2017/08/19 - 2017/08/20
58位(同エリア245件中)
アンさん
お盆休みを利用してドイツに行くことになりました。途中、ベルリンに住む知人と合流し、ナイセ川を挟んでドイツとポーランドの2カ国にまたがる世界遺産のムスカウ公園にも足を延ばしました。ポーランドの地を踏むことも、また陸路での国境越えも私にとっては初めての体験で、とてもワクワクしました。自由人による、気ままな旅にお付き合いくださると嬉しいです。
旅行日程
1~2日目 関空発、香港経由でフランクフルトへ→鉄道でライプツィヒへ移動
2~4日目 ライプツィヒ→ムスカウ公園への中継地点で知人と合流(★今回の旅行記はここからです)
5~6日目 ムスカウ公園(ドイツ・ポーランド)→ベルリンへ
6~9日目 ベルリン→エアフルトへ
9~11日目 エアフルト→フランクフルトへ移動、香港経由で帰国
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- キャセイパシフィック航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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金曜日までライプツィヒにいた私は、ベルリンに住むパートナーとムスカウ公園への中継地点であるコットブス駅のホームで落ち合うよう、時間を合わせて電車に乗りました。コットブスからヴァイスヴァッサー駅に到着すると、そこからタクシーに乗って宿まで行き、翌朝ポーランドに行くことになっていました。ヴァイスヴァッサーってたぶん何もない所だと思うんですけど、なかなか素敵な外観の駅舎じゃないですか。
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翌朝。シャワーを浴びると、チェックアウトまでの時間をテラスでお茶を飲んで過ごします。外はあいにくの曇り空。午後から晴れてくるといいな。
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宿を出ると、タクシーでポーランドとの国境へと向かいます。雲行きはますますあやしくなり、今にも雨が降り出しそうな空模様です。運転手さんによると、午後からは晴れの予報だということでしたが・・・さあ、いよいよドイツとポーランド国境のナイセ川に架かる橋を渡りますよ!私にとっては人生初となる、陸路での国境越えです(^o^)もっとも、パートナー(フランス出身)とはこの感動を分かち合えず、少しばかりもどかしい思いをしましたが・・・
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それにしても、衝撃的過ぎました。何がって・・・これは川を隔てたドイツ側の風景です(少し後で撮影)。
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そしてこれがポーランドに入った所の様子です。私たち二人とも、こんなにもドイツとの違いが歴然としているなんて想像すらしていませんでした。
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これは川沿い(ドイツ側)にある国境の目印です。川はいずれの国にも属さないのでしょうか。
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ポーランド側のホテルにチェックインした後、まるでアジア諸国のような国境付近のマーケットを見てまわり、そして今度は徒歩で橋を渡って国境を越えドイツに戻ります。そして世界遺産のムスカウ公園へ。
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ムスカウ公園は19世紀にドイツのムスカウ侯爵によって造園が着手された、560ヘクタールにも及ぶ実に広大なイギリス式庭園です。当時はすべてドイツ領でしたが、第二次大戦後にナイセ川が新たに国境線に定められたため、現在は二カ国にまたがって存在しています。
ムスカウアー公園/ムジャコフスキ公園(ドイツ) 広場・公園
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正午に近づくと、タクシーの運転手さんに言われた通り、太陽が出てきました(^^)いったん公園を出ると、今度はポーランドに戻ってカフェに入ります。これはセルニックというポーランドのチーズケーキだそうです。思ったより甘さ控えめで、チーズの酸味はあまりしないかな?ここのカフェはエスプレッソがとてもおいしかったです。
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この国境の街では、どこにいても聞こえてくるのはほぼドイツ語でした。それもそのはず、ドイツから物価の安いポーランドに買い物をしに来ている人たちが多いようなのです。私たちもスーパーマーケットで食料品をたくさん買いこみました(ポーランドの通貨はユーロではありませんが、この辺りではユーロが使用できます)。私たちは何度も橋を渡ってはドイツとポーランドを行ったり来たりして、本当によく歩きました。そして「人生で今日ほど国境を越える日はもう来ないだろうねえ」と言って笑いました。
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それから再びドイツ側の森の中を歩いていると、なんと列車がやってくるではありませんか(前方からは馬車が・・・)。
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そういやヴァイスヴァッサーとここバート・ムスカウ間は鉄道が走っているんだったっけ。森を歩いていて線路があるのは知っていましたが、まさか本当に今でも使われているとは思いもよりませんでした。私たちは時刻表を調べ、これがムスカウ森林鉄道のバート・ムスカウ線だということをその時初めて知り、翌日はこれに乗ってヴァイスヴァッサー駅まで戻ることに決めました。
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それにしても、こんな森の中に駅があるなんて驚きでした。
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イチオシ
再び公園です。園内の多くの建造物は戦争による被害を受けた後、修復されているのだそうです。ちなみにこれは新城です。私たちが見た限りでは、ドイツ側はこのようにとても美しく手入れされていたのに対し、ポーランド側は自然がそのまま残されているといった印象を受けました。
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ナイセ川で釣りをする人の姿もありました。私たちに気づくと、手を振ってくれました。
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それからドイツ側で国境付近の街歩きをしました。そういえばこの辺りは何となく、以前ベルリンで訪れたシュパンダウ地区に似ている気がしました。写真の右の建物は、以前はベーカリーだったようです。
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朝、目覚めて支度を済ませると、周辺の森を散歩します。私は半袖で出かけてしまったのですが、朝はやはり長袖を着ないと肌寒かったです。それからホテルでの朝ご飯(パートナー撮影)。ドイツのパンもおいしいですが、ポーランドも全然負けてはいませんでした。その後、ホテルのオーナーらしきおじさんのお話を伺いました。内容はほとんどポーランド史の講義でした。あと、ポーランドと言えばショパンですが、ショパンのお父さんはフランス人らしいのですが、ポーランドの人々はみんな「彼はポーランド人だ」と言うのだとおっしゃっていました(^^)
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ホテルをチェックアウトすると街歩き開始です。しばらく歩いてから、昨日と同じカフェでお茶をすることにします。今回はケシの実入りチーズケーキを味見します。チーズとケシの実って相性が良くておいしい!私は昨日のよりこっちのほうが断然好きでした。
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それから順番が逆になってしまいましたが、同じカフェでランチです。ショーケースから食べたいものを店員さんに注文する方式で、一種類1.5ユーロと明朗会計、それになんと言っても安い!手前が私のお皿です。ちょうどケーキを食べたばかりだったので野菜しか食べられませんでした。右がタイムと一緒に焼いたベイクドポテト、左がカリフラワーにパン粉の入ったソースをからめたもので、どちらも素朴でしたがなかなかおいしかったです。
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そうこうするうちに、列車の時刻が近づいてきました。森の中の駅で列車を待っていると、日本人のご夫妻と出会いました。その方たちもベルリンまで行かれるとのことでご一緒させていただくことになり、途中ヴァイスヴァッサーでの乗り換えを案内していただき(私たちだけじゃ絶対わからなかったです)、とても助かりました。おまけに私の重いスーツケースまで運んでいただき、本当に恐縮です・・・
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列車はひたすら森の中を走っていきます。私はひとり旅大好き人間ですが、誰かと行く旅もいいなと心底思えた、今回の週末旅でした。
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