花まだ早い3月の甲斐路へ。

2017/03/28 - 2017/03/29

3月の年度末になった頃でしょうか、皆で旅行に行こうと言う話が若い人から提案があり、出かけるのは好きなものだから「行くよ」と返事をしておきました。どうやら人事異動の話がチラホラ聞かれるようになった事も理由のようです。

それにしても観光バスで行く職場の慰安旅行の様なスタイルは昔に消えて様なものですし、まして若い方は嫌いなのではと思っていました。どうも宴会の幹事が、飲み会を出かけたホテルでやるのと同じ感覚で企画し引き受けてくれたようでした。さすがにバスを手配するほどの大人数ではなく、気心の知れた仲間と車数台で行くような小団体旅行でした。

何の役がある訳でもなく、指定された集合場所に行くと車が用意されていて、ただ乗っていれば良いらくちん旅行。出発して、山梨の石和温泉に行くと知りましたが、後はどうなるのか幹事任せです。

平日の高速は下りのためか空いていて、渋滞もなく山梨へ入りインターを降ります。ブドウ畑の中を進むと、大きなブドウ園で昼食のために止まりました。上を見ると駐車場を覆うほどのブドウ棚があるのですが、まだ芽も出ていません。それでも大型バスが止まっていたりするので聞いてみると、寒い時期はビニールハウスでイチゴ狩りが出来るそうです。我々はバーベキューの昼食へ。窓からの見晴らしはとても良いのですが、「もう少し遅ければ、一面桃の花が咲くのですがねえ」とお店の人に言われました。いくら暖冬と言っても、花の季節には早すぎたようです。

食事の後は、山梨と言えばブドウでワインです。酒造の見学に行きました。工場の中をぐるっと回って見学し、最後の部屋ではワインの試飲が出来て、お土産が買えるようになっていました。産地へ来ると面白いのは一升瓶のワインが売っている事。みんなで夜に飲んでみようかと、一本買ってみました。

ホテルに着いたのですが、石和温泉は田んぼの中に突然沸いた温泉と聞いたことがあります。だいぶ前にも来たことのある温泉街ですが、市内の中にあり街に溶け込んだ感じで、近くにブドウ畑もありました。ホテルの中には、温泉が湧いた頃の写真もあり「ブドウ畑に沸いた温泉」と書かれていました。当時は脱衣所もなく屋根もなく、本当に外で入っている自然温泉のようです。館内は夕方に着いたのですが、他にお客がいるように見えず静かです。看板を見るといない訳ではなく、合宿の団体や外国人の団体はもっと遅く着くようでした。

他に団体もいないため、お風呂へは空いていてゆっくり入れました。しかし、そこは市内にある温泉ホテルです。露天風呂もあるものの、壁に囲まれていて眺めはありません。部屋にはベランダにお風呂もあったのですが、やはり見えるのは市街の建物の屋根。自然の眺めは近くにある「ほったからし温泉」へ任せましょう。

夕食は宴会場が用意されていました。金屏風が鮮やかでしたが、それほどの人数でもないのです。昔は大勢で宴会が行われたのでしょうね。4月から他の職場へ行く人もいるのかと思うと、なかなか宴会は終わらず、夜遅くまで続いたのでした。

エリア 石和温泉(山梨)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5
• ホテル: 3.0
• グルメ: 3.0

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

ブドウ園から見えた市街、春になれば眼下が花で覆われるそうです。

バーベキューの出来る食堂の窓からも、景色が良く見えました。

肉を焼いている石は、富士山の溶岩を板にしたようです。

ワイン酒造へ。大きな樽がいくつもありました。

たくさんのワインが試飲できました。中には一升瓶のワインもありました。

ホテルの入り口付近。吠える前以外に、専用駐車場がありました。

木の看板が、かなり立派。

フロントと売店、奥にエレベーターがありました。

フロント前のロビー。

衣類から陶器まで売っている売店。

エレベーターを降りて部屋へ。

和室でした。

テレビやお茶、温泉旅館に来たような感じです。

ベランダの露天風呂。眺めは、、、家の屋根とブドウ畑が見えました。

室内のお風呂。配管を見るとリフォームしたのかな。

金屏風に昔の栄華を感じてしまいました。きっと大人数の団体旅行が来た時代もあったのでしょうか。

ホテルの名誉のために書いておくと、これはほんの始まりです。他に料理が出てきますから。

きちんと冷やして用意されたお造りが。

暖かい煮物は暖かく出されます。

揚げ物は、季節の山菜でした。山梨に来た感じが味わえます。

だいぶ飲んでしまい、ご飯はほんの少しもらいました。

デザートが後から出てきました。もう満腹です。そう言いながら、、、部屋に戻って飲んだのでした。