2017/03/17 - 2017/03/19
142位(同エリア298件中)
naoさん
春の青春18きっぷを使って東京を訪れました。
旅の行程
3月17日 移動
3月18日 谷根千、佃
3月19日 築地
東京都中央区佃は、天正18年(1590年)に徳川家康が江戸城に本拠を移した際、家康に伴って移り住んだ摂津国佃村(現大阪市西淀川区佃)の漁民34名が、拝領した隅田川河口の干潟を埋め立てて造成した島に漁師町を形成し、郷里に因んで「佃島」と名付けたのが始まりと言われています。
「なぜ摂津国佃村の漁民なのか?」と不思議に思いますが、明智光秀による「本能寺の変」が起きたとき、堺に滞在中に退路を断たれた家康の脱出に佃村の漁民たちが尽力したことで信任を得るようになり、以後庇護を受けることになったのが真相のようです。
佃島が埋め立てられた当初、北側の石川島とは海を挟んで隔てられていましたが、その後も周辺の浅瀬の埋め立てが続けられた結果、幕末の頃には二つの島が陸続きになり、ほぼ現在の姿になったようです。
隅田川上流の千住辺りから品川沖にかけて広大な海の漁業権を与えられた佃島の漁民たちは、海老や小ハゼなどを醤油で辛く煮て非常時の保存食としていましたが、いつの頃からか独特の風味のある食べ物として評判となり、広く江戸市中で売られるようになったのが「佃煮」の原形だそうです。
佃島で最初に造成された現在の佃一丁目辺りには、隅田川から引き込まれた水路に架かる赤い欄干の佃小橋や船溜まりとともに、かつての漁師町そのままの町割りが残っているようで、太平洋戦争の戦災を免れた昔ながらの町並みと、後の時代になって埋め立てられた東側の佃二丁目から三丁目にかけての高層マンションなどが建ち並ぶ近未来的な景観との対比が、アンバランスな中にも趣きに富んだものとなっています。
東京駅からわずか10分余りの所に、こんなにも下町情緒溢れる素敵な町並みが残っているとは、無機質な印象の強い近代都市東京が持つ、人間の血が通った、温かみのある側面を見せられたような気がします。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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佃にやって来ました。
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佃公園にある、慶応2年(1866年)に建てられた石川島灯台跡から町歩きを始めます。
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隅田川から佃堀に水を引き込む住吉水門。
住吉水門は昭和40年(1965年)に設置された、幅4メートルの小さなローラーゲート式水門です。 -
住吉水門から振り返った光景で、この先に佃堀の船溜まりがあります。
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隅田川の堤防沿いに連なる佃の町並みです。
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伝統的な建築様式が散りばめられた町家です。
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妻面を見せる町家。
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佃煮の発祥地として知られる佃には、今も江戸時代創業の老舗が店を構えておられます。
こちらは天保8年(1837年)創業の佃煮の老舗「天安」さん。 -
こちらのお店は「元祖」を名乗っておられます。
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こちらは天保14年頃(1843年)創業の佃煮の老舗「佃源田中屋」さん。
こちらのお店は「本家」を名乗っておられます。
いずれのお店も醤油と砂糖だけを使って作られているそうですが、味にはそれぞれのお店の個性があるようです。 -
隅田川を進む水上バス。
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隅田川の堤防から見た「天安」さんと・・・
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「佃源田中屋」さん。
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専用の防火用水を備えていた町家。
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千本格子をしつらえた下見板張りの町家。
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こちらは江戸時代から続く江戸漆器の老舗です。
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今も現役の手押しポンプの井戸。
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玄関の破風庇が個性的な町家です。
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こちらは森稲荷神社です。
森稲荷神社は、摂津国から移り住んだ漁師の森家が、佃島の発展と住民の安泰を祈願して屋敷内に祀ったものです。 -
佃堀に架かる佃小橋と高層マンション群。
隅田川沿いの高層マンション群は、東京の新たな夜景スポットとして注目を集めています。 -
佃小橋を渡ります。
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真っ赤な欄干が人気を集めています。
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佃小橋から見下ろす佃堀の船溜まり。
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佃堀の水面に姿を映す高層マンション群。
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佃堀に係留されている小舟。
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対岸の右端に見えるのは住吉神社です。
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反対側から見た佃小橋。
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いたって素朴な疑問ですが、一体この船にはどのようにして乗るんでしょうか・・・。
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何気ない町並みの中の・・・
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町家の路地が佃天台地藏尊の参道になっています。
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恐らく日本一と言っても過言ではないほど狭い参道です。
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それでなくても狭い佃天台地藏尊の境内を、樹齢300年を超えると言われる大イチョウが占めています。
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自然石に線彫りで描かれた御本尊。
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先ほどとは反対側の参道の入り口です。
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こちらは空き家です。
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ちょっと気取った外観の昭和レトロな町家。
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畳屋さんと居酒屋さんの看板が掲げられています。
本業は畳屋さんなんでしょうけど・・・。 -
この居酒屋さんは高層マンションと背比べしているようです・・・。
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屋根の小屋梁を見れば、元は1棟の建物だったことがうかがえます。
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こちらも昭和レトロな町家です。
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2階の窓のデザインが洋館風です。
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外壁の銅板の緑青が味わい深い3階建ての町家です。
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緑青の町家のお隣は和菓子屋さんです。
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佃の町並みです。
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長屋と見間違えるような、よく似た町家が3軒並んでいます。
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よく似た3軒の町家も、石とレンガタイルの外装と・・・
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理髪屋さんの看板と・・・
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ビニールの日除け庇と、それぞれに個性があります。
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またまた銅板の緑青の町家がありました。
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特に2階の戸袋には、銅板張りのデザインを途中で切り返した、細かな手仕事の跡が見られます。
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こちらの町家も1階庇の部分的に緑青の銅板が見られます。
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清澄通りに出て来ました。
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この町家は、銅板に赤く着色しているんでしょうか・・・。
もし銅板なら、緑青の方が趣きがあって好きなんですけどね~。 -
清澄通りを渡って東側の町並みへやって来ました。
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とてもよく似ているこれら3軒の町家は・・・
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瓜二つ?、いや、瓜三つと言うべきですかね。
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この町並みには珍しく、木戸門を備えた町家です。
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人々の息吹きが感じられる、とても魅力的な路地がありました。
ここは入らないとダメでしょう・・・。 -
その路地を抜けると、近未来的な高層マンション群を背景にして、太平洋戦争の戦災を免れた昔ながらの町並みが対峙しています。
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大都会を象徴する、このアンバランスで緊張感のある景観も、時代の流れとして受け入れていかなければいけないんでしょうね・・・。
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