2013/11/29 - 2013/11/30
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hiroworldさん
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妻の提案する初めての旅。
インド、ブータン、納経と般若心経を唱える旅。
ある時、妻から提案してくるのはとても珍しいことだが
次の旅について僕の意見を聞いてくる。
≪インドとブータンへ行きたいわ。あなたも行く?≫
<いいよ、山登り?>
≪いいえ。納経の旅よ≫
<納経????どうして?>
写経した経典をインドのお寺に納経する旅。
写経したことも般若心経を唱えた経験も僕には無い。
でも、面白そうだ。行ってみよう。
と言うわけで僕にとっては40年ぶりのインドと初めてのブータンへ出かけることとなる。
五体投地しながら山を登る巡礼者、彼の望みとか人生を聞いてみたかった。
ーーーーーーーー旅の日程ーーーーーーーーーー
23日:成田⇒バンコク空港⇒バラナシ⇒ガンガ
24日:バラナシ⇒ガンガ⇒ブッダガヤ
25日:ブッダガヤ⇒マハーボディー寺院⇒日本寺
26日:ブッダガヤ⇒ガヤ空港⇒パロ空港⇒パロ⇒ティンプー
27日:ティンプー⇒ブッダポイント⇒王宮⇒ティンプー
28日:ティンプー⇒ド・チュラ峠⇒プナカ⇒ド・チュラ峠⇒パロ
29日:パロ⇒タクツアン僧院⇒パロゾン⇒パロ
30日:パロ⇒パロ空港⇒バンコク空港⇒成田
<・・・・>夫の言葉
≪・・・・≫妻の言葉
(・・・・)二人以外の言葉
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.5
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩 飛行機
- 旅行の手配内容
- その他
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-
■11月29日:パロ→タクツアン僧院ーパロ
オラタンホテルのコッテージ
食事の前に朝の散歩へでかける。
≪ほかの人たちはどこにいるのかしら?≫
いくつかコッテージがあるが僕らのコッテージの隣はヨーロッパ圏の人のようだ。
車の送り迎えはないが、喩えれば軽井沢プリンスホテルのコッテージのような感じに建物が構成されている。
<山の中にいるような感じもいいね> -
ー隣のコッテージのイギリス人に挨拶するー
<モーニン>
(Morning)
<どこからきたの?>
(ここからだよ)
彼は隣のコッテージを指して片目をつぶってみせた。
残念ながら僕らにはそんな風なジョークがスグには出てこない。
≪うらやましいわ≫
僕らはどう答えたらいいのだろう。
食事をしてからタクツアン僧院へ向かう。 -
ー馬にも好き嫌いはあるだろうー
妻の馬は嫌がらずに妻を乗せている。
<お母さんは軽いの?>
≪あなたの馬は嫌がっているみたいよ≫
車の終点から馬に乗って僧院の近くの終着点を目指す。 -
ーここはまだ平らな道だー
≪乗り心地は最高だわ≫
妻は初めての長い時間の乗馬
僕は3回目、一番長い馬の旅は確か4日間 -
ー少しづつ山の中へ入っていくー
-
ーそっちは違うよー
-
ー休憩場所にやって来るー
-
ー二人のガイドとともにー
(山へ登るならばその手配もできるよ)
彼らは歩き,僕らは馬
馬の上から見ていると彼らはかなり速いスピードで登って来ている。
山登りに慣れていそうなので安心してガイドを頼めそうだが
≪いつまで私たちの体力がもつかしら?≫ -
ー休憩所で遊ぶ2匹の犬ー
-
ー休憩所から望むタクツアン僧院ー
<僕らが般若心経をあげる場所はどこだろう?> -
ー五体投地をしながら登る巡礼者に出会うー
話をしたかったが熱心に進む彼の邪魔はしたくなかった。
<どこかで出会えたら話をしてみよう>
だが出会いは何時も一期一会で過ぎてしまう。
以後、彼に会うことはなかった。 -
ー五体投地一回で2m位進んでいるー
掌の先の位置を覚えておいて立ち上がりその位置まで進む。
そこから、次の五体投地を行う。
気の遠くなるような苦行だが
それでも目的地には近づく。 -
ー登り道から見るタクツアン僧院-
結構急な道だが、年寄りも子供も登れるように安全に道が作られている。タクツァン僧院 寺院・教会
-
ー僕らが般若心経を唱えるのはどこだろうか?-
王宮の寺院では神秘的な笛や鐘のメロディーで迎えられたが
ここでは賑やかな鐘やドラ、笛の音で迎えられた。
(ブオー、ブオー、ドンドン、ピー)
チベット仏教のドキュメンタリー映画で聴くような賑やかさだ。
僧院の入り口で靴を脱ぎ、裸足で一番上の部屋まで上って
般若心経を唱える。 -
ーこんな岩の壁にへばりついて幾つかの僧院が建てられているー
-
ー下り道でポルトガルから来ている夫婦連れに出会うー
≪ハロー、どこから来たの?≫
(ハロー、ポルトガルからよ、あなた方は?)
<日本からです。ここは料金が高かったでしょ。>
(そうなの、長くは滞在できないわ)
そんなことを話しながら、しばらく一緒に下る。
<ポルトガルのどこに住んでいるの?>
(古い都、ポルトだよ)
僕らは2年後には巡礼の後にポルトガルへ行く予定だ。
(ポルトには絶対おいで、案内するよ) -
ー道ばたで沢山の魔除けのお面を売っているー
<木彫りのお面を買いたいんだけれど>
≪いいわよ≫
大きな古い木のお面が置いてある。で、いくらか尋ねる。
<そのお面いくら?>
(売り物じゃないよ)
僕が帰ろうとすると大量生産の瀬戸物のお面を勧めてくる。
(このお面はどうだい)
<いらないよ>
結局、木のお面を手に入れることができた。 -
ーホテルへ戻ってきて着替えをし、パロゾンへ向かうー
-
ーパロゾンの下を流れるパロチューを見下ろすー
-
ーパロゾンから眺める山々ー
-
ー夕闇の迫るパロゾンの外観ー
パロ ゾン 寺院・教会
-
ーパロ・ゾンの前を流れるパロ・チュー
ほとんどのゾンが川の畔に建てられている。パロ ゾン 寺院・教会
-
ーキラの工房ー
ここで妻はキラを買い、着方を教えてもらう。
<今夜のディナーはキラを着るの?>
≪そう≫ -
ーホテル本館のレストランの入り口ー
西欧系のホテルとは違う空気が漂う応接間 -
■11月30日:パロ→バンコック空港→成田空港
もう、最後の朝がやってきてしまった。
≪短い旅だったわ≫
<もっと長い時間ここにいてもいいね>
やはり、僕らの基本は歩いての旅だ。
車で簡単に進んでしまう旅は、僕らにはまだ早すぎる。
≪でも、苦労のない旅もいいわ≫ -
ー僕らのコッテージからパロチュー方面を眺めるー
-
ーバンコク国際空港へ向かう定期便ー
往きとは違って、大きなジェット機で帰る。パロ空港 (PBH) 空港
-
ーザックで飛行機に乗りこむのは何時も僕らだけだー
-
―バンコック国際空港ー
最後に残ったドルで食べる日本食。
≪キャッシュはこれが最後よ≫
<何とかご飯を食べられるだけで幸せだね>
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