2017/01/28 - 2017/02/04
4位(同エリア199件中)
ダイスケitさん
- ダイスケitさんTOP
- 旅行記279冊
- クチコミ9件
- Q&A回答24件
- 407,715アクセス
- フォロワー274人
冬になると暖かい国に行きたくなる。メキシコは砂漠とサボテンの暑い国のイメージがあるが、北半球にあるので冬はそれほど暑くはないし、古代文明と植民地時代の街並みの世界遺産があって面白そうなので、探してみると日程的にも都合の良いメキシコ航空直行便利用のツアーが見つかった。価格的にも、割安感がある。(出発までの詳細は、このシリーズの(1)~(3)をご覧ください)
その日程は以下の通り。(★< >内が今回の内容)
1日目:成田~メキシコシティ移動、国立人類学博物館、独立記念塔(キンセアネーラ)、メキシコシティ泊
2日目:【世】メキシコ国立自治大学、【世】プエブラ歴史地区、【世】ポポカトペトル山腹の修道院(ウェホツィンゴのフランシスコ修道院)、メキシカンレストラン、メキシコシティ泊
3日目:【世】サント・ドミンゴ広場、【世】メキシコシティ歴史地区>、★<【世】テオティワカン遺跡、メキシコシティ~メリダ移動、メリダ泊>
4日目:マヤパン遺跡、カバ遺跡、【世】ウシュマル遺跡、メリダ泊
5日目:【世】チチェンイツァ遺跡、セノーテ、カンクン泊
6日目:カンクンで自由行動(イスラ・ムヘーレス観光)、カンクン~メキシコシティ移動
7日目:メキシコシティ~成田移動(機内泊)
8日目:早朝帰国
第7回目は、3日午前の【世】メキシコシティ歴史地区の観光後の、メキシコシティ北50kmにある【世】古代都市テオティワカン観光の模様となる。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 交通手段
- 観光バス
- 航空会社
- アエロメヒコ航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
-
メキシコシティを出て高速道路を走っていると、丘全体に拡がる雑然とした街並みが車窓から見えてくる。リオ・デジャネイロのファベーラほどにはスラム街にはなっていないようだが、無秩序に増えていったことには違いない。人口が増えてくると、麓から丘の上の方に拡がっていっている。
ただ、カラフルな彩りの家が密集して並んでいるので、ちょっとした有名な光景になっているようだ。 -
赤い家が目立つ一角。
-
ピンクとブルーが目立つ一角。
-
13時前に現地に到着。メキシコらしいサボテンが点在している。
-
まず寄ったのは、土産物屋兼地元の暮らしぶりを展示しているような民家。おじいさんが、リュウゼツランの繊維の活用法を説明してくれた。
-
飼っているアステカ犬。毛が全く生えていないので、ちょっと薄気味悪い感じがする。
-
昔ながらの織物を、手作業の織機で実演して見せてくれた。
-
建物には、メキシコ国旗が翻っている。
-
すぐ近くのレストランで昼食。ここもビュッフェスタイルで、好きな料理を選ぶようになっている。
相変わらずコロナビールがお伴だ。 -
デザートは、なかなか美味い。
-
食事中に、インディアンの装束を着けての踊りの披露があった。
-
マリアッチの音楽も。こちらは、しっかりとチップを要求された。
-
遺跡の入口には、ピラミッドを模した土台にテオティワカン遺跡の表示が記されていた。
-
土産物屋通りを通過して遺跡に行くようになっているが、スペイン語で書かれたチケット売り場の案内板には、ちゃんとユネスコと世界遺産マークも記されている。
-
いよいよテオティワカン遺跡の見物がスタート。
古代都市テオティワカンは、紀元前2世紀から6世紀まで繁栄した、テオティワカン文明の中心となった巨大な宗教都市遺跡で、当時のアメリカ大陸では最大規模を誇り、メソアメリカの中心的都市として機能していたもの。1987年に世界遺産に登録されている(ウィキペディアより)。
案内板には、スペイン語と英語で説明が書かれており、全体配置図も出ている。ピンク色は、月のピラミッド(奥)と太陽のピラミッド(手前)だ。 -
ピラミッドへ行く前に、まずはジャガーの神殿の遺跡から見学。
-
注意書きの看板。飲食禁止・ペット禁止・フラッシュ撮影禁止など。いずれの案内板にもユネスコと世界遺産マークが付いている(右下隅)。
-
ジャガーの壁画の説明版。
-
案内板の絵柄そのままの壁画が保存されている(たぶん、レプリカ)。
-
神殿跡は、土産物屋通りのレベルから一段低くなっている(掘り下げて発掘された)。
-
壁面に装飾用の彫刻が施された神殿跡。文化財保護のため、本物はほとんど博物館にあり、レプリカが多いとのこと。
-
-
ジャガーの宮殿の全貌。
-
アステカ文明の文化神・農耕神であるケツァルコアトルの像。
-
少し移動して、ケツァルパパロトルの宮殿へ。
飛来すると雨をもたらすといわれるケツァル鳥が柱に彫られている。羽を広げた姿が蝶に見えることから、ケツァル+パパロトル(蝶)の名前が付いたもの。 -
神殿跡を出ると、月のピラミッドが正面に見えている。
神が宿るとされる山に最も近いピラミッドで、底辺150m×132m×高さ43mの大きさは、テオティワカンでは太陽のピラミッドに続く2番目の大きさとなっている。 -
途中までは登ることが許可されており、中間の平らな面には大勢の人がいるのが見て取れる。
-
-
月のピラミッドに登る前に、テオティワカン最大の遺跡である太陽のピラミッドを眺める。
-
頂上に立つ人影が見て取れる。
-
月のピラミッドの麓まで進んで・・・・
-
さあ、月のピラミッドに登ろう!
-
勾配が急で、一段ごとの階段の高さが高いので、普通の階段を昇るような調子にはいかない。中央に設けられている手摺に捕まって昇るのが楽だ。
-
階段途中から、テオティワカン全体を振り返ってみる。
左に太陽のピラミッドが見え、中央の真っ直ぐの大通りは全長3km以上もあり「死者の道」と呼ばれている。この遺跡を発見したアステカ人が両側の建物をお墓と誤解して名付けたとのことだ。 -
急勾配のため、降りるのは昇ること以上に大変だ。
-
中間の踊り場から上には昇れない。
-
再び、死者の道方面を見下ろす。
-
彼方に見える太陽のピラミッド。後程、昇ることになる。
-
-
降りる時には、手摺は必須だ。
-
月のピラミッドから下りて、太陽のピラミッドの方へ移動。
-
太陽のピラミッドの頂にいる人たちが見えている。
-
先程まで上がっていた、月のピラミッド。
-
太陽のピラミッドへの途中に、ピューマの壁画があった。
-
太陽のピラミッドの麓から見上げる。
-
-
死者の道の向こうに見える月のピラミッド。
-
少し下がって、太陽のピラミッドの正面から全貌を捉える。
底辺224m四方、高さ64mの先スペイン期のメキシコ盆地最大のピラミッドで、1世紀に建設された後、2~3世紀に増築されている。 -
大勢の人が昇っている。
-
-
太陽のピラミッドに登り始めてから、月のピラミッド方面を見る。
-
太陽のピラミッドの案内板。
-
いよいよ昇り始める。
-
階段途中からの景観。
-
ここには手摺がないので、手で支えながら這いつくばって昇るのが安全だ。
-
-
-
ほぼ頂上まで到達して眺めるメキシコの平原。標高は、2,300mほどだ。
-
頂上は、石がゴツゴツした平面になっている。佇む女性は、いかにもメキシコ風の装いだ。
-
月のピラミッドも見下ろす形になる。
-
太陽のピラミッドから下りて、土産物通りを通過して退出。ちなみに、翌日は脚が筋肉痛で大変だった。
-
うちわサボテンは、至る所で見ることが出来る。
約2時間の【世】古代都市テオティワカン観光を終えて、ツアー前半のメキシコシティ周辺の観光は終了。 -
約1時間バスに乗り、17時過ぎにメキシコシティの空港に到着。ここから飛行機でユカタン半島の中心地メリダに移動となる。
メキシコ航空のシンボルマークは、【世】メキシコシティ歴史地区のテンプル・マヨールで見た、鷲の口のなかに人面のある彫刻をデザイン化したものだ。 -
メキシコには日本のコンビニエンス・ストアが多い。空港にもセブン・イレブンがあって、大勢の人が利用している。
中を覗いてみた。もちろんおにぎりはないが、飲み物・サンドイッチ・スナック・菓子等の品揃えは豊富だった。 -
お洒落な店もある。
-
空港内のレストランで夕食。メニューは、我々にとっては最もメキシコ料理らしいタコスで、なかなか美味かった。
飛行機は、21時55分発でメリダ着23時40分。時差が1時間あるので実質1時間弱のフライトだった。
ただ、ホテルチェックインは0時半を過ぎてしまい、就寝は2時頃。朝早くからの観光とピラミッド登りでさすがに疲れた。翌日からは、ツアー後半のユカタン半島の遺跡巡りとカンクンリゾート滞在となる。これも楽しみだ。
(続く)
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
ダイスケitさんの関連旅行記
テオティワカン遺跡周辺(メキシコ) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
66