客がつぎつぎ入って来ます。我々は、パドヴァを除いてそれぞれのガイドさんが予約してくれました。 -
レストランの様子。店内はあまり広くない。
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Bratta。モレーツア・チーズと生クリーム。その周りにトマトというもの。一口食べた時はとても美味しいが、やはり量が多い。全く味のないパンやピザに乗せて食べるのがgood。結構高くてピザと同じ位の値段(10ユーロ少し)。
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大きなミックスピザ。言わなくても店員が2つに割ってくれました。
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街の風景。日本で言う100円ショップ。イタリアでは「99セント」ショップ。なお、各都市にある「OVS」はユニクロのようなもの。衣類が良質とガイドの話。
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ホテルを出てすぐ左に曲がり、50mほど行った所にあるスーパー。結構上質の品揃えが豊富。
ポイント6:だいぶ胃が疲れていたので、スーパーで見つけた「寿司」を買って夕食は部屋食。「カツ」を挟んだものや「ジャコ」を乗せたにぎりなど風変わりなものです。全体にご飯が硬い。我々は少食ですので、3箱位買って20ユーロ以下でした。 -
食事が終わって、街歩きをしたら3時すぎ。フィレンツカード72時間のタイムリミットまで1時間。疲れをものともせず、最後にサンタ・マリア・ノヴェッラ教会へ。幸いホテルの真ん前(ホテルを出た所で取った写真)。
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サンタ・マリア・ノヴェッラ教会は、ドメニコ派。緑の回廊、死者の回廊など4つの回廊がある。
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緑の回廊。周囲には、旧約聖書「創世記」の絵が壁一面に並んでいる。
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まあ、こんな様子。
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その中の一つ「ノアの洪水」。実は、修復中で付属の美術館の中に飾られている。
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聖堂中央に天井から下がるジョットの「十字架像」。観光の最後を飾ったのは偶然ジョットでした。
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8月26日
帰国日。フィレンツエからパリ経由で関西空港へ。市内で電車路線拡張工事があり渋滞が予想されとフロントで脅かされ、食事も取らず(パンだけ頂戴)タクシーを呼んでもらう。
ポイント7:タクシーは駅前に待機しているので予約の必要なく、2-3分で来ます。
結局空港まで20分弱。料金は「定額」で23ユーロ+荷物2個2ユーロで計25ユーロ。 -
免税手続き。
ポイント8:手続きは「必ず」荷物チェックインの前に。左側の窓口で手続き、右の水色の窓口で「Refund」を受けます。ガイドは「品物は見せなくても良い」と言っていましたが、やはり品物(パスポートと)を要求されます。しかし、イタリア的なのか絶対ではないようで、前のアメリカ人がスーツケースの中だとごねたら、見せずにOKでした。 -
フィレンツエ空港のエアフランス、チェッキングカウンター。2時間少し前なので空スキ。しかも、priority check-in。カウンターで「ビジネスが空いているから変更しないか」とお誘い。値段を聞いたら一人380ユーロでパス。
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フィレンツエ空港は本当に観光客の数の割には小さな空港です。飛行機はすべて「沖止め」です。観光客はたいてい列車移動なのでしょう。(ローマかミラノへ)
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荷物検査のあとのお店。革製品の店。
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食品とワインの店。値段も市中と比べて高いことはありません。
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CDG空港が濃い霧とのことで出発は30分遅延。日本便へのコネクションが心配でしたが結果的に到着遅延は10分でした。飛行中、冠雪したアルプスの山々が見えました。
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到着後、行きとは反対のコースを長々歩いて、2F→2Eターミナルへ移動。日本語のアナウンスを聞いて、ようやく帰国とほっと一息。
ポイント8:出国審査は、シェンゲン協定からパリでします。不思議なことに荷物チェックはフィレンツエだけでCDGではなし。テロが多いのに大丈夫かな? -
帰りのメニュー。上に赤字で、プレミア・エコノミーのお客様のために特別の料理をご用意とあります。行きと同じ、前菜とデザートだけがエコノミーと違います。
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特別注文の「海鮮メニュー」1800円ほど。デザートは美味しかった。
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一般のメニュー。妻は両方食べてこちらのチキンの方が美味しいと。ガユーン。
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CDGに停泊する関西空港行きB777。飛行機の旅は窮屈ですが、やはり旅情と夢をかき立てます。
付記:私たち夫婦は海外旅行が好きで、私は58カ国、妻は55カ国行きました。個人旅行はその中で3分の1強です。60代も半ばとなり、個人旅行は疲れます。また、若い頃と比べてミスも多いです。「今後はツアーだね」と妻と機中での会話。
妻とは旅行中、特にショッピングで言い争うこともありましたがやはり「弥次喜多」。長年一緒に個人旅行をしてくれた妻に感謝します。
私には一つの夢がありました。それは、世界の三大美術館、三大仏跡、三大滝を訪ねることです。今回のウフィツイ美術館、今春のミャンマー・パガン遺跡訪問ですべて叶いました。「有り難い」とい思いでいっぱいです。
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