おばさん２人インドに感動するの巻 アグラ編

2017/02/08 - 2017/02/12

ふと目にしたHISの格安インドの旅。
よし!充電をしに行くか!!
友人の５７歳の女友達を誘い、いざインドの街へレッツラゴー!!

感動の長編!
ハンカチーフのご用意を・・・(笑)

エリア アグラ(インド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩

ふとHISのサイトを見ると・・・

■初夢フェア第2弾■滞在中の朝食付でこの価格！
全日空往復直行便で行く　
インド・デリー5日間スタンダードクラスホテル

お値段・・・

３９９００円!!!

安い!
安すぎる!!

誰がどこで儲けているかは不明です。

１人でふらっと行こうかと思いましたが、さすがのインド、ちと不安。
友人にLINEで聞くと５分後にお返事が。
「行く!!」

そんな即決すぎて、ある意味男らしすぎるおばさんずのインドの旅決定です。

問題のビザなんだけど。
ネットだけで終わるeTVを申し込みしたのね。

これからはこの方法が主流になると違うのかな？

各項目の入力とパスポートと写真をネットにアップしたりがちょっと手間取ったけど、
なんとか翌日にはメールでビザが交付されました。
うむ、ベリー便利じゃ。

するとHISから「通常のビザとeTVのビザでは現地での送迎が別になります。eTVビザの方は送迎が有料となり、お１人３０００円です」

は!?
何それ??
聞いてないよ?

多少? 文句を言ったところ「ちゃんと旅行規定のところに書いてあります」との返答が。

いやー騙された感満載でしたね。

いやさ、規定を読んで【読みました　申し込み】のとこをクリックするのはわかってますよ?
３０００円別途なら３９９００円からの大台に乗るわけじゃん?

そんなわけでこれからは
災害での返金はありません、とか
現地での食べ物には気をつけて下さいとか、
そんな当たり前のことが書いてある規定もちゃんと読もうと思ったワタクシでございます。

列車チケットは予め日本で取得済。
２４時間LINEでしかも日本語OKな「Hello Indo Trevel」さんで取得。
奥様が日本人らしく初心者なわたしには安心な取引でした。

日本国内で列車のチケットを確保したい方、
満足度120パーセントのHello Indo Travelさん、検索してみて下さいー

朝はホテルの車でデリー駅まで送ってもらいました。
朝にフロントに下りていくとスタッフさん達、毛布にくるまって寝ていました(笑)

さて、アグラーに向けてレッツラゴー!

騙す人は沢山いるというデリー駅。
ふふふ。
「こんなにあちこちに書いてあるのに騙される人なんているんだ?」なんて思っていたわたし。

はーい!
騙されましたー(笑)

いやいや、笑い事じゃないだろ?

だってさ(言い訳を聞いてください)

まず駅に行くとすごい人だらけ!
あ、写真を撮っておこうとスマホを出しもぞもぞしていると・・・

「こら! 写真はダメだ! お前ら観光客か!」
※現地の言葉です。
かなり怒った駅員さん(風)のおじさんがこっちに来ました。

「まったくしょうがない奴らだ　どれ、チケットを見せてみろ!」

あーあ、やっちゃってるよ・・・のコメントお願いします(笑)

そう言いながら、横を通る欧米の観光客のチケットをチェックしながら、
「お前は行ってよし!」みたいなことを言ってるの。

まさに駅員さんです。

わたしたちのチケットを見て
「このチケットはダメだ! これはインド人専用のチケットだぞ!!」

そう言いながらチケットの「GENERAL」のとこに強く・・・そう、力強く◎をつけていました。

「仕方ないな、日本人か?ちょっと待て」
そう言いながら駅員のおじさんはどこかに電話をかけています。

日本人のおばさん２人は仔うさぎのようにビクビクしています。
♪あーる晴れたーひーる下がり?市場へ続く道ー?
ドナドナの曲が頭をよぎります。

友人が電話を変わりました。
「はいはい、そうなんです　このチケットがインド人専用らしくて・・・」
そう友人が相手と話をしています。

電話の相手は日本語が話せる親切な人。
別の場所に行って観光客用のチケットに代えないとダメと教えてくれました。

電話を切り、どうしようか悩むおばさん２人。
ふとチケットを手配してくれたHello Indo TraveさんのLINEの文章を思い出しました。
「むやみに列車チケットを他人には見せないで下さい」

と、とりあえずエントリー口に行ってみようということになり、
「おい! ちょっと待て! こら!」←たぶんこう言ってるハズ
駅員さんを振り切りホームにたどり着きました。

あ・・・さっきの駅員さんがいない・・・

もしかして騙されかけた?わたしたち?

いきなり初日にインドの醍醐味を経験しましたー(泣)

バタバタしながらも無事に乗車。
なんだよ・・・何がインド人専用のチケットだよ・・・
バカヤロー。

デリーからアグラーまで２時間の旅。
ふふふ。
なかなか乗り心地が良いぞ♪

出発後しばらくはスムーズに走っていました。
１時間走ると・・・止まった。
ん? なんだ?
案内はなし。
１０分・・・１５分・・・２０分・・・３０分・・・
そして１時間動きません。
外の景色もさすがに飽きました。

しかも誰も文句も言いません。
さすがインドだ?

この列車は軽食が付いてるので友人に
「こうやって止まってる時に食事出してくれればいいのにねぇ」と。

ウイーン。
やっと動き出したわー
いったいなんだったんだろ?

直後に食事が運ばれてきました。
え、まさか?
あの１時間の停止はこの食事の材料の積み込み待ちだったとか?

業者さんの搬入待ちだった疑いが大!!(笑)

そっか?そこ重大か?
待ってる間にアグラー着いたぞ?
まぢか?

すげーな、インド!!

アグラーに１時間遅れで到着。
ふぅーここがタージマハルの街アグラーか。

列車を降りるとお約束のリキシャードライバーの歓迎会開催!
すげーぞー

警察の取り締まりが厳しくなったのかね?
わたしらが降りるのと同時に、リキシャーがクモの子を散らすように、
道路のほうに逃げていくの。

横を見ると警察が何か言いながら棒を振ってる。
ここから先にはリキシャーは立ち入り禁止なんだね、きっと。

さてとどうするか・・・。
リキシャーから見たらわたしらは「ネギを背負ってるカモ」に見えるんだろうね。
こっちを見る目が怖いわ!!

ふと列車で近くの席に座っていた女子力の高い日本人の子がいたので、
これからどうするの?」と聞くと
「ツアーのドライバーが迎えに来てるハズ・・・あ!いた!」と

そのツアードライバーに「タージまで行きたいけど何ルピーで行くかな?」と聞きました。
「そうね、２００ルピーぐらいよ」と。

実は200ルピーでも高いよね？

ついでにリキシャーに交渉してもらいました。

リキャーに乗り込むとすぐに営業トークに。

タージまでは２００だけど１日貸切だと１２００でいいよ!
おいー高いよーボルなよー

タージまででいいからさ。
いやいや、安くするから!
なら５００ならお願いするわー
えー５００? ん?　OKっ!

こんなやり取りがあり、リキシャーのおっちゃんと「タージとその回りのシルク・宝石・大理石・サリーをめぐる旅が始まりましたとさ(泣)

リキシャーのおっちゃんが
「この先がタージだよ　１１時３０になったらここに帰っておいで」
そう送り出してくれました。
ここってどこだよ、帰ってこれるかなぁ?

タージの入り口で入場料を払う。
１０００ルピー。たけーな。

チケットをもらうと
「へい! ガイドはどお?」
「いや、いらないよ」
「無料だよ! ほんとに無料だから!」と

インドでは無料は無料なんだけど・・・
リベートとか袖の下とかワイロとかそんなのが付属されるんだよねぇ。

親切を心から歓迎出来ない４７歳ジャパニーズ女子。

ガイドが英語で説明してくれる。
なるほど・・・

友人はタージを見て泣いてました。
嗚呼、わかるわー
わたしも６年前に見たとき泣いたもん。

タージマハル、マジで世界一の遺産だと思います!!

無料のガイドと歩いてると、
有料のカメラマンを紹介してきた。

出たよ、この展開。

１枚１００ルピー。
買わなくても全然いいよ。と。

まあ、はっきりと断れないジャパニーズ女子。
NOと言えない日本人、そんな本があったっけー

ここは、こう。
ここではこんなポーズ。
カシャ　カシャ
あなたは篠山紀信デスカ?
GOROに掲載されちゃう勢いで撮られるおばさんず。
※　GOROは年配のお父さんに聞こう!!

おーいい写真が撮れましたよ?
あなたは２０枚、あなたはえーと２２枚。
焼いたCDは無料で付けますよ!
素晴らしい写真です。
お２人とも２０００ルピーずつです。

おい、お前ケンカ売ってるのか?
なんて言った?
２０００だ?
世界遺産より高いじゃないか!!

と心の中で思ったわたし。

いらないよ、そんなに。
１枚でいいよ。

納得いかないカメラマンと説得に加勢する無料のガイド。

まあ、せっかくだからいいか?
(ニホンジンやさしー)
５枚を５００ルピーで購入。

その後に大理石の店だとか３ヵ所を回らせてくれた無料のガイド。

ったく・・・
買わないのに時間の無駄だよ。
うちらばばあで人生の時間も限りあるんだからさ。

見るだけ！
見るだけだから！

もうさ、そういうのはいいってば…

サリー屋さんが素敵なのはわかった。
宝石屋さんが素晴らしいのもわかった。
シルクとコットンがいいのも十分わかったから、
次のアグラ城に連れて行ってくれや。

リキシャーのドライバーには、購入金額の何パーセントが入る仕組みなんだろうね？

でも、この旅で何度かリキシャーに乗ったけど、
語学力があるドライバーのほうが確実に稼ぎがいいんだろうね。
英語はもとより、日本語で「大丈夫です！ 日本いい所です」なんて言われると、親近感わくもんね。

全くの無言のドライバーさんだと、乗ってお金払って降りて、
それだけで終わっちゃうもんね。

嗚呼、語学力はどこに売ってますか？
amazonで当日配達で買いますので、よろしくお願いします。

ネクスト観光地にゴーゴーだよ！

あちこち遠回りしたけど、やっとアグラ城に着いた！

タージマハルと違ってこちらは強い感じがします。
タージマハルが女性なら、アグラ城は男性ですね。

しかし、タージもここも装飾が素晴らしいですね。
細かくて美しくてそれが全体にあるんだもの。

時の流れって恐ろしいですね。
こんなに細かい作業をしていた昔のインドの人。
なんで今はこんなに大雑把な人らになっちゃったのかしらね？

アグラ城のあちこちにいるリス。
インド全体にいるのかー

リス男を発見！
自分の手にリスを乗せて自由自在！

こいつらとボクは一心同体さ！
さあ！そこの観光客！手を出してみなさい！

手を出すと魔法の粉を手にパラリと乗せてくれる…
こ、これは?

するとリスがわたしの手の上に乗るではないか！
すげーぞ！魔法の粉！

ドヤ顔のリス男。
「はい、20ルピーをちょうだいね」

おいおい、リスはお前のペットじゃないだろ！
お菓子をパラリと乗せただけで金取るんじゃないぞ！

まあ、20ルピー払ったけどね。
リス可愛かったしさ。

今回の旅行にはチェキを持って行きました。
撮影するとすぐに現像できて、ウィーンって写真が出てくるアレ。

6年前にインドに来てあちこちで写真を撮ったけど、
その場で写真をインドの子供たちに渡せたら喜ぶだろうなぁーと思ってたからさ。

これが想像以上にウケました。
子供はもちろん大喜び。
ジワジワと現像され浮かんでくる写真に興味しんしん！

一緒に行った友人は「これはねマジックなのよ」と写真に息を吹きかけていました笑

子供たちも一緒になってフーフーしてました。
可愛い！

プレゼントした写真を持っていてくれて、いつだかのジャパニーズの女の人にもらったなーと思い出してくれれば本望さ！

日本はいいおばさんがいる。
君たちの心に刻まれたかな？笑

アグラ城から見たタージマハル。
右上に鳥の羽ばたきを収めるという篠山バリの技術者。
わたしを先生と呼んでくれてよろしくてよ？

何人の人がここからタージマハルを見て感傷に浸ったのかしら。

愛妻の為に国家の財政か傾くほどにお金をかけて建設したお墓。
幽閉され無くなった主人。

今では最高の観光資源になって、お金を稼ぎまくっているお墓。

タージマハルの近くには高層ビルとか立たないで欲しいな。

おばちゃんちょっとおセンチになっちゃう。

グルグルー
んーお腹空いたわ。

幽閉されたら美味しいものも食べられないもんね！

ネクストレストランにゴーゴー！

旅といえば美味しい食事！
あー好き嫌いなくて良かったー
お母さん！ありがとう！

リキシャーのドライバーに連れてってもらったレストラン。
2階のちょっとしたオープンテラスのような席にしました。

オホホホ。
今日はオープンテラスでお食事よ、マダム。
ハエが超いっぱい飛んでるけど、
気にしなくてよろしくてよ。

ちょっとしたターリーにしました。
あと、タンドリーチキンのハーフ。

美味い！
激うま！

帰りに厨房の中を見せてもらいました。
ほほう、綺麗な厨房だ。

お腹もいっぱいになったし、
ドライバー！
宝石を見に行くぞ！

リキシャーのおっちゃんにアグラー駅まで送ってもらった。

おっちゃん最後にいいこと言ってたな。

要約すると。。。
「クミ、タカ、あなたたちの旅が安全でありますように、無事に楽しくインドの旅ができますように 気をつけて！じゃあな！」

おっちゃん…
最後にチップを要求してきたけど、いい奴じゃん！
おっちゃんにはおっちゃんの生活があるもんね！
4人の子供の為にこれからも体に気をつけて頑張っておくれ！！

時間どーりに動く日本人。
17時って言ったら17時だ！
5分前の集合は鉄則だ！
昔の上司がそんなこと言ってたな…

アグラー駅の列車時刻の掲示板を見ると、
予約してる列車は1時間遅れ。
ナルホド。。。

ここでウダウダしてても勿体無いので、
駅周辺の探索に出かけました！

川口隊長！
双頭の蛇はいますか?
イエティはいますか?

とりあえず、チャイ屋に落ち着きました。
チャイ、飲んだなー
20杯は飲んだ！
みんなホントに美味しかった！

ジンジャーがいい感じに効いててね。
チャイ屋でチェキで遊びながら、列車が来るのを待ちました。

チャイ屋の少年！
なかなかナイスガイだぞ！

みんな自分のチェキの写真を嬉しそうに眺めています。
みんなニコニコ顔だ。

俺も撮ってくれ、
次は俺だ。

わかった、わかった、おっさん達。
ハイチーズだぞ！

みんな写真が好きだよね。
楽しかったぞーアグラ！

翌日のハリドワール編につづく。
このハリドワールが最高だったのよん。