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シルクロードの旅の後半は、甘粛省甘南蔵族自治州というチベット文化圏に向かいます。ラサのあるチベット自治区は中国政府により旅行制限がかけられており、旅行は可能ですがツアーに参加しなければいけない等制限も多く費用も割高です。甘粛省の夏河には、現在の主流派であるゲルグ派の6大チベット寺のひとつであるラプラン寺もあり、チベット自治区と同じ雰囲気を感じられそうです。更に鳥葬の見学も禁止されていないとの事で、自由気ままにチベット気分を味わうには最適な場所です。

甘粛省でチベット文化圏を垣間見る (Glimpse of Tibetan culture in Gansu province)

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2011/10/30 - 2011/11/03

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ノーーウォリーズ

ノーーウォリーズさん

シルクロードの旅の後半は、甘粛省甘南蔵族自治州というチベット文化圏に向かいます。ラサのあるチベット自治区は中国政府により旅行制限がかけられており、旅行は可能ですがツアーに参加しなければいけない等制限も多く費用も割高です。甘粛省の夏河には、現在の主流派であるゲルグ派の6大チベット寺のひとつであるラプラン寺もあり、チベット自治区と同じ雰囲気を感じられそうです。更に鳥葬の見学も禁止されていないとの事で、自由気ままにチベット気分を味わうには最適な場所です。

旅行の満足度
4.0
  • 旅の拠点は甘粛省の省都の蘭州 Langzhouから。ここからバスで四川省の方向に南下します。途中の街はチベット文化圏ではなく、イスラムのフイ族の文化圏で、ガイドブックには載っていない立派なモスクなどが見られます。漢族、イスラム族、チベット族が近くで共存している地域です。<br />

    旅の拠点は甘粛省の省都の蘭州 Langzhouから。ここからバスで四川省の方向に南下します。途中の街はチベット文化圏ではなく、イスラムのフイ族の文化圏で、ガイドブックには載っていない立派なモスクなどが見られます。漢族、イスラム族、チベット族が近くで共存している地域です。

  • 約4時間で夏河 Xiahe へ着きます。標高約3000mなので高山病対策でゆっくり行動を始めます。まずは地元のチベタンと同じ様に寺の周りを時計回りに周回します。これはコラといってチベタン信仰の証で、マニ車を廻すのはお経を読んだことと同じ効果があります。多くの地元民がコラを周っています。<br />

    約4時間で夏河 Xiahe へ着きます。標高約3000mなので高山病対策でゆっくり行動を始めます。まずは地元のチベタンと同じ様に寺の周りを時計回りに周回します。これはコラといってチベタン信仰の証で、マニ車を廻すのはお経を読んだことと同じ効果があります。多くの地元民がコラを周っています。

  • ゲルグ派6大チベット寺のひとつであるラプラン寺へ入ります。門には立派な装飾と守護神が描かれています。最近修復されたのか新しいです。赤色を多用しているため、中国の寺の雰囲気もします。<br />

    ゲルグ派6大チベット寺のひとつであるラプラン寺へ入ります。門には立派な装飾と守護神が描かれています。最近修復されたのか新しいです。赤色を多用しているため、中国の寺の雰囲気もします。

    拉卜楞寺 (ラブラン寺) 寺院・教会

  • 寺の内部は撮影禁止のため、この写真が最後です。中に入ると数百人が集まってお経を唱えられる大部屋に大きな仏像(サカムニ)が鎮座しています。<br />

    寺の内部は撮影禁止のため、この写真が最後です。中に入ると数百人が集まってお経を唱えられる大部屋に大きな仏像(サカムニ)が鎮座しています。

  • これが夏河のチベット人地域、一面すべてがそうで広大です。もちろん中国人地域もありますが、チベット人地域の方が大きいのは今では貴重です。多くの僧が住んでいる様で、チベット文化圏の中心地として未だに栄えている印象です。<br />

    これが夏河のチベット人地域、一面すべてがそうで広大です。もちろん中国人地域もありますが、チベット人地域の方が大きいのは今では貴重です。多くの僧が住んでいる様で、チベット文化圏の中心地として未だに栄えている印象です。

  • コラは寺の周りを周回する小コラと、街全体を周回する大コラがあります。大コラにも多くの人が巡礼しています。中には五体投地をしている人も。チベット仏教は地元の人々の精神に未だに顕在です。<br />

    コラは寺の周りを周回する小コラと、街全体を周回する大コラがあります。大コラにも多くの人が巡礼しています。中には五体投地をしている人も。チベット仏教は地元の人々の精神に未だに顕在です。

  • 夏河に2日滞在した後は更に南下して四川省との省境の街である郎木寺 Langmusi (標高3500m)へ向かいます。高度は更に上がり車窓の光景も木がないチベットらしい雰囲気になってきました。<br />

    夏河に2日滞在した後は更に南下して四川省との省境の街である郎木寺 Langmusi (標高3500m)へ向かいます。高度は更に上がり車窓の光景も木がないチベットらしい雰囲気になってきました。

  • 郎木寺には2つのチベット寺がありそれぞれ雰囲気は違います。ひとつは黒色に覆われているキルティゴンパ。<br />

    郎木寺には2つのチベット寺がありそれぞれ雰囲気は違います。ひとつは黒色に覆われているキルティゴンパ。

  • もうひとつの寺はセルティゴンパといい、赤色ベースで屋根が黄金の派手な色つかい。意外にもどちらもゲルグ派寺院だそう。意外と資金は持っているなという印象、寄付金で建てたのか中国政府の援助なのかは分かりません。<br />

    もうひとつの寺はセルティゴンパといい、赤色ベースで屋根が黄金の派手な色つかい。意外にもどちらもゲルグ派寺院だそう。意外と資金は持っているなという印象、寄付金で建てたのか中国政府の援助なのかは分かりません。

  • 修復されたばかりで壁画も新品の様です。門のそばにはお決まりで守護神が描かれています。

    修復されたばかりで壁画も新品の様です。門のそばにはお決まりで守護神が描かれています。

  • セルティゴンパの裏山を登って郎木寺の街を一望します。寒いけど天気は良好。朗木寺には新しい建物も多く、漢族も多く住んで居る様です。<br />

    セルティゴンパの裏山を登って郎木寺の街を一望します。寒いけど天気は良好。朗木寺には新しい建物も多く、漢族も多く住んで居る様です。

    郎木寺 散歩・街歩き

  • ここまで来た理由は鳥葬の場所を確認するためです。鳥葬は大体早朝行われるので、この時は誰もいません。また明日の朝やって来る事にします。人骨などは落ちていませんでしたが何となく不気味な雰囲気です。<br />

    ここまで来た理由は鳥葬の場所を確認するためです。鳥葬は大体早朝行われるので、この時は誰もいません。また明日の朝やって来る事にします。人骨などは落ちていませんでしたが何となく不気味な雰囲気です。

  • 翌朝、起きてみると景色は一変して雪景色に。しかし鳥葬に天気は関係ありません。寺の入口でチケットを買うとき訊いてみたところ、今日は鳥葬があるそう。更に詳しく確認すると、鳥葬の敷地には入ってはいけないけど、外からなら見学しても写真も構わない、様な事を言っていました。<br />

    翌朝、起きてみると景色は一変して雪景色に。しかし鳥葬に天気は関係ありません。寺の入口でチケットを買うとき訊いてみたところ、今日は鳥葬があるそう。更に詳しく確認すると、鳥葬の敷地には入ってはいけないけど、外からなら見学しても写真も構わない、様な事を言っていました。

  • 鳥葬現場に鳥が沢山集まっています。鳥葬中であることはすぐ分かりました。言われたとおり敷地外から(100mほど離れて)見学。写真は10倍ズームで最大限寄って撮った写真。3人の男が解体をして鳥に与えているのが分かります。

    鳥葬現場に鳥が沢山集まっています。鳥葬中であることはすぐ分かりました。言われたとおり敷地外から(100mほど離れて)見学。写真は10倍ズームで最大限寄って撮った写真。3人の男が解体をして鳥に与えているのが分かります。

  • 朗木寺近郊は景色が良いので、この日はトレッキングを計画していましたが、雪が降っていたので馬に乗って散策することに変更。乗馬も雪が積もったらシーズンオフでやらないと言っていたので、これが最後のチャンスだったのでしょう。<br />

    朗木寺近郊は景色が良いので、この日はトレッキングを計画していましたが、雪が降っていたので馬に乗って散策することに変更。乗馬も雪が積もったらシーズンオフでやらないと言っていたので、これが最後のチャンスだったのでしょう。

  • 帰りには雪が積もって吹雪かかってきました。寒くて手綱を持つ手も凍えます。チベットの厳しい気候を少しばかりですが味わうことができました。<br />

    帰りには雪が積もって吹雪かかってきました。寒くて手綱を持つ手も凍えます。チベットの厳しい気候を少しばかりですが味わうことができました。

  • 朗木寺は四川省との省境。これ以上の南下はせず、蘭州側に戻ります。途中合作 Hezuo という街に寄ります。こちらもチベット文化圏の街でご覧の様なチベット寺が並んでいます。高度は下がり、天気も良くなってきました。<br />

    朗木寺は四川省との省境。これ以上の南下はせず、蘭州側に戻ります。途中合作 Hezuo という街に寄ります。こちらもチベット文化圏の街でご覧の様なチベット寺が並んでいます。高度は下がり、天気も良くなってきました。

  • 合作にはご覧の様な地上12階建ての高層ビルの様な建物がそのまま寺となっている米拉日巴佛閣があります。中に入ると一階毎に多くの壁画があり、誰でもそれをすべて見て廻ることができます。なので最高部まで登るのには相当時間がかかります。<br />

    合作にはご覧の様な地上12階建ての高層ビルの様な建物がそのまま寺となっている米拉日巴佛閣があります。中に入ると一階毎に多くの壁画があり、誰でもそれをすべて見て廻ることができます。なので最高部まで登るのには相当時間がかかります。

    甘南安多合作米拉日巴佛閣 寺院・教会

  • これは輪廻を示す壁画。チベットの教えでは人間は一度死んでも再度生まれ変わります。次世がどのような身分になるかをこの絵が示しており、上に行けば極楽、下に行けば地獄です。人々は次世で上に行ける様に現世で善行(良いカルマ)を重ねます。<br />

    これは輪廻を示す壁画。チベットの教えでは人間は一度死んでも再度生まれ変わります。次世がどのような身分になるかをこの絵が示しており、上に行けば極楽、下に行けば地獄です。人々は次世で上に行ける様に現世で善行(良いカルマ)を重ねます。

  • 寺の外では、僧が新しい垂れ幕を作成中です。チベットの芸術品は手間暇かけられて作成しています。僧と話してみても平和的で中国政府が盛んに宣伝するチベット人は危険と言う雰囲気は全く感じられませんでした。甘粛省のチベット地区はチベット自治区に比べるとどうしてもマイナーな感じがするし、過小評価していたけれど、とても素晴らしかったです。冬のためか中国人の団体観光客はほとんどいないし、チベットの文化も守られているのがよく分かりました。<br />

    寺の外では、僧が新しい垂れ幕を作成中です。チベットの芸術品は手間暇かけられて作成しています。僧と話してみても平和的で中国政府が盛んに宣伝するチベット人は危険と言う雰囲気は全く感じられませんでした。甘粛省のチベット地区はチベット自治区に比べるとどうしてもマイナーな感じがするし、過小評価していたけれど、とても素晴らしかったです。冬のためか中国人の団体観光客はほとんどいないし、チベットの文化も守られているのがよく分かりました。

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