2017/03/17 - 2017/03/18
4189位(同エリア11649件中)
船尾唯智さん
先日志布志→大阪間でフェリー「さんふらわあきりしま」に乗りました。
都城市内某所の駐車場にクルマを止め、西都城駅まで歩き、そこから三州交通の路線バスで志布志に行きました。
乗客は僅か数名で、終点志布志の近くからは乗客は私一人だけとなりました。このバス、国鉄志布志線の廃止代替バスの名残りで西都城駅に寄りますが、客が少ないため、今は本数がわずか3~4往復程度に激減。クルマ社会の進展と過疎化が深刻であることを物語ります。
終点の少し手前の志布志高校前で下車し、そこから徒歩。志布志港行きバスもありますが、1時間も後なので、運動不足解消も兼ねて歩いて行きます。距離にして2キロ弱といったところ。
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フェリーさんふらわあの料金設定は、正規運賃のみを見ると決して安くはないのですが、実はGWなどの多客期を除くと「船に泊まろう」や「舟遊プラン」などの格安プランがあります。
今回は「船に泊まろう」プランで徒歩コースのツーリストベットをチョイス。多客期以外の日に乗るなら、数日前までにネットで予約するだけで格安料金になるので簡単。正規運賃15800円が9500円に!(笑)
LCCに比べたら高いかもしれませんが、私は座席間隔の狭いあの飛行機が苦手です。着くのは早いものの、基本的に座席でジッとしてるのが面白くない。道中、旅を楽しんでる味わい深さもあまりない。その対極にあるのがフェリー旅で、海上の揺れさえなければ移動できる空間が広々あって快適です。 -
さて搭乗手続きをして乗り込みます。ツーリストベットはこんな感じ。窓がなく薄暗いのですが、ここは寝るだけのスペース。
この船は登場から四半世紀経ってますが、来年は遂に新造船が登場しますので、更に快適性が向上するものと期待されます。 -
これがフロアです。この日は団体学生客が多数乗船していたのもあり、混雑を避けるために早めに乗船して、早めに風呂に入り、早めにレストランで食事を取ることに。
この志布志航路、志布志湾→太平洋→瀬戸内海と行くのですが、太平洋に出ると大きく揺れることがあります。逆コースだと太平洋に出るまで時間がかかるのですが、この志布志発だと太平洋に出るのは早い。
ゆえに団体客がいなくとも、早めに用事を済ませた方が無難です。大きく揺れてしまうと、風呂に入るのも難儀ですから。 -
18時前に志布志を出航。船員さんが合図の銅鑼を叩き、デッキでは客がお見送りのテープを投げるイベントがあります。フェリーさんふらわあの名物ですね。
ただ私は団体客による混雑を避けるために、テープ投げには目もくれず、レストラン前でレストラン営業を待ちます。気が付けば長蛇の列。 -
今日はイベントでブリの刺身が出るとのこと。
フェリーさんふらわあの航路は、大阪~志布志航路の他、神戸~大分航路、大阪~別府航路とありますが、全てレストランはバイキング方式。ゆえに後でゆっくりとレストランに行くと、品切れになっているメニューもあるのです。
フェリーさんふらわあの夕食バイキングは3航路全て大人1500円強。決して安くはないのですが、旅の移動中に食べる食事はこの上ない贅沢に感じるので必ず食べます。最近の鉄道でもこの手の供食サービスをしているところが新しく出てきましたが、このフェリーのレストランの方がまだ安いですね。
ただ、どうせ食べるなら、メニューが豊富な早いうちに行った方が無難です。 -
で、なんとかブリの刺身をゲット。胃腸が弱いくせに、貧乏性なのか、バイキングとなると後で後悔するほど盛り付けます(笑)
都井岬を眺めながら、飲むビールは格別ですね。 -
レストラン前にはグリルのスペースもあります。ここでは、たまにイベントで夜の星空ウォッチング教室をやることがあります。
客室からかなり離れているので、アルコールが入って深夜も喋りたい人はここでトークを弾ますのがベターです。
ただ当日は船長からの車内放送によると、外洋は2メートルのうねりとのこと。深夜になるともろに太平洋ですから、ここでその時にトークできる余裕のある客がいるかどうか? -
通路で見かけた時計。やはり四半世紀前の船という感じ。来年この船が引退するならば、この時計が是非欲しいです(笑)多分、外国に売られるのでしょうが。
都井岬を離れると、案の定船が揺れはじめました。元気だった学生団体客の数人がダウンしはじめた模様。
フェリーさんふらわあのパフレットを見ると「船の旅は、一生忘れない」というフレーズが、まるでキャッチコピーのようにあちこち書かれてますが、こういう船酔いの思い出も含めて「船の旅は、一生忘れない」なのでしょうね(笑) -
揺れ始めた船内で、とっとと歯磨きして、フロントに置いてある乗船記念スタンプを押して、すぐに寝床のツーリストベットに寝ます。
適度にアルコールが入っていたおかげですぐに夢の中に入りましたが、時折大きな揺れで目が覚めることもありました。 -
翌朝、友ヶ島水道の手前で目がさめると、和歌山~徳島をいく南海フェリーを発見。いつもだったらこの時間には見ることがないフェリーです。
逆に、この時に近くに見えることが多い宮崎→神戸の宮崎カーフェリーも見あたりません。
すると案内放送で荒天のため、30分入港が遅れるとのこと。あーなるほど、それでいつもは見ないフェリーが見れた訳ですね。
とにかく仕方ないので、瀬戸内海に入って穏やかになったフェリーの船内で、15分200円のマッサージチェアを堪能。ちなみに私は、マッサージチェアを利用する時は、腕の揉みほぐし機能があるかないかを重視します(笑) -
そしてまたレストランでまったりと朝食。これまたバイキングで大人620円。
とにかく旅の始まりなので、朝食、特に野菜はしっかりとらないと。旅の道中で病気にでもなったら面白くもなんともない。
しかし、夕食のバイキングで出ていたカレーを食べたかったけど、朝食で出ないのは少し残念。 -
太陽がきれいに昇り、旅をするにはいい天気。日頃の行いが良かったのでしょう(笑)
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かくして30分遅れの8時半過ぎに大阪南港に入港。今年2月から南港かもめ埠頭から、ATC前に移転したばかりで、真新しいフェリーターミナルが出迎えます。
おかげで大阪駅が20~30分も近くなり、便利になりました。南海沿線からは逆に遠くなりましたが、ATCからは南海堺駅、堺東駅行の南海バスが出ているので不便さはありません。 -
大阪南港のフェリーターミナルからATCまでは距離があるので、無料のシャトルバスが走ってます。これも「さんふらわあ」マーク入りの仕様。
ATCまでは歩けない距離ではありませんが、それまでの間はクルマやトラックが頻繁に出入りする危険なエリアなので、徒歩移動は禁止となってます。
あと、志布志側では志布志港~鹿児島市内ではバス「さんふらわあライナー」が走ってますが、乗船客は事前予約により無料で乗れます。ただ2時間もかかるので、建設中の大隅半島の高速道路が早く出来ればいいな、と思ってます。
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