2017/06/09 - 2017/06/09
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belleduneさん
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このポーラ美術館も初めて来たところです。この建物に興味があったので、外観や内部をくまなく見て来ました。箱根の環境に適した地上8mの建物は、地上2階、地下3階になっています。地下3階に全体の建物模型が置いてありました。
設計は、日建設計の安田幸一氏で、2003年の村野藤吾賞、2004年に日本建築学会賞を受賞されています。施工は、竹中。1994年12月~1999年10月まで設計、工事は2000年4月~2002年5月に及んでいます。敷地面積56572,24平方m、建築面積3389,04平方m。富士箱根伊豆国立公園内のため、自然公園方で定められた建物の高さを8mに抑えられています。
食後に、「風に遊ぶ散歩道」と名付けられた遊歩道を歩き、ブナ、ヒメシャラ、カジカエデ、アカシア、ヤマボウシ、ミズナラや珍しいイヌブナの林に置かれた彫刻を見ながら、心地良い時間を過ごしました。ヒメシャラの白い花はまだ咲いていませんでしたが、もうすぐでしょうね。
- 旅行の満足度
- 4.5
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道路沿いのバス停もアクリルガラスのおしゃれなデザインです。
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ポーラ美術館のエントランスへ
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玄関扉は左手です。まず目を引くのが、滝のように水の流れる屋根でしょうか。
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暑い夏には持って来いのアイディアですね。都心のビルでもやってほしいものですが、耐水性とか色んな問題があり、維持管理が大変そうです。
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晴れた日が一番綺麗かもしれません。冬の雪景色も見て見たいので、冬にまた来ます。
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佐藤忠良(1912~20119)作のブロンズ像「カンカン帽」1975
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エントランスを入って、左手のエスカレーターを降りていきます。この円筒形の螺旋階段は、スタッフ専用です。ちょっと降りてみたいですね。
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地下3階まで吹き抜けになっています。
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屋根を見ながら、エスカレーターで降りています。
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地下1階には、インフォメーションやレストランがあります。
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鈴木常司氏(1930-2000)の銅像。40年間に収集した約9500点のコレクションが所蔵されています。19世紀のフランス印象派、エコール・ド・パリなどの西洋絵画約400点、日本画160点、日本の洋画280点、版画90点、彫刻30点、東洋陶磁器180点、日本近代陶磁器200点、アールヌーボー期を中心としたガラス工芸90点など。
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地下1階のロビーの壁面を覆う「モールドガラス」を使った光壁は、夕方になると一面の光壁が発行する空間となり、素敵だそうです。次回は、冬の午後から夕方に掛けて来ましょう。当館は、午後5時で閉館になります。
構造設計家とガラス工事担当者と検討し、長い試行錯誤の末に、この空間が完成しました。初代館長・木島俊介氏は、「パリの夕暮れの甘い光が欲しい」と主張され、それにみんなが共感したそうです。照明設計家の豊久将三氏が有害な波長をカットした光を光ファイバーを通して、天井の小さな穴から出す照明を提案し田という。3500ケルビンが夕暮れの太陽光のスペクトルに近いことが分かったのです。 -
地下3階から1階を見上げたところです。
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地下3階にある建物模型は地形がアクリルなので、地下部分が見やすくなっています。
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真上から見たところです。
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ゆっくりと鑑賞した後は、お庭を歩きにいきます。真ん中に立っているのは、坂東優作の「雪の子」1999 です。
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建物は、水圧に強い直径76mのすり鉢状の下部構造で地下水脈の流れを分断しないように調査がされました。環境破壊をしないように細心の注意がなされています。
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佐藤忠作の作品 Untitled が3点置かれています。
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水噴霧による空調排気温度低減、屋上スプリンクラーによる屋根輻射熱の低減などが試みられています。空調による排気で周囲の植物に与える影響は大ですからね。また、7年に一度しか種子の採取ができないブナの苗木など森の再生の試みは竣工から3年で次第に周囲の森へ溶け込んでいるそうです。
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エントランスの外観
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地下階を覗き込んでいますが、すり鉢状のため、地下2、3階は見えません。
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niu 作の「しあわせな犬」2016 が見えています。
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坂東優作の「ファミリーの輪郭」1997 が左にあります。ここから木道を歩いていきます。「
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ツバキ科のヒメシャラは初夏に白い花が咲きますが、まだ咲いていません。
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あそこに横たわっている彫刻は、坂東優さんの「生と生」2016 です。
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ブナ
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ブナの赤ちゃんです。百年後には大きくなっていることでしょう。
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カジカエデ(オニモミジ)葉がクワ科のカジカエデに似ていることからこの名前が付いたそうです。
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ミズキ科のヤマボウシも6月~7月に白い花が咲きます。
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ブナ科コナラ属のミズナラは、大きいものだと35mくらいになるそうです。
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ブナ科のイヌブナ
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