2016/08/13 - 2016/08/18
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shiqueさん
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2016年8月、お盆休みに休暇が取れた私たちは
3月に訪れたベトナムに置き忘れてきた帽子を探しに
再びホーチミンの地に向かう事にしました。
航空チケット+宿代だけの終日自由行動という
どこがツアーか良く分からない格安ツアーに参加。
これは私たちにとっては逆に都合が良い。
前回のインドシナ横断旅行記最終編を回想しながら
今回は6日間しっかりホーチミンを満喫したいと思います。
まったりした旅行記ですがお付き合い下さい。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 観光
- 3.5
- ホテル
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス 観光バス 徒歩
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-
目の前に広がる風景はSF映画の中の近未来なのか?
それとも、夢を掴み取ろうと前に進み続けた
記憶の奥に眠る昭和の思い出の世界なのか?
遥か彼方の異空間に聳え立つ高いビルと
刻々と形を変え高く盛り上がる灰色の雲が
僕たちの五感を現実からどんどん遠い世界に引き離して行く。
2016年8月
僕たちの真上にある太陽は重力の分しか影を作らず
街を通り抜ける風は僅か秒速5センチメートル。
ホーチミンと言う大都会の下町を今
僕たちは再び性懲りも無く流離っている
無くしてしまったあの僕の帽子を探すために。 -
僕たちは写真のこの喧騒に
偶然巻き込まれたのではありません。
数ヶ月前には、見る気力を無くしてしまった
この街の姿を自分の目でしっかり記憶するために
ここホーチミンまで、またやって来たのです。
期待通りの風景が広がるホーチミンの喧騒。
この街は6日間毎日、僕たちを楽しませてくれそうです。
しかし、実は今、道に迷っていますが・・・・。 -
下町で見た灰色の雲がすっかり吹き飛ばされ青空
その下に、おもちゃのジオラマの中に置かれたベンタイン。
いつもは大量のバイクと車とさらに人が行き交い
ごった返しているベンタイン市場前の交差点。
その空間から動くものが一瞬消え去り
時間が止まったかのような静止画の風景が広がる。
タイムスリップ、それはきっとどんな時でも
僕たちの生活の傍らにこっそり潜んでいて
ほんの少しの違和感と共に起こり得るものなのでしょう。
僕たちの時計もしばし時間を止めて
5ヵ月前の世界に戻してみる事にしましょう。 -
2016年 3月 11日
インドシナ横断旅行 13日目 ホーチミン1日目。
朝5時半、まだ辺が薄暗い中ダナンの宿を出て
ホーチミンの空港に着いたのは10時半。
1区の北の外れに取った宿まで昼の混雑もあって
空港からのタクシー (140,000VND) 移動には
少し時間が掛かったものの、概ねスムーズに事は運びました。
宿で荷ほどきをして、早速宿のある通りで遅めの昼食。
午後1時半、ホーチミン最初の食事はブン・ボー。
牛骨、筋を煮込んだ濃厚な味のスープに
牛肉、すじ肉、ソーセージの豪華スペシャル版、40,000VND也。
相棒には、くどいと不評でしたが
私は今回ベトナムで食べた麺類では1番でした。 -
タイからラオス、ベトナムと移動してきた今回の旅行も
残すところあと2日になってしまいました。
たどり着いた最後の地と言うこの言葉は
見えない何かに追い立てられている様で
体も心も重く沈み込んでしまいます。
そんな気持ちをポケットに押し込んで
まずは街の中心地へとバスで向かうことにしました。
バス移動。
ホーチミンはやはり広い街です。 -
ホーチミン、平日午後2時。
クーラーもあまり効かない
片道6,000VNDのローカルバスの中。
客は少なく、車掌さんは静かに目を閉じ
昨夜の夕食の風景を思い出している。
静かに流れてゆくこの街の日常が
私たちに纏い付く重く沈んだ空気を
決して嫌いでは無い熱帯のねっとりとした
いつもの空気にあっさりと変えてしまう。
この15分のバス旅行は財布にも優しい30円也。 -
ホーチミンと言えばベンタイン市場。
相棒がお土産を見てみたいという事でやって来たベンタイン。
西欧人中心に外国の観光客で混雑しています。
観光客相手の店なので当然価格は高いです。
観光で見るのは良いですが購入する場所ではないですね。
実際、ある店で値段交渉を始めた途端
店員の口から出てくる汚い日本語の数々。
書くのもはばかれる日本語を誰から習ったのか
大声で怒鳴り立てるその態度には閉口。
二度とこの場所には来る事は無いでしょう、残念。
ベトナムが嫌いになりたくない人は
ベンタインに行かない事を強くお勧めします。 -
この国最大の都市ホーチミンの中心地帯は
建物も道路も新築・改装の熱気に包まれています。
背の高い重機や遮蔽壁は新興の象徴として
この街に熱いカオスを騒音とともに撒き散らし
体感+10℃の熱風は旅行者を苦しめます。
そんな時、ドンコイ通りの青い看板が映える
市民劇場の前をピンクのピンヒールで
颯爽と駆け抜けて行くクールストラティン。
これが私の目の前に繰り広げられる現実のホーチミン。 -
ドンコイ通りの両側には洒落た物を扱う店が並んでいます。
人通りは多くはないですが、日本人の密度は高いです。
ガイドブックのメインページを賑わすこの通りが
私の好奇心を引き付けたのは、空高く背を伸ばす街路樹。
犇めくビルディングの隙間を摺り抜ける様に
ビルの屋根よりも高く伸びる街路樹は
通りに涼しげな木漏れ日の絨毯を敷き詰め
その上に小さく可愛らしい黄色い花を
音も立てず遠慮がちに散りばめています。 -
3月のホーチミンは本当に暑い。
ガイドブック片手に観光地を
公共交通機関と自分の足で回るのは疲れます。
ベンタイン市場での嫌な思いもあって
体も気持ちも重く夕食は宿近くの屋台で
お酒はファミマのサイゴンビールで済まして
今夜は早く寝ることにします。 -
14日目、ホーチミン2日目。
いよいよ観光最終日。
早起きして精力的に観光地を回りまくる
そんな旅行が苦手な私たちは今日までの疲れもあり
遅めの朝食を求めて通りに出たのは9時半。
そこには大繁盛のバインミー屋台がありました。
恐そうなおばさんが二人で切り盛りする
具沢山のバインミー、一本15,000VND也。
写真は半分に切ったものです。 -
ベトナムのコーヒーは美味い。
それを知りながら朝食に買ったバインミーを
コーヒーも無い宿で食べるのはナンセンス。
どうするべきか思案しながら歩いているとカフェ発見。
昨日ブン・ボーを食べた食堂が朝はカフェに変身していました。
バインミーの持ち込みOKか尋ねると、笑顔で快諾。
となれば、ここでベトナムを味わう事にしましょう
ベトナム流にゆっくりと時間を掛けて。 -
旅行は偶然が何度も重なり合い
思いも寄らない経験と感動が訪れる。
そんな事が無い訳ではありませんが、滅多にありません。
失敗と後悔の連続を時間的にも空間的にも乗り越え
前へ前へとひたすら進む事しか許されない
理不尽な苦行に近い側面があると思います。
写真はホーチミンで最も有名なサイゴン大教会。
ここまで辿り着くまでの、よくある小事。
いきなり間違ったバスに乗る。
昨日とは違った景色に気付きとにかく降車。
地元の人に聞くとベンタイン周辺まで歩くのは大変と判明。
バスの路線もわからず、ここでタクシー乗車。
サイゴン大教会の前に到着した時間は教会閉館の1分後。
お金を無駄に使って教会にも入れず、相棒は立腹。
大声で笑い飛ばす元気も無く、少ししょんぼりの私。
サイゴン大教会周辺には観光客がたくさん居ます。
色々なツアーに組み込まれているのでしょう。
こんな所に来る必要も無かったのですが
偶然出くわした子供たちの描くファンキーな絵は
懐かしくもあり、私を楽しませてくれました。
どの国でも子供たちの感性は素晴らしい。 -
お決まりの観光地巡りの後はお土産の物色です。
そのお土産を両手に下げて歩く気力は無かったので
タクシー(40,000VND)で一度宿まで戻りました。
時刻は2時少し前、相棒の希望で昼食はお米にしました。
宿の近くを歩き見つけたクアンコム・ビンザンで昼食です。
私はチキン、相棒は厚揚げとトマトの煮物。
もやしの乗ったご飯と酸っぱいスープが付いて合計45,000VND也。
スープは酸っぱ過ぎてあまり飲めませんでしたが
料理は見た目以上、期待以上に美味しかったです。
米、おかず、汁を基本とした食生活に馴染みの深い日本人にとって
ベトナムのコム・ビンザンは利用価値大です。
旅行最終日に気付くとはなんて残念な事でしょう。 -
あと一箇所ホーチミンで訪ねてみるとするならこの場所だろうと
ガイドブックから私たちが選んだのが、中華街チョロン。
チョロン行のバスの終点がこのバスターミナル。
このターミナルには観光客も居なければ
広く開け放たれた空には雲一つありません。
バス停が目的地の人なんて当然居ませんから
バスを降りた人たちは皆、思い思いの方向にサッサと足を進め
私たちだけがこの場に置き去りにされてしまいました。
「さて何処に行きましょうか?」
「う~ん、先ずは日陰だな。」
「水飲みたいわ!」
ホーチミン、3月 午後3時、半端無く暑い! -
チョロンバスターミナルの前の道の交通量は
特にバイクの量は半端な量ではありません。
いつまで待ってもバイクが途切れるくとはなく
強引に突っ切るしかありません。
決死の横断の末、やっとたどり着いたのがビンタイ市場。
市場のなかに一歩踏み込むとそこは薄暗く
古い建物特有の重い空気が澱んでいます。
正面入口から吹き抜けの2階へと進む階段は人々のベンチと化し
両脇の動かないエスカレーターは埃を被った物置場。
かつての栄華は、もはやそこには微塵も残っていません。
衣料や日用雑貨を中心に沢山の店舗が軒を並べ
色とりどりの商品が店先には並んでいますが
熱気と混沌が冷めてしまった風に感じたこの空間に長居は無用。 -
市場の外には建物を取り囲むように
食料品関連の店舗が犇めいていました。
ここには私の知っているアジアの活気と時間が流れていましたが
何故だか、ここを楽しめない自分を感じてしまいました。
こんな時は退散、これが一番。
チョロン地区の観光地やグルメも全てやめて
宿に戻るバスに乗り込む事にしました。 -
大きな都市にはその生命を潤す大河が蕩蕩と流れている。
ホーチミンにはサイゴン川、大きな川です。
この川に挨拶も無く帰ると言うのは、やはり失礼に当たるでしょう。
と言う事で、バスを途中下車し河川敷沿いの公園に来ました。
サイゴン川よ
君はメコンのような大地の色を纏わず
空の紺碧を川面に綺麗に映し出し
なぜこの街を大きく見せようとしているのだい -
パステルカラーの建物を背景に
カフェで飲むサイゴンビールは絵になります。
グーグルマップにも載っていないこの小さなカフェは
大通りから少し入った路地にあります。
昨日散歩の途中で見つけて、今日もやって来ました。
狭い店内にはビートルズの写真が飾ってあったりする店です。
辺りがまだ明るいせいか他のお客さんはコーヒーですが
1本11,000VNDのビールを私たちが飲まない筈がありません。
サイゴンビールは、傾く夕日と同じ速度で
私たちをゆっくりとベトナムの素顔へ導いてくれる。
ああ、このまま終わってしまうのは残念だ
しかし時間はあと少ししか残っていない。
今回はここまでか!・・・
今回は? え、どういうこと?
次回の旅行がベトナムから始まる事が
このとき私たちの心の中で決まったのでした。
ベトナム、当然ですがまだまだ面白い世界を見せてくれそうです。
タイから始まった今回の旅行は、一度ハーフタイムに突入。
次回の始まりが、この街の喧騒からと言うのは決して悪くない。
問題は3本目のビールをいつ飲めるのか・・・。 -
2016年 8月 14日 ホーチミン
最後のサイゴンビールを飲んでから5ヶ月。
再びこの街ホーチミンの暑い風を感じられる日が
こんなに早く訪れるとは、私たち自身にも驚きです。
今年の夏は例年になく長い7日間の盆休み、
偶然発見した日程がバッチリの格安ホーチミンツアー、
必ず飲むと決めていた3本目のサイゴンビール。
シンクロニシティーに導かれるままに、私たちはここに居ます。
今回はベンタイン市場の裏手にホテルを取り
公共交通機関が使い易い環境を整えました。
消化不良で終わってしまった前回のホーチミン滞在。
そのリベンジの6日間が始まります。
ただ、空を覆い尽くそうと迫り来る灰色の雲は
私たちを歓迎していてくれるようには見えませんが・・・。 -
私たちの基本は散歩。
今回の基地であるSun Rise Hotelの近辺を散策すると
ベンタイン市場の西側に明るい花束が咲き誇る一角を発見。
ベトナムの黄色を基調とした花が咲き乱れる町並みは
花を愛でる民族の精神の豊かさが感じられ心地よい。
何より通りが華やいで、楽しい気分で散歩が出来ます。 -
ベンタイン市場の隣にある花園では
ヒンドゥーの神様が色とりどりの衣装を纏い
天へと切り立つ塔から私たちを見据えています。
マレーシアと同じようにこの国も多民族の国家で
多様な価値観が共存しているようです。
私たちはポカンと上を向いて立ち尽くし
通り過ぎてゆく人たちの邪魔に少しなりながらも
ベンタイン界隈の雑踏を心地良いBGMにして
この色合いのパズルを記憶の中に積み上げる
たわいも無い遊びに夢中です。 -
このヒンドゥーの寺院はすべての人々に開かれていて
私たちも門をくぐりお邪魔させて頂きました。
横幅に比べると縦にやけに長い門から中に入ると
そこは大理石が引き詰められた広間で
中央には緑を基調とした祭壇が設けられています。
その周りには何本もの背の高い太い石柱が
空を広げようと天井を高く持ち上げています。
祭壇の前では敬虔な信者の方々が静かに祈りを捧げています。
この地のヒンドゥーはKLの様な住み分け的共存では無く
地元に根付いたものとなっているようです。
私たちと似た顔立ちの信者の方の後ろで
この地にお邪魔させて頂いている事への
感謝の気持ちを込めて、私たちも手を合わせました。 -
9月23日公園、午前10時45分。
ここはベンタイン市場の西にある公園です。
交通量の多い道路に挟まれた公園ですが
緑のお陰で日陰が多く、観光客以外もけっこう寛いでいます。
人が集まるところには屋台が自然発生
しかし、ここの街売はビックリするほどのんびり。
引切り無しに行き交うバイクと、微動だにしない街売の女性。
どちらに流れているのが本当のベトナムの時間なんだろうか?
当然、どちらの時間の流れもベトナムと言う事らしい。 -
本日の散歩の第一目的はデダム通りにある
シンツーリストで明日のメコンデルタツアーの予約。
ミトーまでのバス、フェリー、手漕ぎボート、馬車、昼食
現地人による英語の添乗員付きで一人199,000VND。
他の旅行会社では25$~35$するツアーがこの値段。
前回3月の時は怪しく思って敬遠しましたが
今回は1000円でお釣りの来るこのツアーにチャレンジ。
相変わらず愛想のない店員にもかかわらず
混み合っているシンツーリストでチケット予約後は
ベンタインの南を散歩してみましょう。 -
街路樹の木影には
まだ活躍し続ける古い力車
活気と熱気の隙間を流れるのは
南国の生暖かい眠気
この国ではまだ
幸福を招くエーテルが降り注ぐようだ。 -
大通りから少し入った市場近くの路地では
子供たちが羽根付きの羽のような物を使って遊んでいます。
一人の子供が投げた羽根は
激しく回転しながら不規則な放物軌道を描きます。
数メートル離れた所にいる子たちは
その羽根をキャッチしようと手を伸ばします。
何度も何度も喚声があがり笑い声が響き
このゲームは尽きることなく続きます。
自分たちの想像力によって作り上げられた世界を
体で体現できるベトナムの子供たちは健全だ。 -
玉子売り屋台のオヤジはスマホでゲーム
子供たちはオヤジを満面の笑顔で応援。
オトコたちの世界は液晶の中で盛り上がり
昨日以上の得点でバーチャル的には満たされるが
目の前の玉子を売らねば明日の仕入れはどうなるのか?
寡黙に働く父の背中と言う概念はここには無いようです。 -
道の両側にはテントが張り出され
この通りに沿って路上店舗が並んでいます。
街が大きく道が広いので
人間の密集感が感じられませんが
この通りも期待を裏切らず
アジアの市場の時間が流れています。
アルマイトの上の魚は時折大きく呼吸をし
低い椅子に座るおばさんの笑顔は
サイゴンの食卓を、当たり前のように支えています。 -
スマホはこの街でも必須アイテム。
屋台の人たちがスマホをいじっている風景は
市場以外でも、どこに行ってもよく見かけます。
私たちはと言えば、wifiのタブレットだけでスマホなし。
流石にこれでは都会ではバスにもまともに乗れず
迷子になるのは当然・・・・。
時代の流れに逆らわずスマホデビューは
今後の旅行の必要条件となりそうです。 -
ベトナムのワインは結構有名のようです。
このクソ暑いホーチミンからは想像出来ませんが
山岳地帯はブドウ栽培に適しているようです。
南国の市場に並ぶ定番の果物と言えば
マンゴー、ドリアン、ランブータン、パパイア、ドラゴンフルーツ・・・
そんな中、ぶどうはヨーロッパの香りがする。 -
信号も無い交差点を
縦横無尽に様々な乗り物が通り過ぎる。
こんな人間模様を見せる交差点が
色取り取りで微笑ましいのもアジアの魅力。 -
通りの向こうにそそり立つ高層ビルは
蓮の花をイメージした近未来の象徴。
その未来をつかもうと全速力で走り出す若者は多い。
しかし、厳しい太陽が作り出す影でも分かる様に
彼らが手を伸ばそうとしたその空間には
縦横無尽に様々なケーブルが張り巡らされ
アッと言う間に絡み取られ身動き出来なくなる。
この地から見上げる狭い空に聳えるその塔は
二つの世界を顕在化する象徴として存在している。
この景色に映る塔は、遠く叶わない未来
そんな世界にそびえ立つバベルの塔。
私にはそのように感じてしまうのです。 -
現地の女子高生の行列に並んでみる。
このクソ暑い中、完全防備のおばさんは
次から次へと女子の注文を作っていく。
チェーみたいな物やシェイクのような物
みんな冷たくて美味しそうだ。
順番がやっと回ってきて相棒が頼んだのは
メニューの一番上にある一番安いやつ。
甘いお茶に氷が入った飲み物。
冷たいけど美味しくない、・・・残念。 -
本日少し遅めの昼食はベンタイン市場の東にある
ルーヴァンラン通りの、BUN RIEU 30。
ブンリュウクア(写真)は米粉麺のブンに
蟹のすり身、トマト、さつま揚げ、血豆腐が入った
魚介系の酸味があるさっぱりスープの麺料理です。
蟹のすり身は日本で食べた事のない味わいの
お酒が欲しくなる旨みたっぷりの逸品。
笑顔を運ぶ満足の一杯、30,000VND也。 -
BUN RIEU 30は、店というよりも通路です。
観光地ベンタインの横の通りの一角にありますが
まったく存在を主張すること無く、そこに在ります。
ベトナムのいたる所に名店は存在していて
そこには必ず元気の良い女性の姿があるようです。
私たちは、そんな彼女たちの笑顔の数だけベトナムを知り
おまけに、美味しい逸品を頂ける訳です。 -
訪れるのが二回目となると少し余裕が生まれます。
ネットの情報をもとに、夕食は近場で済ます事に。
ベンタイン市場の近くの店、Number Oneでソイガーです。
同名で二件並ぶ店の右側の店は
太った強面の気さくなおじさんが仕切っています。
この店でサイゴンビールをラッパ飲みしながら
もっちりした鶏風味のおこわご飯は素晴らしい。
一皿15,000VNDのソイガーは幾らでもいけます。
おこわを揚げたバージョン(写真下)は将に「theつまみ」です。
時間は8時過ぎ、辺はもうすっかり帳が降りて
昼間の喧騒や暑さも収まり、穏やかに時間が流れます。
通りに張り出したテーブルには少しだけ風が流れ
排気ガスや厨房の油の匂いがフッと鼻の前を通り過ぎていきます。
ベトナム、今年3月に初めて訪れ、今回8月に再びの訪問。
これはリベンジと言うよりも月の力に導かれ
この地に吸い寄せられる野生動物のように
私たちもまたこの地に引き寄せられたのです
この地の強い引力に私たちの魂が激しく反応して・・・。
きっと、暫くはこの地に通う事になるでしょう。
3本目のサイゴンビールの軽い酔いが
そんな柔らかな予感をこっそり後押してします。
今夜は早く心地良く眠れそうです・・・
次回はシンツーリストのメコンツアーを中心に
絶品のヤギ焼肉などグルメもいくつか堪能します。
私たちが感じた、ホーチミン・リベンジ#2
よろしければ次回もご覧下さい。
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この旅行記へのコメント (1)
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- taroukbさん 2017/12/06 11:06:34
- シンチャオ
良いですね、ベトナムの何気ない日常の
風景が香りと共に感じられます
あの喧騒と街の臭いそして人々の活気
若いアジアその物のベトナム
切り取られた写真と共に楽しませて
貰いました
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