河津桜と景色・温泉は絶好調でも、食事はお値段どおり

2017/02/19 - 2017/02/20

　2月上旬、河津桜が満開だというニュースを、テレビが何度も流していました。
　河津桜は、まだ見に行ったことがありません。思い立ったらいつでも出かけられる状態になった今年は、特にそそられました。
　この桜は、満開状態が1月以上も続きます。満開になってから計画を立てても十分間に合うこともあり、連れ合いに声をかけてみると、行ってもいいという返事が帰ってきました。
　更には、河津の近くの熱川に1泊2食で6千円程度、バスの送迎もある「おおるりグループ」が経営するホテルがあるとも言ってくれます。早速、サイトを見たものの、予定日の2月20日前後は3軒共に満室でした。
　ではと、別のサイトを探してみると、1泊2食税別が8800円という「熱川ハイツ」のプランを見つけました。飲み放題は＋700円なので、1人当り1万円少々あれば足りるため、即座に予約を入れました。
　次は旅行計画、と言っても以下のとおりの簡単なものです。
　出発日の2月19日は、伊豆の東海岸をブラブラし、時間があれば河津まで足を伸ばして桜を下見してから宿へ着くだけ。
　翌日は、早めに出発し、ゆっくり桜見物をした後、河津七滝に寄り道して、沼津辺りから高速に乗って帰る。

エリア 河津温泉郷・今井浜(静岡)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 2.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

　千葉県内の自宅を出発したのは7時過ぎでしたが、日曜だったためか、東名は空いていました。難所の熱海もスムーズに通過できたため、伊東到着は11時です。
　これなら、マップルで最も美味しそうに見えた伊東の海鮮ランチを食べられます。そこで、時間調整までして行ったのですが、平均以下の味でガッカリです。
　食べ終ったのは12時30分。十分すぎるほど時間があります。そこで、しばらく行っていない城ヶ崎へ寄り道です。

門脇つり橋(門脇灯台) 名所・史跡

　城ヶ崎では、目に入った駐車場に車を入れましたが、有名な吊り橋からは遠い方だったため、かなり歩かされました。
　それにもかかわらず、小場所なので、13時過ぎ到着、14時撤収です。
　まだ、河津に向かうには早いので、何かないかなとマップルの地図を探すと、稲取で「つるし雛祭」をやっていることが判り、そこに向かうことにしました。

　正式名称は、雛のつるし飾りです。今年の開催期間は1月20日から3月31日まででした。
　最も立派に見える構図はピンぼけだったので、次点のこの写真を出します。
　この会場は、日曜にもかかわらずガラガラです。入場料は300円ですが、駐車場は無料なので、時間つぶしには恰好でした。

稲取文化公園 公園・植物園

　こんな飾りもありました。
　会場は2ヶ所に分かれています。入場したのは街中の方。もう1ヶ所は時間が無さそうなのでパスしました。
　なお、こちらの方には足湯と小規模な庭がありました。

　河津桜も咲いていましたが、15時30分になりました。
　本命の河津に向かいます。

　河津に到着して最初の作業は、駐車場探しです。
　河津駅前を通過する際、大変な人手と渋滞だったので少々ビビったのですが、帰りの人と帰り車が原因で、会場へ向かう車は少ないことが判りました。
　少し安心して車を走らせると、駐車場の案内看板が多数目に入りました。
　ただ、桜並木は約3km続きます。あまり手前では、全体像が掴めません。そこで、いくつかの案内を無視してから曲がると（といっても、我慢できたのは駅から300ｍほどです）、駐車場になっている小学校に行き会いました。ちょうど、出てくる車があったので、整理をしている人に聞くと、空きは埋まってしまったが、2台ほど出庫しそうな車がいるから待っていろとのこと。言葉どおりの結果でラッキーでした。なお、小学校は、河津町立南小学校です
　川沿いに出ると、このとおりの人出です。

　私が土手道に出た荒倉橋と上流の来宮橋の間は、川の片側にしか桜が植わっていません。
　でも、露天商が出ているのは、来宮橋と伊豆急の鉄橋の間だけなので、桜見物と買い物とを兼ねた観光客でごった返していました。

　この写真は、この日に行った最上流の豊泉橋から上流を見たところです。
　ＴＶの撮影は、この辺りから上流で行ったのだろうと思われます。
　来宮橋上流には露天が出ていません。そぞろ歩きの観光客だけだし、桜の密度も高いため、花見に限るなら、こちらをメインに歩くのが良いでしょう。
　なお私は、先に下流の鉄道の鉄橋まで行き、引き返して、両岸に桜が咲いている来宮橋上流の豊泉橋を渡って反対側を戻ってきました。

　本日宿泊する熱川ハイツの部屋です。
　広さは十分　清潔度もまずまず。
　温泉も、良いお湯でした。

熱川温泉　熱川ハイツ 宿・ホテル

　以下は2日目の写真です。
　これは、部屋の窓から見た朝焼けの利島（多分合っているはず）。
　ただ、この絶景が、此処の評価を下げている原因の1つ。つまり、町から離れた高台に建っていることで、温泉街の散歩や買い物ができないという、もう一つの温泉の楽しみが不可能なためです。
　従って、この宿に泊まるなら、飲み物や食べ物を持参しないとさみしい思いをしますよ。

　部屋の足下は、こんな崖です。ほんと、景色は良かったですよ。
　ご飯は、朝晩共にバイキングです。
　料理の種類は、揚げ物、おでんなどに、カニ足、ウニ、サザエ、数種の刺し身等も加わって十分でした。また、イクラ乗せ放題の自分で作る勝手丼のコーナーにも、多くの人が群がっておりました。
　ただ、伊豆名物のキンメダイはかけらも無い、マグロの刺し身はキハダかビンチョウ、サザエの殻に載っているのはニシという当然と言えば当然のレベルです。
　でも、ニシのグラタンはそれなりに美味しかったし、刺し身も、マグロ船の漁師が好物だというワサビマヨ醤油で食べる、わさび強めのヅケにして茶漬け等で対応したため、それなりに美味しい晩ご飯を愉しみました。
　なお、700円の飲み放題は、システムが少し複雑で戸惑いましたがお得でした。

　これは大島
　「熱川ハイツ」のごちそうは、景色と温泉だということが判る写真です。

　本日は、午前中に河津を脱出して、上流の河津七滝に抜ける予定です。
　そのため、渋滞に巻き込まれないよう、前日の駐車場でもらったお花見マップを参考にして、桜並木の最上流地点にある「涅槃の桜」の駐車場へ入れました。

　こんな桜並木が続きます。
　橋に行き当たる度に、中央部まで行って良い写真を狙いました。
　此処は、「かわづいでゆ橋」から下流を撮したものです。

　上と同じ場所の上流方面です

　豊泉橋の少し上流の河原からです。
　何カ所か、河原に下りられる場所があります。

　河津桜の花はこんな感じでした。

　梅も咲いていました1

　涅槃の桜の駐車場まで戻ってきました。
　10時10分です。河津七滝に向けて出発です。

　自動車は、河津七滝駐車場へ置きました。　無料です。
　桜の方は大混雑なのに、こちらはガラガラです。
　駐車場を下るとこんな看板があったので、素直に従いました。
　この時点で10時36分

七滝観光センター グルメ・レストラン

　小さい滝ですが、何故か垂直に落ちています。

　こんな階段を上り

　こんな橋を渡り

　更に、こんな吊り橋を渡ると

　釜滝に到着です。
　約30分の散歩で到着します。
　この後、三島方面に走って、道の駅などを冷やかしながら走っていると、雨が降ってきました。月ヶ瀬梅林に寄って何か食べようと思ったのですが雨のためパス。

釜滝 自然・景勝地

　三島に出れば、何かあるだろうと思って地図を見ると、三嶋大社が目に入りました。有名な神社なので、門前には古くからの名物があるだろうと思い、そこへ向かいました。
　13：30到着。雨が強くなってきました。何でも良いからお腹に入れようと、目に入った蕎麦屋に入りましたが、下級の立ち食いレベル。
　雨だし、これでは仕方ないと帰宅することにしました。
　でも、この道中が大変。途中から篠突く様な豪雨で、ワイパーの速度を上げても直ぐに視界が遮られてしまいます。命からがら逃げ帰るという、我が家によく起こる竜頭蛇尾の旅行となりました。