スペイン・ポルトガル、じっくり女一人旅　(6) サンチャゴ・デ・コンポステーラ 後編

2017/07/13 - 2017/07/13

サンチャゴ・デ・コンポステーラの続きです。
5泊の時間を活用して、観光客で混雑する旧市街は避けて、観光案内所でもらった地図にあった、ウォーキングルートに沿って、歩いてみました。
アラメダ公園の奥に、サンチャゴ大学のキャンパスがあります。
サンチャゴの町は、人口9万人のうち、3万人が学生とか。夏休みは、学生は帰省してますが、雰囲気のいいカフェがたくさんあるのは、いかにも学生の町のようです。

大学の下宿街のような通りから、それて「猫の道」となっている狭い路地に入ると、小さな川沿いに延々と道が続いていて、市民の憩いの場になってました。京都の「哲学の道」みたいだなと、朝の散歩を楽しみました。
さらに、街にはたくさんの公園があり、公園と公園をつなぐ形で、ルートは続いてました。

最後の日は、ぜんぜん入場してなかった、観光スポットをめぐり、カテドラル博物館、聖地博物館、San Martino Pinario博物館とまわりました。

映画館がいいので、毎日映画を見ました。
Gloria
The United States of Love

今回の旅では、町歩きの部分がとても充実していた、サンチャゴの街でした。

エリア サンティアゴ・デ・コンポステーラ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー
• 旅行の手配内容: 個別手配

7月25日は、聖ヤコブの日で、その祭りの準備がなされてました。
私は、残念ながら祭りの前に出発ですが、サンチャゴは、ガリシア地方では、とても大切な聖人ですから、ガリシア地方は、この日は祝日になるそうです。

下宿屋さんがたくさんありそうな通り

ここから、「猫の道」と名付けられた路地に

このあたりから、ずっと川に沿って、小道が続きます。緑のたくさんある地域でした。

博物館や音楽堂のある公園を結んで、ルートはずんずん続きました

あひるが、一列に並んで、早足で歩いていきます

と、おじいちゃんとお孫さんが、パンをあげていたのでした

さらに歩いて歩いて、旧市街に戻りました

大聖堂前は、巡礼者がいつもいます。

旧市街の、レストランのディスプレイ
Pulpo a la gallega　ガリシア風蛸料理、というのがありますが、サンチャゴの名物とされてますが、サンチャゴでは、Pulpo a la feiraとかいう名前になってました。
考えたら、大阪のお好み焼きを、大阪では、大阪風とは呼ばない、というあの感覚でしょうか。

再び、ブサイクなアンコウ君

手前で、ランチメニューを食べた、レストランmansoです。
この日は、50ユーロのテイスティングコースです。

冷たく冷やしたメロンに、ハーブで味をつけて
そして、トマトスープは、少しアレンジされてました

シェフ自ら、最初に私の好みを尋ねてくれて、その後も料理を運んできては説明してくれました。
土曜日のランチは、あまり混まないそうで、私はいつも早くに行くので、私一人の時間が長かったです。

カテドラル博物館に入り、上の方から、広場を見下ろしました。
巡礼たちが、ゴールについたことを喜んで、いろいろと撮影ごっこをしてました

広場に、大聖堂の塔の影

聖ヤコブの図像は、福音者の姿、巡礼者の姿とともに、もうひとつ、マタモーロスという姿があります。
聖人に似つかわしくない、人を殺しまくっている像なんですよね。
イスラム教徒がイベリア半島を侵略してきて、サンチャゴ巡礼路は、カトリック精神の礎的な存在をまもり、ここを歩く巡礼たちが、カトリックの信仰の砦となって、イスラム教徒を追い払ったのです。
カトリック教徒がやられていると、白馬にまたがった聖ヤコブが現れて、カトリック教徒を助けた、という伝説があり、そんなところから、戦うエネルギーが生まれたようです。

カフェで、カプチーノをたのむと、昔懐かしい、ロンググラスで出てきました

この、へしゃげた形の桃、味が濃くて、おいしいです。