貴志川線　「たま電」も私もさくらしぐれ

2017/04/07 - 2017/04/07

関東の開花から遅れること1週間、関西でも桜が一斉に咲き始めました。
一年待ってようやく咲いたのですが、あいにくの時雨（しぐれ）模様。
和歌山の貴志川あたりは一面桃畑、しぐれながらも桃源郷を潜り抜ける「たま電」。

ときおり強く降る雨、靄のなかにかすんで朧ろな「大池遊園」。
さくらしぐれのなか、しぐるるまま。

エリア 岩出・紀の川(和歌山)

• 旅行の満足度: 5.0

• 交通手段: 私鉄

和歌山鉄道貴志川線「大池遊園駅」
無人の小さな駅。
「遊園」とは壮大な印象を受けますが、駅名の響きの割には鄙びたものでした。

大池遊園駅 駅

ホームの一隅には町の人が付けたのでしょうか。桜祭りのちょうちんが並んでいました。

駅前の風景は鄙びた無人駅。
桜だけが駅前を明るくしてくれていました。

駅前の売店跡でしょうか。
長い期間、雨戸が閉まっている様子でした。

少し駅を離れると。

大池公園駅から大池遊園の桜が見えました。

大池遊園は桜が満開。
しぐれのなか、花見を楽しむ人々はまばら。

桜を見ていると踏切の音が鳴り響きました。
しばらくすると顔を出したのが「たま電」。
和歌山電鉄は、猫駅長で息を吹き返したローカル線です。

湖面にねこの絵を映しながら電車が通り過ぎました。

時おり強く降る雨、しぐれつつ。靄の中を行く。

駅のすぐ横は桃源郷。
桃畑が広がっていました。

かすかな靄の中を行く貴志川線。

和歌山電鉄貴志川線に沿って道路が走っています。
住民の足はやはり自家用車が中心。

和歌山は、一面が桃畑。桃源郷にいるようです。

狂ったように咲き誇る桃の花。