春のレッサーパンダ紀行【５】 旭山動物園 元気な若パンダに宥めてもらいました・・・まだ少し寂しいノノ君旅立ち後の旭山

2017/05/20 - 2017/05/20

当初予定では４月中旬に来れたはずの北海道遠征ですが急な出張で延期になり約１ヶ月遅れでの渡道となりました。
遠征２日目の今日は旭川市旭山動物園です。

５月８日に長きに渡って旭山レッサーのエースを務めてきたノノ君が天国に旅立ち寂しくなった旭山のレッサー舎ですが、２０１４年生まれの友友ちゃん、２０１５年生まれの縞縞君、２０１６年生まれの雷雷君と雲雲ちゃんが若く元気な姿を見せてくれ寂しさを宥めてくれました。

人間も含めて動物には別れや世代交代は必定・・・だからこそ命は光り輝くのですよね。
ありがとう、ノノ君・・・やすらかに。


これまでのレッサーパンダ旅行記はこちらからどうぞ→http://4travel.jp/travelogue/10652280

エリア 旭川(北海道)

昨晩のうちに旭川に入り、今朝は旭川駅８時４０分発の路線バスで旭山動物園に向かいました。
旭山動物園到着は９時２０分、開園１０分前の正門前はちょっとびっくりの混雑・・・僕はもちろん動物舎に近く比較的空いている西門に移動してから入園しました。

旭山動物園の入園料は市外在住の大人で８２０円ですが年間パスが１０２０円とお得です。

開園と同時に入園し、お客さんがアザラシ館やホッキョクグマ館に吸い込まれて行くのを横目に、一番乗りでレッサー舎へ到着です。

現在、旭山動物園には７匹のレッサーパンダが暮らしています。

ノノ君の個体案内が外されているのが悲しい・・。

旭山レッサーを長年支えてきたノノ君は残念ながら５月８日に天国に旅立ちました。
下半身麻痺から外科手術・・・よく頑張ったね。

ノノ君、お疲れ様でした・・・やすらかに。

向かって左側の放飼場にはノノ君と栃さんの最後の子供となった友友（ヨウヨウ）ちゃんが出ていました。

ノノ君も栃さんも濃い毛色で娘の友友ちゃんもそれを見事に受け継ぎましたね。

栃さんもは朝一番では放飼場に出ていませんでした。

右側の吊り橋の放飼場にはここ２シーズン連続で繁殖に成功しているチャーミン君と渝渝（ユーユー）ちゃんが出ていました。

１３時頃を目途に午後は子供達と交替です。

放飼場の左右でかなりレッサー密度が違いますね・・・小選挙区なら違憲状態（笑）
種別調整者さんの承認を得れるのなら縞縞君を左の放飼場に移動させて友友ちゃんとペアを組むとか、それが無理なら雲雲（ユンユン）ちゃんを左に移動させるとかどうでしょうね？

中国からやって来て見事期待に応えて新しい血統を切り拓いてくれた渝渝ちゃん。

チャーミン君もそのスター性を裏切らない見事な活躍ですよね。

同時にリンゴを食べ終って２匹揃って竹の葉へ。

繁殖シーズンから外れたこの季節ではそれほど仲がいい姿は見られませんが、動作の端々に相性の良さが覗えます。

朝食を満喫中のチャーミン君。

鯖江にいた頃はあまり思わなかったのですがチャーミン君もたいがい毛色濃いですね。

お隣の放飼場の友友ちゃんもリンゴを食べ終わり竹の葉へ。

放飼場に出ているレッサー全員が竹の葉に向かったところで他の子に会いに行くことにしました。

他の園でももちろんそうなのですが、旭山も会いたい子がいっぱいいます。

ホッキョクギツネのお父さん。

大家族の長になれるはずが不慮の事故（感染症）で奥さんと子供達全員を失ってしまった彼・・・旭山は彼に新しい家族を作ってあげないのでしょうか？

なんとかしてあげたい・・・。

昨年はアムールトラとユキヒョウで繁殖に成功した旭山、今年はアムールヒョウのペアリングに力を入れてらっしゃるようです。

今日もキン君とルナちゃんが同居していました・・・雰囲気的にこちらがキン君？

こちらがルナちゃんの様に思います・・・違ったらすみません。

キン君とルナちゃんのペアリングの様子はこちらに詳しいです→http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/asahiyamazoo/news-blog/siiku-blog/d0598231.html

ユキヒョウはヤマト君が出ていました。

ここ数回の訪園は、ジーマちゃんと昨年生まれのリヒト君の展示の日を狙って来てたこともあり、ヤマト君に会えたのは久々な様な気がします。

旭山はアムールトラも熱いです。

キリル君は元々のライオン舎で午前中の展示・・・午後はライオンのライラ君とレイラさんに放飼場を引き渡します。

本来のアムールトラ舎側にはザリアちゃんと、

昨年生まれの双子ちゃん、ソーン君とナージャちゃんが出ていました。

もちろんまだお母さんの域には達しませんが二頭とも大きくなりましたね

ホッキョクグマ舎です。

相変わらずキラッキラに真っ白なピリカちゃん。

ルルちゃんと同居していました。

メイン側放飼場にはイワン君。

ここ数年、イワン君＆サツキちゃん、イワン君＆ルルちゃん、そして、昨年くらいからはイワン君＆ピリカちゃんもペアリングに加わりましたが、なかなか成果のあがらない旭山。
もちろん、繁殖だけが全てと言うわけではないですが、ホッキョクグマの種別調整園であり、女の子を３頭も抱える旭山だけに、そろそろ新しい展開が必要な時期のの様に思います。

アミメキリン舎。

ゲンキ君と結ちゃんは別居中。

午前中はまだ水が綺麗なカバ館。

水中で裏返ってみたり、倒立してみたりととってもアクティブな百吉君。

それにしても百吉君は本当に大きくなりましたね・・・旭子ちゃんとの同居はまだ先かな？

この水槽でカバの子育てが見れたらすごいでしょうね。

モデルが誰かは知りませんが、このカートを見る度にノノ君を思い出します。

レッサー舎に戻ると栃さんが出ていました。

今年１６歳になる栃さん、続くのが渝渝ちゃんとチャーミン君の６歳なので圧倒的最年長ですね。

友友ちゃんは冷たいコンクリの上でまったり。

ママと仲良くお昼寝・・・もうさすがに親子と言う感情はないでしょうけどね。

縦位置でも撮ってみました。

運動能力抜群の友友ちゃん・・・そう言えば放飼場から脱出しちゃったこともありましたね。

昨日に引き続き今日も北海道は暑いですが、若い友友ちゃんはとっても元気でした。

栃さんは日陰でゆっくり休んで体力温存してね。

暑い日は無理に出て来ることないからね。

渝渝ちゃんは吊り橋の上でお昼寝。

レッサーは寝てても営業ができます。

吊り橋に上がりたいチャーミン君と渝渝ちゃん。

チャーミン君は奥さんにかなり気を使っているようでした。

なんとか吊り橋に上れたチャーミン君は吊り橋の端のステイでお昼寝。

以前、ノノ君がよくここでお昼寝してましたね・・・ここで舌をペロペロして暑さを凌いでいたノノ君を思い出します。

渝渝ちゃん。

後ろあんよが激可愛い！！

むっくり起き上がった渝渝ちゃん。

キーパーさんがバックヤードに入られたよう、そろそろ交替の時間のようです。

まずは交替のない左側の放飼場でのリンゴタイムです。

娘より先に栃さんがキーパーさんに駆け寄りました。

元気にリンゴをねだる栃さん！！

栃さんファンの僕にとってはとても嬉しい光景でした。

遅ればせながら友友ちゃんも参戦です。

お隣の様子が気になるチャーミン君。

渝渝ちゃんも気になります。

右側の放飼場はチャーミン君と渝渝ちゃんが収容され、子供達が出てきました。

一昨年生まれの縞縞（ガオガオ）君、昨年生まれの雷雷（レイレイ）君、雲雲（ユンユン）ちゃんです。

育ち盛りの３匹だけに黙々と竹の葉を食べます。

雷雷君。

お兄ちゃんの縞縞君はチャーミンパパ似だと思うのですが、雷雷君と雲雲ちゃんは毛色も含めて渝渝ママ似ですね。

雲雲ちゃん。

２匹のお兄ちゃんに比べると小柄でとっても可愛い女の子です。

自分の前の竹の葉を落してしまい、縞縞兄ちゃんの竹の葉を奪った雷雷君。

兄妹で切磋琢磨して逞しく育っているようですね。

まともな写真がこの1枚くらいしか撮れませんでした・・・縞縞君、ごめん！！

野生では基本的には単独で暮らす大人のレッサーパンダですが、年下の弟妹との同居は縞縞君の経験値を上げる意味でもいい事だと個人的には思います。

でも、出来ればそろそろ縞縞君にはお嫁さんが欲しいですね・・・お隣の友友ちゃんとじゃ駄目ですかね？？

左側の母娘もがっつり竹の葉を食べていました。

栃さん。

美味しいね！！

ホッキョクグマ舎ではピリカちゃんがプール遊び。

今日は暑いね～。

アムールトラ舎は１３時３０分を目途に母子からノンさんに交替予定とお聞きしていましたが、母子が帰宅拒否することも度々でノンさんの展示が出来ない日もあるとのこと・・・今日はばっちり帰宅拒否だったようです（苦笑）

ノンさんには是非会いたかったのですが、こればっかりは仕方ないですね。

空洞丸太で遊ぶザリアさん・・・この至近距離で見ると迫力満点ですね。

暑さも手伝って今日は少し疲れました・・・早目に札幌に移動。

ＪＲの旭山動物園切符のポスター可愛いです。

明日はもちろんマルズです。