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2月の○○会の行事は、東京都庁と迎賓館赤坂離宮の見学・・・なかなか個人では足が向かない場所ですが、15名の仲間と共に行ってみました。<br />東京都庁は、今や毎日のようにテレビを賑わしてくれるホットスポットなので、一度、都議会議事堂を見てみたいと思っていました。<br />また、迎賓館赤坂離宮は前庭を見学したことがありますが、昨年から本館も一般公開するするようになったので、事前予約をして出かけました。<br />これまで、ヴェルサイユ宮殿やシェーンブルン宮殿など、ヨーロッパの壮大・華麗な宮殿を見学したことはありますが、迎賓館赤坂離宮の本館も室内装飾をはじめ、見事な造りに圧倒されます。<br />文明開化後、西洋の技術を学んだ日本人によって、最高レベルの建築・美術・工芸の技術を駆使して建てられた赤坂離宮は、明治42年の竣工からちょうど100年後の2009年に、国宝に指定されました。<br />茨城県真壁産の花崗岩で覆われた壁の厚さは、最大で1.8mもあり、大正12年の関東大震災や平成23年の東日本大震災の際にも、損傷はなかったそうです。<br />写真は、迎賓館赤坂離宮の南側にある主庭の噴水池と本館。

東京都庁と迎賓館赤坂離宮の見学

17いいね!

2017/02/27 - 2017/02/27

116位(同エリア263件中)

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ペコちゃん

ペコちゃんさん

2月の○○会の行事は、東京都庁と迎賓館赤坂離宮の見学・・・なかなか個人では足が向かない場所ですが、15名の仲間と共に行ってみました。
東京都庁は、今や毎日のようにテレビを賑わしてくれるホットスポットなので、一度、都議会議事堂を見てみたいと思っていました。
また、迎賓館赤坂離宮は前庭を見学したことがありますが、昨年から本館も一般公開するするようになったので、事前予約をして出かけました。
これまで、ヴェルサイユ宮殿やシェーンブルン宮殿など、ヨーロッパの壮大・華麗な宮殿を見学したことはありますが、迎賓館赤坂離宮の本館も室内装飾をはじめ、見事な造りに圧倒されます。
文明開化後、西洋の技術を学んだ日本人によって、最高レベルの建築・美術・工芸の技術を駆使して建てられた赤坂離宮は、明治42年の竣工からちょうど100年後の2009年に、国宝に指定されました。
茨城県真壁産の花崗岩で覆われた壁の厚さは、最大で1.8mもあり、大正12年の関東大震災や平成23年の東日本大震災の際にも、損傷はなかったそうです。
写真は、迎賓館赤坂離宮の南側にある主庭の噴水池と本館。

旅行の満足度
5.0
同行者
友人
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
JRローカル 私鉄 徒歩

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  • 東京都庁は、第一本庁舎・第二本庁舎・都議会議事堂の3棟からなりますが、10時からの都庁見学のため、都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」で下車して集合場所の第一本庁舎・2階に向かいます。

    東京都庁は、第一本庁舎・第二本庁舎・都議会議事堂の3棟からなりますが、10時からの都庁見学のため、都営地下鉄大江戸線「都庁前駅」で下車して集合場所の第一本庁舎・2階に向かいます。

  • 東京都庁舎は、旧淀橋浄水場跡地の再開発により、丹下健三の設計で1990年12月に完成し、翌年4月に丸の内にあった旧庁舎から移転して、新都庁としての業務がスタートしました。<br />地上48階、地下3階、高さ243mの第一本庁舎は、竣工当時、日本一高い建物でしたが、現在は2014年に竣工した大阪・あべのハルカス(地上60階・高さ300m)が日本一。

    東京都庁舎は、旧淀橋浄水場跡地の再開発により、丹下健三の設計で1990年12月に完成し、翌年4月に丸の内にあった旧庁舎から移転して、新都庁としての業務がスタートしました。
    地上48階、地下3階、高さ243mの第一本庁舎は、竣工当時、日本一高い建物でしたが、現在は2014年に竣工した大阪・あべのハルカス(地上60階・高さ300m)が日本一。

  • 鈴木都知事(在任期間:1979~1995)の時に竣工しましたが、バブル景気の最中に計画された日本一の高層ビルだったため、「バベルの塔」をもじって「バブルの塔」と言われたり、また投入された税金から「タックス・タワー」と揶揄されることもありますが、一方で東京の観光名所の一つとして、45階の展望室に訪れる人が絶えません。

    鈴木都知事(在任期間:1979~1995)の時に竣工しましたが、バブル景気の最中に計画された日本一の高層ビルだったため、「バベルの塔」をもじって「バブルの塔」と言われたり、また投入された税金から「タックス・タワー」と揶揄されることもありますが、一方で東京の観光名所の一つとして、45階の展望室に訪れる人が絶えません。

  • 第一本庁舎の正面玄関は、建物の2階に位置します。

    第一本庁舎の正面玄関は、建物の2階に位置します。

  • 東京都は、都の紋章(通称:亀の子マーク)とは別に、1989年(平成元年)に旧東京市の成立100周年を記念してシンボルマークを制定しました。<br />正面玄関の上にあるこのシンボルマークは、東京都の頭文字「T」をイメージし、 ” これからの東京都の躍動・繁栄・潤い・安らぎ ” を表現したものだそうです。<br />このマークは「都の木」であるイチョウのデザインと思っていました。

    東京都は、都の紋章(通称:亀の子マーク)とは別に、1989年(平成元年)に旧東京市の成立100周年を記念してシンボルマークを制定しました。
    正面玄関の上にあるこのシンボルマークは、東京都の頭文字「T」をイメージし、 ” これからの東京都の躍動・繁栄・潤い・安らぎ ” を表現したものだそうです。
    このマークは「都の木」であるイチョウのデザインと思っていました。

  • 右の第一本庁舎は、都議会議事堂および第二本庁舎と渡り廊下で結ばれています。<br />写真の渡り廊下は議事堂と結ばれており、奥の建物が第二本庁舎で、地下3階、地上34階、高さ163m。

    右の第一本庁舎は、都議会議事堂および第二本庁舎と渡り廊下で結ばれています。
    写真の渡り廊下は議事堂と結ばれており、奥の建物が第二本庁舎で、地下3階、地上34階、高さ163m。

  • 第一本庁舎と都議会議事堂に囲まれた都民広場・・・ここは、いろいろなイべントにも使われる広場で、ステージもあります。<br />昨年末の「紅白歌合戦」で、椎名林檎さんやTOKIOの面々が、このステージから生中継で出演しましたね。

    第一本庁舎と都議会議事堂に囲まれた都民広場・・・ここは、いろいろなイべントにも使われる広場で、ステージもあります。
    昨年末の「紅白歌合戦」で、椎名林檎さんやTOKIOの面々が、このステージから生中継で出演しましたね。

  • 2月22日から3月30日までは都議会が開催されていますが、今日は開催されないので議事堂の見学はOK。<br />都民広場に設置された左右のアート作品の作品名は『my sky hole 91 tokyo』・・・鋼材で作られ、断面は東京の「T]。

    2月22日から3月30日までは都議会が開催されていますが、今日は開催されないので議事堂の見学はOK。
    都民広場に設置された左右のアート作品の作品名は『my sky hole 91 tokyo』・・・鋼材で作られ、断面は東京の「T]。

  • 虹の真ん中が欠けているような作品ですが、 ” 欠けている部分は自分の想像で繋いで下さい ” とのこと。<br />都民広場を挟んで第一本庁舎の向かいにあるのが都議会議事堂。<br />背後にある高層ビルは、左から新宿住友ビル、新宿三井ビル、新宿野村ビル、新宿センタービル、そして、京王プラザホテル。

    虹の真ん中が欠けているような作品ですが、 ” 欠けている部分は自分の想像で繋いで下さい ” とのこと。
    都民広場を挟んで第一本庁舎の向かいにあるのが都議会議事堂。
    背後にある高層ビルは、左から新宿住友ビル、新宿三井ビル、新宿野村ビル、新宿センタービル、そして、京王プラザホテル。

  • 都議会議事堂は地下1階・地上7階で、高さは41m。<br />平成28年10月から都議会議事堂1階に「とちょう保育園」が開園し、朝7時から夜10時まで、0~2歳児の48名(新宿区民枠は24名、近隣企業・都職員枠は24名)が預けられます。<br />園児が建物に入っていく所を見かけましたが、都庁に保育園なんて、小池都知事のお蔭ですね。

    都議会議事堂は地下1階・地上7階で、高さは41m。
    平成28年10月から都議会議事堂1階に「とちょう保育園」が開園し、朝7時から夜10時まで、0~2歳児の48名(新宿区民枠は24名、近隣企業・都職員枠は24名)が預けられます。
    園児が建物に入っていく所を見かけましたが、都庁に保育園なんて、小池都知事のお蔭ですね。

  • 地下鉄の地下道を進むと、広々とした第一本庁舎・1階のロビーへつながります。

    地下鉄の地下道を進むと、広々とした第一本庁舎・1階のロビーへつながります。

  • 東京都の年間予算は13兆円(インドネシアの2014年の国家予算並み)、職員数は16万人(うち、学校の先生・警察・消防が13万人)と巨大で、この都庁舎には1万数千人が勤務しています。<br />従って、1階には郵便局があり、銀行なども入っています。

    東京都の年間予算は13兆円(インドネシアの2014年の国家予算並み)、職員数は16万人(うち、学校の先生・警察・消防が13万人)と巨大で、この都庁舎には1万数千人が勤務しています。
    従って、1階には郵便局があり、銀行なども入っています。

  • エスカレーターで集合場所の2階へ。

    エスカレーターで集合場所の2階へ。

  • 都庁の見学は、10名以上であれば団体見学が予約でき、案内してくれます。<br />今回は10時から約1時間で、2名の方が案内してくれました。

    都庁の見学は、10名以上であれば団体見学が予約でき、案内してくれます。
    今回は10時から約1時間で、2名の方が案内してくれました。

  • 最初に第一本庁舎の2階を見て回り、都議会議事堂を見学した後、展望室専用エレベータ前で解散、というのが見学コースです。

    最初に第一本庁舎の2階を見て回り、都議会議事堂を見学した後、展望室専用エレベータ前で解散、というのが見学コースです。

  • 全国観光PRコーナーには47都道府県の観光パンフレットが置かれ、週替わりで各都道府県の特産品などを販売しています。<br />今週は富山県。

    全国観光PRコーナーには47都道府県の観光パンフレットが置かれ、週替わりで各都道府県の特産品などを販売しています。
    今週は富山県。

  • 都庁では、オリンピック・エンブレムの組市松紋があちこちに目立ちます・・・この作品名は『鉄樹開花(父に捧ぐ)』で、伊原通夫の作・・・芸術も解釈が難しい。<br />また建物の内外に、彫刻やレリーフなど38点のアートワークも設置されています。

    都庁では、オリンピック・エンブレムの組市松紋があちこちに目立ちます・・・この作品名は『鉄樹開花(父に捧ぐ)』で、伊原通夫の作・・・芸術も解釈が難しい。
    また建物の内外に、彫刻やレリーフなど38点のアートワークも設置されています。

  • 2階のエントランス・ホールに飾られている巨大な熊手は、ある職人さんが寄贈してくれたもので、一部の飾りを毎年取り換えているそうです。

    2階のエントランス・ホールに飾られている巨大な熊手は、ある職人さんが寄贈してくれたもので、一部の飾りを毎年取り換えているそうです。

  • 2階からエレベータで3階に上がり、第一本庁舎と都議会議事堂を結ぶ渡り廊下を進みます。

    2階からエレベータで3階に上がり、第一本庁舎と都議会議事堂を結ぶ渡り廊下を進みます。

  • 東京マラソンが開催された昨日(2月26日)は、35万人の中から選ばれた3万6千人のマラソンランナーが、都庁通りのこの場所からスタートしました。

    東京マラソンが開催された昨日(2月26日)は、35万人の中から選ばれた3万6千人のマラソンランナーが、都庁通りのこの場所からスタートしました。

  • 住友ビル・三井ビルなど西新宿の超高層ビル群が目の前に迫って来ます。

    住友ビル・三井ビルなど西新宿の超高層ビル群が目の前に迫って来ます。

  • 都議会議事堂の5階の案内板・・・議事堂内に割り当てられた各会派の控え室の見取り図です。<br />現在は、自民党が左半分(緑色)を占めていますが、7月の都議選の後はどんな案内板になっているか・・・

    都議会議事堂の5階の案内板・・・議事堂内に割り当てられた各会派の控え室の見取り図です。
    現在は、自民党が左半分(緑色)を占めていますが、7月の都議選の後はどんな案内板になっているか・・・

  • 6・7階の2階分が吹き抜けになっている議場・・・7階の傍聴席から見学します。<br />正面の上にある黄色い丸窓は、第一本庁舎にあるシンボルマークの丸窓と同じ大きさと高さになっており、「執行機関である都庁と、それに対峙する議会は対等な二元代表である」ということを表す象徴なんだそうです。

    6・7階の2階分が吹き抜けになっている議場・・・7階の傍聴席から見学します。
    正面の上にある黄色い丸窓は、第一本庁舎にあるシンボルマークの丸窓と同じ大きさと高さになっており、「執行機関である都庁と、それに対峙する議会は対等な二元代表である」ということを表す象徴なんだそうです。

  • 本会議が開かれる6階の議場・・・都議会議員の主戦場です。<br />手前に扇形に広がっている席が一般議員席で、都議会議員の定数は127人。

    本会議が開かれる6階の議場・・・都議会議員の主戦場です。
    手前に扇形に広がっている席が一般議員席で、都議会議員の定数は127人。

  • 中央の一段高い場所が議長席で、その前が発言席(演壇)、その右側の一番手前の左端が知事席です。<br />演壇は車いすの人も登壇できるように段差がなくスロープになっています・・・案内嬢の説明では ” ここが国会議事堂と違う ” とのこと。

    中央の一段高い場所が議長席で、その前が発言席(演壇)、その右側の一番手前の左端が知事席です。
    演壇は車いすの人も登壇できるように段差がなくスロープになっています・・・案内嬢の説明では ” ここが国会議事堂と違う ” とのこと。

  • 自民党のドン・○○議員の席は、左側通路の最後列。<br />1,300万人都民のために、しっかり議論してくださいよ、都議の皆さん!

    自民党のドン・○○議員の席は、左側通路の最後列。
    1,300万人都民のために、しっかり議論してくださいよ、都議の皆さん!

  • 7階の一般傍聴席は186で、本会議当日、開会予定時刻1時間前の12時から、先着順に1人1枚ずつ傍聴券を配布します。

    7階の一般傍聴席は186で、本会議当日、開会予定時刻1時間前の12時から、先着順に1人1枚ずつ傍聴券を配布します。

  • 傍聴席の最前列はカメラマン席で、左右には記者席があります。

    傍聴席の最前列はカメラマン席で、左右には記者席があります。

  • 傍聴席は他に、車いす利用者用のスペースや、耳の不自由な方が画面で手話を見ながら傍聴できる席もあります。

    傍聴席は他に、車いす利用者用のスペースや、耳の不自由な方が画面で手話を見ながら傍聴できる席もあります。

  • 貴重な体験でした。<br />議事堂3階の展望スペースで写真を撮って、見学終了。

    貴重な体験でした。
    議事堂3階の展望スペースで写真を撮って、見学終了。

  • その後は、1階を出た所にある展望室エレベータまで案内してもらいました・・・今日は北展望室が休室なので、南展望室へ。

    その後は、1階を出た所にある展望室エレベータまで案内してもらいました・・・今日は北展望室が休室なので、南展望室へ。

  • 案内嬢の話では、北よりも南の方が展望が良い、とのこと。<br />無料のせいか(?)、来場者は日本人よりも外国人の方が多い。

    案内嬢の話では、北よりも南の方が展望が良い、とのこと。
    無料のせいか(?)、来場者は日本人よりも外国人の方が多い。

  • 手荷物確認を受けてエレベータに乗り、地上45階・202mの展望室まで55秒で一気に昇ります。

    手荷物確認を受けてエレベータに乗り、地上45階・202mの展望室まで55秒で一気に昇ります。

  • 南展望室の中央にあるのは、カジュアルなカフェレストラン 「TOKYO CAFE 202」。<br /><br />

    南展望室の中央にあるのは、カジュアルなカフェレストラン 「TOKYO CAFE 202」。

  • 展望室には、英語や中国語などが喋れるオレンジ色のジャンパーを着たボランティアの案内人もいます。

    展望室には、英語や中国語などが喋れるオレンジ色のジャンパーを着たボランティアの案内人もいます。

  • 北西の方向を見ると、住友ビル・三井ビル・新宿センタービル・京王プラザホテルなどの超高層ビル群が迫って来ます。<br />コクーン(繭)のような外観が特徴の「モード学園コクーンタワー」は、「創造する若者を包み込み、触発させる」という意味を込めて朝日生命本社跡地に建てられ、東京モード学園など3つの専門学校が入っています。

    北西の方向を見ると、住友ビル・三井ビル・新宿センタービル・京王プラザホテルなどの超高層ビル群が迫って来ます。
    コクーン(繭)のような外観が特徴の「モード学園コクーンタワー」は、「創造する若者を包み込み、触発させる」という意味を込めて朝日生命本社跡地に建てられ、東京モード学園など3つの専門学校が入っています。

  • 北東方面には、東京スカイツリーが見えます。

    北東方面には、東京スカイツリーが見えます。

  • 南東方面を見ると、NTTドコモ代々木ビルや東京タワーが。

    南東方面を見ると、NTTドコモ代々木ビルや東京タワーが。

  • そして明治神宮の森。

    そして明治神宮の森。

  • 南西方面に見える新宿パークタワーも東京都庁舎と同じく丹下健三の設計。<br />右側の高層ビルは、初台にある東京オペラシティ。

    南西方面に見える新宿パークタワーも東京都庁舎と同じく丹下健三の設計。
    右側の高層ビルは、初台にある東京オペラシティ。

  • 西の方向には、天気が良ければ富士山が見えますが、今日は生憎の曇り空。

    西の方向には、天気が良ければ富士山が見えますが、今日は生憎の曇り空。

  • 三角の形をした中野サンプラザの白い建物も近くに感じます。

    三角の形をした中野サンプラザの白い建物も近くに感じます。

  • 11時半を過ぎたので、そろそろ昼食を。<br />展望台から1階へ降りて、第一本庁舎への入館書類を書いて入館証を貰い、32階の職員食堂へ。

    11時半を過ぎたので、そろそろ昼食を。
    展望台から1階へ降りて、第一本庁舎への入館書類を書いて入館証を貰い、32階の職員食堂へ。

  • メニューは豊富ですが、折角、都庁に来たので「都庁弁当」をチョイス。

    メニューは豊富ですが、折角、都庁に来たので「都庁弁当」をチョイス。

  • 食券を購入し・・・

    食券を購入し・・・

  • Dカウンターで弁当を受け取り・・・

    Dカウンターで弁当を受け取り・・・

  • ゆっくり食べます。

    ゆっくり食べます。

  • 都庁弁当・・・これで600円はリーズナブル。

    都庁弁当・・・これで600円はリーズナブル。

  • 昼食後、都庁内で時間調整をし、14時からの迎賓館見学のために四谷に移動・・・天気も良くなり、迎賓館の正門が美しく輝いています。

    昼食後、都庁内で時間調整をし、14時からの迎賓館見学のために四谷に移動・・・天気も良くなり、迎賓館の正門が美しく輝いています。

  • 正門から本館へ続く前庭。<br />迎賓館は、かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった敷地に、明治33年に結婚された嘉仁親王(後の大正天皇)の東宮御所(皇太子殿下の住まい)として明治32年に建設を開始し、1909年(明治42年)に完成しました。<br />当時の建築・美術工芸等各界の総力を結集して建てられた東宮御所でしたが、嘉仁親王は結婚後も殆ど住まわれず、天皇に即位した後は名称も赤坂離宮と改められました。(建築費は今のお金で1,000億円だとか)

    正門から本館へ続く前庭。
    迎賓館は、かつて紀州徳川家の江戸中屋敷があった敷地に、明治33年に結婚された嘉仁親王(後の大正天皇)の東宮御所(皇太子殿下の住まい)として明治32年に建設を開始し、1909年(明治42年)に完成しました。
    当時の建築・美術工芸等各界の総力を結集して建てられた東宮御所でしたが、嘉仁親王は結婚後も殆ど住まわれず、天皇に即位した後は名称も赤坂離宮と改められました。(建築費は今のお金で1,000億円だとか)

  • 広い前庭には、左右に噴水があります。<br />赤坂離宮は、戦後は国へ移管され、その後、国会図書館などとして利用されましたが、国の迎賓施設として昭和43年から5年余りの歳月をかけて改修され、昭和49年から国賓を招いた時の迎賓館として用いられるようになりました。<br />新装なった迎賓館に迎えた最初の国賓は、アメリカのフォード大統領。

    広い前庭には、左右に噴水があります。
    赤坂離宮は、戦後は国へ移管され、その後、国会図書館などとして利用されましたが、国の迎賓施設として昭和43年から5年余りの歳月をかけて改修され、昭和49年から国賓を招いた時の迎賓館として用いられるようになりました。
    新装なった迎賓館に迎えた最初の国賓は、アメリカのフォード大統領。

  • 迎賓館赤坂離宮は、フランスのヴェルサイユ宮殿やイギリスのバッキンガム宮殿などを参考にしたネオバロック様式の西洋風宮殿建築で、日本唯一の宮殿建築です<br />明治文化の集大成というべき近代建築の傑作である赤坂離宮は、門や街灯を見るだけでも、その素晴らしさを感じます。

    迎賓館赤坂離宮は、フランスのヴェルサイユ宮殿やイギリスのバッキンガム宮殿などを参考にしたネオバロック様式の西洋風宮殿建築で、日本唯一の宮殿建築です
    明治文化の集大成というべき近代建築の傑作である赤坂離宮は、門や街灯を見るだけでも、その素晴らしさを感じます。

  • 本館の正面中央の玄関と、2階はバルコニーがある「彩鸞の間」。

    本館の正面中央の玄関と、2階はバルコニーがある「彩鸞の間」。

  • 緑青の屋根には、洋風建築でありながら日本の甲冑を形どった装飾が阿吽のように左右に飾られ、中央部には菊の紋章もあります。

    緑青の屋根には、洋風建築でありながら日本の甲冑を形どった装飾が阿吽のように左右に飾られ、中央部には菊の紋章もあります。

  • 中央部から少し離れた左右の階段屋根には、金の星を散りばめた天球儀と、金色に輝く「鸞」(らん、中国の想像上の霊鳥)が置かれています。

    中央部から少し離れた左右の階段屋根には、金の星を散りばめた天球儀と、金色に輝く「鸞」(らん、中国の想像上の霊鳥)が置かれています。

  • 国賓や公賓が入場するのは、この本館の正面中央のドアから。

    国賓や公賓が入場するのは、この本館の正面中央のドアから。

  • 中央の扉には、菊の紋章と五七の桐のレリーフが装飾されています。

    中央の扉には、菊の紋章と五七の桐のレリーフが装飾されています。

  • 左右の扉も同じデザインですが、最上部に菊の花紋はありません。

    左右の扉も同じデザインですが、最上部に菊の花紋はありません。

  • 迎賓館の見学は、西門で受付をして写真・左のテント屋根の通路から入館します。

    迎賓館の見学は、西門で受付をして写真・左のテント屋根の通路から入館します。

  • 入り口を入って階段で2階に上がり、彩鸞の間 ⇒ 花鳥の間 ⇒ 朝日の間(今回は改修工事のため見学出来ず) ⇒ 羽衣の間 と見学します。

    入り口を入って階段で2階に上がり、彩鸞の間 ⇒ 花鳥の間 ⇒ 朝日の間(今回は改修工事のため見学出来ず) ⇒ 羽衣の間 と見学します。

  • 本館は、地上2階・地下1階で、延床面積は約4,700坪あり、外壁は鉄骨補強煉瓦石造の耐震・耐火構造。<br />もともと東宮御所として作られた建物なので、1階部分は皇太子夫妻の住宅や事務所、地下は厨房や倉庫などになっています。

    本館は、地上2階・地下1階で、延床面積は約4,700坪あり、外壁は鉄骨補強煉瓦石造の耐震・耐火構造。
    もともと東宮御所として作られた建物なので、1階部分は皇太子夫妻の住宅や事務所、地下は厨房や倉庫などになっています。

  • 2階は、調印式などに使用される「彩鸞の間」、歓迎行事やレセプションなどに使用する「羽衣の間」、会談などが行われる「朝日の間」、公式晩餐会の会場にもなる「饗宴の間」などがあり、これらの公用室を見学しますが、ヨーロッパの宮殿と違い、内部は撮影禁止です。(以下の写真は内閣府のHPより)

    2階は、調印式などに使用される「彩鸞の間」、歓迎行事やレセプションなどに使用する「羽衣の間」、会談などが行われる「朝日の間」、公式晩餐会の会場にもなる「饗宴の間」などがあり、これらの公用室を見学しますが、ヨーロッパの宮殿と違い、内部は撮影禁止です。(以下の写真は内閣府のHPより)

  • 階段を上がって最初に見学するのは、北側にある正面入り口上の「彩鸞の間」・・・広さは約140平方メートルで、天井から3基のシャンデリアが吊り下がり、内装には金箔がふんだんに用いられ、まさに絢爛豪華!<br />そして、10枚の鏡が部屋を広く見せています。<br />この部屋は、晩餐会の招待客が国・ 公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのテレビインタビュー等に使用されています。

    階段を上がって最初に見学するのは、北側にある正面入り口上の「彩鸞の間」・・・広さは約140平方メートルで、天井から3基のシャンデリアが吊り下がり、内装には金箔がふんだんに用いられ、まさに絢爛豪華!
    そして、10枚の鏡が部屋を広く見せています。
    この部屋は、晩餐会の招待客が国・ 公賓に謁見したり、条約・協定の調印式や国・公賓とのテレビインタビュー等に使用されています。

  • 部屋の名は、左右の大きな鏡の上と、この大理石で造られた暖炉の両脇に、正面の屋根にあった架空の鳥「鸞」をデザインした金色の浮彫りがあることに由来します。

    部屋の名は、左右の大きな鏡の上と、この大理石で造られた暖炉の両脇に、正面の屋根にあった架空の鳥「鸞」をデザインした金色の浮彫りがあることに由来します。

  • 東側にある「花鳥の間」・・・部屋の名前は、天井に描かれた36枚の油絵や、欄間に張られた錦綴織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることに由来します。<br />茶色を基調としたシックな内装で、広さは約300平方m、フランス製のシャンデリアの重さは1,125kgもあります。<br />この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂で、最大130名の席が設けられます。

    東側にある「花鳥の間」・・・部屋の名前は、天井に描かれた36枚の油絵や、欄間に張られた錦綴織、壁面に飾られた30枚の楕円形の七宝などに花や鳥が描かれていることに由来します。
    茶色を基調としたシックな内装で、広さは約300平方m、フランス製のシャンデリアの重さは1,125kgもあります。
    この部屋は、主に国・公賓主催の公式晩餐会が催される大食堂で、最大130名の席が設けられます。

  • 周囲の腰壁は茶褐色のシオジ材で板張りしてあり、その壁の中段に30面の七宝が飾られています。<br />四季の花鳥をモチーフにした楕円形の七宝焼は、明治時代の日本画家・渡辺省亭が下絵を描き、七宝焼の天才・涛川聡助(なみかわそうすけ・1847年~1910年)が焼いたものです。<br />この作品は「矮鶏(チャボ)」・・・どう見ても絵画に見える素晴らしい七宝です。<br />七宝は、釉薬の色の間仕切りと図柄の輪郭線のために金線や銀線を利用する「有線七宝」が一般的で、これが作品の図柄を引き立てる役割も担っていますが、涛川聡助は、釉薬を焼き付ける前に植線を取り外す「無線七宝」を考案しました。<br />これにより図柄の輪郭線がなくなり、釉薬が微妙に混ざり合うことで色彩のグラデーションが生まれ、写実的で立体感のある表現や軟らかな表現が、このような作品を生み出しました。

    周囲の腰壁は茶褐色のシオジ材で板張りしてあり、その壁の中段に30面の七宝が飾られています。
    四季の花鳥をモチーフにした楕円形の七宝焼は、明治時代の日本画家・渡辺省亭が下絵を描き、七宝焼の天才・涛川聡助(なみかわそうすけ・1847年~1910年)が焼いたものです。
    この作品は「矮鶏(チャボ)」・・・どう見ても絵画に見える素晴らしい七宝です。
    七宝は、釉薬の色の間仕切りと図柄の輪郭線のために金線や銀線を利用する「有線七宝」が一般的で、これが作品の図柄を引き立てる役割も担っていますが、涛川聡助は、釉薬を焼き付ける前に植線を取り外す「無線七宝」を考案しました。
    これにより図柄の輪郭線がなくなり、釉薬が微妙に混ざり合うことで色彩のグラデーションが生まれ、写実的で立体感のある表現や軟らかな表現が、このような作品を生み出しました。

  • 本館の西側にある「羽衣の間」・・・広さは約300平方mあり、3基のシャンデリアは迎賓館で最も豪華なもので、約7,000個もの部品で組み立てられています。<br />壁は楽器、楽譜等をあしらった石膏の浮彫りで飾られ、正面の中2階はオーケストラ・ボックスとなっており、かつては舞踏室と呼ばれていました。<br />この部屋は、雨天の際に歓迎行事を行ったり、レセプションや会議場等として使用されており、また、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒を供するところでもあります。

    本館の西側にある「羽衣の間」・・・広さは約300平方mあり、3基のシャンデリアは迎賓館で最も豪華なもので、約7,000個もの部品で組み立てられています。
    壁は楽器、楽譜等をあしらった石膏の浮彫りで飾られ、正面の中2階はオーケストラ・ボックスとなっており、かつては舞踏室と呼ばれていました。
    この部屋は、雨天の際に歓迎行事を行ったり、レセプションや会議場等として使用されており、また、晩餐会の招待客に食前酒や食後酒を供するところでもあります。

  • 部屋の名の由来になった大天井画・・・フランス人の画家が描いたこの大絵画は、謡曲の「羽衣」の景趣を表現しています。

    部屋の名の由来になった大天井画・・・フランス人の画家が描いたこの大絵画は、謡曲の「羽衣」の景趣を表現しています。

  • 1階の正面大玄関から2階の大ホールに続く中央階段・・・床には、イタリア産の大理石が張られ、その上に赤じゅうたんが敷きつめられています。<br />階段の左右の壁には、フランス産の大理石が鏡張りされています。<br />また、欄干はフランス産の大理石であり、その上に8基の黄金色の大燭台が置かれています。<br />正面大玄関から上がってきた国賓の方を、ここでお迎えするそうです。

    1階の正面大玄関から2階の大ホールに続く中央階段・・・床には、イタリア産の大理石が張られ、その上に赤じゅうたんが敷きつめられています。
    階段の左右の壁には、フランス産の大理石が鏡張りされています。
    また、欄干はフランス産の大理石であり、その上に8基の黄金色の大燭台が置かれています。
    正面大玄関から上がってきた国賓の方を、ここでお迎えするそうです。

  • 中央階段を上がった2階大ホールには「朝日の間」があり、入口正面の左右の壁面には、1974年に据え付けた小磯良平(1903年~1988年)の油絵が飾られています。<br />(題名は、左側が『絵画』、右側が『音楽』)

    中央階段を上がった2階大ホールには「朝日の間」があり、入口正面の左右の壁面には、1974年に据え付けた小磯良平(1903年~1988年)の油絵が飾られています。
    (題名は、左側が『絵画』、右側が『音楽』)

  • 2階・南側にある「朝日の間」は、天井絵画等の内装の改修工事のため、2月15日から約2年間、閉室となったため、残念ながら見学出来ませんでした。<br />この部屋は国・公賓用のサロンとして使われ、また国賓が天皇・皇后両陛下とお別れの挨拶をする際に使用される、迎賓館では最も格式の高い部屋で、広さは180平方m。

    2階・南側にある「朝日の間」は、天井絵画等の内装の改修工事のため、2月15日から約2年間、閉室となったため、残念ながら見学出来ませんでした。
    この部屋は国・公賓用のサロンとして使われ、また国賓が天皇・皇后両陛下とお別れの挨拶をする際に使用される、迎賓館では最も格式の高い部屋で、広さは180平方m。

  • 部屋の名前の由来となった天井画・・・この天井画には、朝日を背にうけた暁の女神オーロラ(ギリシャ神話ではエオス)が、左手に月桂樹の小枝を持ち、右手には手綱をもって4頭立ての白馬の車に乗って天空を駆ける姿が描かれています。

    部屋の名前の由来となった天井画・・・この天井画には、朝日を背にうけた暁の女神オーロラ(ギリシャ神話ではエオス)が、左手に月桂樹の小枝を持ち、右手には手綱をもって4頭立ての白馬の車に乗って天空を駆ける姿が描かれています。

  • 約1時間の本館見学を終えて、本館の南側にある主庭へ。

    約1時間の本館見学を終えて、本館の南側にある主庭へ。

  • 主庭は全面砂利敷きで、中央には噴水池や花壇が設けられており、そのまわりには枝振りのよい松が植えられています。<br />ちょうど、剪定作業中。

    主庭は全面砂利敷きで、中央には噴水池や花壇が設けられており、そのまわりには枝振りのよい松が植えられています。
    ちょうど、剪定作業中。

  • 主庭の主役は、2009年に国宝に指定された噴水・・・上から見ると、噴水池は花びらのような形をしています。<br />右奥のビルはホテル・ニューオータニ。

    主庭の主役は、2009年に国宝に指定された噴水・・・上から見ると、噴水池は花びらのような形をしています。
    右奥のビルはホテル・ニューオータニ。

  • 噴水の先に見える本館2階の中央が「朝日の間」。<br />噴水池の外側のノズルは円形に多数並べられて低く放水し、内側は3つのノズルを一組として4組設置され、中央に向かって勢いよく水を噴出しています。<br />全体的にかなりの水量で、大型の噴水に相応しい放水です。

    噴水の先に見える本館2階の中央が「朝日の間」。
    噴水池の外側のノズルは円形に多数並べられて低く放水し、内側は3つのノズルを一組として4組設置され、中央に向かって勢いよく水を噴出しています。
    全体的にかなりの水量で、大型の噴水に相応しい放水です。

  • 中央の噴水の周りには、グリフォン(鷲あるいは鷹の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ伝説上の生物)の像が4体置かれ、口から水を出す時もあります。<br />グリフォンが乗っている台座の左右の側面には、口から水を流すライオンの顔が取り付けられています。<br />グリフォンの左右には、亀の像も計8体置かれています。

    中央の噴水の周りには、グリフォン(鷲あるいは鷹の翼と上半身、ライオンの下半身をもつ伝説上の生物)の像が4体置かれ、口から水を出す時もあります。
    グリフォンが乗っている台座の左右の側面には、口から水を流すライオンの顔が取り付けられています。
    グリフォンの左右には、亀の像も計8体置かれています。

  • 中央の4基の噴水の皿にはシャチの像が置かれており、まるで水の中で飛び跳ねているようです。<br />見応えのある噴水でした。

    中央の4基の噴水の皿にはシャチの像が置かれており、まるで水の中で飛び跳ねているようです。
    見応えのある噴水でした。

  • ” 都民ファースト ” を掲げる小池知事が率いる東京都庁と、日本人として一度は見たい迎賓館赤坂離宮の見学・・・記憶に残る冬の一日でした。

    ” 都民ファースト ” を掲げる小池知事が率いる東京都庁と、日本人として一度は見たい迎賓館赤坂離宮の見学・・・記憶に残る冬の一日でした。

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