２０１７春・私の好きな街ダラット（ベトナム）へ（ＮＯ４）ニャチャン→ムイネー・前半

2017/03/12 - 2017/03/23

２０１７年４月２２日（土）更新
　「ぼけ」の花。
　バラ科ボケ属で原産地は中国。
　春に赤や白の花を咲かせる花木で平安の時代の頃から日本人に親しまれている花。

第４日目・２０１７年３月１５日（火）
　二日間ニャチャンに滞在しました。
　今日は南シナ海の海岸沿いを南下してバスで５時間強の「ムイネー」に向かいます。
　　

エリア ファンティエット(ベトナム)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

　６:００起床。
　６:４０チェックアウト。
　こちらがお世話になった宿の主人。
　お別れです。
　シンツーリストのオフィスへむかいます。

　歩いて５分で事務所へ。
　領収書を見せてバスチケットと交換。



　

北へ南へと向かう多くのツーリストが待っていました。　

　ムイネー行きの呼び声があって付いて行くとこちらのバスに案内されました。
　しかしこのバスはホーチミン行き。
　ムイネーで降ろしてくれます。

　スリーピング席のバスでした。
　席は１６０°位しか傾かないので微妙に疲れます。

　宿の主人が選んでくれたのか、一番前の下段席。
　満席に近い状態となりました。

　７:２０スタート。
　ところが２０分位走ってバスは停まってしまいました。
　エンジントラブルです。
　３０分位かかってやっと走り始めました。

　バスは南シナ海の海岸べりを南下して行きます。

　約２時間後ドライブインで休憩。


　

　食堂や売店がありますが食事時間でもなく皆さん手持ち無沙汰。
　私は持参の文庫本を読んで暇つぶし。
　昨夜浅田次郎の「ぽっぽや」を読んで感動。
　もう一度読み返す事に。

　「・・・・おめえ、なして嘘ついたの。」
　「おっかながるといけないって、思ったの。」
　「おっかないわけないでないの、どこの世界に自分の娘をおっかながる親なんているもんかね。」
　「ごめんなさい、おとうさん。」
　「おめえ、夕べからずっと、育ってくる姿をおとうに見せてくれたのかい。
　夕方にランドセルしょって、おとうの目の前で気を付けして見せてくれたっけかい。
　ほんで夜中にはもうちょっと大きくなって。
　また今度は美寄高校の制服を着て、十七年間ずっと育ってきたなりを、見せてくれたのか。」
　「したっておとうさん、なにもいいことなかったでしょう。
　あたしも何ひとつ親孝行もできずに死んじゃったでしょ。
　だから。」

　これだけだと何だか分からないと思いますが。
　一冊の単行本。
　小さな本だけど感動が詰まっていました。
　高倉健主演で映画化され一度観ましたがストーリーがあまり分かりませんでした。
　しかし今回本を読んで理解できました。
　もう一度この映画を観てみたいと思います。　

　こちらのドライブインにあるお店でアイスクリームとポッキーを購入。（２８,０００ＶＮＤ＝１４０円）
　きれいなお店、日本製のお菓子もかなり並んでいました。　

　早く出発すればよいのに。
　かなりの時間休憩してやっと出発。
　イライラしてはいけません。
　ここは東南アジアです。

　今にも落ちてきそうな大きな岩山が見えてきました。
　本当に怖いです。

　少しづつづってくるリクライニングシート、座り心地はさほど良くはありません。
　寝る事もできず。　
　川を渡ってムイネーが近づいている様です。　

　今度は海岸からせり上がるようした砂丘が見えて来ました。


　

　砂丘か砂漠か知りませんがムイネーまであと３０ｋｍだそうです。

　約５時間、ムイネーの街が見えてきました。

　１２:４０、ムイネーの街の中心地にあるシンツーリスト事務所に到着。
　ここで降りた人は数人でした。
　明日は「ダラット」へ向かいます。
　７:３０発のバスチケットを購入。（９９,０００ＶＮＤ＝５００円）
　今夜の宿は昨日Ａｇｏｄａで予約したＣｏｃｏｓｓａｎｄ Ｈｏｓｔｅｌ。
　チケット売りのお姉ちゃんに場所を聞くとここから３ｋｍ位あるのでタクシーかバイタクで行って下さいといわれました。
　タクシーの運ちゃんは８０,０００ＶＮＤと云われたので歩く事にしました。

　シンツーリスト事務所前の通りを左折して歩き始めました。
　歩きだして直ぐに暑くてこれは無理だと諦めました。
　人の良さそうなバイタクの兄ちゃんから声が掛かり４０,０００ＶＮＤを３０,０００ＶＮＤ（１５０円）に値切ってバイクの後ろに乗り込みます。