2016/05/11 - 2016/05/12
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コゲメシ☆徘徊録さん
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R60★亀(亀次朗)であります。
気が付いてみれば天童温泉つるやさんとのお付き合いは早くも10年以上になっています。幾多の時代の流れを経て「檜風呂の宿つるや」から「ほほえみの空湯舟つるや」へと変貌をとげた山形天童温泉のこじんまりとしたお宿であります。 お部屋は昨年リニューアルされた広めの和洋室を予約しました。
この記事は2016年(平成28年)5月11日のものです。
- 旅行の満足度
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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幾多の困難を経てリニューアルしたつるやさんです。本来ならば、この記事は一年前に取材に行くべきだったんですが、つまらぬ病気に襲われて一年間養生期間が掛かってしまいました。およそ二年ぶりのつるや訪問であります。
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去年の五月、NHKの「イッピン」という各地の名産品を扱った番組で取材されたお宿です。番組は山形の名工が手作りしている椅子がテーマなのですが、とうとうと流れる源泉かけ流しの温泉に浸かってロビーでゆったりと寛ぐ光景が絵になる宿としてつるやが選ばれたそうです。
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番組そのものは山形の木工品の良さを伝えるものですが、つるやファンのわたし達にはたまらなく嬉しい映像を楽しませて頂きました。
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居心地の良い手作りの椅子に座って緑たっぷりの中庭をゆっくりと眺めてください。
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一昨年春のリニューアル以来、久し振りの訪問です。思い切った改築で雰囲気はちょっと変わりましたが、暖かいおもてなしの伝統は受け継がれています。
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かつてロビーにあった囲炉裏は中庭を眺める喫煙室に移設されました。あの居心地の良い囲炉裏端が喫煙場所になってしまったのは一寸残念ですけど、喫煙場所はここだけです。お部屋も含めて全館禁煙のお宿になった分、愛煙家の皆さんにはこの囲炉裏端で寛いで頂きましょう。
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この旅館は中庭を囲むように回の形になっています。この画像はロビーと正反対の場所の大名廊下に設えた椅子テーブル。無料の珈琲が用意されています。一回ごとに豆を挽いて淹れてくれる最新マシーンが備えられていました。ここでノンビリするのも楽しい時間でした。
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では暫くの間、新装なったつるやの魅力をお伝えしていきましょう。
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還暦を過ぎてしまうと残りの時間がとても気にかかります。既に鬼籍に入っている両親の年齢から推測しますと、残された年月は凡そ10年。末期にはベッドから起き上がれなくなる年月もあるでしょうから自力で旅行に行けるのは後何回あるのでしょうか。どうしても行っておきたい場所には早い内に行っておこうと思います。姫路・岡山・札幌・大阪・名古屋。。。行きたいというよりは、逢っておきたい方々との今生の大切な思い出創りに出掛けてみようと思う今日この頃であります。
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振り返ってみると、今まででつるやに泊まったのは(多分)七回。鶴弥は実母や妹と行っているのでもう一回多いのですが、その中で一番思い出深い、広い和洋室を予約しました。
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濡れ縁だった所が改装して畳敷きになりました。それまでだって充分広かった和室が更に広くなりました。ソファーに座れば坪庭の景色が眼に入ります。居ながらにして山形の風情を楽しむことのできる亀次朗お気に入りの場所であります。
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最近、足腰が弱くなってきたと実感している老夫婦は日本旅館でもベッドのあるお部屋をお願いするようになりました。数年前のリニューアル以来、老夫婦お気に入りの和洋室です。
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お部屋の露天風呂は生垣に囲われた落ち着いた風情です。
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総ヒノキ作りの湯舟は、その都度お湯を張れるように綺麗に掃除されています。蛇口からは100%源泉が流れてきます。夜風を受けながらゆったりと寛げるのが最高の贅沢であります。
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100%源泉かけ流し、贅沢三昧のお湯を楽しみましょう。
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さらさらとした温まるお湯が自慢のつるやさん。豊富な湯量を惜しげもなく源泉かけ流しで楽しめます。
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部屋数僅か24室のつるや。豊富な湯量に恵まれ贅沢なほど大きなお風呂場が用意されています。GW明けの平日だったのでこの広い温泉をほぼ独り占めさせて頂きました。
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大浴場もたっぷりと源泉かけ流し。さらりとした温まるお湯が魅力的です。
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洗い場の仕切り板は嬉しい配慮です。ん?何で椅子が二個づつあるんでしょう?お尋ねしましたら、湯桶の載せ台なんだそうです。勿論、小さいお子さん連れで子供用に使うのもありですね。
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広々とした内湯。いつも清潔に保たれています。ここのお湯が一番亀次朗の体にいいです。
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やや熱めの露天風呂。秋の紅葉、冬の雪景色、何度来ても飽きる事のなかった大好きなお風呂です。
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今回、内湯と露天風呂でお湯の感じが何だかちょっと違うぞ!と感じてしまいました。気になって何回も露天と内湯を往復してみたんですが、露天風呂の方が少し熱めで、ぬるっとした感じが強いように思えてならないんです。後でKOTOさんにお尋ねしてみた処、内湯と露天では配分されてくる源泉井戸が違うとの事でした。亀次朗的には露天風呂の体を包み込むようなまろやかなお湯がとても気に入りました。
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旅の楽しみは温泉と夕ごはんですね。天童温泉つるやは料理自慢の宿です。過去10年以上のお付き合いで一度もハズれた事はありません。さて今回はどんなお料理が楽しめるのでしょう。
お楽しみの夕ごはんです。14時にチェックインしてからお部屋露天風呂で体を洗って大浴場、露天風呂と温泉三昧していたのでお腹がペコペコです。「鶴亀さん達の夕ごはんは個室を用意しましたから」というので出向いてみましたら、あらら、大きく歓迎の案内がされています。こういうのって嬉しいもんです。 -
貸し切り宴会に使われる12畳ものお部屋。老夫婦だけの夕ごはんには勿体ない贅沢なお部屋を使わせて頂きました。
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さて、どんなお料理が楽しめるのでしょう。
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おお!随分と凝った料理が並んでいます。以前からお料理自慢の宿だったのですが、その伝統は正しく受け継がれています。
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まずは前菜盛り合わせから。天童鯉の紅白寿司、アスパラ生ハム巻き、お豆の浸し土佐酢ジュレ。どれも山形の地物をさりげなくアレンジしてあります。丸く赤いのはミニトマトなんでしょうけどミニトマトの載っている座布団は一体何なんでしょう。訪問したのが五月だったので武者兜のお飾りが付いています。
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武者兜の瀬戸物はお飾りではなくってお料理が隠されていました。西京たくあんです。
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さっき気になっていたミニトマトなんですけど、鯉のぼり付の爪楊枝に通されている座布団。一体何なんでしょう。一思いに喰ってみましたら柔らかいチーズの漬物でした。ミニトマトの酸味によく合う酒の肴でした。
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余りの旨さに感激していたら小皿に出してくださいました。とても柔らかくしっとりとしたチーズの中の方までしっかりと漬け込んであります。やはり山形の地酒が欲しくなってしまいました。
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お刺身は鮪と鮭。酒田港からの水揚げばかりでなく石巻からも新鮮なお魚が入って来るルートを持っているんだそうです。
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さて、お待ちかねの鍋物です。山形牛と庄内豚の盛り合わせ。地のお野菜もたっぷり。
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こちらはメニューにない鍋の具。お刺身で食べられる鯛を惜しげもなくしゃぶしゃぶして頂きました。贅沢の極みであります。
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口替わりに山菜のお浸し。キウイ酢を付けて頂きます。
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本日の焼き物は白身魚と真烏賊。烏賊の肝会え風になっています。お好みで手前のアスパラガスのソースを合わせて召し上がれ。
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ふ~お腹一杯です。もう食べられません。そうは言ってもこんな美味しそうな取り合わせが出て来たら無理をしてでも食べてしまいます。熱っ熱の炊き立てごはんの上に柚子味噌と鴨団子、更に胡麻の出し汁を掛けて頂きます。
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最近、殆どアルコールが呑めなくなった老夫婦。〆のデザートは嬉しいものです。ティラミスとラムレーズンのアイスクリーム。一日の終わりを名残惜しんで完食させて頂きました。ご馳走さまです。
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おはようございます。
夢のような一泊二日のつるやさんでの時間でした。夕べあれだけ食べたというのに朝になるとお腹が空いてしまっています。朝風呂を浴びたら朝ごはんを頂きましょう。
行いの悪い老夫婦のジンクスはここ山形まで続いています。昨日までのじとじと雨降りから一変して、お帰りの日は殆ど快晴な朝を迎えました。 -
朝ごはんは中庭を俯瞰する二階のレストランで頂きます。たっぷりの雨の後、朝日の輝く新緑が眼に眩しい中庭です。
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つるやの朝ごはんは大きく変わりました。以前は大きなお盆にたっぷりのお惣菜が並んでいました。元気だった頃は朝ごはんのお惣菜を肴に朝ビールや朝酒も楽しめたのですが、寄る年波で我ながら随分と小食になってしまいました。バイキングスタイルですから自分の胃袋に合った食事が楽しめます。
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つるや名物である山形地野菜をふんだんに使ったお惣菜は健在でした。新鮮な素材に優しい調理。そう、これが食べたかったんです。
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山形地野菜のお惣菜を中心にまとめてみました。昔ならお皿てんこ盛りにしてたでしょうけど。朝ビール朝酒だなんって夢の又夢でございます(忍び涙)。さあ、今日はドライブを楽しんでからおうちに帰りましょう。
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