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子供もそろそろ3歳になろうとしています。<br />3歳になると航空運賃がかかってしまうのです。<br />よって、その前にどこかに旅立ちたいと思い、忙しい年度はじめに、徳島県を初訪問しました。<br />行先は牟岐町にある出羽島(てばじま)です。<br />出羽島訪問前に、高知県の甲浦(東洋町)も少し立ち寄りました。

旅する幼児~徳島の出羽島を訪問(+ちょっとだけ高知)中篇

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2017/04/24 - 2017/04/26

101位(同エリア298件中)

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29

家守

家守さん

子供もそろそろ3歳になろうとしています。
3歳になると航空運賃がかかってしまうのです。
よって、その前にどこかに旅立ちたいと思い、忙しい年度はじめに、徳島県を初訪問しました。
行先は牟岐町にある出羽島(てばじま)です。
出羽島訪問前に、高知県の甲浦(東洋町)も少し立ち寄りました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
交通
4.0
同行者
乳幼児連れ家族旅行
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
高速・路線バス JALグループ JR特急 JRローカル 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • 先にバス停にいた、ご婦人4人組と一緒にマイクロバスに乗車。<br />20人乗り程度のマイクロバスですが、満席になることはありませんでした。<br /><br />道は、かつての旧道を走り始めると、結構右に左にと曲がりくねった道が続きます。<br /><br />そんななか、一緒に乗車したご婦人方が声をかけてきたのでお話ししていると、この先の宍喰ご出身の皆さまで、この旧道はかつての通学路だと聞いてびっくり。

    先にバス停にいた、ご婦人4人組と一緒にマイクロバスに乗車。
    20人乗り程度のマイクロバスですが、満席になることはありませんでした。

    道は、かつての旧道を走り始めると、結構右に左にと曲がりくねった道が続きます。

    そんななか、一緒に乗車したご婦人方が声をかけてきたのでお話ししていると、この先の宍喰ご出身の皆さまで、この旧道はかつての通学路だと聞いてびっくり。

  • 揺れが心地よいのか、抱っこしていた子供はあっという間に夢の中に。<br /><br />曲がりくねった道を進むと、カーブに差し掛かったところで、先ほどのご婦人方が「これがレンコンよ」と教えてくれました。<br /><br />レンコン?<br /><br />後で調べたら「漣痕」というもので、約4千万年前の海底で、水の流れによって運ばれた砂の層の表面が波状になって、その後固まって地上に現れたものだそう。なんと、国の天然記念物に指定されていました。

    揺れが心地よいのか、抱っこしていた子供はあっという間に夢の中に。

    曲がりくねった道を進むと、カーブに差し掛かったところで、先ほどのご婦人方が「これがレンコンよ」と教えてくれました。

    レンコン?

    後で調べたら「漣痕」というもので、約4千万年前の海底で、水の流れによって運ばれた砂の層の表面が波状になって、その後固まって地上に現れたものだそう。なんと、国の天然記念物に指定されていました。

    宍喰浦の化石漣痕 自然・景勝地

    宍喰ご出身の方に教えていただいた国の天然記念物 by 家守さん
  • ご婦人方は、宍喰で皆さん下車されました。色々とありがとうございました!<br /><br />バスは、ところどころ停車してお客さんを乗せたり降りたり。<br />かれこれ40分ほど乗車した頃、右手の海の向こうに島が見えてきました。<br />どうやらこれから向かう出羽島のようです。

    ご婦人方は、宍喰で皆さん下車されました。色々とありがとうございました!

    バスは、ところどころ停車してお客さんを乗せたり降りたり。
    かれこれ40分ほど乗車した頃、右手の海の向こうに島が見えてきました。
    どうやらこれから向かう出羽島のようです。

  • 約1時間、終点の牟岐に到着です。鉄道路線とは違って、町中を走るのがバスのよいところ。地域を見聞きできてよかったです。<br /><br />バスを降りて、一旦駅をめざそうとしていたところ、中を点検していた運転手さんがやってきて「忘れ物」といって松ぼっくりを渡してくれました。子供が置いたんですね。ありがとうございました!<br />バス停車場前のお店にて食料を調達。

    約1時間、終点の牟岐に到着です。鉄道路線とは違って、町中を走るのがバスのよいところ。地域を見聞きできてよかったです。

    バスを降りて、一旦駅をめざそうとしていたところ、中を点検していた運転手さんがやってきて「忘れ物」といって松ぼっくりを渡してくれました。子供が置いたんですね。ありがとうございました!
    バス停車場前のお店にて食料を調達。

  • ゆるゆると港に向かいます。<br />淡水と海水が入り混じる川のようなところに出ました。<br />ボラらしき魚がピョンピョンはねていました。

    ゆるゆると港に向かいます。
    淡水と海水が入り混じる川のようなところに出ました。
    ボラらしき魚がピョンピョンはねていました。

  • 途中ボラ見学などしていたので、駅近くのお店から約15分で連絡船乗り場に到着。<br />待っている船を見たら漁船みたいでした。と思っていたら、やはり漁船だったようです。島に渡ってから、宿に方に定期船・大生丸(おいけまる)はドック入りしているとお聞きしました。<br /><br />ぽつぽつ雨も降ってきたぞ。

    途中ボラ見学などしていたので、駅近くのお店から約15分で連絡船乗り場に到着。
    待っている船を見たら漁船みたいでした。と思っていたら、やはり漁船だったようです。島に渡ってから、宿に方に定期船・大生丸(おいけまる)はドック入りしているとお聞きしました。

    ぽつぽつ雨も降ってきたぞ。

  • 海外からの観光客1名と地元の方4名、そして我々一行を乗せた船は、島に向けて出発!<br />外海に出ると、結構揺れるぞ……。

    海外からの観光客1名と地元の方4名、そして我々一行を乗せた船は、島に向けて出発!
    外海に出ると、結構揺れるぞ……。

  • 約15分、無事出羽島に到着。<br />宿の方がお迎えに来てくれて、ご挨拶もそこそこにそのまま一緒に宿まで。<br />本日から2日間お世話になるお宿は、「民宿まるわ」さんといいます。<br />といっても、素泊まりでキッチンは自由に利用できる、ほぼセルフサービスのお宿なのです。<br /><br />宿内の説明を受けた後、旅装をといて、ご飯の準備をします。<br />雨がぽつぽつ降っていますが、日が沈むまでは今少し時間があるので、少し島内を散策することに。

    約15分、無事出羽島に到着。
    宿の方がお迎えに来てくれて、ご挨拶もそこそこにそのまま一緒に宿まで。
    本日から2日間お世話になるお宿は、「民宿まるわ」さんといいます。
    といっても、素泊まりでキッチンは自由に利用できる、ほぼセルフサービスのお宿なのです。

    宿内の説明を受けた後、旅装をといて、ご飯の準備をします。
    雨がぽつぽつ降っていますが、日が沈むまでは今少し時間があるので、少し島内を散策することに。

  • 出羽島(てばじま)は、徳島県海部郡牟岐町にある島です。<br /><br />周囲約4kmの小さな島ですが、資源は豊富にそろっています。<br />平成29年2月に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された町並みや、小さな島とは思えない原生林、オオウナギ、そこに暮らす人々、どれをとっても魅力あふれているのです。<br /><br />本日から2泊、この島の魅力を実体験したいと思います。

    出羽島(てばじま)は、徳島県海部郡牟岐町にある島です。

    周囲約4kmの小さな島ですが、資源は豊富にそろっています。
    平成29年2月に国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された町並みや、小さな島とは思えない原生林、オオウナギ、そこに暮らす人々、どれをとっても魅力あふれているのです。

    本日から2泊、この島の魅力を実体験したいと思います。

    出羽島 自然・景勝地

    おススメの離島としておススメしたいです by 家守さん
  • 写真に写るのは、洲鼻西部の町並み。徐々に薄暗くなってきて、軒先に明かりが灯りはじめました。<br />今日は天気もすっきりせず、だいぶ暗くなってきたのでまた明日散策することに。

    写真に写るのは、洲鼻西部の町並み。徐々に薄暗くなってきて、軒先に明かりが灯りはじめました。
    今日は天気もすっきりせず、だいぶ暗くなってきたのでまた明日散策することに。

  • 帰りは、海沿いに続く道から宿に戻ることに。<br /><br />その途中、ちょうどよい高さの椅子(切り株)があって、「○○ちゃんの」と座ってにっこりする子供。

    帰りは、海沿いに続く道から宿に戻ることに。

    その途中、ちょうどよい高さの椅子(切り株)があって、「○○ちゃんの」と座ってにっこりする子供。

  • 宿に戻り夕ご飯。本日のメインはカレーライス。この宿は素泊まりなので、事前に買ってくるか、自ら作るかするかしないといけないのです。旅先に来てまで食事を作ってくれた妻に感謝。<br /><br />写真は、牟岐の店で偶然見つけて購入したもので、「牟岐の押し寿司」と書いてあります。。<br />ご飯の中には、甘く味付けしたシイタケやニンジン、タケノコなどが入っていて、ボリュームもあり、なかなか美味でした。

    宿に戻り夕ご飯。本日のメインはカレーライス。この宿は素泊まりなので、事前に買ってくるか、自ら作るかするかしないといけないのです。旅先に来てまで食事を作ってくれた妻に感謝。

    写真は、牟岐の店で偶然見つけて購入したもので、「牟岐の押し寿司」と書いてあります。。
    ご飯の中には、甘く味付けしたシイタケやニンジン、タケノコなどが入っていて、ボリュームもあり、なかなか美味でした。

  • 食事をしていたら、宿のご主人がやってきました。夜に活動するオオウナギを見に行こうというので、夜の町に繰り出しました。<br /><br />すると、オオウナギ(カニクイ)、いましたいました。<br />町指定の天然記念物であり、カニも食べることから「カニクイ」とも呼ばれているそうです。<br />餌のミミズ(巨大!)をあげると、ものすごい勢いでパクっ!<br /><br />そうしているうちに夜も更けました。

    食事をしていたら、宿のご主人がやってきました。夜に活動するオオウナギを見に行こうというので、夜の町に繰り出しました。

    すると、オオウナギ(カニクイ)、いましたいました。
    町指定の天然記念物であり、カニも食べることから「カニクイ」とも呼ばれているそうです。
    餌のミミズ(巨大!)をあげると、ものすごい勢いでパクっ!

    そうしているうちに夜も更けました。

  • 旅の2日目。朝から天気は良好です。とはいえ、本日も快晴とまではいかない天気どうなることか。<br /><br />まずは、宿の外観を撮影してから、いざ出発!

    旅の2日目。朝から天気は良好です。とはいえ、本日も快晴とまではいかない天気どうなることか。

    まずは、宿の外観を撮影してから、いざ出発!

  • 集落の中の道を歩きます。この町並みは本町地区。<br />出羽島は車が1台もありません。そのため、荷物運搬にかかせないのが、写真に写る「手押し車」です。

    集落の中の道を歩きます。この町並みは本町地区。
    出羽島は車が1台もありません。そのため、荷物運搬にかかせないのが、写真に写る「手押し車」です。

  • もうひとつの特徴は、「ミセ造り」です。昨日甲浦(高知県東洋町)でみた「ぶっちょう」と同じようなもので、折りたたみ式の雨戸で、上ミセと下ミセにわかれ、下ミセは、写真のように縁台として使用できます。

    もうひとつの特徴は、「ミセ造り」です。昨日甲浦(高知県東洋町)でみた「ぶっちょう」と同じようなもので、折りたたみ式の雨戸で、上ミセと下ミセにわかれ、下ミセは、写真のように縁台として使用できます。

  • 港に来ました。今日は風もなくおだやか。

    港に来ました。今日は風もなくおだやか。

  • 港のすぐ横に「津波避難用タスカルタワー」があります。<br />とても大事な施設です。

    港のすぐ横に「津波避難用タスカルタワー」があります。
    とても大事な施設です。

  • これから、島の南部にある灯台方面をめざします。<br />正面に見えるのは共同井戸。その奥に、昨夜見たオオウナギ(カニクイ)がいるのです。

    これから、島の南部にある灯台方面をめざします。
    正面に見えるのは共同井戸。その奥に、昨夜見たオオウナギ(カニクイ)がいるのです。

  • 登り始めてすぐに周囲が緑に覆われます。<br />小さな島なのに、こんなに緑勢豊かなのがビックリ。

    登り始めてすぐに周囲が緑に覆われます。
    小さな島なのに、こんなに緑勢豊かなのがビックリ。

  • 分岐点があり、灯台は左ですが、右に行きます。現れたのは広大な広場と、その奥に体育館。ここは、出羽小学校跡地。平成21(2009)年に廃校になり、体育館は集会所として残し、運動場はヘリポートになっています。

    分岐点があり、灯台は左ですが、右に行きます。現れたのは広大な広場と、その奥に体育館。ここは、出羽小学校跡地。平成21(2009)年に廃校になり、体育館は集会所として残し、運動場はヘリポートになっています。

  • 先ほどの分岐点に再び戻ってきて、灯台をめざします。いきなり踊り場のない急な階段が永遠と続きます……。<br /><br />子供が「○○ちゃん限界」と抱っこをねだってきます。マジすか!

    先ほどの分岐点に再び戻ってきて、灯台をめざします。いきなり踊り場のない急な階段が永遠と続きます……。

    子供が「○○ちゃん限界」と抱っこをねだってきます。マジすか!

  • それでも頑張って歩く子供。えらいぞ!(親バカ)

    それでも頑張って歩く子供。えらいぞ!(親バカ)

  • 灯台が近くなってきた頃、再び延々と続く階段が目の前に現れました。<br /><br />子供が「トンネルだー」と。<br /><br />確かに木々のトンネルになっています。<br /><br />抱っこを要望する子供をなだめ鼓舞しつつ、階段を一歩ずつ登ります。

    灯台が近くなってきた頃、再び延々と続く階段が目の前に現れました。

    子供が「トンネルだー」と。

    確かに木々のトンネルになっています。

    抱っこを要望する子供をなだめ鼓舞しつつ、階段を一歩ずつ登ります。

  • なんと、延々と続く階段を登りきった子供がんばった!!<br /><br />登りきったところで、昨夜オオウナギのエサになった巨大ミミズを発見!子供の手と比較してみました。長さ30cm程度。太さ1cm強。数十年前に地元の山で見て以来だ。

    なんと、延々と続く階段を登りきった子供がんばった!!

    登りきったところで、昨夜オオウナギのエサになった巨大ミミズを発見!子供の手と比較してみました。長さ30cm程度。太さ1cm強。数十年前に地元の山で見て以来だ。

  • そこからほどなくして、お目当ての灯台に到着!

    そこからほどなくして、お目当ての灯台に到着!

  • 灯台付近から見た眺望。見える島々は、いずれも無人島。

    灯台付近から見た眺望。見える島々は、いずれも無人島。

  • 灯台付近で一休憩。なお、現在の出羽島灯台は、昭和34年3月に完成したもの。

    灯台付近で一休憩。なお、現在の出羽島灯台は、昭和34年3月に完成したもの。

  • 休憩を終えて先に進みます。少し下ると道が二手に分かれます。が、左の「東廻り遊歩道」は崩落箇所があるため通行止めとなっています。よって、西廻り遊歩道方面に進みます。<br /><br />→後篇につづく

    休憩を終えて先に進みます。少し下ると道が二手に分かれます。が、左の「東廻り遊歩道」は崩落箇所があるため通行止めとなっています。よって、西廻り遊歩道方面に進みます。

    →後篇につづく

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