![ハーグ&デルフト訪問です。<br /><br />一日でこの二都市は完全な「二兎追い作戦」となりますので、行く・行かないを割り切る必要あります。<br /><br />我々の場合、ハーグはマウリッツハイス美術館だけ、デルフトは焼き物工房とフラワーパレードだけ、と決め撃ちしました。<br />平和宮やエッシャー美術館、デルフトの教会やフェルメールセンターはオミットです。<br />興味がないけどせっかくだから行っとこうか、とするより、絶対外せないとこへ行く、とするほうがやっぱり後悔も疲労感も無いですね。<br /><br />フラワーパレードは「地元の夏祭り」的なものをイメージしていたのですが、予想外に良かったです。<br /><br /><br />【日程】<br /> 8/03(木):関空⇒アムステルダム<br /> 8/04(金):ゴッホ美術館、ダム広場、アムス中央駅、ワーテルロー広場<br /> 8/05(土):クレラー=ミューラー美術館、アムステルダムプライドパレード<br />★8/06(日):マウリッツハイス美術館、デルフト焼工房、デルフトフラワーパレード<br /> 8/07(月):国立美術館、市立美術館<br /> 8/08(火):荷物まとめ、スキポール空港へ<br /> 8/09(水):関空着](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/27/60/650x_11276062.jpg?updated_at=1718452879)
2017/08/03 - 2017/08/09
82位(同エリア369件中)
あざやんさん
ハーグ&デルフト訪問です。
一日でこの二都市は完全な「二兎追い作戦」となりますので、行く・行かないを割り切る必要あります。
我々の場合、ハーグはマウリッツハイス美術館だけ、デルフトは焼き物工房とフラワーパレードだけ、と決め撃ちしました。
平和宮やエッシャー美術館、デルフトの教会やフェルメールセンターはオミットです。
興味がないけどせっかくだから行っとこうか、とするより、絶対外せないとこへ行く、とするほうがやっぱり後悔も疲労感も無いですね。
フラワーパレードは「地元の夏祭り」的なものをイメージしていたのですが、予想外に良かったです。
【日程】
8/03(木):関空⇒アムステルダム
8/04(金):ゴッホ美術館、ダム広場、アムス中央駅、ワーテルロー広場
8/05(土):クレラー=ミューラー美術館、アムステルダムプライドパレード
★8/06(日):マウリッツハイス美術館、デルフト焼工房、デルフトフラワーパレード
8/07(月):国立美術館、市立美術館
8/08(火):荷物まとめ、スキポール空港へ
8/09(水):関空着
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
-
マウリッツハイス美術館が開くのは10時なので、今日はゆっくり目のスタートです。
8時40分すぎにホテルを出て、レリラーンへ向かいます。
画像はレリラーンのトラム駅周辺。 -
レリラーンからはスキポール空港駅を経由して、ハーグに向かいます。
直接行く列車もありますが、インターシティに乗るには空港駅乗り換えになります。 -
スキポール空港駅です。
インターシティが来ました。昨日と違って二階建て車両ではありません。 -
インターシティだと、スキポール空港駅からハーグまで30分程度(早い~)。
主要路線でもあるので列車は混んでいました。
何とか座れましたが、家族三人バラバラです。 -
デン・ハーグ中央駅に到着。
中央駅はドンつきターミナル駅です。
都会!って雰囲気の駅ですね。 -
中央駅周辺の風景。やはりビルの意匠が凝っています。
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こちらもビル群。
日本のような四角四面のビルのほうが少数派。 -
トラムも走ってました。路面電車的なかわいい外観です。
-
マウリッツハイス美術館へは、中央駅から散策がてら歩いていきます。
日曜10時のせいか、ひっそりしています。 -
ゆるゆる歩いて10分程度で広場に出ます。
-
広場には立像がありました。
ウィレム1世のようです。 -
レストランがテラス席の準備をしていました。
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お昼はこの広場で食べたら気持ちいいねえ、なんてことを話しながら、広場を通過します。
-
広場の脇の花壇なのですが、念入りに手入れされている様子でした。
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広場を過ぎると、マウリッツハイス美術館です。
こじんまりした建物です。
妻と子に「着いたよ」と言ったのに、奴ら、ビネンホフ方面へと歩こうとしてました。
まあ、事前に外観知ってないと美術館とはわかりにくいわな。
ここは18歳以下は無料です。
大人は14ユーロ。
夫婦のみミュージアムカード持参の我々には、美味しい料金設定です。
息子のチケットは自販機でゲットしました。
(並ぶことなくすんなりゲットできた) -
美術館というより、絵画の館といった趣です。
-
お客の密度は高くなく、ゆったり見ることができました。
-
ルーベンスです。
蝋燭の光と人物の表情が何とも言えません。 -
美術館からはホフ・フェイファの池も見えます。
-
最上階に上がります。
-
デルフトの眺望。
画像は薄暗く見えますが、実際の絵はとても「明るさ」を感じられるものです。
絵の中央部には「曇天の晴れ間」で照らされた建物があり、それが強烈に光って見えました。
やはり本物は違う… -
真珠の耳飾りの少女
これも実物は「耳飾り」の存在感が強烈なのです。
青いターバンはむしろ弱い色彩に感じました。
不思議です。
画像や印刷物だとターバンが強いのに、実物は真珠の耳飾りが強いのです。 -
レンブラント先生の自画像
-
テュルプ博士の解剖学講義
-
昼時になったので、先ほどの広場に戻ります。
オープンテラスには大勢の人が来ています。
日本人には理解不能かもしれませんが、日陰より日向が人気なのです。
気温も25度以下で暑くはないのですが、日焼けは気にならないんでしょうかねえ?
冬の日照時間が少ないせいもあってか、日光が好きなんでしょうなあ。 -
木陰の席を選んで、「とりあえずビール」的にビールを注文しました。
あとで気付いたのですが、メニューをみるとビールはハイネケンだけでも10種類あり、お店的には多品種そろえた中から選んでほしかったのかもしれません。
日差しがあたって綺麗です(一口飲んでしまったのが痛恨)。 -
このお店、LUDENといいますが、メニューはオランダ語だけです。
(メニューを多言語化してない店は個人的にはマルです。観光客特化してない分、コスパ面で良心的な場合が多いからです)
SOEPEN VAN DE WEEK (4.9euro) とあったので、
「週替わりスープ」のことだろうと注文しました。
来たのが画像のスープです。
ジャガイモのスープで、玉ねぎやコンソメの風味もしました。細かな具がスープ内にあって食べごたえあります。
(オランダ語でスープをソップというのですが、厳密にはスープとソップは別物なんでしょう)
容器も平皿ではなく、椀のような器です。 -
息子の注文したオムレツ。
これも底には黒パン。 -
食事を終えたので、次の目的地、デルフトを目指します。
ビネンホフを通り抜けてトラム停留所へ向かいます。 -
騎士の館のそばも通ります。
「なんだろうね」
「教会かな」
そんなこと言って通り過ぎて、後で立法府の建物と知るのでした。 -
アイスの屋台もありました。
ijsでアイスかあ。
オランダ語で頻出するijの発音方法をここで習得した。
そんなことより私が気になったのは、屋台に結合しているバイクですよ。
リヤカー方式でなく、フロントカーゴ方式ですよこれ。
どうやって曲がるんだ?
日本だと完全に違法改造車なんだけどな。オランダやっぱ寛容の国だな。 -
ワッフルアイスを買う。3ユーロ。
ま、イタリアのジェラートとは比較になりませんが、素朴な味わいで良かったです(濃厚さが無く、あっさり系)。 -
デルフトに行くには、デン・ハーグHS駅(中央駅とは違う駅)から国鉄、というのが普通のルートなのですが、我々はトラムで向かいます。
画像は、Kneuterdijk というトラム1号線の停留所。 -
トラムに乗ります。ここもov-chipkaartで乗車です。
画像中央右側にたまたま改札機が写ってますが、ピンクの絵のところにカードをかざすとピロンと音がして、乗った時は受付の表示、降りるときは残額が表示されます(入りと出とで、微妙に音の高低が違う)。
一気にデルフトまで行けるのですが、その3駅手前、Brasserskade で降ります。デルフト焼の工房を訪ねるためです。 -
ハーグから15分は乗ったでしょうか、Brasserskadeに到着です。
デルフト焼工房 De Delfse Pauw に向かうのですが、停留所周辺には案内看板も広告類もありません。
「どうやっていくの?」と心配げな妻をしり目に、グーグルマップを見ながら進みます。
以下は、De Delfse Pauw へ行きたいな、と思った方のための道案内です。 -
停留所からハーグに戻る方向へ少し歩くと、左に曲がる道が現れます。左に進みましょう。
こんな感じの住宅街(しかも高級そう)です。 -
二三分くらい進むと、「ト」の字の三叉路になります。
直進すると私有地に突っ込むので、右に曲がります。 -
曲がるとまたしても高級住宅街。
しかも、「日本ならこれ私道じゃないの?」といった趣の非アスファルトの道路です。
「本当にこの道なの?」妻が声を掛けます。
「この道でいいよ」
いいですね。下準備をして旅に臨めば、「黙って俺についてこい」を実践できます。これもまた旅行のだいご味。 -
高級住宅街の突き当りは丁字路です。
ここは左に曲がります。 -
すると、このような美しい運河が見えてきます。
直進すると運河に突っ込むので、左です。 -
曲がるとこんな景色になります。
道路は「車道」なので要注意。 -
白い建物が見えてきました。
-
その白い建物が、De Delfse Pauw です。
停留所からは、ゆっくり歩いても10分程度です。
白い車の向こうが入り口です。 -
入り口すぐは事務所みたいな雰囲気で、すぐ隣に上に上がる階段があります。
職員さんらしき女性に「上行ってもいい?」と聞くと、案内を始めてくれました。
案内は時間制らしいのですが、当日は訪問客が少なかったようで、融通きかしてくれたようです。
製造工程の説明は焼き物になじみある日本人には(英語が苦手でも)わかりやすいものでした。
磁器なので、泥漿液を型に入れて固まらせ、窯に入れて焼く、という製造工程をざっくり説明した後、色塗りの説明をしてくれました。 -
色塗りは下塗りを何度か重ねて、それから焼くそうです。
黒い塗料が窯の中でブルーに変わります。
この窯元はピーコックがシンボルだそうです。 -
絵師さんたちの作業机です。日曜なので、誰もいませんでした。
-
一通り説明を聞いたら、最上階の販売エリアに通されます。
いやー、もう見事でした。
ここで妻が完全にバイヤーモードとなって物色します。
20分以上吟味し、絵皿二枚を購入。私も魚の絵の皿を買いました。
3点で300ユーロちょい、支払いました。
すると、存外なことに職員さんは免税書類を作ってくれました。
何年も免税扱いになる買い物をしていなかったので、すっかり忘れた。あぶねえ。
書類を渡し、「空港で手続きすると、33ユーロ戻ります」と教えてくれました。 -
店を出て、運河を見ながら停留所に戻ります。
-
デルフトへ向かいます。
トラムが来ましたよ。 -
我々はパレードに行くためデルフト駅前の停留所で降りましたが、純粋にデルフト観光するなら、その一駅手前の Prinsenhof で降りるほうが便利です。
デルフトの町中の運河はこんなかんじで可愛らしい。 -
フラワーパレードのルートは、もう少し大きな運河です。
すでに始まっていました。
様々なフロートが通り過ぎます。 -
フラワーパレードはデルフトだけではなく、ハーグ近辺エリアで3日間にわたって行われるものです。
くわしくはこちら。
https://varendcorso.nl/
オランダ語のみですが、今年のルートや映像を見ることができます。
参加者は地元の花卉業者や公務員、有志といったところでしょうか。
植物や作物をふんだんにあしらった船がいくつも通り過ぎました。 -
船にはおじさん一人ですが、載ってる植物の見事さに、沿道から拍手が出てました。
-
トマト、グラジオラス、カーネーションで赤に染まった船です。
-
この船はノリノリでダンスしてました。
-
ん?
何やら軍艦っぽい船がやってきました。 -
バンドを載せた船でした。
船首にギタリスト二名、艦橋にドラム、艦橋のはしごにボーカル、船尾にギタリスト。
船から垂れ下がった植物が海洋迷彩に見えたぜ(だから軍艦っぽいのか)。 -
こんなカラフルなのも来ました。
輪っかの中には若い娘さんがいて、妖精のイメージ? -
跳ね橋もフルオープンですね。
-
まだまだパレードは続くようですが、帰ることにします。
あ、オランダの歩行者信号はボタンを押さないと青にならないようです。
経験的に、押すと1分以内に青になったのだが、どういう仕組みなんだろう?? -
遠くにあるのは新教会でしょうか。
運河と共にパチリ。
んが、運河にビッシリ、浮草が浮かんでやがる。
日本では田んぼでよく見るやつ。
あれがビッシリですわ。
富栄養化? -
あらためて、きれいな運河でパチリ。
-
アルバート・ハインを見つけたので水補給。
「レフビール6本買うとグラスが付いてくる」というキャンペーンやってたので、レフビールのブロンドを買う。
6.5ユーロ程度だったので、900円弱。
日本だと6本で1,800円するから、半値でグラス付という感涙もの。
アムステルダムまで少し重いけど、平気。 -
デルフト駅到着。さあ、レリラーンへ帰ろう。
ここで、ov-chipkaartの残額が20ユーロないため、各自チャージする。
しかし息子のカードの残額は私や妻よりさらに1.6ユーロ少ない。
どうやら、どこかで改札をミスったようだ。
(金額的に昨日の106番バスではないか、と推測) -
小腹がすいたので、構内の自販機でコロッケを買う。
この自販機、私も息子も直感的に「お釣りを出す能力は無い」と感じてお金はキッチリ入れたのだが、妻は1ユーロコインを二個入れて、1.7ユーロのコロッケを買っていた。
「お釣りが出ないんだけど」
「この機械、構造的にお釣り出せないんじゃないか? 機械の下にお金の排出口ないし」
「えー!?」
店員さんが近くにいれば相談できたかもしれないが、人の気配がなかったので、それもできなかった。残念。 -
列車内でコロッケ食べて帰ります。
油がぜんぜん染み出てこないコロッケです(正しくはクロケットですな)。
ベルフォートホテルに帰ると、ベッドメイクは完ぺきだったが「ゴミが片付けられていない」という事態に直面した。
カレーの残飯がそのままやん。
冷涼なオランダの気候が幸いし、臭うことはなかったが、仕方ないのでゴミを袋に入れて部屋の隅へ置く。
(今思えば、ゴミ袋をフロントに持って行ってもよかったんだよな)
そして、夕食は「日曜なので近隣のレストランが開いていない」ということで、スーパーに行ってパンとサラダとフルーツを買って済ます。
買ったばかりのレフビールも、氷を買い、ローストビーフを買い、ホテルで楽しませていただきました。
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