静岡でB級レトロに触れるたび

2017/05/22 - 2017/05/25

今回の旅先は、今まで何度か通過したことはあるものの、じっくりと観光したことがなかった静岡県！
行き、帰りともに羽田発着だったので、横に長い静岡県の東側しか回れていませんが、それでもたくさんの発見がありました。

おおまかな行程
1日目:羽田からJRで三島へ。レンタカーを借り沼津、吉原に立ち寄って焼津泊。
2日目:焼津から足を延ばし、大井川鉄道のSLと茶畑を見、静岡市へ移動。おでんを食べて沼津泊。
3日目:レンタカーを返却し、三島、熱海を散策。伊東ハトヤホテルに宿泊。
4日目:熱海を散策して夕刻羽田へ。

以下、写真と共にお送りします。

エリア 静岡

• 旅行の満足度: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス レンタカー JALグループ JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩 AIR DO
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは横浜から特急踊り子号に乗車。
最近は各地でいろいろな趣向を凝らした観光列車が登場していますが、こちらは質実剛健な国鉄車両。これがいいのだ！

横浜駅 駅

今ではLEDが主流の行先表示も、正統派の国鉄スミ丸ゴシック。テンション上がります！
今回は三島まで乗車しました。

旅のお供はコチラ。

三島で列車を降りた後にレンタカーを借り、走ること20分。
沼津駅前にある喫茶店「どんぐり」にやってきました。

どんぐり グルメ・レストラン

店の戸を開けると、こんなカウンターが出迎えてくれます。
これは中央に水が流れているリバーカウンターというシステムで、いわば回転寿司の"流れるプール"バージョン。昔は全国各地にあったらしいのですが、今でも残っている店はごくわずか。その一つが、沼津の「どんぐり」なのです。

どんぐり グルメ・レストラン

カウンターは東海道がモチーフになっているらしく、各席には東京から大阪までの地名が付けられていました。

オーダーから提供までの流れですが、まず、入口の券売機で食券を買い、各席に置かれている伝票クリップに食券を挟んで、カラで流れている桶にそれを置きます。食券を乗せた桶はどんぶらこどんぶらこと厨房に消えてゆき、しばらくすると、カウンターの席の前にある地名のランプ、ここでは「三島」が点灯。それを合図に、注文したメニューがどんぶらこと流れてくるのです。

フルーツポンチとチョコレートアイスが桶に乗って流れてくる様子を、思わず動画に納めてしまいました！

どんぐり グルメ・レストラン

どんぐりで甘味を満喫した我々は西へ車を走らせ、JR吉原駅の南口駅前にあるスーパーオカムラで生しらす丼をGET！貴重な生しらすがこの値段で買えるなんてさすがは静岡！他にもアジ丼や鉄火丼などがありました。
駅からすぐなので、鉄道での旅行でも、ちょっと下車してここで海鮮丼というのはいかがでしょうか？

吉原から分岐している私鉄、岳南電車に少しだけ乗車しました。
昔ながらの硬券の切符が、実にいい味出してます！下車時にお願いしたら、記念に持ち帰らせてくれました。

吉原本町駅 駅

周りには大小の工場が林立。反対側には富士山が聳えているはずですが、霞んで見えませんでした。

本吉原駅 駅

本吉原の商店街もレトロな物件多数でした。

静岡県内を車で走っていて思ったのは、やたらと路面店の文房具屋が多いこと。こちらはなかなか個性的な品揃えで面白かったです。

日が暮れてきたので、吉原から今日の宿がある焼津まで、東名高速でひとっ飛び。
ここで本日のディナーです。

さわやか 焼津店 グルメ・レストラン

静岡県内で30店舗を展開するハンバーグレストラン「さわやか」にて、げんこつハンバーグをいただきました。至極の味！

さわやか 焼津店 グルメ・レストラン

ホテルにチェックインする前に、焼津駅前の黒潮温泉でひとっ風呂。お風呂はこぢんまりとしていますが、最近リニューアルされたようで、休憩コーナーの居心地がよかったです。
23時間営業の健康センターですが、一時間プランなら手ごろなお値段で入れます。

エキチカ温泉 くろしお 温泉

1日目の宿は、広々としたツイン。
翌朝、左側の大きな窓からは燦々と灼熱の朝日が差し込んできました。

ホテルセレクトイン焼津駅前 宿・ホテル

ここから2日目。
まずは焼津の商店街を散策。いちいちタイポグラフィに目が行ってしまいます。

朝食にパンを購入。海の幸の宝庫・焼津に居るにもかかわらず…

梅原製パン 直売所 ちいさなぱんやさん グルメ・レストラン

パンだけでは物足りないので、キャノンにやってきました。

キャノン グルメ・レストラン

ハンバーガーとラスポテトが有名なお店です。

キャノン グルメ・レストラン

マッチもいただきました。店名の由来は、むかしカメラ屋も営んでいたからだとか。キャノン使いとしては嬉しいです。

新焼津港から、薄ーい富士山。

焼津から国道1号のバイパスで島田市(旧金谷町)へ。
ここを走っているのが、静岡の私鉄で忘れてはいけない大井川鉄道。日本で最もSLを多く運行している鉄道です。スケジュールの都合でSLには乗れませんでしたが、茶畑の脇をゆく勇姿を撮影。五和駅から国道473号を北へ1.5km程走ったところの道路沿いから撮影しました。

次は日切駅から西へ1.5kmくらい走ったあたりにある茶畑が広がる丘の上へ。こんな景色は、きっと静岡県でしか見られないのでしょうね。

さて、ようやく静岡市へやってまいりました。
まずは静岡駅近くにある「まるしま」で、名物の静岡おでんをいただきます。

おにぎりのまるしま グルメ・レストラン

おでんはどれでも60円。鍋から好きなように取って、カツオ粉をまぶしていただくのが静岡流。串の本数で会計をするので、捨ててはいけません。

おにぎりのまるしま グルメ・レストラン

続いて、官庁街近くにある「おがわ」へ。

静岡おでん おがわ グルメ・レストラン

ここはカキ氷も有名です。

静岡おでん おがわ グルメ・レストラン

車を置いて、静岡鉄道に一駅だけ乗車。

日吉町駅 駅

静岡のオシャレタウン・鷹匠にある「chagama」というお茶屋さんへ。
静岡名産のいろいろなお茶を取り扱っており、50g200円台というお手頃価格のものもあります。静岡でお茶のお土産を買うなら絶対にここがオススメ。安い銘柄でも、洒落たデザインも相まって高級に見えます。

チャガマ グルメ・レストラン

次は、静岡の繁華街の南側にある、駒形通商店街へ。ここもレトロ物件の宝庫でした。

こうして旅先で現地の人々の「日常」にお邪魔させていただくひと時が、僕にとっての至福です。

静岡の繁華街にある大衆酒場。
このあと沼津まで運転しなくてはならないので、あいにく一杯ひっかけることはできませんが、ネオン看板が素敵でした。

大村バー 本店 グルメ・レストラン

繁華街で見つけた渋いビル。

こちらも繁華街にある、青葉おでん街。
もう一つ、青葉横丁というおでん屋街もありますが、そちらは近年リニューアルされて小奇麗になってしまいました。

青葉おでん街 名所・史跡

今日の夕食は、静岡に2店舗、富士市に1店舗をかまえるレストラン、クロンボ。

クロンボ 古庄店 グルメ・レストラン

ナポリタンとドリアをいただきます。

クロンボ 古庄店 グルメ・レストラン

2日目の宿は、沼津インター近くのセレクトイン。ダブルの上に簡易ベッドもあるというトリプル仕様。

ホテルセレクトイン沼津 宿・ホテル

ここから3日目。朝、三島でレンタカーを返却し、少しの間、三島の街を散策。
中心部に流れる源兵衛川は、ここが繁華街のすぐそばだとは思えないほど清らかな流れでした。

源兵衛川 自然・景勝地

「いずっぱこ」こと、伊豆箱根鉄道にも乗車。

三島駅 駅

三島から熱海へ移動し、まずは駅前の土産店を物色。うわぁ、こんなのあったな～。

熱海駅前仲見世通り商店街 市場・商店街

カラフルな温泉まんじゅう。

熱海駅前仲見世通り商店街 市場・商店街

果物屋×CD125 惚れ惚れする組み合わせ。

この世の外灯界の王者候補に認定。夜に見たかった。

熱海銀座の喫茶店で、しばしの休憩。

パインツリー グルメ・レストラン

テーブルがゲーム台でした。

パインツリー グルメ・レストラン

そして、今夜の宿はここ！伊東に行くなら、ここ！

ハトヤホテル 宿・ホテル

キーホルダーの昭和館に惚れぼれ…

ハトヤホテル 宿・ホテル

フォトジェニックな連絡通路。出るのはタメ息ばかり…

ハトヤホテル 宿・ホテル

こちらは海沿いにあるサンハトヤ。どちらに泊まっていても、双方の大浴場を利用できます。両ホテル間は送迎バスで15分。便数に限りがあるので、スケジュールをよく考えましょう。

伊東温泉　サンハトヤ 宿・ホテル

こちらもバブリーな館内。

伊東温泉　サンハトヤ 宿・ホテル

サンハトヤには屋内・屋外にプールが有ります。外のプールは夏期のみ。

伊東温泉　サンハトヤ 宿・ホテル

再びハトヤに戻ってきました。
ハトヤには自衛消防隊も完備！現在は法律が変わり、自前で消防車を持つことが難しくなったためナンバーは偽物。巡回できるのは敷地内のみだそうです。

ハトヤホテル 宿・ホテル

ハトヤの晩御飯。
プランにもよりますが、バイキングは一定程度の宿泊客が居る場合のみ。今回は平日で客の数も少なかったため、御前での提供でした。
バイキングよりゆっくり、良いものを食べられるのが嬉しいですが、バイキングが開催されるシアターホールも見てみたかった…

ハトヤホテル 宿・ホテル

夜の外観。秘密基地っぽさがありますね。

ハトヤホテル 宿・ホテル

旅行最終日、4日目の朝食はバイキングでした。
ひとつひとつの食材が豪華です。

ハトヤホテル 宿・ホテル

こちらは連絡通路を渡った先の、晩御飯がバイキングだった場合の会場となる「シアター」を見ることができました。豪華絢爛！

ハトヤホテル 宿・ホテル

マッチ、荷物タグ、お土産コーナーでもらった袋、テンションが上がるアイテム達です。

後ろ髪を引かれる思いでチェックアウト。
ランチは伊東駅の駅弁です。

伊東駅 駅

バスで錦ヶ浦へ向かい、こちらもレトロな空気が漂う、ホテルニューアカオを見学。すごい場所に建っています。

熱海温泉 ホテルニューアカオ 宿・ホテル

アカオを後にして、かなりの急坂を上ってロープウェイ山頂駅へ。
日本一短いロープウェーで、3分で下界へ到着です。

アタミロープウェイ 乗り物

行灯が美しい「みなみ製菓」で赤飯とババロアを購入。

みなみ製菓 専門店

最後に、熱海の純喫茶サンバードでアイス珈琲。美味しゅうございました。

サンバード グルメ・レストラン

帰りの飛行機は条件付きフライトながら、無事に飛んでくれました。
自分のスマホでビデオプログラムが見られるなんて、時代だなぁ。

以上、だらだらと綴ってしまいましたが、皆さま最後までお付き合いありがとうございました！