2017/07/11 - 2017/07/17
29位(同エリア36件中)
ホイさん
2016/8
イギリス・スコットランド一人旅の写真をある人に見せていたら「一緒に海外行ってみたいかも…」とポツリ。
イギリスを回った後に寄りたかったオーストリアへ行けるかも?!
早速1年後の計画を立て始めた。
相方は初海外。しかし私と同じで観光地巡りやショッピングは好かず、暮らすように旅したいとまではいかないまでものんびりしたいとのこと。
でも「外国キターーーッ!」と実感もしてほしいので美しいウィーンの市街地も歩きたい。
古都とホイリゲを堪能してからチロルでまったりしようと思う。
しかし、ハイライン179やアルペンコースターに激しく反応した相方。
本当にのんびりまったりのチロルライフを送れるのだろうか…
2017/7/08 成田 ~ ヘルシンキ ~ ウィーン
ウィーン 3泊
2017/7/11 ウィーン ~ インスブルック ~ フルプメス(列車)
フルプメス 4泊
2017/7/15 フルプメス ~ ミュンヘン(列車)
ミュンヘン1泊
2017/7/16 ミュンヘン ~ ヘルシンキ~
2017/7/17 ~ 成田
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- フィンランド航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
(前半からのつづき)
2017/07/11(火)4日目① ウィーン ~ インスブルック ~ フルプメス
午前8時半の列車に乗るべく早めに起きて荷造りをしていた。
起き上がった途端に、…ぴきっ!!! 腰に痛みが走った。
ま、まずい、この痛みは!
初めての時は身動きできなかった。2度目の今回はまだ動けるので軽度のようだ。それにしてもこのタイミングで再発するとは… とほほ。
これから長時間移動もあるし山歩きもあるしコースターにも乗りたいし。
これ以上ひどくならないよう気をつけて気をつけて動く。
しかし、朝食の時は不安で食欲が出なかった。
やばいよやばいよ~!
発車の20分前くらいにホームに着いた。指定車両を探してウロウロ。指定した席をやっと見つけて落ち着く。1等車だが楽しむ余裕もない。
列車は定刻8:30にぬるぬると発車した。後ろの席の男性がパソコンのキーボードをバシバシ叩くので背中に響く。
座ってばかりでは腰に悪いので食堂車を見に行く。ついでにトイレ。ちょうど清掃中だったので待っていた。お掃除のおじさん、最後に消臭スプレーを大量に噴霧した。どうぞと言われて入室したが、あまりの匂いに咳き込む始末。やばいよやばいよ~!
ザルツブルグで列車を乗換え、12:45インスブルック到着。駅のスーパーで飲み物とサンドウィッチを購入。駅前のバスターミナルAから590番のバスに乗りこんだ。
シャキーン!プリントしてきたチケットを見せる。OKOK!
市内を出ると高速に乗りガンガン上がっていく。耳がつまる。腰にできるだけ負担がかからないように気を張って座っていた。
40分弱で Fulpmes Ortsmitte/Hypo 到着、下車。おっ、スーパーのSPARがある! しかし無情の雨がしとしとと… 天気予報は当たりか?
地図を見ながら現在地を割り出す。相方が役に立つ。宿までは簡単な道だったが急なのぼり坂。キャリーと一緒では、ちょっと…きつ。 -
2017/07/11(火)4日目② フルプメス
おおっ、着いた!今日から4泊お世話になるゲストハウスだ。
マダムがすぐに部屋に通してくれ、一通り案内してくれた。
朝食室を見ていた時、キッチンに湯沸しポットを見つけ「あーポットあるー。これ使ってもいい?」と日本語で言ったのに英語でOKの返事。
あははー
部屋は広くて明るくお山も見える。(今日は山裾だけ)
1階はオーナーの居住区、2階に4部屋と朝食室、3階はアパートメントだ。
部屋の鍵は昔ながらの2回まわしの鍵、トイレの内側にも鍵がささっていたので笑った。 -
2017/07/11(火)4日目③ フルプメス
宿の入口は通りと反対の山側。 -
2017/07/11(火)4日目④ フルプメス
部屋が広くて嬉しい。窓も2方向にあるし、ガラスドアの向こうには専用バルコニーがある。手前に鍵のかかったドアがあったので続き部屋として使えるのかもしれない。
落ち着いたのでドリップパックでコーヒーを入れ、サーモンサンドを食べる。サーモンしょっぱい、けどおいしい。ちょっとゴロゴロ。
床に広いスペースがあったのでこの部屋では床に寝ようと決めた。
ギックリ腰が悪化することを恐れてのことだ。 -
2017/07/11(火)4日目⑤ フルプメス
ウィーンのホテルと比べると使い勝手がいい。シンクの右側に衣類などを置けるステンレスのワゴンがあって便利だった。
ハンドソープはあったがどこにもボディーソープがなく不便。 -
2017/07/11(火)4日目⑥ フルプメス
チェックインの時、台紙からペリペリペリとはがしてスーパーカードを渡してくれた。予想通り。
(画像は台紙にカードを置いた状態) -
2017/07/11(火)4日目⑦ フルプメス
台紙の裏には利用できる施設の案内。
カードには既に宿泊者名、宿泊施設名、滞在期間が印刷されていてパウチされた状態だ。
村の散策に出かけた。想像以上に交通量が多くて疲れる。スーパーで水やおやつを買って戻った。
TVをつけると谷の案内番組をやっていたので見入ってしまった。
これはいい。
< 宿泊料金にスーパーカードが含まれている宿を調べる方法 >
シュトゥーバイタールの案内サイトへ。
https://www.stubai.at/en/info-service/downloads/
上のメニューバーから「Accommodations」の中の「Searching & booking」
エリアや宿泊日などを選択して「Search」
宿泊可能な宿の一覧が表示される。
左下にある「Top Classifications」の中のスーパーカードにチェックを入れると絞り込まれる。 -
2017/07/11(火)4日目⑧ フルプメス
7時半を過ぎたので夕食に出かけることにした。
教会の横の大きなレストランに入る。広い。奥はテーブルに白いクロスのかかった席だったので、手前のカジュアルなエリアにした。別に奥でも問題ないと思うけど。テラス席もあってこちらの方が人気ある。
渡されたメニューは英語・フランス語・イタリア語の3つが一緒になっているものだった。助かる~。
ポテトスープ、サラダボウル、ポークシュニッツェル、そして私にグリューナー・フェルトリーナーを1杯。二人でシェアしてちょうど良かった。
近くのショーケースにケーキが並んでいたがおなかいっぱいだったので断念した。(夕食25.5ユーロ) -
2017/07/12(水)5日目① フルプメス
朝5時に目覚めた。足元が寒いくらいだが腰は悪化していない。
寝床の中でメールチェックをしたり4トラ玄白さんのブログを読み返して予習したりしてた。やっぱりうまいな~。
6時頃相方が起きてきたのでTVをつけた。朝は谷のリアル天気を放送していた。無人カメラからの映像が次々と映し出される。雲が多いなー。午後からは雨の予報。
青空が見えてきた。朝食は8時からなので写真を撮りに外に出た。すずし~
(画像は部屋のバルコニーからの眺め) -
2017/07/12(水)5日目② フルプメス
山の麓ぎりぎりまで雲が降りている。このあと上がっていくのだろうか… -
2017/07/12(水)5日目③ フルプメス
朝食。ここでもグリーンティーがあった。大きなポットに緑茶ティーバッグが二つ。ハム、チーズ、シリアル、ドライフルーツ、ヨーグルト、パン、果物など、種類はそんなに多くはないが充分お腹がいっぱいになった。
この後相方には毎朝グリーンティーが用意された。 -
2017/07/12(水)5日目④ フルプメス
朝食室にいるマダムに「いってきまーす!」と声をかけるとドイツ語で返事が返ってくる。ふふふ。
シュリック2000のゴンドラ乗場を目指して歩き出した。山頂に雲がかかっているけど晴れてきたので結構暑い。登りの道にハアハア。 -
2017/07/12(水)5日目⑤ フルプメス
途中の景色など撮っていたりしたから駅に着いたのは9時を過ぎていた。 -
2017/07/12(水)5日目⑥ フルプメス
宿に置いてあったお山のガイド。シュリック2000、グレッチャー、セルレス、エルファーのハイキングルートやゴンドラの案内が大きな紙に両面印刷されている。わかりやすくて便利。ドイツ語だけど…
ゴンドラに乗り込むと後から老夫婦が乗ってきた。
歩いてきて暑かったので紙でパタパタ扇いでいたらおじいさんが帽子でパタパタ風を送ってくれた。陽気なおじいさんだ。
そろそろ中間駅という頃、トップまで行くのかと聞かれた。そうだと答えるとこのまま乗っていろと言う。え?
ゴンドラは中間駅で速度を落とし、ドアが開いていたがまた閉まりそのまま頂上へ向かう。ほぉ~~~、言われなかったら絶対降りていたね、と相方。標高差1100mちょっとを一気に登るのだ。
それから会話が始まった。お決まりのどっから来たの?
あちらはイングランドから。それを聞いて去年イングランドとスコットランドへ行ったよと言ったら私の帽子を指差した。あっ、去年の全英オープンの記念キャップをかぶっていたんだ! そうそうそう! 一気に盛り上がった。
あちらはここは2回目で、歩くならパノラマウェグがいいと薦めてくれた。玄白さんもおススメだ。 -
イチオシ
2017/07/12(水)5日目⑦ フルプメス
頂上駅に着いた。
凄い!ほんとうに凄い! 運よく晴れていて素晴らしい景色に声も出ない。
画像で見て知ってはいたけど、この場に立たなければわからない圧倒的な迫力がある。
いったん新しくできた展望台まで行ってみる。写真を撮っては歩きを繰り返すのでなかなか進まない。やっと展望台へ着くとさっきのイギリス人夫婦が。自撮りしようとしていたらおじいさんがシャッターを押してくれた。
サンキュー! -
2017/07/12(水)5日目⑧ フルプメス
麓を見ると雲が溜まっている。雲を抜けてきたのだ。 -
2017/07/12(水)5日目⑨ フルプメス
これから歩くパノラマウェグの途中にあるパノラマゼー。
含有物の違いなのか青くてきれいだ。
いよいよパノラマウェグを歩き出す。サイコー!
降りるにつれ目の前の岩が迫ってくる。
だんだん背の高い木が多くなってくるので見通しが利かなくなり、もくもくと歩く。
森林地帯を抜け谷あいの部分にかかってきた。岩のかけらなどがゴロゴロしている所もある。 -
2017/07/12(水)5日目⑩ フルプメス
やっと「Schlickeralm」の山小屋(と言うにはリッパすぎ)に着いた。ここで一休み。
パフェはすぐに決まった。飲み物は… ツィトローネなんちゃら?…
ん~、レモン系の飲み物か?
待つことしばし。パフェ来た~!ツィトローネ熱い~! ホットレモネードみたいな飲み物だった。日本のレモンとはちょっと違う味だ。
アイスを食べてホットレモン、結果的にはOK。(7.7ユーロ) -
2017/07/12(水)5日目⑪ フルプメス
ゴンドラの中間駅を目指して再び歩き始める。
しばらくするとパノラマゼーが現れた。うーん、上から見るほうがきれいだな。
案内板を確認すると、えーっ、中間駅まで45分? ひたすら歩く。
牛達が放牧されている。そしていたるところに牛のうん○が。
踏まないよう踏まないよう気をつけて歩いていたのに二人ともしっかり踏んでいた…
かなり疲れてきた頃中間駅が見えた。あー着いた着いた。トイレから戻ると相方が誰かと話している。あーーっ! あのイギリス婦人ではないか。
「Good?」と聞かれたので気持を込めてゆっくりと「Very Good!」と答えた。その後で自分の脚をたたいてパンパンだよ~と日本語で言うと何度も歩けば慣れるわよ、みたいなことを言われた。実に良き出会いであった。
また別れてゴンドラで麓まで降りる。
腰痛の悪化もなくほっとした。 -
2017/07/12(水)5日目⑫ フルプメス
スーパーに寄って軽食を探す。カップヌードルみたいな物があったので挑戦してみることにした。
うん、悪くない、食べられる。あとはバナナや果物で済ませた。
そして相方は昼寝へと突入。 -
2017/07/13(木)6日目① インスブルック
昨夜は疲れたせいかぐっすり眠れた。5時半に目覚めたが、曜日の感覚がなくなっている。
6時過ぎにTVをつけたらどこのお山もびっしりと厚い雲が。しかも寒いし。
午前中はインスブルック観光をすることにした。
8:47のバスに乗るべくバス停へ行くと結構な列ができている。通勤の人もいるようだ。所要36分なら充分通勤圏内だなと私なら思うけど現地の人はいかに?
9時半前にインスブルックへ到着し、お決まりコースをつら~っと見て終了。中国人団体客とか観光客ばかりだ。私たちもだが。
行ってみたかったマルクトハレ、市場だ。
入口はいると八百屋。カラフル~。 -
2017/07/13(木)6日目② インスブルック
魚屋さん。ちょっとイキが良くなさそうに見える… -
2017/07/13(木)6日目③ インスブルック
パン屋さん。ケーキ類も置いてある。 -
2017/07/13(木)6日目④ インスブルック
奥には花屋さんも。 -
2017/07/13(木)6日目⑤ インスブルック
ここはハーブティーのお店。
市場の中には何箇所かスタンド席などがあって軽食を取れるようになっている。いいな~、ランチとか試してみたかったなー。 -
2017/07/13(木)6日目⑥ インスブルック
市場を出ると午前10時半。このまま谷へ戻るか? せっかくなのでカフェへ行ってみる事に話がまとまった。
ガイドブックを見ながらどこにしようか相談する。相方が英語メニューのある「ツェントラル」がいいと言う。
伝統のある建物の前に立つとちょっと気後れ。中に入っても誰も来ない。
やっと通りかかったスタッフにどこでもいいのかと聞いたら予約席以外ならOKだって。席についてメニューを見るもドイツ語。英語メニューを頼むとお食事系だけで飲み物は載っていない。結局ドイツ語と格闘だ。 -
2017/07/13(木)6日目⑦ インスブルック
ショコラーデ(ココア?)と読めるものを見つけ相方はそれに。
私はメランジばっかり飲んでいたので今日はブラウナーというヤツにしてみた。
中年女性のスタッフ、キビキビにこにこでとてもカッコいい。
伝統的な店らしいが気取ったところのない地元民に愛されるような店だと感じた。 -
2017/07/13(木)6日目⑧ インスブルック
運ばれてきたコーヒーにびっくり!ちっさいカップに半分ほどのコーヒー。
あー、なんかガイドブックで読んだ記憶が蘇った。
ちびりと口に含むと、濃い~~~。苦くはないけどコーヒーのエキス、みたいな。付いてきたミルクを全部入れてチビチビと飲んだ。 -
2017/07/13(木)6日目⑨ ミーダース
12:05のバスに乗り、Serlesbahnenで途中下車。ゴンドラ乗場は目の前だ。
ここには人気のアルペンコースターがあって、私たちの旅の主目的の一つだ。
余談だが、ミーダースは現地のバスの案内放送ではミアダス(ダにアクセント)だった。フルプメスはメに、テルフェスはフェにアクセントがあった。
降りてくるアルペンコースターを見ようとしたのだが待てども待てども1台も降りてこない。えー?もしかしてやってないの?
取り合えずゴンドラに乗って上に行く。眼下にコースターのレールが見えるがやっぱり1台も動いていない。え~~~っ…
ゴンドラ降り場の横がコースター乗り場。係りのおにいさんに聞いてみると天気次第みたいだ。雨が降るとだめなんだって。レールが濡れているとブレーキが効きずらくなって危ないからかな。
ゴンドラ駅のまわりをブラブラ、人口湖の写真を摂ったりしてからレストランでランチを取ることにした。 -
2017/07/13(木)6日目⑩ ミーダース
外のテーブルの上には木のブロックが置いてあって大きく番号が書いてある。
客が注文窓口へ行って番号を告げオーダーするシステムのようだ。
メニューを検討していたら日が射してきた。暑いので屋内の席に移動する。
そうしたらテーブルまで注文を取りに来てくれた。
紅茶を二つ、チーズ団子のスープ、トラディショナルなんとかを頼んだ。(23.4ユーロ)
運ばれた料理はほぼ望みどおりのもの。スープはおいしいがやっぱりしょっぱい。小さな小麦団子はそれ自体に味がないのでビーフシチューと一緒に食べると丁度よかった。お肉が柔らかくておいしい! 二人でシェアしてもおなかいっぱい。
食後トイレに立った相方が戻り、コースターに列ができていると教えてくれた。なにー? いよいよか?! 外に出るとかなり晴れてきていた。 -
2017/07/13(木)6日目⑪ ミーダース
早速列に並びドキドキしながら待った。
係りの人がレールの上に黄色いコースターをゴンゴン乗せている。
注意書きの黄色い看板があったが当然ドイツ語。でもなんとな~くわかった。(つもり) -
2017/07/13(木)6日目⑫ ミーダース
ついに1号機が飛び出していった! -
2017/07/13(木)6日目⑬ ミーダース
もうすぐ順番が来る! いいのかこんな腰で乗って? 先に相方が飛び出していった。
最後まで逡巡したが順番が来た時にはさっさとコースターに乗り込んでいた。
係りのおにいさんがシートベルトをぎゅっと締めてくれ、GO! と言って背中をたたいた。
行くしかない行くしかない、ひゃ~~~っと小さく叫びながらブレーキをはずした。 -
2017/07/13(木)6日目⑭ ミーダース
ひゃ~っ、ひゃ~っ、ひゃ~~~っ!!!
すごい下りや急カーブ、はっきり言って怖い。腰も心配になってきて楽しむ余裕もない。あ、先に出た相方が見えた。その前も。詰まったか。
時間としては5分くらいだと思うが、降りた時には相方も私もクラクラして歩き方がヘン。ややしばらく休んでから他の人の写真を撮りに行った。 -
2017/07/13(木)6日目⑮ ミーダース
小さな子をだっこして。日本では禁止になりそう。
やっと平常に戻ってバス停へと向かう。
部屋に戻って横になって休憩していたら本格的に寝てしまい、起きたら夜中の1時だった… -
2017/07/14(金)7日目① トップ・オブ・チロル
フルプメス滞在中の主目的は果たせた。最後の1日はおまけと考えて谷の最深部、グレッチャーへ行ってみることにした。(スーパーカードでタダだし)
しかし朝のTVで見た情報は気温2.8度。ウルトラライトダウンの出番だ。
朝食後、あったか装備で出発。8:41のバスを待っていると向こうから歩いてきた老婦人2人組に英語で話しかけられた。
日本人ぽく見えたので「…… 日本の方ですか?」と答えると驚かれた。私は日本人に見えなかったのか?昨夜到着したらしく、おススメはどこかと聞かれたので天気次第だけどシュリック2000がよかったと答えておいた。すぐにバスが来たのでそれまでだったのだが。
バスは空いていて、アルムや林の中をグングン飛ばす。
ゴンドラ乗場前で下りると、寒っ! リュックからダウンとウィンドブレーカーを出し重ね着した。
階段を登ってゴンドラに乗り込むと後からドイツ人夫婦らしき人たちが乗ってきた。奥さんはにこにこ楽しそうで何回か目が合ったが、このダンナさんは始終むすっとしていた。結局2段目降りるまで何も会話せず。
3段目に乗り換えるとき別れて乗った。
雨降ってるー、ガスかかってるー、ホワイトアウトだあ。 -
2017/07/14(金)7日目② トップ・オブ・チロル
雲を抜けたら晴天、を期待したが頂上駅で降りて外に出たら横殴りのアラレ!自然に笑えてくる。 -
2017/07/14(金)7日目③ トップ・オブ・チロル
展望台へ続く階段があるので登り始めた。アラレがあたって痛い~。
笑うしかない二人。 -
2017/07/14(金)7日目④ トップ・オブ・チロル
展望台への階段から見た3段目のゴンドラ。 -
2017/07/14(金)7日目⑤ トップ・オブ・チロル
階段の下の岩場に小さな花が! こんなに寒くて岩だらけの場所なのに、強い。 -
2017/07/14(金)7日目⑥ トップ・オブ・チロル
ちょっと先にレストランがあったので行ってみることにした。(矢印)
雪の上に白い覆いを掛けているその上をソロリソロリと歩く。うっすら雪が積もっているから滑って腰でも打った日にゃ目もあてられない。
室内の暖かさにほーっとしてメニューを見る。お、「みるひかかお」ってのがある。多分ココアだろうと見当をつけ、愛想のいいおばちゃんに向かって指を2本立て「ミルヒカカオ!」と言ってみた。おばちゃんはニコニコしながらうなずいた。 -
2017/07/14(金)7日目⑦ トップ・オブ・チロル
やがて渡されてカップには期待通りのココア。はぁ~、あったまるー。
カップにはここの風景写真が印刷されていた。(1杯3.3ユーロ) -
2017/07/14(金)7日目⑧ トップ・オブ・チロル
下りのゴンドラは二人っきり。24人くらい乗れる大きなゴンドラの中、相方がスマホで歌を流したのでカラオケ状態になってしまった。気持ええ。
2本の流れが合流している。それぞれの色が違うのがおもしろい。 -
2017/07/14(金)7日目⑨ フルプメス
いったん宿に戻り軽く昼食を取ることにした。
汁物が食べたくて、相方はみそ汁、私は梅茶漬けを作ってみた。パックのごはん、本当は電子レンジで温めたいところだがかなわないので、プラボウルにほぐして入れたごはんに熱湯をかけ別のプラボウルでフタをして蒸らした。1度お湯を捨て、もう1度繰り返す。おおっ、食べられるぞ! お茶漬けの元を入れ、熱湯を入れ、おいしくいただいた。あとは果物と残りのパンで終了。 -
2017/07/14(金)7日目⑩ フルプメス
少し休んで谷の村めぐりへと出かけた。
念願のSTBに乗りムタースへ。カンで降りて急な坂道をブラブラと下り教会を目指す。静かな村だ。来た道を戻りたくはなかったので別の駅から乗ってフルプメス方向へ戻ろうとした。ギリギリで乗り込むと、何と!目の前にあのイギリス人夫婦が座っているではないかっ!! チョーびっくりなんてものではない、4度目だよ!
つたない会話で、インスブルック観光の帰りであること、午前中はグレッシャーへ行ってきたことがわかった。同じ場所へ行っていたとは、とまたビックリ!
私たちは途中のテルフェスで降りることにしていたので、電車の中で握手を交わし名残惜しく別れた。一緒に写真を取りたかったなーと相方が悔やんでいた。
真にふしぎな縁であった。 -
2017/07/14(金)7日目⑪ フルプメス
テルフェスをブラブラしたがこれといったものがない静かな村のように思えた。
フルプメスまで歩いて行ける距離だ。
途中で別れて私はレストランを探しに行った。
Ortsmitte/Hypo のバス停から南へ(ノイシュテフト方向)130m、表通りからちょっと入った所にイタリアンレストランを見つけた。 -
2017/07/14(金)7日目⑫ フルプメス
表通りにメニューの一部が掲示されており、写真にとって宿へ戻った。
ドイツ語メニューだが、イタリアンなので何となくわかる。
部屋でじっくり検討し、大体のアタリをつけてから二人で店へと出かけた。 -
2017/07/14(金)7日目⑬ フルプメス
窓際は既にうまっていたので奥まったテーブルに落ち着いた。
私はグリューナー・フェルトリーナー、相方はマンゴージュース。
そして二人とも大好きなクワトロ・フォルマッジオとカルボナーラを注文した。
飲み物を飲みながら食事を待っていると、今朝バス停で会った二人の日本人女性が入ってきた!おやまあ!!
旅の話をしているとピザとパスタが運ばれてきた。パスタは食べなれた味でおいしかったが量が多い。30cmピザはちょっとしょっぱかったけど二人で完食した。(夕食22.7ユーロ)
店の雰囲気も悪くないしスタッフはきびきびしているし、安心して食事できた。 -
2017/07/15(土)8日目① インスブルック
今日はミュンヘンへ移動する日。
6時前に目覚めるまでぐっすりと寝ていた。荷物と部屋をかたずけ、ゆっくりと朝食を取る。
メールでのやり取り通り、全額を現金で払ってチェックアウト。
お世話になったマダムと握手して別れ、宿を後にした。
しかし、フルプメスではホントにお金を使わなかったなー。
9時半のSTBでゆっくりインスブルックに入り、コインロッカーに荷物を預けてモールでお土産を探そうということになった。出発までは1等ラウンジを使えるし。
ロッカーを探し、使い方を研究し、理解できたが小銭がない。ちゃんと戻ってくるのかもちょっと不安。
取り合えずお金を崩すためにスーパーへ行った。店内をずいぶんウロウロしたがお土産に適したものが見つからず、空港で買おうということになった。スーパーの外にハムやらソーセージなどを売っている小さなお店を見つけ、常温でOKのサラミを買えたのでモールはいいや、となった。
ラウンジで時間をつぶすことにしたのだが見つからず。駅構内をウロウロウロウロ。あっ、あれ?構内のど真ん中、案内矢印のすぐ隣じゃーん! 疲れた。
受付の女性にチケットを提示し中へ。
おー、こりゃあいいわー。静かー、飲み物フリー、お菓子フリー、電源あるー。
ちょっと長いが3時間近くおじゃますることにした。 -
2017/07/15(土)8日目② インスブルック
1時間に1回くらいの割で使った食器を片付けたり補充したりする人が来る。
ガパガパ飲んでいたら室内が涼しいこともあってトイレに行きたくなった。
出て右奥にあるトイレは有料。2ユーロコインをポケットに入れて向かう。
ゲート前の機械にコインを入れるとおつり1.5ユーロが出てきてドアが開いた。
まあまあきれいで広い。
ラウンジの案内板に、乗る予定の列車が出てきた。8分遅れだ。この後どんどん遅れ、結局13分遅れの14:53に発車した。席に置いてあるこの列車の案内(リーフレット)にはイタリア始発とあった。なるほどねー、と納得。
1等の指定席だがコンパートメントに座席が4つあるタイプ。あんまりきれいじゃないな。
天気のことを考えてこの時間の列車にしたが、結果的にはもったいない1日になってしまった。 -
2017/07/15(土)8日目③ ノイファーン
ドイツに入ってローゼンハイムを過ぎるとだんだん山がなくなり平らになってきた。ミュンヘン中央駅にはほぼ定刻に着いたがスゴイ人、人、人。
やっぱり大都会。二人とも気が引き締まる。
今夜は空港から2駅手前のノイファーンという町に宿を取ってある。
Sバーン1に乗り換えるためSマークと飛行機のマークに沿って歩く。券売機があったので二人でトライ。駅名を直接入力してクレジットカードを入れるが進まず。もう1回やってみるが…あ、クレジットのマークに斜線入ってた。使えないのかー。現金でやってみる。買えた!しかし2枚まとめて買うやり方がわからなかったのでもう1回。
乗場はすぐにわかりそれほど待たずに電車が来た。
10分くらい走ると田舎の景色だ。約30分で到着。宿は本当に駅前だ。
1階には大きなビアレストランがある。部屋はちょっと古びているが充分だ。空港に近いので飛行機の音がよく聞こえる。
夕食を取るため下に降りていった。
テーブルにあったドイツ語メニューと格闘しているとウェイトレスのおねえさんが。英語メニューがあるか聞くと、ごめんなさーいみたいな顔をして持ってきてくれた。さっきまでの苦労はいったい…
結局相方はオレンジジュース、私は念願のラドラー。ビールのレモネード割りみたいな飲み物だが去年イギリスで飲んですっかりお気に入りになってしまった。
食事はターキーのカツ、フライドポテト、サラダ。そしてソーセージ(大きめで4本、しかもパン付き)を二人でシェア。ターキーは鶏胸肉みたいな食感、しょっぱい。魚と同じ油で揚げたのか魚の匂いがした。パン以外を完食してハラくるし~。
18.7ユーロだったので20ユーロ払って部屋に戻った。よーくレシートを見たらオレンジジュースが抜けている。…ま、いっか。 -
2017/07/15(土)8日目④ ノイファーン
相方が外の席をいやがったのでサンテラスに座ったのだが日差しが暑い…
画像の右側には室内の席が広がっているし外にもいっぱいテーブルがある。
気楽に入れて使いやすいレストランだった。 -
2017/07/16(日)9日目① ノイファーン
昨夜はラドラーが効いたのか7時のアラームまで寝ていた。
ゆっくり支度して朝食室へ。お~、バラエティ豊富、お惣菜が充実しているし朝からでかいケーキまで置いてある。やっぱりレストラン併設しているからなのかな。
今回の旅はすべて朝食付きにしたので毎朝しっかりごはんを食べていた。
今日も体重の増加を気にしつつしっかり食べる相方。 -
2017/07/16(日)9日目② ミュンヘン ~ ヘルシンキ ~ 成田
いよいよ帰国、腰は何とか持ちそうだ。
駅でチケットを買おうとしたら3~4人待ち。みな不慣れなようで時間がかかる。3分くらい前に列車が入ってきた。最後に私が買おうとしたら列車から降りてきた黒人の女性が向こうで何か言ってる。近くに来て「券、買わんでええわぁ。コレ使い~」みたいなことを言って自分のチケットを渡してくれた。先に行ってる相方を指して「もう1人いるんだけど」と言うと「かまへんかまへん」みたいに手を振る。
取り合えずサンキューと言いつつキツネにつままれた気持で列車に乗り込む。
発車してからしげしげとチケットを見ると、この駅で今日の7:00に購入した全ゾーン有効の6時間チケット。う~ん、たぶん使える。けど1人分だ。2駅だけどちょっとドキドキしてた。
期待していたお土産ショップもあまりなく(気付かないだけ?)、パニーニをテイクアウェイしてゲート前で食べた。
ヘルシンキ行きは30分遅れで出発・到着。急いでお土産を買ってパスポートコントロールへ向かう。
うっ、何この行列?! 係りの人にパスポートを見せるとここに並べと。並んでいたのはオートマティックの列だったけど普通の窓口も長打の列だ。パスポートの顔ページをスキャンさせてドアが開いたら顔認証。奥のドアが開いたら窓口でスタンプを押してもらうだけ。初の体験をおもしろがった。
今回の旅も大きな事故・病気・ケガなく終えられ本当によかった。
細かい事は決めずふんだんに昼寝もし、のんびりというよりダラダラ?な旅だった。しかしそれぞれに満足し楽しい思いをかかえて帰宅できた。
相方よ、ありがとう!
さて次はどこへ行こうかな~?
<費用内訳> (1ユーロ 130円前後)
フィンランド航空 140,470
宿泊費(8泊) 44,611
交通費(国内含む) 16,460
飲食費 16,043
その他(お土産、旅行保険、雑費) 4,109
合 計 221,693円
(シュトゥーバイ スーパーカードは本当にスーパーだった!)
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