2017/07/30 - 2017/08/02
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Tomoyo Funabashi 船橋知世(パリ探訪)さん
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フランスで政府公認ガイドをしています。
知人の旅行会社経営者から是非アルザス地方のツアープランを考えてほしいと言われ、下見旅行にいってまいりました。
実はストラスブールに住んでいたこともあるのでアルザスに関しては詳しい方なのですが、今回はストラスブールとコルマールの間にある小さな村々を見学してまいりました。1人でいくのも寂しいのでドイツ語のできる知人ガイドを連れての二人旅です。
結果からになりますが、アルザスの良さを再発見!
想像以上に素敵な村々の風景、親切な人々との出会い、そしてメインは荘厳なるオー・クニクスブルグ城!!!!フランスではモンサンミッシェルに次ぐ第二の観光地なのですが、その知名度にふさわしいといって申し分ない素晴らしいお城です。
日本ではあまり知名度が高くないそうですが、なぜでしょうか。。。
アルザスはもっと日本のみなさんにもっと知ってもらいたい場所です!!!!
http://wp.me/p93B1t-a1
アルザスの城の歴史を調査してブログにしました!
今回の旅を経て、アルザス地方の知ってもらえるようにがんばろうと実感したのでした。
-
アルザス・ワイン街道~車からの風景~
今回の旅のメインだったオー・クニクスブルグ城の見学を終えワイン街道を南下。
フランスの美しい村100選のうち3つ(リヴォビレ、リクヴィル、エギスハイム)が数キロ間隔で隣接する数奇な地域にやってまいりました。回りは全部ぶどう畑。
中世からぶどう生産&ワイン生産で豊だった土地なんです。 -
山の斜面を利用したブドウ栽培。
水はけの関係でブドウはジグザグに植えられています。
ここらへんのワインはミネラルが多く含まれているので有名。 -
リヴォビレー!!
フランスの美しい村100選の3つが隣接する地域であるコルマール近辺のアルザスワイン街道。
その3つのうちの村の一カ所目です。
どこもかしこも可愛すぎる!
写真にうつっている建物の屋根にコウノトリがとまっているの、見えますか??小さすぎて見えませんよね。(次の写真の確認をお願いいたします。)
家の色づかいや個性的な看板、ドアの細部などを見ながら歩くだけで楽しい村です!道やレストランなどもとても清潔です。
美しい村100選の3箇所とも全部いきましたが、リヴォビレのおススメ度はダントツ1位でした! -
拡大してみるとこんな感じ
こうのとりがとびたってしまいましたが、巣はもっさり。 -
リヴォビレの中心広場から山の上にそびえたつ中世の城を垣間見ることができます。夕日で輝いて見えます。
それにしてもこの村、犬率が高い。なにか特別な理由があるのかしら。。 -
気付いたら夜7時過ぎ。
日が落ちる前に少しでも村を回ろうということになり、ヴォージュ山脈の麓を縫うようにして車をすすめます。
華やかさはないけど、長く過ごしたくなるような素朴でかわいらしい村がたくさん点在しています。全部ゆっくり回るには2週間は必要だったかもしれません。 -
日が落ちかけていますがリクヴィル到着。
こちらも美しい村100選のひとつです。
ポストカードのような村として有名なリクヴィルはワイン畑のど真ん中に位置するので車じゃないとアクセスは厳しいです。
石畳&城壁が特徴で、目抜き通りが本当に素敵。
昼間は恐ろしい混みようですが、夕方ごろにもなれば人も少なく落ち着いていてゆっくり回れます。夏は夜8時くらいまで空が明るいのでおススメです。
ただ本当に小さいので村内の観光時間は1時間くらいで十分かも。
がしかし!!私も知人ガイドもリクヴィルに着いた時点で携帯ともにデジカメの電池が切れました。充電用に持ってきた携帯電池も終了!
哀しすぎる。
でも直接目で楽しんできましたよ。
この時点で、私一日中運転した疲れがでました。
無の状態でコルマールまで車を走らせ、さくっと食べて就寝。。。 -
3日目はコルマール見学
目玉の一つである観光都市ですよね!!
前に何度か来た事があるのですが、美術館オタクの私は観光はすっぽかして、市内にあるウンターリンデン美術館を見学しただけだったのです。
こんなに素敵な景色を楽しめる町だとは存じ上げず!
まずはちいさなヴェネチアと呼ばれるエリアから散策。
のどかです。そしてかわいらしい。 -
この風景から市外に足を向けるとすぐにうっそうとした森です。
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川幅が狭いので市内クルーズはこじんまりとした木のボート!
地元の少年達がクルーズの準備中。 -
カラフルな道の風景。
なんと、法律では自分のうちの家の色は隣の家の色と別の色で塗らなければならないと決まっているんですって!しかもみなさん守っているんですね!
木の枠ですが、組み方によって意味があるんですよ。
ひし形は豊穣を意味するそうです。
形によっては位を意味したりもするそうです。
調べれば調べるほどおもしろいと思わせる小話たくさんですね。 -
コルマール市内のバーにはビールグラスでできたシャンデリアがありました。
アルザスはビールがおいしいので有名ですね。
もともとフランスではビールは飲まれていませんでした。
しかし1860年頃に寄生虫の被害でブドウが全滅したのをきっかけに全国的に代用品として飲まれるようになっていったんです。
また、1870年代にアルザスがドイツに統合されたのをきっかけにして、パリにアルザス地方出身者が難民として流れ込んできたんです。そして、パリにビール文化とクリスマスを祝う風習が根付いたわけです、はい。 -
肉屋の看板
恰幅のいい肉屋二人が一生懸命働いています!
左手、豚と一緒にいるおじさんはだれでしょうか、わかる人はいますか?(唐突質問コーナー) -
この屋根の細工、相当高い位置にあるので、気付く人もほぼ皆無。
ビールを掲げている少年のようですね。いちいち細かくて、すごいです。 -
ピンク、黄色、青、緑などの壁でない建物が並んでいるのがめずらしい。
シックでかっこいいアルザスの家々。 -
ハウルのうごく城の原型となったであろう風景。
本当に歩いているだけで、楽しい街ってあるんですねー。 -
もともと仕立て屋が住んでいた家だからmaison de colle と呼ばれています。
訳して「襟の家」
角の彫刻のおっさんがもっているのは仕立てに必要な定規。
道の奥に見えるのはコルマールの教会 -
コルマールのメインストリート
アルザスの唯一の欠点はスーパーがないこと。
でもこのメインストリートにはモノプリがありました! -
3日の午前中にコルマール見学を終えたあとはさくっと移動!
本当はウンターリンデン美術館にも行きたかったけど、内容はしっかり把握しているので今回はとばしました。涙
そして美しい村百選の第三段、エギスハイム!!!!
リヴォビレもいいといったものの、ここも同じくらいいい。
この村、バームクーヘンみたいなふうにして作られているんですよ。
もともとの要塞だと人口を抱えられなくなったから外側に第2の要塞を作り
第2の要塞も小さくなったので外側に第3の要塞を作りという風にして拡大していきました。
普通だったら内側の要塞を取り壊してスペース確保するもんなんですが、エギスハイムは残していきながら要塞増設していったのでまるでかたつむりやバームクーヘンみたいな都市開発がなされたわけです。
そもそもアルザスにはこのような謎な?奇抜な都市計画を基準に作られた村が少なくないんですよ。 -
早速村内の要塞に逆立ちしてみました。
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パン屋のパンデピス人形。
きもかわ~ -
それにしても、永遠とカーブを続ける道を歩くと方向感覚がわからなくなり、迷路のようです。不思議な風景。
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要塞をベースにして建てられた建物。
要塞の壁の厚み、はんぱない。 -
あちこちにコウノトリ
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こちらにもコウノトリ
こんな素敵な村々を見学できて幸せです。本当に来たかいがありました。
知人ガイドも今までの旅行で一番よかったかも、との一言。
がんばって広めていきます!!!
一生懸命慣れないマニュアル車を運転してきたかいが、あったということですね。
合掌
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