2017/06/01 - 2017/06/30
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kyucyanさん
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約2年前、糖尿病から来る合併症(狭心症)に見舞われ、太ももの付け根から冠状動脈カテーテル手術。
自分の人生も、これ迄かと思われ、趣味のオフロードバイク(ジェベル200)、CBR250r、トライアルバイク他を全て、整理売却して約2年間、心臓のリハビリに努めて来ました。
手術前、65キロの体重を56キロまで落とし、食生活の全てを見直し、肉類中心の食事から、魚と野菜中心の食生活に改めました。
格好つけてますが、食いたい物や好きな物も食えず、、自分の人生は、「THE・END」と、一頃は随分落ち込みました。
担当医の話では、糖尿病合併症から来る動脈硬化が、心臓や手足の末梢神経に進んでおり、今のままでは、足を切断した村田英雄の二の舞になりますよと言うお話しでした。
手足のしびれは数年前から、さぁ、どうする。
まだ、タイにいる娘は今年11歳、少なくても成人するまで、後9年は、どうしても生きなくてはと絶望的になりました。
医者の勧める合併症対策と、ネットで学んだ独自の合併症対策を組み合わせ、今日まで順調に体重を落とし、毎日散歩や山歩きで、体調も徐々に回復して来ました。
しかし、散歩や山歩きだけでは、少しも面白くもありません。
一度は引退したオフロードの現役に、「もう一度復帰したい」という願望が、日増しに強くなって来ました。
ジジィの祝い事?古希を過ぎ、満70歳を2ヵ月後に控え、オフロードバイクの現役に復帰する最後のチャンスがやって来ました。
嫁は5年前みたいに崖から転落、肩を脱臼、回復まで1年以上掛かった事例を持ち出し「危ないからバイクは辞めたほうが良い」と言うのですが、爺さんには、爺さんのバイクの乗り方があると、何だか訳の分らない屁理屈で、嫁を説得する自分でした。
そしてついに、その日がやって来ました。
チェンライ空港に降りた当日に、オフロード再起を図るべく、出迎えの嫁と一緒にチェンライHONDAの店に出向きました。
さてさて、一体どうなることでしょう。
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- バイク
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この日のために、日本の家では、庭先のバーベルで、オフロード現役復帰に向けて老体にムチを打ち、体を鍛えて来ました。
-
チェンライHONDAの店に入って、ドギモも抜かれたのは、CRF250ラリーが、ど~~~~んと4台も置いてあったのです。
店員の監視付きで、夢にまで見たCRF250ラリーに跨りましたが、いかんせん我が短足が、ぜんぜん完璧につきません。
足つきの良い、ローダウンタイプも有るそうですが、問題は車体重量です。
このまま、山に突入したら、体力、技能、テクのない自分は、二度と娑婆には戻れないかも知れません・・・・?
CRFラリーがカッコいいのは当たり前だけど、自分の置かれた立場を再認識し、ラリーの影に隠れて、隅っこで小さくなって、ホコリを被ったCRF250Lに迷った末に、コイツに決めました。
店員さん~~~~~~「これ下さい」。 -
これが、多分我が人生最後のオフロードバイクになると思われる相棒です。
相棒よ、三途の川も、お前と一緒に宜しく頼むよ・・・なんちゃって。 -
店にはラリーばかりが、4台も展示され、時代の流れを感じさせます。
自分がタイに来た時は排気量規制で、ファントム150(2サイクル)が最上グレードのバイクで、皆から注目の的でした。
このバイクは150ccの癖に、37馬力もあり、楽に150キロオーバーの
実力を持っていました。(CRF250Lは24馬力)
今では、500cc~1000以上のクラスのバイクが、普通に走っており、お金持ちはリッターバイクを所有しています。 -
店員さんの話では、パヤオの家まで無料で運びますが、「1週間待ってほしい」との事です。
そこで、店のオーナーに即金で買うからと、特別にお願いし、明日の午前中までにバイクを運ぶよう、お願いしました。 -
次の日午後から約束通りCRFが我が家に納車されました。
その日は近所を一回りで、オシマイ。
でも、重いとは聞いていたが、なんだか思っていたようなバイクとは大分違うような気がしました。
なんだか、重戦車で山奥を走っている感じで、ジェベルのような軽快感がまるでない。
まぁ慣れれば問題はないだろう、でも、重い、重たい、重すぎる。 -
調子に乗ってちょっと裏庭を一回りと出足は良かったのですが、草に隠れた大きな石に気づかずあえなく転倒。
左後部ウインカーを破損、ホンダに聞いたら1個1000バーツ近いという。
とりあえず破損個所をアロンアルファーで接着したが、本田さんこのウインカーの大きさでは、倒れるたびに1000Bですよ。
こうなりゃ意地でもわしゃ、買いませんよ。 -
今日は1日掛けてナックルガード、日本で自作したエンジンガード
GPSの取り付けや電源接続、その他で1日が暮れてしまいました。 -
エンジンガードはアルミ板(4㎜)を加工、1万円以上を節約。
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転倒すると、すぐに壊れると評判のラジエーターガードも、2日を掛けて自作。
効果は倒れてみないとわからないが? -
今日はマフラーを軽量タイプに交換。
音の静かな奴を選んだ。
明日はいよいよ初めてのロングツーリングだ、でも日帰りだけど。 -
パヤオ県、チェンカムから1345線に入り、ラオス国境を走る予定。
まずは知る人ぞ知る、「Phadaeng Cave」知らない人は全く知らない、訪れる人もまずいない洞窟 -
数十メートルの階段を上った処に入口がある。
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洞窟の入口
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洞窟内は蝙蝠が飛び交い、糞の臭いで、居たたまれない。
かなり奥まで続いているらしいが、今日はここまで。 -
入口を出て左に進むと2番目の洞窟がある。
入口も狭く、少し入った所で退散。 -
あたりは最高1500㎡を越す山岳道路です。
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眺めの良い場所では、思わずバイクを止めて景色を楽しみます。
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ここが最高標高地点1500mを越す地点で、プーチーファも、ここから数十キロの地点です。
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ここは1345線で、途中から分岐してラオス国境付近まで道路の建設工事を行っています。
バンコクやチェンマイからでしょうか?バイクの数十台のグループに出くわしました。
そのうちCRF250Lが十数台、大型バイクが半数近く、昔なら考えられない集団でした。
タイの豊かさを実感できた出来事でした。
この山岳ツーリング道路は完成したばかりと思われますが、皆さん
ネットで情報を知るのが早いようですね。 -
山岳道路終点の役所らしい建物です。
ラオスとの国境管理の役所のようです。 -
近所の山の湖です。
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湖の周辺は、景色も良く心が休まります。
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湖を渡る涼しい風に1時間近くも昼寝をしてしまう事も多々あります。
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家から遠くの山にワットの本堂が望めます。
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前に買ったヤマハスクーターは、完全にジジィ専用車です。
これしか乗れなくなったら人生おしまいかも。 -
今晩の月は雨季には珍しく鮮明でした。
さて、明日はどの当たりを攻めるようかな。
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