2017/05/30 - 2017/05/30
4位(同エリア88件中)
ベームさん
5/30(火)、6日目。
5連泊したパリをいったん離れ今日から4泊5日のブルターニュ地方の旅です。大きな荷物はホテルに預かってもらい数日分の必要品を詰めた小さなリュック一つで出発。
1日目はサン・マロからディナンまで。
サン・マロは人口5万人弱、6世紀初頭に設立された修道院に起源をもちます。16~18世紀にかけてサン・マロの船乗りはコルセールという私掠船(海賊船)に乗り、国の公認のもと外国船から航行税の取り立て、略奪行為を行いました。それらはサン・マロだけでなくフランス王国に莫大な財貨をもたらします。17世紀末にはサン・マロはフランス最大の港町にもなりました。
サン・マロの船乗りたちは北米、南米にまで雄飛し、カナダを発見しています。
旧市街地は12~18世紀にかけて築かれた城壁でぐるりと囲まれていて、その上を歩けばほぼ旧市街を1周できます。
第2次世界大戦で街の8割が破壊されましたが今は見事に復旧していて、ブルターニュ地方1の観光地になっています。
写真はサン・マロに向かうTGV車内。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス
- 航空会社
- ANA
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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ブルターニュの旅。
パリ~サン・マロ~ディナン泊~レンヌ泊~カンペール泊~カルナック~ヴァンヌ泊~パリ。 -
朝のモンパルナス駅。
パリに来て初めて曇り空です。 -
モンパルナス1とか2、3の駅があり大きくて複雑な駅です。
フランス南西部、サントル方面行の列車が発着します。
レンヌ、ナント、ボルドー、シャルトル、トゥールなど。 -
ずらりと並ぶ自動券売機。
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地下鉄モンパルナス・ビヤンヴニュ駅とは200mほど離れています。
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イル・ド・フランス方面のホーム入り口。
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TGVのホーム。
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7:36発、レンヌ、サン・マロ行TGV8081。
出発ホームは発車10~15分前くらいにならないと表示されません。右端に番線/voie/ヴワが表示されていますが真ん中から下はまだ未表示です。
サン・マロ行きは8番線。 -
出発ホームの手前のモニター。車両編成が表示されています。
インターネットで購入したEチケット、指定車両は20号車となっています。なんとホーム入り口から一番遠い所。
途中停車駅はレンヌとドル・ド・ブルターニュだけ。いずれもモン・サン・ミシェルへの基点です。 -
今回TGVだけインターネットで予めチケットを購入しました。
2014年のフランス旅行の時、事前にレールパスを買ってパリに来てからTGVの座席指定を取ろうとしたら満席という事があったので。TGVはすべて座席指定が必要で自由席はありません。 -
TGV車内。
2等です。カラフルなだけなんとなく薄暗い。私は日本の新幹線の方が好きです。 -
天井も低く背の高い人は頭がつかえそう。
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車窓。農業大国、耕作地がどこまでも続きます。
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レンヌまでノンストップ。
レンヌで大勢客がおりました。レンヌ自身ブルターニュの中心都市であり、モン・サン・ミシェルへ行くバスの基点でもあります。 -
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ドル・ド・ブルターニュでも大勢降りました。
ここからもモン・サン・ミシェルへバスが出ます。 -
サン・マロ10:46着。
TGVに限らずフランスの鉄道は正確でした。ドイツの鉄道は正確だと云われますがもはや昔話で、ICEなどは遅れるのが常態です。走れば遅れる、遅れないことには走らない。 -
サン・マロ駅。
昨日までの快晴のパリの暑さに比べ今日は涼しいくらいです。 -
駅の案内所で今日の宿泊地ディナンまでのバス便を確かめてから旧市街地までバスで。歩くと20分以上かかるでしょうか。
旧市街地が見えてきました。 -
旧市街地の入り口サン・ヴァンサン門の前の広場に着きました。
2007年以来2度目の訪問です。 -
右上、スタートのサン・ヴァンサン門、市庁舎、シャトー・ブリアン広場。
左上のシュルコフ像辺りから城壁をぐるっと逆時計回りに大門まで歩きました。
駅は右方向、地図の外。 -
広場に観光案内所があります。
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サン・マロ城。
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サン・ヴァンサン門。
旧市街の入り口です。 -
サン・ヴァンサン門。
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左が市の紋章、白テン。
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門を入るとすぐ右がサン・マロ城を利用した市庁舎です。
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サン・マロ歴史博物館にもなっています。
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サン・マロ城。
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オテル・ド・ヴィル/市庁舎。
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その先にシャトー・ブリアン広場。
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オテル・フランス・エ・シャトー・ブリアン。
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ホテルの前に標識があります。
”ここでシャトー・ブリアンは生まれた。1768~1848年。
作家、政治家、外交官。”
フランス革命に批判的で、革命期、ナポレオン体制下ではあまり活動は出来なかった。ナポレオン失脚後の王政復古期にはプロイセン、イギリス大使、外務大臣などを務めている。
代表的著作に「アタラ」、「ルネ」。 -
ちょうど昼になったので広場に面したカフェで昼食。
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オムレット・オ・シャンピニオン/茸入りオムレツ。
オムレツなら日本でもフランスでもそう変わらない。私に食べる気を起させる外国での数少ない食べ物の一つです。 -
名前は忘れましたがこの地方の名物だそうです。魚のペースト様のものを塗って食べます。
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水(水道水)はただ。
私はフランス、ドイツの水道水は飲めます。柔らかい感じがしてむしろ飲みやすいくらいです。 -
腹もくちくなったので歩きはじめます。
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軒を接する灰色の石造りの建物と狭い道、それに曇天ときているので街全体が暗く見えます。人気の観光地だけあって結構な人出。
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コメントを全角3,000文字程度まで入力できます旧市街は殆どこの景観でした。
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サン・ヴァンサン大聖堂にやって来ました。
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11世紀の創設ですが大部分は第2次世界大戦後の再建です。
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聖堂内。
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バラ窓。
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祭壇。
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ピエタ。
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デュゲ・トルーアン(1673~1736)の墓。
サン・マロの船乗り。一介の船乗りから当時盛んだった私掠行為(海賊)でのし上がり、数隻から数十隻を率いるようになる。国王(当時はルイ14世治下)に認められスペイン継承戦争には海軍の一部として参加した。
国から資金、船舶、人員の援助を受け南米リオ・デ・ジャネイロにまでも遠征し攻撃した。
海賊の親玉が教会に手厚く葬られているのです。いかに当時の私掠行為が国、教会に利する所であったかが分かります。 -
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サン・タロン礼拝堂。
1621年。 -
このような狭い路地が縦横に通っています。
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西側の城壁に出ました。
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城壁の上を歩いています。イギリス海峡です。
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フォルト・ナショナル/ナショナル要塞。
1689年ルイ14世の命により城塞建築で有名なヴォーバンが築きました。
干潮時には陸続きになります。 -
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左を見ればビドゥアーヌの塔とグラン・ベ島。
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ビドゥアーヌの塔。
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ラ・トゥール・ビドゥアーヌ。
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右にフォルト・ナショナル。
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目の前にグラン・ベ島。
島の右端の高台にシャトー・ブリアンの墓があります。彼の遺言でした。
ここら辺は潮の干満の差が大きく、ここもフォルト・ナショナルも干潮時には歩いて渡れます。 -
その左奥にプチ・ベ島。
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プチ・ベ島。
これもヴォーバンの要塞。 -
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ビドゥアーヌ塔にあるグラン・ベとプチ・ベ島の説明図。
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フォルト・ナショナルの説明図。
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サン・マロの旧市街地はぐるっとこのような城壁で囲まれていて歩けます。
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ロベール・シュルクフ像。
ビドゥアーヌ塔の横のケベック広場に建っています。指さす方はイギリス? サン・マロからイギリス海峡をどんどん進むとイギリスのポーツマス辺りにぶつかります。
ロベール・シュルクフ:1773~1827年。政府公認の海賊船の船長。フランス革命からナポレオン戦争時代に活躍した。 -
城壁の下はビーチになっていて夏は賑わいそうです。
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城壁の上を歩きました。
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プチ・ベとグラン・ベ島。
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晴天ならどんなにか美しい眺めでしょう。
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建物の屋根の上に出ている暖炉の煙突。煙突の数だけ部屋があります。
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ジャック・カルティエの像も有ります。
サン・マロ生まれの船乗り、探検家。新大陸に領土を求めていたフランソワ1世の命により北米大陸を数回にわたり調査、カナダを発見した。1491~1557年。 -
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城壁の内側の建物。
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市街地の南側に回り込んできました。大きな観光船が入港しています。
ディナール、ディナン行き船の発着所です。 -
対岸のディナール。
レンヌへ行くバスはディナールを経由します。 -
城壁。
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城壁の内側。
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城壁の上から。
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サン・ヴァンサン大聖堂に墓のあったドゥゲ・トルーアンの像。
海賊の頭目がサン・マロでは英雄なのです。 -
城壁の東側に来ました。奥の方にサン・マロ城。
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人工のドック、バッサンには帆船が一杯。
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面白い一行が来ました。海賊に扮した大人がいます。
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大門の塔。
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バッサン。
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大門で城壁を降りました。
グラン・リュの先にサン・ヴァンサン大聖堂。 -
大門/グラン・ポルト。
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大門と城壁。
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今日のスタート地点サン・ヴァンサン門の広場に戻ってきました。
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観光地お決まりのプチ・トラン。
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サン・マロの駅までバスは私一人を乗せて。
4時間弱の滞在でした。
サン・マロ駅からバスでディナール経由ディナンまで行きます。 -
最後に絵葉書を1枚。
右の方(切れています)にサン・ヴァンサン門。真ん中の塔がサン・ヴァンサン大聖堂。島はナショナル要塞。左に突き出た所がビドゥアーヌの塔。左にビーチが広がっています。
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