２９年ぶり....懐かしの台湾〈前編）

2011/06/11 - 2011/06/14

「近隣のアジアを知らずして海外旅行というのは如何なものか」．．．．

「じゃあ見残している太魯閣がある台湾の東半分はどぅお？」ということで出かけようと相談がまとまり。

あいにく体調は芳しくなく、台風情報も気になるところではありましたが、主人のたっての要望で決行しました。

エリア 桃園(台湾)

２９年前のアルバムを探し出してみました。これが自分達か？と信じられないくら

い。当然のことながら、髪も体型も若々しい....。行程はとみると

１日目は大阪空港発台北経由高雄着、

２日目は高雄見学後特急列車で台中へ。

３日目は日月潭などを観光し台北へ

４日目は故宮博物館等を見学　　午後キャセイパシフィックにて離陸したのでした。

台湾とは正式国交がないからと、東南アジアトラベルセンターを介して

ややこしい手続きを踏んだ上での渡航でした。


。。。以来、東部・多魯湖への思いを抱いたまま、年月が過ぎて。。。

１９８１年向田邦子さんが航空機事故で亡くなられた記憶が頭をよぎりました。。
　
台湾の歴史は４００年位と新しく、大航海時代のオランダ領有に始まり、

本土から鄭成功が入ってオランダ人を追い払ったものの、中国は領土として

さして重要視していなかったようで、西洋列強が注目し始め、外圧と抵抗を繰り返したわけです。

日本との時差は１時間。関空を発って約１時間で桃園国際空港に着きました。

１０元＝３３．３円で、とりあえずの分を現地通貨に交換。

現地ガイドの林さんに迎えられ、タクシーで台北松山空港へ。

昔懐かしい空港です。確か兵士が立っていたっけ。

35分で花蓮空港に着き、現地ガイド蘇さんに迎えられました。

早速アミ文化村の民族舞踊を観賞します。

民族衣装の像や建物がお出迎え、

建物内部に入り踊りを鑑賞します。

カラフルな民族衣装と激しい動き。

バンブーダンスの妙技です。足を挟まれたことはないのかな？

民族ごとに衣装や踊り方に違いがあるのですね。

その夜は太平洋を望む高級リゾート地のパークビューホテルに泊まり、

広東料理に舌鼓を打ちました。

肉料理も良かったと思います。

海鮮料理は人気のようです。

野菜は切らずに丸のまま添えてあります。

ビーフンはパサパサですね。

コンソメ煮込みスープ

甘いデザート

翌日 晴やかな朝の庭を散策します。
Park view hotel 美侖大飯店 ここは花蓮市の郊外
太平洋を望む景勝地。高級リゾートホテルです。
タロコ峡谷観光の足場としても格好のロケーションだそうです。

食事も大満足でした

広大な庭の人工滝が涼しげです。

花蓮(ホアリエン）は東部台湾最大の都市で交通の要衝。

明治時代から日本の入植者が多く親日的。大理石、翡翠、猫目石の原産地として有名です。

道中に加工工場があり、

日曜にもかかわらず工場長が達者な日本語でいろいろと説明してくれました。

大理石はここで板状にカットします

この重機で持ち上げるのですね。

見事な大理石が並べられていて、

出荷に備え山積みです

畑の青菜もよく育っています

昔日本人が建てた木造校舎の校庭に鳳凰の木に橙色の花が満開でした。

７～８月はピークの暑さ、そろそろ雨季に入るころです。、

台湾八景の一つに数えられる太魯閣渓谷は約２０ｋｍに及び、

全て大理石で形成されているといいます。

燕の道って？

　
橋の入り口に狛犬さんみたいな石像がで～んと鎮座しています

電力は水力・火力・原発も３基あるがよく停電するそうです。

慈母橋を渡り絶景スポット燕子口を見学しました

　雨、風に侵食された岩肌に無数の穴が開き、

ツバメが巣を作ったのだと聞きました。

岩の壁面に穿たれた細い路

ずうっと先まで続いてますね

太魯閣峡谷です

民族衣装を着てみました。

大理石の置物はかなり需要があるようです。

日本からのお客さんも多いのでしょう。

昼食は竹筒におこわの蒸し物、サツマイモや、春巻きなどの素朴な田舎料理。

舞踊団の練習の合間に記念写真のサービス。

蘇さんに見送られ超満員の特急列車にて台北へ。　

指定席ではありましたが途中から自由席の方から移ってくる人がどんどん増え、

蒸し暑く苦しい３時間半の旅でした。

第二次大戦直後の国鉄車内を思い出しました。

日清戦争後日本が５０年統治した後、国民党政権による独裁・圧制の時代を経て、

アメリカによる民主化推進圧力が契機となり、経済発展を遂げ今日に至りました。

「中国は一つ」とて独立を認められないのはどうにも気の毒で…