世界遺産12ケ所をすべて巡るチェコ大周遊10日間　２日目～カルロヴィヴァリ・ブルゼニュ～

2017/09/12 - 2017/09/12

2017年9月11日（月）から阪急トラピックス主催
「世界遺産12ケ所をすべて巡るチェコ大周遊10日間」に参加しました。
　3年前初めてヨーロッパを訪れ、中欧をぐるっと巡り、美しいお城や街並みにうっとり。ヨーロッパ病に取りつかれ、一国ずつ訪問しています。あの時はチェコはチェコスロバキアと言う一つの国だとさえ思っていました。
　今回はチェコ一国だけをじっくり10日間見て回ります。その1日毎の旅行記です。主な日程は下記の通りです。

1日目　9月11日（月）羽田発　ルフトハンザ航空　ミュンヘン乗り継ぎ　　
　　　　　　　　　　 プラハへ 「デュオプラハ」ホテル泊
2日目 12日（火）カルロヴィヴァリ観光　
　　　　　 ブルゼニュにてビール醸造所見学と試飲　
　　　　　 チェスキークルムロフのホテル「ムリン」に２連泊
3日目 13日（水）チェスキークルムロフ観光　
　　　　　 フルボカー・ナド・ヴルタヴォウ城見学。ホラショヴィツェ観光
4日目 14日（木）テルチ散策。トゥシェビーチ観光。
ヴァルチツェ見学。レドニツェ城観光。
　　　　　 ブルノ「ボビーセントラム」ホテル３連泊
5日目 15日（金）プンクヴァ洞窟探検。リトミシェル城見学。
　　　　　 ブルノ観光
　　　　　 （聖ヤコブ教会・トゥーゲンハット邸庭園・旧市庁舎）
6日目 16日（土）モラヴィア平原観光。クロムニェジーシュ観光。
　　　　　 オロモウツ観光。
　　　　　 （聖三位一体柱・ホルニー広場・聖ヴォーツラフ聖堂）
7日目 17日（日）ゼレナーホラ観光。クトナーホラ観光。
　　　　　 （聖バルバラ大聖堂・イタイアンコート）
　　　　　 プラハ「デュオプラハ」ホテル２連泊
8日目 18日（月）プラハ観光
　プラハ城（聖ヴィート教会・黄金の小路）
　　　　　 カレル橋・旧市街広場・午後自由行動
　　　　　 （ムハ美術館・ヴルタヴァ川クルーズ・ショッピング）
9日目 19日（火）ホテル発　プラハ空港へ　
ミュンヘン空港にて降り継ぎ　
10日目 20日（水）羽田着

エリア カルロビバリ(チェコ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

　2017年9月12日（火）旅行2日目　いよいよチェコ観光の始まりです。
ホテルに自動両替機があり、千円札を５枚入れるとチェココルナが出てきました。870出てくるはずが、出てきたのは850。手数料なのでしょう。1000円で170コルナ。5.8くらいですね。チェコ国内では１ユーロ＝25コルナ扱いの所が多いです。レストランではどちらでも同じように使えました。最低限両替し、不足分はユーロとカードを使います。
　出発したのは7：40。バスはずっとこれ、ドライバーさんもこの方でした。

　まずは深い谷あいの街　カルロヴィヴァリへ130km　２時間
チェコ国内の数ある温泉の中でも、最大規模の温泉湧出量と長い歴史を誇る温泉保養地です。治療・療養目的で訪れる人が多いそうです。保険が効くとか。羨ましいです。
　シャトルバスに乗り換えて行きます。
　トイレは10コルナ（55円）または、0.5ユーロ。（67円）
チェコのどこのトイレもほぼこの値段でした。

川が流れて緑豊かな美しい場所です。

地図で見てもそばに川が流れているのが分かります。

　カルロヴイヴァリ博物館
　テーマ別に部屋が分かれているそうですが、建物だけ見て素通り。
でも、由緒正しさを感じました。邸宅を改装したそうで納得。素敵！

カルロヴィ バリ博物館 博物館・美術館・ギャラリー

　ボタニクス発見！23名ぞろぞろ歩きのこの街では行けませんが、チェスキークルムロフか、プラハでは是非行きたい、自然派化粧品のお店です。

　グランドホテル　パップ。
「007カジノロワイヤル」の撮影が２か月行われたそうで、「ジェームズ・ボンド」もここに宿泊したそうです。映画は「モンテネグロの街」ということで、
「カルロヴィヴァリ」の紹介はなかったそうです。残念！
　建築が1778年、当時は中欧で最も有名なホテルの一つだったそうです。
　

グランドホテル パップ ホテル

カルロヴィヴァリの地図と名所案内図

　ここを訪問した方達のうち、何人かをご紹介します。
グランドホテルの隣の広場にあります。

　1990年　 ROBERT DENIRO　ロバートデニーロね。
ふんふん。保養地だからね。

　BEETHOVEN?　1812年？
えっ？あの音楽室で難しい顔で見つめている？ベートーベン？
ミ♯レミ♯レミシレドラー　の？（「エリーゼのために」を妄想して下さい。）

　BACH?　
ヨハン・セバスチャン・バッハ？　
白髪のかつらの？
右手と左手の追いかけっこの曲　バッハインベンションの？
おまけに1718年だし。
　他の人のもありましたが、ここではパス。

　街歩きを続けます。
お土産物屋さん。

　チェコのお土産
ガーネットは如何？お値段はいくらぐらいかしら？
2001コロナ（約1.1万円）から免税です。

日本の温泉街とはちょっと違う雰囲気の街並み

カフェもあります。カフェエレファント。

カフェ エレファント カフェ

　右手の柱に文字があります。
1890年12月24日？
歴史があるのね。

カフェ エレファント カフェ

　ヴジデルニーコロナーダ
　間欠泉です。
触ってみたら、なかなか良い湯加減でした。

ヴジーデルニー コロナーダ 温泉

　ここは飲泉の温泉。
さかさまに持っていますが、飲泉カップです。
急須みたいな形のカップの先が細くなっていて、そこから飲むのです。

ヴジーデルニー コロナーダ 温泉

　ヴジデルニーコロナーダ
の文字が入口にあります。「コロナーダ」は読めると思いますが、これで
「ヴジデルニー」とは読めません。チェコ語は難しいです。

ヴジーデルニー コロナーダ 温泉

　イケメンの現地ガイドさんが、ここで一番おいしい「ワッフル」をご馳走してくれました。ワッフルと言う名前ですが、ゴーフルと言った方が日本人には分かりやすいでしょう。温泉煎餅と言った方がもっと分かりやすい？

ヴジーデルニー コロナーダ 温泉

　皆でひとかけずつ割って頂きました。シナモンの風味が美味しかったです。

　下のは紙コップ。添乗員さんが配ってくれました。あちこちでこれに汲んで頂きます。いろんな面でよく気が利く方です。頼りにしてます。
（先月の他社のアラスカの方とは大違い。）
　ジジババが紙コップ片手に、温泉を汲むためにうろうろする姿は、検尿コップを持って病院の廊下をウロウロする姿のようで、お互いに笑い合いました。

ヴジーデルニー コロナーダ 温泉

　お土産物屋さんに並ぶ「クルテク」
チェコのアニメーションのキャラクターのもぐらです。

　ムリーンスカーコロナーダ
　カルロヴィヴァリで最も美しいと言われている所です。1871年から1881年にかけて、チェコ人ヨゼフ・ジーテクによって造られました。プラハの国民劇場の設計者でもある人です。ネオルネッサンス様式の優雅な建物です。

ムリーンスカー コロナーダ 温泉

　屋根の上には12か月を表現した彫刻で飾られています。６つの温泉水の蛇口があり、それぞれ温度や流れ出る量が違い、湯治客は自分に合ったものを選んで飲むそうです。他のコロナードの温泉水より飲みやすいと言われていますが、私にはどこの温泉水も飲みづらかったです。

ムリーンスカー コロナーダ 温泉

彫刻も美しいです。

ムリーンスカー コロナーダ 温泉

　ここから温泉水が出てきて、皆さんが検尿カップのような、紙コップに汲んで
飲みました。

ムリーンスカー コロナーダ 温泉

　トルジニーコロナーダ
白いレースのような装飾が美しいコロナーダです。
言い伝えによると、カレル４世がこの温泉で痛む足の治療をしたそうです。

トルジニー コロナーダ 温泉

　最後に15分自由時間が貰えました。
　この教会「聖マグダラのマリア教会」へ走った方がいました。一人参加の女性。Ｔさん。日頃ジムで体を鍛えてらっしゃるらしく、お年は私とさほど変わらないようにお見受けしましたが、いつも、精力的に動き回ってらっしゃいました。
　私はそこいらのお土産物屋さんを覗いて、おしまい。
　
　この後　プルゼニュへ。85km

聖マグダラのマリア教会 寺院・教会

　プルゼニュスキー　プラズドロイ醸造所です。
（ドイツ名　ピルスナーウルクェル）
ここの中のレストランでランチし、醸造所を見学、試飲します。この門は創立５０周年で建設されたもので、1842年から1892年と刻まれています。

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

　ビール大国チェコで最も有名なブランドだそうです。私はアルコールをたしなまないので、知りませんが。
　レストランは　na spilce と言い、ドイツの大きな酒場のような感じでした。

ナ スピルツェ 地元の料理

まずは野菜スープ。優しい味。

ナ スピルツェ 地元の料理

　次に　ダンプリング（蒸しパン）と
　ローストビーフ　のクリームソースかけ　クランベリージャム添え
　お肉は美味しかったですが、なぜ甘いジャムが乗っているのか？です。
ダンプリングに付ける？

ナ スピルツェ 地元の料理

さすがビールの種類はいくつもあります。違いなど分かりませんが・・・

ナ スピルツェ 地元の料理

これは売店。
ビールを何種類も売っています。洋服やビール関係グッズなども。

ナ スピルツェ 地元の料理

レストランの表

ナ スピルツェ 地元の料理

レストランの表のメニュー

ナ スピルツェ 地元の料理

　次に工場見学をします。飲まれる方は、試飲してからランチをしたかったみたいでしたが、お約束ですから。工場見学は有料で、これはそのチケットです。

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

工場の敷地は広く、一部シャトルバスで移動しました。

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

ビール瓶でできた看板。

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

工場の内部の紹介

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

受付には生のブーケが飾ってありました。

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

　昔のこの辺の地図
　どこの家でもビールを造っていたそうです。今でいうどぶろくづくりをしていたということですね。

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

大きなタンクがあります。醸造所や貯蔵所を見学しました。

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

敷地内の模型。広い！

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

　４種類のビールが作られているようです。
　貯蔵所ではタンクからビールを注いで、試飲させてくれました。というか、私は香りだけ嗅ぎ、お好きな方へプレゼントしたので味は分かりません。美味しかったそうです。
　日本のサッポロ、キリンなどのビール工場見学に行ったことがありますが、無料で、最後に試飲（ビールでもソフトドリンクでも）をしておしまいというパターンです。あちこちじっくりと案内してもらって、貯蔵所で出来立てのビールが飲めるなんて素敵。有料で、ビールしか飲めないというのは難点ですが。見学できてよかったです。日本のビール会社も真似すればよいのに・・・

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

　昔は牢屋で、人骨も出て来たとか。
そこが醸造所って?日本の感覚だとおかしい感じ。皆さんは美味しくビールを飲まれていましたけど・・・

　このあとチェスキークルムロフへ　155km

プルゼニュスキー プラズドロイ醸造所 建造物

　チェスキークルムロフは街の中にバスでは入れません。キャリーはホテルに運んで貰い、手荷物を持って駐車場から歩きます。お城の中を抜けてホテルまで30分程度の道です。明日雨が降ると写真が撮りづらいので、今日のうちにあちこちでパチリ。お城と塔と。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

ブルタヴァ川が要塞の砦の役目を果たしています。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

　旧市街地
　古い中世の街並みが残っています。私のヨーロッパ病の原点です。
ルネッサンス時代の香りが漂います。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

お城の中庭に当たる所です。

チェスキークルムロフ城 城・宮殿

　お城の塔です。上まで登ることができます。有料です。私はパス。
いつも走っているイメージのあの女性　Ｔさんは、自由時間に行かれたそうです。

チェスキークルムロフ城 城・宮殿

塔と銅像

チェスキークルムロフ城 城・宮殿

旧市街の橋の上からは、川下りをする方たちが見えました。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

　旧市街の街並み
市庁舎からスヴォルノスティ広場を眺めました。ペスト菌根絶の記念塔が建っています。

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

街の中のお店。窓の装飾が素敵

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

看板も素敵

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

椅子も面白い

チェスキー クルムロフ歴史地区 旧市街・古い町並み

　夕食はここ　ｍａｓｔａｌ　にて　　写真がアップできません。
メニューはミックスサラダ、ポークカツレツ、アップルパイ。
　サラダには味がなかったので、持参したドイツの粉ドレッシングをかけて美味しく頂きました。同じテーブルの皆さんにも好評でした。でも、チェコのどこのスーパーにも売っていませんでした。東欧圏には売ってないみたい。スイスでは売ってましたが・・紅茶は75コルチ。（約410円）

マスタル 地元の料理

宿泊はホテル「ムリン」。
ツイン。

ホテル ムリーン ホテル

洗面所とトイレ。

ホテル ムリーン ホテル

バスタブと可動式シャワー

ホテル ムリーン ホテル

無料のアメニティ

スーパーは6時半から18時までと言うことなので、明朝行くことにします。

ホテル ムリーン ホテル