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 今年は、昨年までのように桜を追いかけてあちこち遠出はしていない。別の用事で上京したついでの東京の桜見物についで、ようやく2回目の桜巡り。今回は写真好き仲間6人での桜撮影行である。午前3時過ぎに宇都宮を出発して、まず福島県棚倉町へ。いずこも初めて訪れたところであるが、東京の千鳥ヶ淵のような知名度はないものの、なかなか味がある桜の名所だった。

福島県南の桜巡り ~花園の枝垂れ桜、棚倉城跡の桜、戸津辺の桜、矢祭駅の桜~

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2017/04/15 - 2017/04/15

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玄白

玄白さん

 今年は、昨年までのように桜を追いかけてあちこち遠出はしていない。別の用事で上京したついでの東京の桜見物についで、ようやく2回目の桜巡り。今回は写真好き仲間6人での桜撮影行である。午前3時過ぎに宇都宮を出発して、まず福島県棚倉町へ。いずこも初めて訪れたところであるが、東京の千鳥ヶ淵のような知名度はないものの、なかなか味がある桜の名所だった。

旅行の満足度
4.5
同行者
友人
交通手段
自家用車

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  •  宇都宮を午前3時半前に出発。最初の目的地は、福島県棚倉町の花園の枝垂れ桜。日が昇る前の5時半頃到着。日が昇るまで時間があるので、ゆっくりロケハンして撮影するつもりが・・・ウヒャ~、すでにこんなに先客がいて、場所の確保もままならない。

     宇都宮を午前3時半前に出発。最初の目的地は、福島県棚倉町の花園の枝垂れ桜。日が昇る前の5時半頃到着。日が昇るまで時間があるので、ゆっくりロケハンして撮影するつもりが・・・ウヒャ~、すでにこんなに先客がいて、場所の確保もままならない。

  •  撮影対象は、かんがい用のため池の土手に植えられた一本の枝垂れ桜。推定樹齢100年と言われている。狙いは、ため池の水面に映り込んだ「逆さ枝垂れ桜」である。そのため、早朝の風がない時間帯が撮影に都合がよいのである。

     撮影対象は、かんがい用のため池の土手に植えられた一本の枝垂れ桜。推定樹齢100年と言われている。狙いは、ため池の水面に映り込んだ「逆さ枝垂れ桜」である。そのため、早朝の風がない時間帯が撮影に都合がよいのである。

  • しかも、逆光ぎみにしてドラマチックな写真にしようというのが皆さんの狙い。だが桜の色を出しながら、明るい空がオーバーにならぬよう、ゴーストが目立たないようにするには、なかなか難しい。

    しかも、逆光ぎみにしてドラマチックな写真にしようというのが皆さんの狙い。だが桜の色を出しながら、明るい空がオーバーにならぬよう、ゴーストが目立たないようにするには、なかなか難しい。

  • 日の出直前の茜色の空と天頂の青空のグラデーションに映り込んだ逆さ桜が美しい。

    日の出直前の茜色の空と天頂の青空のグラデーションに映り込んだ逆さ桜が美しい。

  • 背後の林の木々の間から木漏れ日が漏れて来た。

    背後の林の木々の間から木漏れ日が漏れて来た。

  • 集まったカメラマンの撮影の様子。

    集まったカメラマンの撮影の様子。

  • 背後の林から太陽が顔を出した。

    イチオシ

    背後の林から太陽が顔を出した。

  • 朝日を浴びた桜をアップで。

    朝日を浴びた桜をアップで。

  • 場所を移動して南西方向の青空をバックにして。<br />何しろ、一本の桜だけなので、写真に変化をつけるのも大変。

    場所を移動して南西方向の青空をバックにして。
    何しろ、一本の桜だけなので、写真に変化をつけるのも大変。

  • さらに移動して、桜に日が当たっているところが目立つようなアングルで。

    イチオシ

    さらに移動して、桜に日が当たっているところが目立つようなアングルで。

  • アップで

    アップで

  • だいぶ日が高くなってきた。そろそろ、ここは撤収して、次の目的地、棚倉城跡へ。ここから車で10分ほどのところらしい。

    だいぶ日が高くなってきた。そろそろ、ここは撤収して、次の目的地、棚倉城跡へ。ここから車で10分ほどのところらしい。

  • 棚倉城跡を囲む堀が桜並木になっている。

    棚倉城跡を囲む堀が桜並木になっている。

  •  棚倉城跡は、現在では県立公園になっている。<br /> 棚倉城は、2代将軍、徳川秀忠が、丹羽五郎左衛門長重という人物に命じて平城を築かせた。もともと、ここには近津神社という社があったが、立ち退かせ、ここに城を築いた。幕末、棚倉藩は奥羽越列藩同盟に加わり、徳川方についたので、戊辰戦争で板垣退助率いる官軍800名の攻撃でわずか一日で落城したという。

     棚倉城跡は、現在では県立公園になっている。
     棚倉城は、2代将軍、徳川秀忠が、丹羽五郎左衛門長重という人物に命じて平城を築かせた。もともと、ここには近津神社という社があったが、立ち退かせ、ここに城を築いた。幕末、棚倉藩は奥羽越列藩同盟に加わり、徳川方についたので、戊辰戦争で板垣退助率いる官軍800名の攻撃でわずか一日で落城したという。

  • お堀のまわりをブラブラしてみる。

    お堀のまわりをブラブラしてみる。

  • ユキヤナギと桜のコラボ

    ユキヤナギと桜のコラボ

  • 水仙とのコラボ

    水仙とのコラボ

  •  次の撮影場所は、矢祭町の戸津辺の桜。福島県の郡山以南には、有名な三春の滝桜を始め、一本桜の名木があちこちに散在している。戸津辺の桜も、そんな名木の一つ。

     次の撮影場所は、矢祭町の戸津辺の桜。福島県の郡山以南には、有名な三春の滝桜を始め、一本桜の名木があちこちに散在している。戸津辺の桜も、そんな名木の一つ。

  •  5年前に福島県指定天然記念物になっている。推定樹齢600年のエドヒガン桜である。樹高18m、幹回り6.5mの巨木である。

     5年前に福島県指定天然記念物になっている。推定樹齢600年のエドヒガン桜である。樹高18m、幹回り6.5mの巨木である。

  • ここでの撮影の狙いは、近くを通っている水郡線の列車とのコラボ。撮影には支柱がじゃまだが、樹齢600年の老木! 支柱で枝をささえて、少しでも長生きしてもらわなくてはならない。

    ここでの撮影の狙いは、近くを通っている水郡線の列車とのコラボ。撮影には支柱がじゃまだが、樹齢600年の老木! 支柱で枝をささえて、少しでも長生きしてもらわなくてはならない。

  • まだまだ、樹勢は衰えていない。

    まだまだ、樹勢は衰えていない。

  • 土手に映えていたイチリンソウ(ニリンソウ?)とのコラボ

    イチオシ

    土手に映えていたイチリンソウ(ニリンソウ?)とのコラボ

  • 場所を移動して、下り列車を狙う。

    場所を移動して、下り列車を狙う。

  • イチオシ

  •  次の撮影地は、水郡線矢祭山駅。ここでも桜と列車とのコラボ撮影のため、にわか撮り鉄になる。駅の傍の踏切だが、ここは混雑しているので、駅のホームで撮影することにする。<br />

     次の撮影地は、水郡線矢祭山駅。ここでも桜と列車とのコラボ撮影のため、にわか撮り鉄になる。駅の傍の踏切だが、ここは混雑しているので、駅のホームで撮影することにする。

  • 無人駅なので、ホームに入るのに入場券はいらない。

    無人駅なので、ホームに入るのに入場券はいらない。

  • 下り列車が来た。

    下り列車が来た。

  • ちょっと桜がさみしい。先ほどの踏切付近の方がベターだったかな。

    ちょっと桜がさみしい。先ほどの踏切付近の方がベターだったかな。

  • SLだと派手に煙を吐いてくれるのだが、ディーゼル車の煙は、ごくごく控えめ。

    SLだと派手に煙を吐いてくれるのだが、ディーゼル車の煙は、ごくごく控えめ。

  • 下り列車を見送り、まだ昼前だが、帰宅の途につく。

    イチオシ

    下り列車を見送り、まだ昼前だが、帰宅の途につく。

  •  帰路の途中、栃木県内の道の駅馬頭で昼食を摂り、ここで解散。まだ早いので、同行したI夫妻と、大田原市佐良土にある西行桜を見に行った。以下はオマケである。<br /> 光丸山法輪寺という寺の境内にくだんの桜はある。なんでも、この寺は1000年ほど前に、慈覚大師円仁が開いたと伝えられる古刹である。

     帰路の途中、栃木県内の道の駅馬頭で昼食を摂り、ここで解散。まだ早いので、同行したI夫妻と、大田原市佐良土にある西行桜を見に行った。以下はオマケである。
     光丸山法輪寺という寺の境内にくだんの桜はある。なんでも、この寺は1000年ほど前に、慈覚大師円仁が開いたと伝えられる古刹である。

  •  これが西行桜。周囲4.4メートル、樹高12.0メートルの枝垂れ桜である。1130年頃の平安末期、西行法師が奥州行脚の際に、この寺に立ち寄り境内にあったサクラを見て、<br />「盛りには などか若葉は今とても 心ひかるる糸桜かな」<br />と詠んだと伝えられていることから、西行桜と呼ばれている。現在の桜は、当時の桜のヒコバエが育ったものだという。

     これが西行桜。周囲4.4メートル、樹高12.0メートルの枝垂れ桜である。1130年頃の平安末期、西行法師が奥州行脚の際に、この寺に立ち寄り境内にあったサクラを見て、
    「盛りには などか若葉は今とても 心ひかるる糸桜かな」
    と詠んだと伝えられていることから、西行桜と呼ばれている。現在の桜は、当時の桜のヒコバエが育ったものだという。

  • 境内の一角に朽ちた馬の水場のようなものがあり、落ちた椿の花と散り桜が、そろそろ春の終わりを告げているような風情だ。

    境内の一角に朽ちた馬の水場のようなものがあり、落ちた椿の花と散り桜が、そろそろ春の終わりを告げているような風情だ。

  • 境内の片隅に咲いていた白い花。花に詳しいI女史によると、白いタンポポだそうだ。<br /><br />午前2時半起床の桜撮影行は、午後3時に終了。いささか眠いので、帰って昼寝でもしよう。

    境内の片隅に咲いていた白い花。花に詳しいI女史によると、白いタンポポだそうだ。

    午前2時半起床の桜撮影行は、午後3時に終了。いささか眠いので、帰って昼寝でもしよう。

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