2017/04/27 - 2017/04/28
21位(同エリア106件中)
ばねおさん
ジェルブロワは、フランス北部ピカルデイー地方にある『フランスの最も美しい村』のひとつで、バラの村と呼ばれている。
16、17世紀の石造りの家々にバラの花が伝う様子は写真を見ても魅力的で、一度は足を運びたいと思っていた。
バラの花咲く季節にはまだ早いのだが、そうそううまい具合に予定は立たず、4月の下旬にパリからレンタカーで行ってみた。
もうひとつ、同じピカルデイー地方のシャンティイも目的地にセットし、2か所を1泊で巡るレンタカーの旅。
この両者を巡るには1日でも可能なのだが、あまり緻密な計画もないままに、1日目をジェルブロワ、2日目をシャンティイと決めただけで出発した。
旅程表
1日目 パリ東駅~ジェルブロワ~ボーヴェ(泊)
2日目 ボーヴェ~シャンティイ~パリ東駅
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
滞在先のホテルからも近いパリ東駅のAVISでレンタカーをチェックアウト。
レンタカーの営業所は駅前の地下にある駐車場EFFIAの一画にある。 -
辿りつくのにちょっと手間取った駐車場の入口
インターフォンで用務先を告げて開錠してもらう仕組み。
地上からのエレベーターが運行停止のため
地階でSNCF東駅とメトロの連絡通路に接続しているこちらを利用した。
AVIS、EUROCARおよびHARTZのレンタカー3社が窓口を設けているが、営業時間はそれぞれ異なっている。 -
今回借りたのはルノーの小型SUV
はじめてハンドルを握る車種である。
昨年11月にストラスブールで借りたDS4はとても気に入ったが
残念ながら同型車はなかった。
翌日の返却もこちらにするのだが、営業所は午後2時で窓口が閉まり無人となるため所定の返却ボックスに鍵等を投入してチェックインとなる。
実は帰国してから車の返却をめぐる問題が生じ、まだ解決には至っていない
このことは後述しておきたい -
パリ市内を抜け出したあと、
高速自動車道A16号にのり、順調なドライブ
方向標識にはボーヴェ、アミアン、カレーなどの地名が並ぶ
まずはボーヴェがジェルブロワへの大きな目印 -
どこまでも菜の花畑が続くおだやかな天候だが
厚ぼったい雲が多いのがいささか気がかり -
ここからA16を出て
県道D1001号線を辿る -
ボーヴェには中型ジェット機が利用できる空港があり、
パリから85kmしかないのでパリ・ボーヴェ空港と称されることもあるようだ。 -
D133号線沿いの
畑の中に立つ礼拝堂らしき建物
こうした楚々とした佇まいには滅法弱い -
さらに進むと、前方になにやら時代を感じさせるゆかしき建物
-
手前に駐車スペースがあり、表示板がある。
田園の道
Crillion serfontaineの玄関口にあたるということか -
建物に説明文らしき一文があるのだが
文字がほとんど消えかけていて
わずかにStationnaireとの部分だけが判読できた -
その昔、この辺りはブルボン家に代わるまでのフランス王を輩出した
ヴァロワ家の一統が領していた地方のはず
探せばいろいろと面白いものがあるのかも知れないが
あいにくと勉強不足で十分な予備知識がない -
車に戻り、再びジェルブロワを目指す
ここクリヨン(Crillion)からは、はさほど遠くないはず、 -
行く手には、黒くて厚い雲が垂れ込めている
何だか待ち構えているかのような嫌な感じ -
進むにしたがって青空は雲に覆われ、風も吹いてきた
どうみてもこれは嵐の只中に向かって進んでいくようなものだ -
いよいよジェルブロワの村に到着する寸前
とうとう降ってきた -
しかも雨ではない
雹のようだ -
叩きつけるような氷粒がワイパーで寄せられてくる
おまけに何やら警告灯が点滅しはじめた
レギュレーターに問題あり、との表示!
といわれても何のことやら? -
あっと言う間に風景は一変し
あたり一面まるで雪景色のようになった -
ここまで来て雪あられ
おまけに車の故障はないでしょう
それでも
村の入り口に着いた時には、小雨に変わっていた -
村の入り口手前に駐車スペースが設けられていて
村の案内地図が掲示されている
『美しい村』のロゴ入り案内板も -
それにしても気温が下がり寒くて困った
何か温かいものを口に入れたい
村内は車両進入禁止というわけでもなさそうなので
入り口手前に停めた車に再び乗りこみ村内を進む
途中の観光案内所らしきところで
レストランの場所を確認
村内には2,3あるようだ -
こちらは看板はあるものの営業の気配がない
-
良さそうなレストランがあったのだが、あいにくと満席で断られた
突然の嵐にとまどい、居合わせた観光客は皆みなこの店に逃げ込んだ様子である -
もう一軒あると教わって石畳の狭い道を辿ってきた
-
あれこれ辿ってきたのがこちら
ちょっと奥まった場所にある -
中に車を入れる許可を得て
この狭い入口からようやく進入 -
敷地の奥にはシトロエン2CVが鎮座している
(実はこの光景をどこかで見た気がしてあとで確かめたところ、4トラベラー
babyananさんの旅行記に登場の場所であった。ここはシャンブルドットになっていてbabyananさんは連泊している。このことに気づいていれば話題にできたものを残念) -
ビストロと記された看板があるのだが
何か手入れが行き届いていない感じ
店内もいかにも素人っぽい
案の定客は誰もいない
それでも店主はストーブを席の近くに設えてくれ
まあ、接客には務めてくれている様子
しかも奥に引っ込んだと思ったら
電話をかけて誰かに話をしているのが聞こえてきた
フランス語を話す日本人が来ている云々 -
とにかくなにか温かいものをと聞いたが
冷製サラダとか
ハム、チーズ、ソーセージ、フォアグラ
要するに食材を並べて済む皿料理だけらしい
それでも気の毒に思ったのか、オムレツならできるとのこと
もちろんオムレツで結構ということでお願いした
料理ができるまでこれでも読んでいて、と差し出されたのが
なんと日本の旅行雑誌、そのほかにもいくつかあり
印をつけているページを開くと、そこに当の店主が写真入りで載っていた。
それもいくつもの雑誌に登場しているのだから驚いた
店主の名前はブロワさんで、この村の名とも関連ある由緒ある家らしい
このブロワさん大の日本好きで、新婚旅行も日本だったとのこと
へーとただただ驚き
ここでこんな人と出会うとは
さっきの電話の相手は奥さんであったに違いない -
オムレツの味はコメントを差し控えたいものであったが
ブロワさんとの話が弾み(というより、彼がしゃべりまくっていたが)
ついには、これからのおすすめ観光コースまで書いてくれた
こちらがブロワさんが説明を加えながら書いてくれた行程図
寄るべき場所、距離、等々 至れり尽くせりで
先ほど立ち寄った観光案内所よりはるかに親切丁寧
まるで観光案内所のようだ、と褒めると
自分はそれ以上、と答えた
たしかにその通り -
ブロワさんの親切はありがたいのだが
肝心のこの村をまだ見ていない
ブロワさんのおすすめポイントはこの村から先のことばかりなので
とりあえず村内を歩いてみた -
16,17世紀に建てられた石造りの家々
外壁にバラの木が絡んでいるのをみると
花咲く頃は見事に違いない -
今は藤の花が見ごろを迎えている
-
この村でよく目にするブルーの塗色は
この地で産する植物を原料にしているとのこと -
インディゴ・ブルーとは異なる色調で柔らかさが感じられる
-
アンリ・ル・シネダルの庭園もあるのに今回はパス
やはり花の季節に再訪するほかない -
今は使われていない古い井戸だが
保存を心掛けているようだ -
建物もこうして補強をしながら維持している
古いものを保っていくのは大変なことだ -
振り返ってみると、何だかこの村の思い出は
バラの前にブロワさんになってしまった
今となっては写真の一枚も撮っておけばよかったと思うのだが
その時はあれこれ話に夢中になって忘れてしまった
しかも見せてもらった雑誌も誌名が思い出せない -
さて、親切なブロワさんのお勧めにしたがってと言いたいところだが
車の状態も心配で、あまり無駄な寄り道もできない
それでもそれらしきところを通り、いくつかのポイントは押さえた
と思うのだが -
それに書いてもらったときは
ふんふんと聞いていたのだが
いざ、あらためて説明図を眺めると
どうにも分からなくなってしまったのが正直なところ -
ブロワさんのせっかくの好意を十分に生かすことができないまま
本日の宿泊先に到着
ボーヴェ空港にほど近いホテル
イビスボーヴェアエロポール
あいにくボーヴェ市内のホテルがとれず
泊まるだけの場所
明日はここからシャンティイへ向かう
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この旅行記へのコメント (2)
-
- mistralさん 2017/07/27 11:56:53
- ジェルブロア
- ばねおさん
こんにちは。
ジェルブロアの旅行記、友人が大のバラ好きで
バラの時期に訪問してきたと聞いていて
どんな街かしら?と拝見させていただきました。
まだ開花の時には早くて
おまけに霰も降るような大変な天候でしたね。
それにしましてもレンタカーを借りる際には
いろいろ厄介なことがありますね。
地下にあるオフィスまで行くのも大変そうで...
帰国後にまで持ち越しの問題もあるようですね。
そのような問題があったとしても
最寄の交通機関が利用しずらい土地にいくのは
レンタカーは便利ですものね。
ジェルボロアの地から産するという植物を使った塗料、
まさにエコ!
おまけにグレイッシュなブルーはとっても好みの色、
現地に行ってみたく思いました。
続きの旅行記も楽しみにしています。
mistral
- ばねおさん からの返信 2017/07/28 10:46:58
- RE: ジェルブロア
mistralさん こんにちは
感想をお寄せいただきありがとうございます。
行きたい時期に行けない
でも、行ってみたい
ということで行ってきました。
ジェルブロワはバラの村
花咲く時期はさぞ素晴らしいに違いありません。
一方で観光客の少ない時期であればこそ
ゆっくりと見ることもできるのかなとも思います。
いずれまた、季節を選んで再訪してみるつもりです。
車での移動は交通の便が悪い所へ行くのに便利なだけでなく
途中の思いがけない出会いに寄り道できることが魅力です。
ただ今回は、帰国後に借りたレンタカーの問題が発生しました。
特異な例なのか分かりませんが
詳しくは次の旅行記で触れてみます。
ばねお
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