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浅間山(2,568m)は幾多の大噴火の痕跡を残しながら、今も噴煙を上げている国内有数の活火山で、現在は登山禁止になっています。<br />浅間山は、長野県軽井沢町・御代田町と群馬県嬬恋村との境にあり、そこから西側に連なる2,000m超級の山々は浅間連峰と呼ばれています。<br />これまで、主に軽井沢から眺めてきた浅間山は、山麓を除けば植物も育たないような山姿ですが、浅間連峰は美しい花々に溢れ、火山活動によって形成された岩山は、登山家を魅了します。<br />今回は、小諸から車坂峠に向かい、浅間山外輪山と呼ばれる鋸岳・仙人岳・蛇骨岳・黒斑山を周回するコースを歩きました。<br />アップダウンの多い約8時間の行程で、足はガクガクになりましたが、多くの美しい花々に癒されて、満足感に満たされた夏の一日となりました。<br />写真は、ノアザミにとまる美しい蝶の「コヒオドシ」。

日本百名山・浅間山を彩る夏の花

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2017/08/22 - 2017/08/22

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ペコちゃん

ペコちゃんさん

浅間山(2,568m)は幾多の大噴火の痕跡を残しながら、今も噴煙を上げている国内有数の活火山で、現在は登山禁止になっています。
浅間山は、長野県軽井沢町・御代田町と群馬県嬬恋村との境にあり、そこから西側に連なる2,000m超級の山々は浅間連峰と呼ばれています。
これまで、主に軽井沢から眺めてきた浅間山は、山麓を除けば植物も育たないような山姿ですが、浅間連峰は美しい花々に溢れ、火山活動によって形成された岩山は、登山家を魅了します。
今回は、小諸から車坂峠に向かい、浅間山外輪山と呼ばれる鋸岳・仙人岳・蛇骨岳・黒斑山を周回するコースを歩きました。
アップダウンの多い約8時間の行程で、足はガクガクになりましたが、多くの美しい花々に癒されて、満足感に満たされた夏の一日となりました。
写真は、ノアザミにとまる美しい蝶の「コヒオドシ」。

旅行の満足度
5.0
同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
自家用車 徒歩
  • 今回の参加者は8名なので、車2台で出発し、6時半過ぎに上信越道・横川SAで小休止。<br />見たこともないホンダの三輪バイクが停まっていました。

    今回の参加者は8名なので、車2台で出発し、6時半過ぎに上信越道・横川SAで小休止。
    見たこともないホンダの三輪バイクが停まっていました。

  • 佐久ICで降りて、チェリーパークラインを登り、およそ1時間。<br />「高峰高原ホテル」の先にある駐車場に向かいます。

    佐久ICで降りて、チェリーパークラインを登り、およそ1時間。
    「高峰高原ホテル」の先にある駐車場に向かいます。

  • ホテルからは見晴らしがよく、「小諸眺望百選」にもなっています。

    ホテルからは見晴らしがよく、「小諸眺望百選」にもなっています。

  • 天気が良ければ八ケ岳・富士山・アルプスの連峰や小諸・佐久平の街並みなどが望め、特に早朝の雲海と、宝石をちりばめたような夜景や満天の星空は素晴らしいようです。

    天気が良ければ八ケ岳・富士山・アルプスの連峰や小諸・佐久平の街並みなどが望め、特に早朝の雲海と、宝石をちりばめたような夜景や満天の星空は素晴らしいようです。

  • ホテルの裏には高峰山(2,091m)の登山口があり、高峰神社の鳥居も建っています。

    ホテルの裏には高峰山(2,091m)の登山口があり、高峰神社の鳥居も建っています。

  • ホテルの先にある「高峰高原ビジターセンター」前の駐車場に車を停めました。<br />ホテルは小諸市ですが、ここは嬬恋村で「愛妻家の聖地」だそうです。<br />幟には ” THANKS WIFE!「妻との時間をつくる旅」 ” ・・・今度、考えましょう。

    ホテルの先にある「高峰高原ビジターセンター」前の駐車場に車を停めました。
    ホテルは小諸市ですが、ここは嬬恋村で「愛妻家の聖地」だそうです。
    幟には ” THANKS WIFE!「妻との時間をつくる旅」 ” ・・・今度、考えましょう。

  • 約二千mの駐車場の周りは、もう秋の気配です。<br />月見草や・・・

    約二千mの駐車場の周りは、もう秋の気配です。
    月見草や・・・

  • マツムシソウなどが咲いていました。

    マツムシソウなどが咲いていました。

  • 道路から一段高くなったところにある「車坂峠(1,973m)」の標識。<br />ここがスタート地点。

    道路から一段高くなったところにある「車坂峠(1,973m)」の標識。
    ここがスタート地点。

  • 今回は《車坂峠 ⇒ 槍ヶ鞘 ⇒ トーミの頭 ⇒ 草すべり ⇒ 湯の平口分岐 ⇒ 賽の河原分岐 ⇒ Jバンド ⇒ 鋸岳 ⇒ 仙人岳 ⇒ 蛇骨岳 ⇒ 黒斑山 ⇒ トーミの頭 ⇒ 車坂峠》という浅間山外輪山を周回するコース。

    今回は《車坂峠 ⇒ 槍ヶ鞘 ⇒ トーミの頭 ⇒ 草すべり ⇒ 湯の平口分岐 ⇒ 賽の河原分岐 ⇒ Jバンド ⇒ 鋸岳 ⇒ 仙人岳 ⇒ 蛇骨岳 ⇒ 黒斑山 ⇒ トーミの頭 ⇒ 車坂峠》という浅間山外輪山を周回するコース。

  • 表コースは中コースより距離が長く、アップダウンもありますが、景色が楽しめるので、表コースを進みます。

    表コースは中コースより距離が長く、アップダウンもありますが、景色が楽しめるので、表コースを進みます。

  • この時期は、至る所にヒメシャジンが咲いています。

    この時期は、至る所にヒメシャジンが咲いています。

  • コケモモ。

    コケモモ。

  • シラタマノキ。

    シラタマノキ。

  • オンタデ。

    オンタデ。

  •  岩混じりの道を登っていきます。

    岩混じりの道を登っていきます。

  • ネバリノギラン。

    ネバリノギラン。

  • 歩き始めて45分、高峰高原ホテルと高峰神社の鳥居が見えました。<br />手前の建物には星空観賞のプラネタリウムがあります。

    歩き始めて45分、高峰高原ホテルと高峰神社の鳥居が見えました。
    手前の建物には星空観賞のプラネタリウムがあります。

  • 岩が多く、歩きづらい急な登りが続きます。

    岩が多く、歩きづらい急な登りが続きます。

  • コキンレイカ(別名:ハクサンオミナエシ)。

    コキンレイカ(別名:ハクサンオミナエシ)。

  • コバノコゴメグサ。

    コバノコゴメグサ。

  • 赤い実をつけたゴゼンタチバナ。

    赤い実をつけたゴゼンタチバナ。

  • 登ること1時間半、槍ヶ鞘の手前にある避難シェルターに到着。

    登ること1時間半、槍ヶ鞘の手前にある避難シェルターに到着。

  • 勿論、これは浅間山が爆発した時に逃げ込む場所です。<br />直近の噴火は2009年2月で、関東でも灰が降りましたね。

    勿論、これは浅間山が爆発した時に逃げ込む場所です。
    直近の噴火は2009年2月で、関東でも灰が降りましたね。

  • シェルターから数分で、「槍ヶ鞘(やりがさや:2129.7m)」に到着。

    シェルターから数分で、「槍ヶ鞘(やりがさや:2129.7m)」に到着。

  • ガスがかかった前方に、「トーミの頭」が見えます。

    ガスがかかった前方に、「トーミの頭」が見えます。

  • 中国の山水画にありそうな風景。

    中国の山水画にありそうな風景。

  • 槍ヶ鞘から一旦下って、尾根を登って行きます。

    槍ヶ鞘から一旦下って、尾根を登って行きます。

  • タカネサギソウ。

    タカネサギソウ。

  • マツムシソウ。

    マツムシソウ。

  • オヤマリンドウ。

    オヤマリンドウ。

  • 槍ヶ鞘から10分ほどで「トーミの頭(かしら:2,320m)」に到着。<br />ここからは、目の前に浅間山が見えるはずですが、ガスでダメですね。

    槍ヶ鞘から10分ほどで「トーミの頭(かしら:2,320m)」に到着。
    ここからは、目の前に浅間山が見えるはずですが、ガスでダメですね。

  • 「トーミ」とは、稲を収穫し脱穀する際に、モミ(殻をかぶった米)とゴミを選別するため風を送る道具のことですが、この岩山のどこかがトーミに似ていることから付けられた名前です。

    「トーミ」とは、稲を収穫し脱穀する際に、モミ(殻をかぶった米)とゴミを選別するため風を送る道具のことですが、この岩山のどこかがトーミに似ていることから付けられた名前です。

  • ガスに浮かぶ「トーミの頭」・・・「トーミ」よりも「テミ」に似ているような気がします。

    ガスに浮かぶ「トーミの頭」・・・「トーミ」よりも「テミ」に似ているような気がします。

  • 「トーミの頭」を下りた所にある分岐点。<br />左側が黒斑山ですが、右側の「草すべり」 へ下りて行きます。

    「トーミの頭」を下りた所にある分岐点。
    左側が黒斑山ですが、右側の「草すべり」 へ下りて行きます。

  • 「草すべり」は、まさに浅間山のお花畑。

    「草すべり」は、まさに浅間山のお花畑。

  • 斜面の傾斜は30度はあるでしょう。<br />花を楽しみながら、ゆっくり下って行きます。

    斜面の傾斜は30度はあるでしょう。
    花を楽しみながら、ゆっくり下って行きます。

  • ウメバチソウ。

    ウメバチソウ。

  • ノアザミと美しい蝶のコヒオドシ(小緋縅)。

    ノアザミと美しい蝶のコヒオドシ(小緋縅)。

  • シャジクソウ。

    シャジクソウ。

  • イブキジャコウソウ。

    イブキジャコウソウ。

  • カワラナデシコ。

    カワラナデシコ。

  • ウスユキソウ。

    ウスユキソウ。

  • トモエシオガマ。

    トモエシオガマ。

  • クガイソウ。

    クガイソウ。

  • キオン。

    キオン。

  • シシウド。

    シシウド。

  • ハナイカリ。

    ハナイカリ。

  • 振り返って「草すべり」を見上げると、奇岩が連なっています。

    振り返って「草すべり」を見上げると、奇岩が連なっています。

  • ハクサンフウロ。

    ハクサンフウロ。

  • シュロソウ。

    シュロソウ。

  • 天気も良くなり、前掛山が見えてきました。<br />浅間山はその後ろに隠れているので、見えません。

    天気も良くなり、前掛山が見えてきました。
    浅間山はその後ろに隠れているので、見えません。

  • 左側は、前掛山に連なる鋸岳・・・この緑の景色は最高ですね~。

    左側は、前掛山に連なる鋸岳・・・この緑の景色は最高ですね~。

  • 反対側の景色も雄大です。

    反対側の景色も雄大です。

  • マルバタケブキ。

    マルバタケブキ。

  • スタートしてから約3時間・・・11時15分に「湯の平分岐」に到着。<br />花を楽しみながら、約1時間かけて草すべりを下りてきました。<br />「湯の平」は大昔の火口だったところで、今はカラマツ林の中にある静かな平原になっています。

    スタートしてから約3時間・・・11時15分に「湯の平分岐」に到着。
    花を楽しみながら、約1時間かけて草すべりを下りてきました。
    「湯の平」は大昔の火口だったところで、今はカラマツ林の中にある静かな平原になっています。

  • 「湯の平」の石碑。

    「湯の平」の石碑。

  • 「賽の河原分岐」は前掛山の登山口ですが、通行止めが続いています。

    「賽の河原分岐」は前掛山の登山口ですが、通行止めが続いています。

  • 「賽の河原」から見上げた前掛山。

    「賽の河原」から見上げた前掛山。

  • その左側には、鋸岳など外輪山の荒々しい岩肌が迫ってきます。

    その左側には、鋸岳など外輪山の荒々しい岩肌が迫ってきます。

  • 12時前になったので、ここで昼食。

    12時前になったので、ここで昼食。

  • 昼食後、外輪山を目指して、大きな噴石があちらこちらに点在する賽の河原を進みます。<br />

    昼食後、外輪山を目指して、大きな噴石があちらこちらに点在する賽の河原を進みます。

  • 三個の巨大な噴石が、デンと並ぶ「三ッ石」。

    三個の巨大な噴石が、デンと並ぶ「三ッ石」。

  • 荒々しい岩肌の「Jバンド」を見上げて、一呼吸・・・

    荒々しい岩肌の「Jバンド」を見上げて、一呼吸・・・

  • クロマメノキ。

    クロマメノキ。

  • ヤマハハコ。

    ヤマハハコ。

  • アオノツガザクラ。

    アオノツガザクラ。

  • 急斜面をジグザグにトラバースして、登ります。

    急斜面をジグザグにトラバースして、登ります。

  • 中腹から「賽の河原」を見下ろします・・・あまり見かけない特異な光景ですね。

    中腹から「賽の河原」を見下ろします・・・あまり見かけない特異な光景ですね。

  • 「Jバンド」の最後の登り・・・結構、厳しい!

    「Jバンド」の最後の登り・・・結構、厳しい!

  • 岩を踏み間違えると、そのまま下へ!

    岩を踏み間違えると、そのまま下へ!

  • あと少し!

    あと少し!

  • ようやく、「Jバンド」をクリア!<br />前掛山の先に、浅間山が頭を出しています。

    ようやく、「Jバンド」をクリア!
    前掛山の先に、浅間山が頭を出しています。

  • 北側を見ると田代湖があり、嬬恋村のキャベツ畑が広がっています。

    北側を見ると田代湖があり、嬬恋村のキャベツ畑が広がっています。

  • 「ところで、Jバンドってどれ?」「今、登って来た、あれだよ」<br />登っている時は、よく分からなかったのですが、Jバンドは、いくつもの地層が重なっています。<br />Jバンドという名前の由来は、浅間山・前掛山から見た登山ルートが「Jの字」に見えることからという説がありますが、世界最高峰・エベレストの山頂直下に見られる堆積地層を「イエローバンド」と呼んでおり、エベレストの「イエローバンド」に因んだ地名とする説にロマンを感じます。

    「ところで、Jバンドってどれ?」「今、登って来た、あれだよ」
    登っている時は、よく分からなかったのですが、Jバンドは、いくつもの地層が重なっています。
    Jバンドという名前の由来は、浅間山・前掛山から見た登山ルートが「Jの字」に見えることからという説がありますが、世界最高峰・エベレストの山頂直下に見られる堆積地層を「イエローバンド」と呼んでおり、エベレストの「イエローバンド」に因んだ地名とする説にロマンを感じます。

  • 鋸岳(2,254m)のピーク。

    鋸岳(2,254m)のピーク。

  • ここから眺める浅間山は、手前に前掛山があるため、その全貌を見ることが出来ません。<br />前掛山の登山道が帯のように見えます。

    ここから眺める浅間山は、手前に前掛山があるため、その全貌を見ることが出来ません。
    前掛山の登山道が帯のように見えます。

  • 白ゾレの崩落が荒々しい 稜線を歩いて、仙人岳に向かいます。

    白ゾレの崩落が荒々しい 稜線を歩いて、仙人岳に向かいます。

  • スリリングな稜線を歩いて・・・

    スリリングな稜線を歩いて・・・

  • 仙人岳(2,319m)に到着。

    仙人岳(2,319m)に到着。

  • もうひと踏ん張り、頑張りましょう。

    もうひと踏ん張り、頑張りましょう。

  • 蛇骨岳(2,366m)。

    蛇骨岳(2,366m)。

  • 外輪山の最高峰、黒斑山(くろふやま・2404m)。

    外輪山の最高峰、黒斑山(くろふやま・2404m)。

  • 黒斑山から「トーミの頭」に向かう途中に設置されている、緊急放送用のスピーカー。

    黒斑山から「トーミの頭」に向かう途中に設置されている、緊急放送用のスピーカー。

  • 「トーミの頭」が見える所まで、戻ってきました。

    「トーミの頭」が見える所まで、戻ってきました。

  • この「トーミの頭」で外輪山の周回は終わり。<br />最後まで慎重に・・・

    この「トーミの頭」で外輪山の周回は終わり。
    最後まで慎重に・・・

  • 「トーミの頭」からの帰りは中コースで。<br />眺望や花はありませんが、歩きやすい、なだらかな下りでした。<br />あの浅間山の周辺に、こんなに多くの花が咲いているとは、チョッと想定外でした。でもこの一帯は、田中澄江さんの「花の百名山」にも選ばれている場所ですから当然なんでしょうね。

    「トーミの頭」からの帰りは中コースで。
    眺望や花はありませんが、歩きやすい、なだらかな下りでした。
    あの浅間山の周辺に、こんなに多くの花が咲いているとは、チョッと想定外でした。でもこの一帯は、田中澄江さんの「花の百名山」にも選ばれている場所ですから当然なんでしょうね。

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