2010年6月に行ったイギリス、コッツウォルズ旅行。チッピングカムデン。<br />記録のためにアップします。

イギリス、コッツウォルズ旅行。2010.06-1. チッピングカムデン

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2010/06/12 - 2010/06/20

450位(同エリア1043件中)

エリア

イギリス

旅行の満足度: 5.0

旅行の手配内容: 個別手配

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チッピングカムデンへは、ストラトフォードアポンエイヴォンから、タクシーで向かった。距離は15kmほど。

外国でタクシーを使うのは、金額が一体いくらになるかとドキドキするが、ほぼ日本での金額と同じくらいと考えてよかった。3000円台くらいだったかと思う。
上の写真は、宿の前の教会。小さな町だが、国教会、カソリックと二つの立派な教会があった。カソリックのほうは中世に羊毛で財をなした商人が建てたらしい。こちらは国教会の方。

チッピングカムデン散歩・街歩き
日の長い季節のため、夕方４，５時頃着いたがまだまだ明るく、近所を散
策した。 Dover's Hill という丘があると知り、登る。

途中には牧場があり、黒い顔の子羊がかわいい。黄色いキンポウゲ？をや
るとぱくっと食べてくれた。土地の犬を散歩させている人にもすれちがっ
た。尋ねるとにこやかに道を教えてくれて、「田舎」といっても観光客が
多く、都会からの移住者が多いせいだろう、都会的な親切さを感じた。

Dover's Hill ドーヴァーズヒルへは15～20分くらいの所要時間だったと思
う。着くとこれが絶景。写真を撮り忘れたのが悔やまれる。
こちらのナショナルトラストのページをご覧ください。
https://www.nationaltrust.org.uk/dovers-hill
Rolling hills うねる丘陵というが、まさにそれ。なだらかな丘がつらなり、そこここに見える集落、牧草地、畑。すべてが調和していて美しい。

「日の名残り」で主人公が言っていたイギリスの風景の「品格」とはこれなんだろうな、としみじみ感じた。

コッツウォルズ全体にあてはまることだが、厳格な景観規制をしいているようで、景観にそぐわない見苦しい看板など何一つ見られない。うらやましい。日本も見習いたい。
写真は麦畑。
麦の穂についた露も美しい。
フットパスをたどってブロードウェイタワーまで行ってみたかったけれど…。

翌朝、周囲を歩き回ったが、街並みも蜂蜜色のコッツウォルズストーンで
美しく、メインストリートを外れた家々も、可愛い絵本に出てくる家のよ
うで眺めて歩いているだけで楽しい。「コッツウォルズの宝石」という評判はほんとうだった。

その後、不動産屋の前を通ると、先ほどの茅葺のかわいい家々が日本円
で「億」の値段のつくものも珍しくないと知り、唖然とする。これほどまでに高いとは、予想をはるかに超えていた。土地生まれの人以外は、ロンドンで財をなした人などにしか買えなかろう。投機の対象になっていたりもするのだろうか。そういえば「売家」の看板もちらほら見かけた。おとぎの村ではなくしっかりどっぷり貨幣経済のなかに生きていました、コッツウォルズ。
エスパリエ仕立て、というのかな。
宿はボランティア・インというところで、湯船はなくシャワーのみだが快適だった。（写真は宿ではなく、ご近所の素敵なおうちです）
翌朝、あきらかにアウトドアの姿格好のシニアの団体さんがいて、なぜ？？？と不思議に思っていた。後で知ったが、コッツウォルズウェイという160kmほどのコッツウォルズ縦断のバースへ向かうロングトレイルの起点がここチッピングカムデンなのだった。
我々が出発する時、起点の教会前で出発の記念撮影をしてらした。白髪のおじさま、お姉様方が盛り上がって「イェーイ、行ってくるぜ！」という雰囲気で微笑ましく、うらやましかった。私もいつか歩けるといいな。
チッピングカムデン、いいところでした♪