2017/05/11 - 2017/05/11
36位(同エリア408件中)
Kちゃんさん
台湾、宜蘭近くの烏石港にある「蘭陽博物館」に行く機会がありました。 この博物館は2010年にオープンした新しいもので、費用の多くは地元有力企業である金車グループ(カバランウイスキーやMr.Braunコーヒー)が出資しているそうです。 近代的な建物の中では宜蘭地区の歴史や文化を紹介していますが、展示内容は素晴らしく興味のあるもので是非機会があったら出掛けて頂きたいものです。 但し交通の便が良いとはいえず、台北駅からですと台鉄東部幹線の頭城駅から徒歩20分(TAXI5分)というもの。 パンフレットや展示物の説明に日本語が併記されているもののまだまだ普通の旅行者には簡単に行ってみるわけにはいかないかもしれません。 旅行社のオプションツアーには宜蘭酒造などとセットしたものもありますが値段的には九分あたりへのツアーに比べると格段に高いので余程何回も台湾を訪れている方でなければ選択に入って来ないかもしれません。 九分や金爪石あたりからはバスで30分位ですから九分囲観光とセットにしたオプションがあればポピュラーなものになってくるでしょう。 入場料は 大人NTD100、65歳以上のシルバーは無料です。
http://www.lym.gov.tw/jp/index_jp.asp
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
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烏石港。 亀山島への渡航もここからです。
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目立たない建物ですが烏石港から歩いて行くとバナーが出迎えてくれます。
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海岸近くの丘陵を模したというデザインの建物、低層に見えますが中身は4階建てです。 烏石港の由来となった「烏石」周辺の湿地帯を残し自然と調和するようにデザインされています。
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エントランスへは階段を下ります。
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エントランスホール。 常設展の入場料は大人100元、学生児童50元、65歳以上のシルバーは無料です。 常設展は4階へエスカレーターを上がって入場します。
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こちらは特別展示。 別途入場料が必要ですが今回は時間も無くはいりませんでした。
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4階から階下に降りながら展示を見ていくルートになっていますが、まずは宜蘭辺りの地形が太古の時代からどのように形成されてきたか、また宜蘭地区の自然がどのようなものかの展示です。
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山の多い宜蘭地区での主要な産業として林業がどのように開発されてきたか。
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そのなかでも日本統治時代に日本人や日本政府がどのように林業開発に関わってきたか、など詳しく展示されていますが、当時の切り出した木材をどうやって運び出したかなど、昔の写真は大変に興味深いものです。
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日本統治頃の宜蘭地区の地図
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こちらも日本統治時代の宜蘭地区交通図。 台北からの鉄道路線は既に整備され、そこからバス路線や林業の中心となる太平山に至る森林鉄道、亀島への航路など示されており興味深いものです。
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こちらは昔の農業風景を展示するコーナー。 水路から水田へ水を引き入れる足漕ぎのポンプです。
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脱穀機
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精米器
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当時の商店を画と模型で再現。 東北出身の日本人経営の奥州屋とのことです。 たばこの銘柄や冷蔵(?)ケースに入るビールの銘柄など大変興味深いもの。
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更に下の階へ降りると沿岸の「海」をテーマにした展示。 カジキ漁の様子。
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鯨の骨格や沿岸、近海の魚や生物の展示。
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そして宜蘭の歴史を太古から年表で展示。
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途中の日本統治時代が入りますが、展示内容を見る限りでは林業、農業、漁業、の発展に少なからず当時の日本人が関与していた様子がうかがえます。
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3階のデッキからは亀山島が望めます。
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常設展示のみでしたら途中説明を読みながら廻っても1時間ちょっとでしょうか。 1階にはカフェがあります。
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こちらは土産物販売コーナー。
冒頭に記しましたように一般旅行者にとって決して行き易い場所ではありませんが、展示は興味深いものですので機会が有ったら是非たずねてみてください。
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