山の日施行記念に憧れの月山へ

2016/08/11 - 2016/08/11

2016年8月11日に山の日が制定後に施行された。
多くの山では記念式典があり、多くのトレッカーや登山者がこの記念すべき１年目を逃すまいと様々な形で楽しんだ。（登山だけでなくイベント参加なども含む）

私が目指したのは、前年のゴールデンウィークに憧れを抱いた月山（GW中はまだ雪深いため山開き前）。
月山。
まず響きがかっこいい。ガッサン。濁音＋小文字の跳ねる音＋山。
そして東北にある代表的なお山であること。
有名すぎずマイナーでもない。
いくつかルートはあるが、アクセスもしやすい。

惹かれたポイントは複数あるが、
しかし何と言ってもなだらかな山容から醸される「優しさ」。
山形市内からも、庄内の町々からも眺めることができる親しみやすさ。
そして、噂のお花畑。

そんな期待を裏切らない旅でした。

エリア 月山・朝日岳(山形)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 3.0
• ショッピング: 3.5
• 交通: 3.5

• 同行者: その他
• 交通手段: 観光バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

前日の夜に山形市に入り一泊。仕事の締め切り日だったこともありかなり必死の日でしたが、なんとか抜け出せて山道具を取りに一度帰宅。上野から山形新幹線を利用し、山形入り。翌日の朝、某山用品ブランドの主催のイベントに参加し、月山の姥沢口までバスで運んでもらい、そこからお山を楽しむ。この日は快晴。晴れ女冥利に尽きます。

姥沢口から少し登って、リフトに乗る。楽々だけど、足元スレスレを野草や渡り蝶のアサギマダラが駆け抜けどんどん空に近づく解放感を満喫できます。雪深く冬から春にかけてもスキーが楽しめることで有名な月山。リフトはスキーシーズンも活躍ですね。

リフトを降りて、姥が岳を目指します。月山山頂とは向き合うような峰ですが、そこまでの道が気持ち良い風と原っぱのような緑、そして花々であふれていました。

山の日というだけあって、登山客も多い！普段の月山とは比べ物にならない多さだとか。帰路にリフトで下山中に、本日のお客様の人数が発表されていました。多くて嬉しかったのかもしれません。

木道から続く木の階段を登り、傾斜を感じる。でも空は青く飛行機雲もたなびき（安定しているからか飛行機の通り道らしい）草原は蒼く清々しい傾斜。

来た道を振り返る。遠くに吾妻連峰や朝日連峰があるのでしょう。

そして右手を見ると、あの峰の先に月山山頂があるはず。途中の雪渓も少し残っています。

気づくと辺り一面ニッコウキスゲのお花畑に。子供の頃、日光やその辺の高原に咲くニッコウキスゲはあまり好きになれなかった。それは百合に色がついた小ぶりの花（＝百合もどき）に感じたからだったのだけど、大人になって山に登りあらためて見ると、なるほどこの「もどき」のような花も可憐で健気で山を彩る魅力があると振り返り、好きになりました。

姥が岳山頂 1670m にとうちゃこ。

姥が岳山頂は木道のような木のベンチが並んでいて見晴らしも良く、麓の庄内平野から鳥海山まで望むことができます。この先向かう月山山頂方面を眺めると、知らぬ間に雲がモクっと出始めています。

こちらは湯殿山からの道とのこと。出羽三山（羽黒山、月山、湯殿山）の中で湯殿山が一番厳しい山らしい。それでも、数名のトレッカーさんたちとすれ違いました。

雪渓があります。もちろん植生保護のため立ち入り禁止。以前テレビの山番組で三脚立てて雪渓撮影している方がいましたが、ダメです！

夏らしい空。ここから少し写真を撮る余裕がありませんでした。

気づくと月山山頂に。笑
雲が違い！視界が広い！
気持ち最高！

月山 自然・景勝地

山頂からは雲もカッコ良い。快晴もいいけど、こう言うのも自然の中にいることを感じられる。山頂にはお社があり、お祓いと拝観料を払い御朱印や山バッジが手に入ります。（あ、主旨はお参りです）三角点はそのお社の裏手にあるそうですが、時間なく見に行けませんでした。山頂は結構な人混み。山の日だから！普段の月山は割と人がバラけるそうです。「こんなの初めて」と驚く地元の方の声声声。笑

下山します。雲が切れ始め、青空再び、こんにちは。

帰りのリフトの前で配布していました。祝「山の日」記念です。日付も入っているので、嬉しいです！