湯村温泉から三朝温泉、鳥取横断の旅(三日目・完)~三朝温泉を後にして米子までは、東郷湖のほとり燕趙園から、湯梨浜町、北栄町、琴浦町の隠れ観光スポット巡り。歴史的には良港に恵まれなかったことがちょっと残念だった地域です~
2017/05/31 - 2017/05/31
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三朝温泉を出発して、後は米子に向けて帰るだけ。ただ、途中にはこれといった観光スポットは思い浮かばないんですが、そこをなんとか掘り起こしつつ、いくつかのマイナースポットに立ち寄ります。
まずは、東郷池。東郷池というのか、東郷湖というのか。まあ、どっちとも言います。
周囲12kmもある海水と淡水が混じる汽水湖。周囲には東郷温泉、はわい温泉もあって、全国的にはメジャーではありませんが、鳥取県東部では指折りの観光スポットとなっています。
周辺には公園がいくつもあるし、周囲を走る道路からはどこからでも見晴らしがきくので、車で走れば簡単に景色を楽しむことができますね。
あとは、こまごましたスポット。鳥取の海岸線に沿ってひたすら西へ。山陰の片田舎を突っ切ります。
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三朝温泉を出て、まずは東郷湖のほとり、中国庭園燕趙園へ。
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こちらは鳥取県と中国河北省の友好のシンボルとして、
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鳥取県が造った日本最大の中国庭園です。東郷湖を望む雄大な景色も合わせて楽しむということでしょうが、正直言えば、その一体感は残念ながらイマイチでしょう。限られた園内の散策で建物や池を眺めることになります。
そういう意味では、お天気がイマイチでは楽しみが半減するのですが、そこは贅沢を言っても仕方ありません。 -
中国の雑技団のショーがあるということで、そっちに行ってみましょう。
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男の子が槍を振り回したり、
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女の子たちは集団演技。
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ローラースケートの演目もありました。
妹は、「今日は平日なのに、学校に行っていないのかなあ?」と変わった視点の感想。確かに、そこはどうなっているのか。考えれば、気になるところではあります。 -
で、ここからがメインの中国式庭園。
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イチオシ
豪快な滝と
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高台に建つ東屋。中国の感覚は自然が自然のままにあることでは満足しない。そこに何か人工的なものをちょこっと加えて安心するということがあるような気がします。
日本でも自然豊かな場所に寺社を祀ったりして、俗化されているという表現がありますが、それは人間の力を越えたものをそこに感じてリスペクトするから。こんな東屋は、そうした考え方とは別物です。 -
もちろん、自然は自然のままがいいようでも、そこにちょこっと人間の営みがあると風景の味わいは深くなる。そうしたこともなくはないのですが、この人工的な感じは、あてはまらない。
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イチオシ
もっと人間の色が濃くて、風景をひざまずかせているようにも感じます。
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さらには、西太后が国を傾けるほど力の限りを尽くして再建した頤和園やクビライゆかりの北海庭園など。北京市内の公園を思い出すとそのスケールは、限りなく雄大。大きな山も全部人工的なものであると聞かされると、庭園造りが途方もない大事業であったことが分かります。庭園への思いがそれだけ強いのか。何にでもスケールが大きい大陸ゆえのことなのか。中国への理解は、まだまだ日本人には足りていないものが多いような気がします。
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例えば、日本の代表的な庭園は池泉回遊式の大名庭園ですが、そこに至るまでにはやっぱり紆余曲折がある。庭という考え方だって、結局は中国から入ってきていることも忘れてはならないことでしょう。
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最後に、中国の王朝を代表する皇帝たちを紹介するパネル展示を見て、
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燕趙園は終了です。
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道の駅 燕趙園は、中国庭園燕趙園を含む一体ですが、中国庭園燕趙園に隣接した広い駐車場とお土産物ショップ、レストランが一棟といったシンプルな構成。
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お土産物ショップも覗いていましたが、地元の東郷町というよりも中国色が目立っていて、ランタンや中国服なども置いていました。ちょっとインパクトがあります。
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九品山大伝寺は、道の駅燕趙園から線路を越えた集落の中。小さな集落の細いあぜ道のような道を行くのですが、あまりにも細いのでちょっと冷や冷やするような感じです。
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小さな寺ですが、駐車場のところに寺の紹介がちょこっとありまして。奈良の当麻寺につながる中将姫に関係する寺。室町期に作られた中将姫像があるということでしたが、寺は留守のよう。拝観はできませんでした。
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そこから東郷湖の周辺をドライブ。この湖は全国的にはそうは知られていないと思いますが、鳥取県の東部ではやっぱり指折りの観光地にはなるでしょう。
久しぶりに訪れましたが、こんなに広かったかなあとちょっと認識を改めたところ。湖越しに見える東郷温泉の市街もなかなかの眺めでした。東郷湖の周辺には東郷湖を見渡す公園がいくつかあって、めぐみのゆ公園は東郷湖の西南部。向かいに東郷温泉の市街地を見渡せるのに加えて、少し高くなった場所に足湯の施設を備えています。周囲は芝生だし、のんびりゆっくりの公園となっています。 -
こちらの羽合臨海公園は東郷湖の南西側。湖越しの正面に東郷温泉の市街を望んで、ここもいい眺めです。
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国道9号線を湯梨浜町から東に向かって進む時、山の上に大きな建物が見えて何だろうと思っていましたが、それがハワイ風土記館でした。
東郷湖の方から車で上りましたが、けっこうなくねくね道。途中にいくつかの古墳群と頂上には、その古墳群の関連展示をするハワイ風土記館が建っています。 -
ところで、ハワイは、太平洋のハワイじゃなくて羽合。中の展示も周辺にある古墳群の関係でした。
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一方で、建物から眺める山陰の海岸線がちょっと痛快。こっちの方が価値があるかもしれません。
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その周辺がハワイ・馬ノ山公園。元々、古墳があって、このような公園らしきものを整備したんでしょう。
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ハワイ・馬ノ山公園の一帯に点在する古墳群は、橋津古墳群といいます。公園内の道路沿いにはいくつも古墳。
馬ノ山4号古墳などは立派な前方後円墳。橋津は、かつては北前船の寄港地だったところでもあり、それも含めて文化が早くから開けた土地であったことも窺われます。 -
ハワイ海水浴場は、羽合の海水浴場。鳥取県の海岸線にはいくつも砂浜の海水浴場があって、大ざっぱに言えばどれも同じような感じ。米子方面から向かうとハワイ海水浴場辺りから鳥取らしい砂浜の海水浴場が現れます。白兎海岸まで行っても条件はさほど変わらないし、ここは名前もいいので、西から来る人はだいたいこの辺りで車を止める人が多いような気がします。
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再び、西に移動して。
北条歴史民俗資料館は、スイカの街、北栄町の施設。 -
お椀や弁当箱、
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桶など木製の普段使いの生活道具類を美しく展示していて、ちょっとセンスを感じます。
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その他、地元出身の陶芸家、生田和孝の作品がなかなかいい。
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河井寛次郎に師事したそうですが、その個性は河井寛次郎に過度に影響されることなくはっきりとしたもの。こうしたものがちゃんと町として保存されていることにとても好感を持ちました。
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再び、国道九号線の裏通りを走っていたら、ベルハウスというおしゃれな洋菓子屋さんを見つけて、さっそく入ってみました。
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奥に喫茶スペースがあって、そこで一休み。隣りには、近所の農作業を今終えましたという感じのおじいさんのグループがいたりして、地元ではちょっとしたたまり場になっているみたいですね。
いただいたドラヤキも生クリームが入って、けっこういけてます。 -
北条町から琴浦町に入って。
斎尾廃寺跡は、琴浦町にある山陰唯一の国の特別史跡。飛鳥時代後期から奈良時代の寺院跡です。 -
跡は田んぼの中にあって、全体は平坦な田んぼみたいな形。ここに、金堂、塔ほかを有する法隆寺式伽藍配置の寺があったのだそうです。
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近くに飛鳥時代風のなんちゃって建物があり、その建物の前に説明板が建っています。
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大山乳業の工場にも立ち寄ります。
大山乳業の工場敷地内に建つのはカウィーのみるく館。入口を入ってすぐの小さな建物です。 -
まあ、大山乳業の製品なんか地元の人にとっては何の珍しさもないんですが、ここにくるとまた印象が違って見えますね。
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アイスクリームをいただいて、ちょっと元気回復です。
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大山乳業農業協同組合の工場は、見ると予約で工場見学もやっているみたい。何人かのグループがやってきて、工場内に入って行くのが見えました。
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再び、車を走らせて。
ふろしきまんじゅうの山本おたふく堂。山陰ではこの黒糖の饅頭を知らない人はいないでしょう。創業明治元年という老舗ですが、その本店は琴浦町。国道九号線沿いに店舗を構えています。ただ、国道九号線も今ではパイパスができたので、ちょっとさびれてしまったような。お客さんはいないわけではないんですが、前ほどの賑わいはないような気がします。 -
旧中井旅館は、琴浦町の市街メインストリート沿い。一般の個人住宅と見まがうような目立たない建物ですが、ここは小泉八雲が旅行で訪れて宿泊したという旅館。建物の前に小さな石碑があって、そのことが説明されていました。
ただ、建物の中はもう荒れていて、人が入れるような感じではありません。外観から思いを馳せるしかないようです。 -
琴浦町の中心部から赤崎港の方に進んで。
この先に面白いものがあるんです。 -
それは、この彫刻「波しぐれ三度笠」。 世界的に有名な彫刻家、流政之氏の作品が日本海を向いて立つ。それぞれ、何かを思っているような風にも見えますよね。
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塩谷定好写真記念館は、その港のすぐそば。古い街並みの一角です。
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名前が写真記念館とあったので、現代風のモダンな施設かと思ったら、
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イチオシ
この建物は、旧家のお屋敷。塩谷家は、幕末から明治にかけて菊港を母港とする廻船問屋を営んだ家だったということです。
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写真展示はありましたが、メインはむしろこの北前船にまつわるお屋敷と展示の方でしょう。
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裏の蔵とか邸内はよく保存されていて、
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喫茶スペースなんかも雰囲気がありますね。
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イチオシ
それにしても、赤崎が北前船の寄港地であり、かつ、ほかと比べると規模は小さくても船主がいたとはまったく知りませんでした。
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鳥取県の北前船の寄港地だとほかには境港、賀露、橋津。意外なところで意外な知識をいただきました。
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塩谷家は江戸の中期ごろから始まり、鳥取藩の役目も担っていたようですが、その辺りは詳しくは分かりません。
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後に北前船の回船問屋を営んだ辺りから隆盛となったようです。
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ただ、説明によれば、菊港は大きな船は入れないので、所有する船も小さなもの。
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その辺りで、それなりの限界があったようです。
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赤崎港は回収を繰り返して、今では三つの港があるということでしたが、言ってみればそれくらいのところ。海岸線は長いので、三つの港ができたのですが、地形が地形だけに、どんぶかの港を作るには限界がある。
日本海側ではたくさんの北前船が航行していた時代でも、フルにその恩恵を受けきれなかったというような状況も想像されました。 -
もう一つ訪ねたのは河本家住宅。ここは、この辺りで代々庄屋を務めた旧家というのですが、ただ、それだけではない。
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イチオシ
その系譜は尼子の重臣だったり、松江城の初代城主、堀尾吉晴の孫娘が嫁に入ったりとちょっと華麗です。
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確かにぐるりを塀が囲み、普通の農家ではないなという雰囲気。少し門の中に入って見学しました。
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建物の中も見たかったのですが、ここは今でも住んでいる人がいるので、それは無理だと断られました。
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そして、ここで外せないのは、琴浦町光の鏝絵でしょう。
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鏝絵があるのは、琴浦町でもこの集落だけ。
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どの家も母屋や蔵に自慢の鏝絵があって、
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その華麗さを競っています。
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古い蔵だけではなくて、
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イチオシ
最近出来たような蔵にも
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同じようにコテ絵が施されていて、これはたぶん現在進行形の遺産ですね。
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イチオシ
そして、こうした装飾は一軒だけだと奇抜になってしまうのですが、
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こうして街全体でそうなっていると、
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過美な印象が薄れて落ち着いた文化の香りが漂ってくる。
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イチオシ
不思議なものだなと思います。
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なお、集落は観光用の駐車場からちょこっと歩けば回れますが、この駐車場を見つけるのにはちょっと苦労しました。
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ここから、後醍醐天皇の御着船所へ。
地元では、後醍醐天皇の御着船所という名前ではなく、隠岐の神塚という名前で案内がありました。
田んぼの真ん中にまあるい塚。その上に自然石のような石碑が立っていていて、遠くからでもよく見えます。説明も何もないですが、後醍醐天皇が隠岐を脱出して、ここに上陸した地点であることは、十分に伝わっているように思います。 -
もう米子は目と鼻の先。
夕飯で立ち寄ったのはうどんの醍醐。国道9号線沿いにある昔からよく知られたうどん屋さんです。 -
バイパスができたので裏道のようになってしまいまして、客が少なくなったとようにも思いますが、この少し甘めの出汁ともっちりしたうどんはやっぱり名店の匂いがします。海を見下ろす見晴らしの良い小上りに体に良い水というのも、ポイントは高いです。
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そして、米子駅に到着。これは、駅前にある山陰鉄道発祥の地碑です。
米子駅は山陰本線と伯備線の分岐点なんですが、これはそれとは関係なく、明治35年、境港と御来屋の区間に敷かれた山陰地方で初めての鉄道を記念するもの。御来屋は、陸軍軍馬補充部の近くであったことがその理由。明治の鉄道敷設の意味も考えさせられました。
碑は鉄道の車輪のモニュメントなので、駅前広場を見渡すとすぐに見つけられます。 -
米子駅は山陰線と伯備線の分岐点だし、交通の要衝なんですが、松江駅や鳥取駅と比べると駅ビルの開発は遅れています。商業施設はごく限られていて、寂しい限りなんですが、そこでちょっと気を吐いているのが、改札口横のこのお店。名物は因幡の白うさぎですが、私のお勧めは白ウサギフィナンシェ。洋風のマドレーヌみたいなおいしさです。
さて、以上で二泊三日の温泉旅館旅は無事に終了。お疲れ様でした。
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